おもちゃに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
石川県が1,170円で1位。
47都道府県の平均は571円、中央値は524円です。
1位と47位の差は3.81倍、消費支出に占める割合で見ると3.07倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
571円
1か月の玩具への支出(2024年)
最も多い 石川県
1,170円
最も少ない 青森県
307円
おもちゃへの支出が多い上位5県
おもちゃへの支出が多い上位5県です。
石川県は1,170円、山口県は1,094円、静岡県は797円でした。
石川県は2位の山口県の1.07倍です。
4位は岐阜県で769円、5位は愛媛県で760円。
6位以下は滋賀県、埼玉県、福岡県と続きました。
47都道府県の平均は571円、中央値は524円です。
1位の石川県は平均を599円上回り、平均の2.05倍にあたります。
2位と3位の差は297円、3位と4位の差は28円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の石川県は14,040円ほどになります。
上位5県の平均は918円で、47都道府県の平均を347円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は410円あります。
中央値と比べると1位は2.23倍でした。
1位は北陸の県でした。
全国の平均を大きく上回ります。
1位の石川県と5位の愛媛県の差は410円、1位と8位の差は493円でした。
消費支出に占める割合で見ます
ここから先は、1世帯当たりの玩具への支出がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は山口県の0.46パーセント、2位は石川県0.42パーセント、3位は愛媛県0.34パーセント。
4位以下は静岡県、岐阜県と続きます。
逆に割合の下位は奈良県0.15パーセント、鳥取県0.15パーセント。
山口県と鳥取県では3.07倍の開きです。
47都道府県の平均は0.23パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ると、別の県が上位に来ます。
子どものいる世帯の割合が効いてきます。
総世帯の平均なので、子どものいない世帯も分母に入ります。
子どもの多い地域ほど平均額が上がります。
祖父母が孫に買う分もここに入ります。
三世代で住む家の多い地域では、支出が増えると考えられます。
地方別に県の平均を出すと、中部9県が669円で最も高く、東北6県が465円で最も低くなります。
中国5県631円と北海道619円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
おもちゃへの支出が少ない下位5県
おもちゃへの支出が少ない下位5県です。
47位の青森県は307円、46位の三重県は363円、45位の岩手県は372円でした。
1位の石川県とは3.81倍の差があります。
44位は和歌山県で376円、43位は鹿児島県で384円、42位は福島県で391円と続きます。
47位は東北の県でした。
1位との差は3.81倍にのぼります。
47位の青森県は平均の53.8パーセント、中央値の58.6パーセントにあたります。
平均との差は264円でした。
1位と47位の差は月あたり863円。
1年に直すと10,356円の開きになります。
46位との差は56円、45位との差は65円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は360円。
47都道府県の平均を211円下回り、上位5県との差は558円になります。
47位の青森県と43位の鹿児島県の差は77円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
地図で見る
| 項目 | 1か月の玩具への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 619円 |
| 青森県 | 307円 |
| 岩手県 | 372円 |
| 宮城県 | 665円 |
| 秋田県 | 577円 |
| 山形県 | 478円 |
| 福島県 | 391円 |
| 茨城県 | 609円 |
| 栃木県 | 468円 |
| 群馬県 | 642円 |
| 埼玉県 | 687円 |
| 千葉県 | 667円 |
| 東京都 | 573円 |
| 神奈川県 | 627円 |
| 新潟県 | 524円 |
| 富山県 | 477円 |
| 石川県 | 1,170円 |
| 福井県 | 423円 |
| 山梨県 | 597円 |
| 長野県 | 602円 |
| 岐阜県 | 769円 |
| 静岡県 | 797円 |
| 愛知県 | 659円 |
| 三重県 | 363円 |
| 滋賀県 | 746円 |
| 京都府 | 500円 |
| 大阪府 | 675円 |
| 兵庫県 | 458円 |
| 奈良県 | 394円 |
| 和歌山県 | 376円 |
| 鳥取県 | 426円 |
| 島根県 | 485円 |
| 岡山県 | 516円 |
| 広島県 | 633円 |
| 山口県 | 1,094円 |
| 徳島県 | 473円 |
| 香川県 | 481円 |
| 愛媛県 | 760円 |
| 高知県 | 481円 |
| 福岡県 | 677円 |
| 佐賀県 | 508円 |
| 長崎県 | 488円 |
| 熊本県 | 643円 |
| 大分県 | 485円 |
| 宮崎県 | 492円 |
| 鹿児島県 | 384円 |
| 沖縄県 | 580円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは石川県です。
次いで山口県、静岡県、岐阜県、愛媛県が続きます。
淡いのは青森県、三重県、岩手県でした。
47都道府県の平均は571円、中央値は524円です。
石川県の1,170円は平均の2.05倍にあたります。
1位と47位で3.81倍の開きがありました。
金額の差は月あたり863円です。
消費支出に占める割合で見ると山口県が0.46パーセントで最も高く、開きは3.07倍になります。
金額1位の石川県は割合では2位、割合1位の山口県は金額では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の玩具への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 石川県 | 1170 | 中部 | 0.42 |
| 2 | 山口県 | 1094 | 中国 | 0.46 |
| 3 | 静岡県 | 797 | 中部 | 0.31 |
| 4 | 岐阜県 | 769 | 中部 | 0.3 |
| 5 | 愛媛県 | 760 | 四国 | 0.34 |
| 6 | 滋賀県 | 746 | 近畿 | 0.27 |
| 7 | 埼玉県 | 687 | 関東 | 0.27 |
| 8 | 福岡県 | 677 | 九州 | 0.3 |
| 9 | 大阪府 | 675 | 近畿 | 0.28 |
| 10 | 千葉県 | 667 | 関東 | 0.24 |
| 11 | 宮城県 | 665 | 東北 | 0.27 |
| 12 | 愛知県 | 659 | 中部 | 0.26 |
| 13 | 熊本県 | 643 | 九州 | 0.27 |
| 14 | 群馬県 | 642 | 関東 | 0.24 |
| 15 | 広島県 | 633 | 中国 | 0.25 |
| 16 | 神奈川県 | 627 | 関東 | 0.23 |
| 17 | 北海道 | 619 | 北海道 | 0.27 |
| 18 | 茨城県 | 609 | 関東 | 0.22 |
| 19 | 長野県 | 602 | 中部 | 0.23 |
| 20 | 山梨県 | 597 | 中部 | 0.23 |
| 21 | 沖縄県 | 580 | 九州 | 0.27 |
| 22 | 秋田県 | 577 | 東北 | 0.24 |
| 23 | 東京都 | 573 | 関東 | 0.22 |
| 24 | 新潟県 | 524 | 中部 | 0.2 |
| 25 | 岡山県 | 516 | 中国 | 0.22 |
| 26 | 佐賀県 | 508 | 九州 | 0.22 |
| 27 | 京都府 | 500 | 近畿 | 0.21 |
| 28 | 宮崎県 | 492 | 九州 | 0.23 |
| 29 | 長崎県 | 488 | 九州 | 0.21 |
| 30 | 大分県 | 485 | 九州 | 0.2 |
| 30 | 島根県 | 485 | 中国 | 0.18 |
| 32 | 香川県 | 481 | 四国 | 0.2 |
| 32 | 高知県 | 481 | 四国 | 0.22 |
| 34 | 山形県 | 478 | 東北 | 0.19 |
| 35 | 富山県 | 477 | 中部 | 0.17 |
| 36 | 徳島県 | 473 | 四国 | 0.2 |
| 37 | 栃木県 | 468 | 関東 | 0.18 |
| 38 | 兵庫県 | 458 | 近畿 | 0.18 |
| 39 | 鳥取県 | 426 | 中国 | 0.15 |
| 40 | 福井県 | 423 | 中部 | 0.16 |
| 41 | 奈良県 | 394 | 近畿 | 0.15 |
| 42 | 福島県 | 391 | 東北 | 0.15 |
| 43 | 鹿児島県 | 384 | 九州 | 0.17 |
| 44 | 和歌山県 | 376 | 近畿 | 0.17 |
| 45 | 岩手県 | 372 | 東北 | 0.15 |
| 46 | 三重県 | 363 | 近畿 | 0.16 |
| 47 | 青森県 | 307 | 東北 | 0.15 |
このグラフについての豆知識
総世帯の平均という見方
この数字は子どものいない世帯も含めた総世帯の平均です。
子どものいる世帯だけの支出額ではありません。
祖父母が孫に買う分も含まれるため、三世代で住む家の多い地域では平均額が上がります。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の石川県は1,170円、47位の青森県は307円。
両者の間には3.81倍、金額にして月863円の開きがあります。
47都道府県の平均は571円、中央値は524円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると山口県が0.46パーセントで最も高く、平均は0.23パーセント。
開きは3.07倍になります。
順位の並びがにている記事
この1世帯当たりの玩具への支出の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【図書館の非常勤司書の数】全国9,593人、窓口を支える人(順位相関0.61)です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.49)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1か月の玩具への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 665 | 青森県 307 |
| 関東 | 埼玉県 687 | 栃木県 468 |
| 中部 | 石川県 1170 | 福井県 423 |
| 近畿 | 滋賀県 746 | 三重県 363 |
| 中国 | 山口県 1094 | 鳥取県 426 |
| 四国 | 愛媛県 760 | 徳島県 473 |
| 九州 | 福岡県 677 | 鹿児島県 384 |
まとめ
1か月の玩具への支出を47都道府県で比べると、最も高い石川県で1,170円、最も低い青森県で307円でした。
1位と47位の差は3.81倍です。
47都道府県の平均は571円、中央値は524円。
1位と47位の金額の差は月あたり863円、1年で10,356円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは3.07倍でした。
ここまでの1世帯当たりの玩具への支出の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、子どものいない世帯も分母に入ること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では山口県が0.46パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと中部9県が669円で最も高く、消費支出に占める割合では北海道が0.27パーセントで最も高くなりました。
文房具への支出や子どもの割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【子どもの割合】を47都道府県で比較すると15%を超えるのは1県だけ
- 【出生率】全国は人口1,000人あたり5.7人、開きは2.22倍
出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109023)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109023)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
