【授業料】1か月の平均は4,688円、10.64倍

【授業料】1か月の平均は4,688円、10.64倍

幼稚園から大学までの授業料への支出は、47都道府県の平均で1か月4,688円。
教育費のおよそ8割を占めます。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

奈良県が11,751円で1位。
47都道府県の平均は4,688円、中央値は3,949円です。
1位と47位の差は10.64倍、消費支出に占める割合で見ると9.83倍でした。

47都道府県の単純平均

4,688円

1か月の授業料等(2024年)

最も多い 奈良県

11,751円

最も少ない 秋田県

1,104円

地図で見る

1か月の授業料等(2024年)
1か月の授業料等(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 2,177円青森 1,725円岩手 2,187円宮城 4,610円秋田 1,104円山形 4,503円福島 2,505円茨城 6,566円栃木 6,583円群馬 3,404円埼玉 5,170円千葉 7,429円東京 7,926円神奈川 10,414円新潟 3,949円富山 5,247円石川 6,742円福井 6,686円山梨 4,313円長野 5,239円岐阜 5,454円静岡 3,217円愛知 6,251円三重 5,934円滋賀 9,976円京都 9,264円大阪 7,980円兵庫 8,536円奈良 11,751円和歌山 4,851円鳥取 2,160円島根 2,100円岡山 3,230円広島 4,426円山口 2,243円徳島 3,927円香川 3,480円愛媛 2,216円高知 1,975円福岡 3,811円佐賀 3,126円長崎 2,974円熊本 3,394円大分 2,790円宮崎 1,420円鹿児島 3,112円沖縄 2,241円
1か月の授業料等(円)
1か月の授業料等(2024年)
項目1か月の授業料等
北海道2,177円
青森県1,725円
岩手県2,187円
宮城県4,610円
秋田県1,104円
山形県4,503円
福島県2,505円
茨城県6,566円
栃木県6,583円
群馬県3,404円
埼玉県5,170円
千葉県7,429円
東京都7,926円
神奈川県10,414円
新潟県3,949円
富山県5,247円
石川県6,742円
福井県6,686円
山梨県4,313円
長野県5,239円
岐阜県5,454円
静岡県3,217円
愛知県6,251円
三重県5,934円
滋賀県9,976円
京都府9,264円
大阪府7,980円
兵庫県8,536円
奈良県11,751円
和歌山県4,851円
鳥取県2,160円
島根県2,100円
岡山県3,230円
広島県4,426円
山口県2,243円
徳島県3,927円
香川県3,480円
愛媛県2,216円
高知県1,975円
福岡県3,811円
佐賀県3,126円
長崎県2,974円
熊本県3,394円
大分県2,790円
宮崎県1,420円
鹿児島県3,112円
沖縄県2,241円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは奈良県です。
次いで神奈川県、滋賀県、京都府、兵庫県が続きます。
淡いのは秋田県、宮崎県、青森県でした。

47都道府県の平均は4,688円、中央値は3,949円です。
奈良県の11,751円は平均の2.51倍にあたります。

1位と47位で10.64倍の開きがありました。
金額の差は月あたり10,647円です。

消費支出に占める割合で見ると奈良県が4.52パーセントで最も高く、開きは9.83倍になります。

金額1位の奈良県は割合では1位、割合1位の奈良県は金額では1位でした。

順位都道府県1か月の授業料等(円)地方消費支出に占める割合
1奈良県11751近畿4.52
2神奈川県10414関東3.9
3滋賀県9976近畿3.54
4京都府9264近畿3.86
5兵庫県8536近畿3.34
6大阪府7980近畿3.28
7東京都7926関東3.02
8千葉県7429関東2.71
9石川県6742中部2.42
10福井県6686中部2.51
11栃木県6583関東2.55
12茨城県6566関東2.42
13愛知県6251中部2.46
14三重県5934近畿2.56
15岐阜県5454中部2.12
16富山県5247中部1.84
17長野県5239中部2
18埼玉県5170関東2.05
19和歌山県4851近畿2.22
20宮城県4610東北1.84
21山形県4503東北1.76
22広島県4426中国1.73
23山梨県4313中部1.66
24新潟県3949中部1.52
25徳島県3927四国1.64
26福岡県3811九州1.72
27香川県3480四国1.48
28群馬県3404関東1.28
29熊本県3394九州1.44
30岡山県3230中国1.38
31静岡県3217中部1.26
32佐賀県3126九州1.37
33鹿児島県3112九州1.4
34長崎県2974九州1.26
35大分県2790九州1.16
36福島県2505東北0.98
37山口県2243中国0.94
38沖縄県2241九州1.05
39愛媛県2216四国0.99
40岩手県2187東北0.86
41北海道2177北海道0.96
42鳥取県2160中国0.77
43島根県2100中国0.8
44高知県1975四国0.89
45青森県1725東北0.82
46宮崎県1420九州0.67
47秋田県1104東北0.46
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

授業料への支出が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の授業料等
上位5都道府県の1か月の授業料等 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 04,0008,000奈良県: 11,751円11,751円神奈川県: 10,414円10,414円滋賀県: 9,976円9,976円京都府: 9,264円9,264円兵庫県: 8,536円8,536円奈良県神奈川県滋賀県京都府兵庫県
上位5都道府県の1か月の授業料等
項目1か月の授業料等
奈良県11,751円
神奈川県10,414円
滋賀県9,976円
京都府9,264円
兵庫県8,536円
下位5都道府県の1か月の授業料等
下位5都道府県の1か月の授業料等 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 05001,0001,5002,000秋田県: 1,104円1,104円宮崎県: 1,420円1,420円青森県: 1,725円1,725円高知県: 1,975円1,975円島根県: 2,100円2,100円秋田県宮崎県青森県高知県島根県
下位5都道府県の1か月の授業料等
項目1か月の授業料等
秋田県1,104円
宮崎県1,420円
青森県1,725円
高知県1,975円
島根県2,100円

授業料への支出が多い上位5県です。

奈良県は11,751円、神奈川県は10,414円、滋賀県は9,976円でした。
奈良県は2位の神奈川県の1.13倍です。

4位は京都府で9,264円、5位は兵庫県で8,536円。
6位以下は大阪府、東京都、千葉県と続きました。

47都道府県の平均は4,688円、中央値は3,949円です。
1位の奈良県は平均を7,063円上回り、平均の2.51倍にあたります。

2位と3位の差は438円、3位と4位の差は712円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の奈良県は141,012円ほどになります。
上位5県の平均は9,988円で、47都道府県の平均を5,300円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は3,215円あります。
中央値と比べると1位は2.98倍でした。

私立志向の強い県が上位に並びました。
公立か私立かで、授業料は桁が変わります。

消費支出に占める割合でも同じ県が1位です

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯当たりの授業料等への支出の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は奈良県の4.52パーセント、2位は神奈川県3.9パーセント、3位は京都府3.86パーセント。

4位以下は滋賀県、兵庫県と続きます。
逆に割合の下位は宮崎県0.67パーセント、秋田県0.46パーセント。
奈良県と秋田県では9.83倍の開きです。
47都道府県の平均は1.86パーセントでした。

消費支出に占める比率でも、実数と同じ県が首位に立ちます。
所得が高いから払えるのか、払うために働くのか。
順序は数字からは分かりません。

公立高校の授業料は無償化されており、公立中心の県ではこの項目が小さくなります。
制度の違いが地域差を生んでいます。

中央値は3,949円で、平均の4,688円を下回ります。
少数の県が全体を押し上げている形です。

地方別に県の平均を出すと、近畿7府県が8,327円で最も高く、北海道が2,177円で最も低くなります。
関東7都県6,785円と中部9県5,233円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 01234奈良県: 4.54.5神奈川県: 3.93.9京都府: 3.93.9滋賀県: 3.53.5兵庫県: 3.33.3奈良県神奈川県京都府滋賀県兵庫県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
奈良県4.5
神奈川県3.9
京都府3.9
滋賀県3.5
兵庫県3.3

授業料への支出が少ない下位5県

授業料への支出が少ない下位5県です。

47位の秋田県は1,104円、46位の宮崎県は1,420円、45位の青森県は1,725円でした。
1位の奈良県とは10.64倍の差があります。

44位は高知県で1,975円、43位は島根県で2,100円、42位は鳥取県で2,160円と続きます。

10.64倍という開きは、教育費全体の7.61倍よりさらに大きくなっています。
授業料が教育費の差を作っていると言えます。

47位の秋田県は平均の23.5パーセント、中央値の28.0パーセントにあたります。
平均との差は3,584円でした。

1位と47位の差は月あたり10,647円。
1年に直すと127,764円の開きになります。

46位との差は316円、45位との差は621円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は1,665円。
47都道府県の平均を3,023円下回り、上位5県との差は8,323円になります。

このグラフについての豆知識

授業料等の中身

幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専修学校などの授業料と入学金が含まれます。

公立高校の授業料は就学支援金で実質無償のため、公立中心の地域ではこの項目が小さくなります。

家計調査との違い

当サイトには家計調査をもとにした支出の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。

この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。

数字の開き

1位の奈良県は11,751円、47位の秋田県は1,104円。
両者の間には10.64倍、金額にして月10,647円の開きがあります。

47都道府県の平均は4,688円、中央値は3,949円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると奈良県が4.52パーセントで最も高く、平均は1.86パーセント。
開きは9.83倍になります。

順位の並びがにている記事

この1世帯当たりの授業料等への支出の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

0.98という高い相関を示したのが【家計の教育費】1か月の平均は5,755円、7.61倍でした。
正反対だったのは【第1次産業で働く人】農林漁業で働く人は全国3.3%、最も高い県と最も低い都で32倍で、相関は-0.74です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た1か月の授業料等

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 4610秋田県 1104
関東神奈川県 10414群馬県 3404
中部石川県 6742静岡県 3217
近畿奈良県 11751和歌山県 4851
中国広島県 4426島根県 2100
四国徳島県 3927高知県 1975
九州福岡県 3811宮崎県 1420
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯の授業料等への支出を47都道府県で比べると、最も高い奈良県で11,751円、最も低い秋田県で1,104円でした。
1位と47位の差は10.64倍です。

47都道府県の平均は4,688円、中央値は3,949円。
1位と47位の金額の差は月あたり10,647円、1年で127,764円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは9.83倍でした。

この1世帯当たりの授業料等への支出の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、公立高校は実質無償であること。
2つ目は、子どものいない世帯も含めた平均であること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では奈良県が4.52パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと近畿7府県が8,327円で最も高く、消費支出に占める割合では近畿7府県が3.33パーセントで最も高くなりました。
教育費全体や公立高校の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010801)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010801)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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