ペットの医療費に、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
群馬県が1,023円で1位。
47都道府県の平均は441円、中央値は391円です。
1位と47位の差は5.09倍、消費支出に占める割合で見ると4.88倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
441円
1か月の動物病院代(2024年)
最も多い 群馬県
1,023円
最も少ない 宮崎県
201円
地図で見る
| 項目 | 1か月の動物病院代 |
|---|---|
| 北海道 | 527円 |
| 青森県 | 211円 |
| 岩手県 | 281円 |
| 宮城県 | 358円 |
| 秋田県 | 245円 |
| 山形県 | 356円 |
| 福島県 | 374円 |
| 茨城県 | 722円 |
| 栃木県 | 347円 |
| 群馬県 | 1,023円 |
| 埼玉県 | 595円 |
| 千葉県 | 531円 |
| 東京都 | 383円 |
| 神奈川県 | 916円 |
| 新潟県 | 302円 |
| 富山県 | 344円 |
| 石川県 | 368円 |
| 福井県 | 380円 |
| 山梨県 | 443円 |
| 長野県 | 262円 |
| 岐阜県 | 855円 |
| 静岡県 | 528円 |
| 愛知県 | 407円 |
| 三重県 | 490円 |
| 滋賀県 | 426円 |
| 京都府 | 415円 |
| 大阪府 | 638円 |
| 兵庫県 | 696円 |
| 奈良県 | 542円 |
| 和歌山県 | 283円 |
| 鳥取県 | 465円 |
| 島根県 | 216円 |
| 岡山県 | 548円 |
| 広島県 | 360円 |
| 山口県 | 467円 |
| 徳島県 | 320円 |
| 香川県 | 546円 |
| 愛媛県 | 289円 |
| 高知県 | 331円 |
| 福岡県 | 391円 |
| 佐賀県 | 334円 |
| 長崎県 | 492円 |
| 熊本県 | 220円 |
| 大分県 | 432円 |
| 宮崎県 | 201円 |
| 鹿児島県 | 529円 |
| 沖縄県 | 361円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは群馬県です。
次いで神奈川県、岐阜県、茨城県、兵庫県が続きます。
淡いのは宮崎県、青森県、島根県でした。
47都道府県の平均は441円、中央値は391円です。
群馬県の1,023円は平均の2.32倍にあたります。
1位と47位で5.09倍の開きがありました。
金額の差は月あたり822円です。
消費支出に占める割合で見ると群馬県が0.39パーセントで最も高く、開きは4.88倍になります。
金額1位の群馬県は割合では1位、割合1位の群馬県は金額では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の動物病院代(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 群馬県 | 1023 | 関東 | 0.39 |
| 2 | 神奈川県 | 916 | 関東 | 0.34 |
| 3 | 岐阜県 | 855 | 中部 | 0.33 |
| 4 | 茨城県 | 722 | 関東 | 0.27 |
| 5 | 兵庫県 | 696 | 近畿 | 0.27 |
| 6 | 大阪府 | 638 | 近畿 | 0.26 |
| 7 | 埼玉県 | 595 | 関東 | 0.24 |
| 8 | 岡山県 | 548 | 中国 | 0.23 |
| 9 | 香川県 | 546 | 四国 | 0.23 |
| 10 | 奈良県 | 542 | 近畿 | 0.21 |
| 11 | 千葉県 | 531 | 関東 | 0.19 |
| 12 | 鹿児島県 | 529 | 九州 | 0.24 |
| 13 | 静岡県 | 528 | 中部 | 0.21 |
| 14 | 北海道 | 527 | 北海道 | 0.23 |
| 15 | 長崎県 | 492 | 九州 | 0.21 |
| 16 | 三重県 | 490 | 近畿 | 0.21 |
| 17 | 山口県 | 467 | 中国 | 0.2 |
| 18 | 鳥取県 | 465 | 中国 | 0.17 |
| 19 | 山梨県 | 443 | 中部 | 0.17 |
| 20 | 大分県 | 432 | 九州 | 0.18 |
| 21 | 滋賀県 | 426 | 近畿 | 0.15 |
| 22 | 京都府 | 415 | 近畿 | 0.17 |
| 23 | 愛知県 | 407 | 中部 | 0.16 |
| 24 | 福岡県 | 391 | 九州 | 0.18 |
| 25 | 東京都 | 383 | 関東 | 0.15 |
| 26 | 福井県 | 380 | 中部 | 0.14 |
| 27 | 福島県 | 374 | 東北 | 0.15 |
| 28 | 石川県 | 368 | 中部 | 0.13 |
| 29 | 沖縄県 | 361 | 九州 | 0.17 |
| 30 | 広島県 | 360 | 中国 | 0.14 |
| 31 | 宮城県 | 358 | 東北 | 0.14 |
| 32 | 山形県 | 356 | 東北 | 0.14 |
| 33 | 栃木県 | 347 | 関東 | 0.13 |
| 34 | 富山県 | 344 | 中部 | 0.12 |
| 35 | 佐賀県 | 334 | 九州 | 0.15 |
| 36 | 高知県 | 331 | 四国 | 0.15 |
| 37 | 徳島県 | 320 | 四国 | 0.13 |
| 38 | 新潟県 | 302 | 中部 | 0.12 |
| 39 | 愛媛県 | 289 | 四国 | 0.13 |
| 40 | 和歌山県 | 283 | 近畿 | 0.13 |
| 41 | 岩手県 | 281 | 東北 | 0.11 |
| 42 | 長野県 | 262 | 中部 | 0.1 |
| 43 | 秋田県 | 245 | 東北 | 0.1 |
| 44 | 熊本県 | 220 | 九州 | 0.09 |
| 45 | 島根県 | 216 | 中国 | 0.08 |
| 46 | 青森県 | 211 | 東北 | 0.1 |
| 47 | 宮崎県 | 201 | 九州 | 0.09 |
動物病院代が多い上位5県
動物病院代が多い上位5県です。
群馬県は1,023円、神奈川県は916円、岐阜県は855円でした。
群馬県は2位の神奈川県の1.12倍です。
4位は茨城県で722円、5位は兵庫県で696円。
6位以下は大阪府、埼玉県、岡山県と続きました。
47都道府県の平均は441円、中央値は391円です。
1位の群馬県は平均を582円上回り、平均の2.32倍にあたります。
2位と3位の差は61円、3位と4位の差は133円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の群馬県は12,276円ほどになります。
上位5県の平均は842円で、47都道府県の平均を401円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は327円あります。
中央値と比べると1位は2.62倍でした。
1位は北関東の県でした。
全国の平均を大きく上回ります。
1位の群馬県と5位の兵庫県の差は327円、1位と8位の差は475円でした。
消費支出に占める割合で見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は1世帯当たりの動物病院代の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は群馬県の0.39パーセント、2位は神奈川県0.34パーセント、3位は岐阜県0.33パーセント。
4位以下は茨城県、兵庫県と続きます。
逆に割合の下位は宮崎県0.09パーセント、島根県0.08パーセント。
群馬県と島根県では4.88倍の開きです。
47都道府県の平均は0.18パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ても1位は変わりません。
ペットを飼う世帯の割合が効いてきます。
一戸建てが多く庭のある家では、犬を飼いやすくなります。
住まいの形とペットの飼い方は結びついています。
ペットの医療は保険がきかないため、1回あたりの負担が大きくなります。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が645円で最も高く、東北6県が304円で最も低くなります。
北海道527円と近畿7府県499円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
動物病院代が少ない下位5県
動物病院代が少ない下位5県です。
47位の宮崎県は201円、46位の青森県は211円、45位の島根県は216円でした。
1位の群馬県とは5.09倍の差があります。
44位は熊本県で220円、43位は秋田県で245円、42位は長野県で262円と続きます。
47位は九州の県でした。
1位との差は5.09倍にのぼります。
47位の宮崎県は平均の45.6パーセント、中央値の51.4パーセントにあたります。
平均との差は240円でした。
1位と47位の差は月あたり822円。
1年に直すと9,864円の開きになります。
46位との差は10円、45位との差は15円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は219円。
47都道府県の平均を222円下回り、上位5県との差は624円になります。
47位の宮崎県と43位の秋田県の差は44円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
地方別に見る
動物病院代は、一戸建ての多い地方で多くなります。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が645円で最も高くなります。
次いで北海道が527円、近畿7府県が499円、中部9県が432円と続きました。
低いほうは中国5県が411円、四国4県が372円、九州・沖縄8県が370円、東北6県が304円でした。
消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
関東7都県が0.24パーセント、北海道が0.23パーセント、近畿7府県が0.2パーセントの順に高く、最も低いのは東北6県が0.12パーセントです。
このグラフについての豆知識
ペット関連の支出
ペットに関する支出は、動物病院代、他のペット関連サービス、ペットフードなどに分かれています。
このうち動物病院代は、公的な医療保険がきかないため1回あたりの負担が大きくなります。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の群馬県は1,023円、47位の宮崎県は201円。
両者の間には5.09倍、金額にして月822円の開きがあります。
47都道府県の平均は441円、中央値は391円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると群馬県が0.39パーセントで最も高く、平均は0.18パーセント。
開きは4.88倍になります。
順位の並びがにている記事
1世帯当たりの動物病院代の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【事務職の平均月給】平均26.6万円、人気職種の相場(順位相関0.63)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【第1次産業で働く人】農林漁業で働く人は全国3.3%、最も高い県と最も低い都で32倍(相関-0.61)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1か月の動物病院代
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 374 | 青森県 211 |
| 関東 | 群馬県 1023 | 栃木県 347 |
| 中部 | 岐阜県 855 | 長野県 262 |
| 近畿 | 兵庫県 696 | 和歌山県 283 |
| 中国 | 岡山県 548 | 島根県 216 |
| 四国 | 香川県 546 | 愛媛県 289 |
| 九州 | 鹿児島県 529 | 宮崎県 201 |
まとめ
1か月の動物病院代を47都道府県で比べると、最も高い群馬県で1,023円、最も低い宮崎県で201円でした。
1位と47位の差は5.09倍です。
47都道府県の平均は441円、中央値は391円。
1位と47位の金額の差は月あたり822円、1年で9,864円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは4.88倍でした。
ここまでの1世帯当たりの動物病院代の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、ペットを飼わない世帯も分母に入ること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では群馬県が0.39パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと関東7都県が645円で最も高く、消費支出に占める割合では関東7都県が0.24パーセントで最も高くなりました。
身の回り用品への支出や一戸建ての数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109026)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109026)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
