同じ県のなかで泊まった人は、のべで全国8,905.68万人泊。
県外からの4億3,638万人泊と比べると、5分の1ほどの規模です。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。
東京都が1,233万人泊で1位。
47都道府県の平均は189.5万人泊、中央値は116.97万人泊です。
1位と47位の間には63.9倍の開き、人口10万人あたりでは14.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
189.5万人泊
県内からの延べ宿泊者数(2024年)
最も多い 東京都
1,233万人泊
最も少ない 徳島県
19.3万人泊
県内からの宿泊者が多い5都道府県
県内からの宿泊者が多い上位5都道府県です。
東京都は1,233万人泊、北海道は1,184.28万人泊、大阪府は582.1万人泊でした。
東京都は2位の北海道の1.04倍です。
4位は神奈川県で454.99万人泊、5位は愛知県で394.32万人泊。
上位5で全国の43.2パーセント、上位3で33.7パーセント、上位10で60.5パーセントでした。
1位だけで13.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は189.5万人泊なので、1位は平均の6.5倍。
中央値の116.97万人泊と比べると10.5倍にあたります。
6位以下は千葉県で377.35万人泊、静岡県で342.95万人泊、福岡県で325.76万人泊と続きました。
2位と3位の差は602.18万人泊、3位と4位の差は127.11万人泊でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の56.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると2,417.28万人泊。
これだけで全国の27.1パーセントにあたります。
1位と2位はごくわずかな差でした。
人口の多い都と、面積の広い道が並ぶところが興味深い結果です。
人口あたりでは北海道が1位になります
以下は、県内からの延べ宿泊者数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、広い道が首位に立ちます。
1位は北海道の23.48万人泊、2位は沖縄県15.52万人泊、3位は石川県11.48万人泊。
4位以下は岩手県、長野県と続きます。
逆に人口あたりの下位は奈良県1.73万人泊、埼玉県1.61万人泊。
北海道と埼玉県では14.6倍の開きです。
県内で泊まるのは、県が広くて日帰りが難しい場合か、県内に泊まりたくなる観光地がある場合です。
面積の広い道県が上位に来るのは自然な結果でしょう。
温泉地を抱える県では、地元の人が近場で過ごす需要もあります。
県内の宿泊は、身近な行楽の姿を映していると言えます。
面積の小さい県では、どこへ行くにも日帰りで足ります。
県内で泊まる理由が生まれにくくなります。
県外からの宿泊者では27.2倍だった人口あたりの差が、県内では14.6倍。
県外客ほどには偏りません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が23.5万人泊で最も多く、四国4県が4.1万人泊で最も少なくなります。
東北6県9.1万人泊と九州・沖縄8県7.7万人泊がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
県内からの宿泊者が少ない5県
県内からの宿泊者が少ない下位5県です。
47位の徳島県は19.3万人泊、46位の奈良県は22.18万人泊、45位の佐賀県は27.08万人泊でした。
1位の東京都とは63.9倍の差があります。
44位は鳥取県で27.96万人泊、43位は香川県で31.7万人泊、42位は高知県で35.58万人泊と続きます。
県が小さければ、県内で泊まる必要そのものが生まれません。
移動の距離が数字を左右します。
47都道府県の中央値は116.97万人泊。
平均は189.5万人泊なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の徳島県は平均の10.2パーセント、中央値の16.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.4パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで13.8パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の徳島県は、1位の東京都の1.57パーセントにあたる水準です。
46位との差は2.88万人泊、45位との差は7.78万人泊でした。
1位の東京都と47位の徳島県の間には1,213.7万人泊の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 県内からの延べ宿泊者数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,184.3万人泊 |
| 青森県 | 83.9万人泊 |
| 岩手県 | 125.8万人泊 |
| 宮城県 | 198.8万人泊 |
| 秋田県 | 66.3万人泊 |
| 山形県 | 88.6万人泊 |
| 福島県 | 184.3万人泊 |
| 茨城県 | 126.5万人泊 |
| 栃木県 | 149.6万人泊 |
| 群馬県 | 119.2万人泊 |
| 埼玉県 | 117.9万人泊 |
| 千葉県 | 377.4万人泊 |
| 東京都 | 1,233万人泊 |
| 神奈川県 | 455.0万人泊 |
| 新潟県 | 192.7万人泊 |
| 富山県 | 49.7万人泊 |
| 石川県 | 126.1万人泊 |
| 福井県 | 57.3万人泊 |
| 山梨県 | 51.8万人泊 |
| 長野県 | 216.1万人泊 |
| 岐阜県 | 76.2万人泊 |
| 静岡県 | 343.0万人泊 |
| 愛知県 | 394.3万人泊 |
| 三重県 | 99.6万人泊 |
| 滋賀県 | 50.5万人泊 |
| 京都府 | 172.7万人泊 |
| 大阪府 | 582.1万人泊 |
| 兵庫県 | 267.3万人泊 |
| 奈良県 | 22.2万人泊 |
| 和歌山県 | 43.1万人泊 |
| 鳥取県 | 28.0万人泊 |
| 島根県 | 53.4万人泊 |
| 岡山県 | 80.3万人泊 |
| 広島県 | 190.5万人泊 |
| 山口県 | 75.2万人泊 |
| 徳島県 | 19.3万人泊 |
| 香川県 | 31.7万人泊 |
| 愛媛県 | 59.4万人泊 |
| 高知県 | 35.6万人泊 |
| 福岡県 | 325.8万人泊 |
| 佐賀県 | 27.1万人泊 |
| 長崎県 | 90万人泊 |
| 熊本県 | 117.0万人泊 |
| 大分県 | 75.8万人泊 |
| 宮崎県 | 69.0万人泊 |
| 鹿児島県 | 145.3万人泊 |
| 沖縄県 | 227.5万人泊 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで北海道、大阪府、神奈川県、愛知県が続きます。
淡いのは徳島県、奈良県、佐賀県でした。
47都道府県の平均は189.5万人泊、中央値は116.97万人泊です。
東京都の1,233万人泊は平均の6.5倍にあたります。
上位3で33.7パーセント、1位と47位で63.9倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと北海道が23.48万人泊で最も多く、開きは14.6倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは12位、人口あたり1位の北海道は実数では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 県内からの延べ宿泊者数(万人泊) | 地方 | 人口10万人あたりの県内からの延べ宿泊者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1233 | 関東 | 8.70 |
| 2 | 北海道 | 1184.28 | 北海道 | 23.48 |
| 3 | 大阪府 | 582.1 | 近畿 | 6.65 |
| 4 | 神奈川県 | 454.99 | 関東 | 4.93 |
| 5 | 愛知県 | 394.32 | 中部 | 5.29 |
| 6 | 千葉県 | 377.35 | 関東 | 6.04 |
| 7 | 静岡県 | 342.95 | 中部 | 9.72 |
| 8 | 福岡県 | 325.76 | 九州 | 6.40 |
| 9 | 兵庫県 | 267.27 | 近畿 | 5.01 |
| 10 | 沖縄県 | 227.5 | 九州 | 15.52 |
| 11 | 長野県 | 216.05 | 中部 | 10.87 |
| 12 | 宮城県 | 198.8 | 東北 | 8.84 |
| 13 | 新潟県 | 192.68 | 中部 | 9.18 |
| 14 | 広島県 | 190.45 | 中国 | 7.02 |
| 15 | 福島県 | 184.28 | 東北 | 10.57 |
| 16 | 京都府 | 172.74 | 近畿 | 6.85 |
| 17 | 栃木県 | 149.58 | 関東 | 7.94 |
| 18 | 鹿児島県 | 145.33 | 九州 | 9.49 |
| 19 | 茨城県 | 126.49 | 関東 | 4.51 |
| 20 | 石川県 | 126.09 | 中部 | 11.48 |
| 21 | 岩手県 | 125.77 | 東北 | 10.98 |
| 22 | 群馬県 | 119.21 | 関東 | 6.31 |
| 23 | 埼玉県 | 117.88 | 関東 | 1.61 |
| 24 | 熊本県 | 116.97 | 九州 | 6.89 |
| 25 | 三重県 | 99.6 | 近畿 | 5.82 |
| 26 | 長崎県 | 90 | 九州 | 7.19 |
| 27 | 山形県 | 88.61 | 東北 | 8.76 |
| 28 | 青森県 | 83.91 | 東北 | 7.20 |
| 29 | 岡山県 | 80.28 | 中国 | 4.38 |
| 30 | 岐阜県 | 76.16 | 中部 | 3.97 |
| 31 | 大分県 | 75.76 | 九州 | 6.98 |
| 32 | 山口県 | 75.21 | 中国 | 5.87 |
| 33 | 宮崎県 | 68.96 | 九州 | 6.68 |
| 34 | 秋田県 | 66.33 | 東北 | 7.39 |
| 35 | 愛媛県 | 59.43 | 四国 | 4.66 |
| 36 | 福井県 | 57.3 | 中部 | 7.75 |
| 37 | 島根県 | 53.38 | 中国 | 8.31 |
| 38 | 山梨県 | 51.84 | 中部 | 6.55 |
| 39 | 滋賀県 | 50.5 | 近畿 | 3.60 |
| 40 | 富山県 | 49.68 | 中部 | 4.98 |
| 41 | 和歌山県 | 43.11 | 近畿 | 4.90 |
| 42 | 高知県 | 35.58 | 四国 | 5.42 |
| 43 | 香川県 | 31.7 | 四国 | 3.46 |
| 44 | 鳥取県 | 27.96 | 中国 | 5.27 |
| 45 | 佐賀県 | 27.08 | 九州 | 3.44 |
| 46 | 奈良県 | 22.18 | 近畿 | 1.73 |
| 47 | 徳島県 | 19.3 | 四国 | 2.82 |
このグラフについての豆知識
県内客とは
宿泊旅行統計調査では、宿泊者の居住地が宿泊した都道府県と同じ場合を県内客として集計します。
全国の延べ宿泊者のうち、県内客はおよそ2割です。
残りは県外からの客が占めます。
面積が効く指標
県が広ければ、県内の移動でも泊まりが必要になります。
逆に小さい県では日帰りで済みます。
全国の県内宿泊は8,905.68万人泊。
県外からの4億3,638万人泊と比べると、5分の1ほどの規模です。
数字の開き
1位の東京都は1,233万人泊、47位の徳島県は19.3万人泊。
両者の間には63.9倍の開きがあります。
上位3で全国の33.7パーセント、上位10で60.5パーセントを占めます。
中央値は116.97万人泊、平均は189.5万人泊です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと14.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の県内からの延べ宿泊者数は、2014年の9,050.2万人泊から2024年の8,905.7万人泊へ、この10年でほとんど変わっていません。
2014年に1位だったのは北海道で、東京都は2位でした。
順位が入れかわっています。
伸びがいちばん大きかったのは千葉県で、37%増でした。
順位の並びがにている記事
県内からの延べ宿泊者数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【ビジネスホテルの宿泊】年間2億6,937万人泊、上位3都府県で36%(順位相関0.95)です。
最も食い違ったのは【ひとりが使う部屋数】全国1.93室、差は1.52倍(順位相関-0.71)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た県内からの延べ宿泊者数
| 地方 | 最も多い(万人泊) | 最も少ない(万人泊) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 198.8 | 秋田県 66.33 |
| 関東 | 東京都 1233 | 埼玉県 117.88 |
| 中部 | 愛知県 394.32 | 富山県 49.68 |
| 近畿 | 大阪府 582.1 | 奈良県 22.18 |
| 中国 | 広島県 190.45 | 鳥取県 27.96 |
| 四国 | 愛媛県 59.43 | 徳島県 19.3 |
| 九州 | 福岡県 325.76 | 佐賀県 27.08 |
まとめ
県内からの延べ宿泊者数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,233万人泊、最も少ない徳島県で19.3万人泊でした。
1位と47位の間には63.9倍の開きがあります。
上位3で全国の33.7パーセント、上位10で60.5パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は116.97万人泊、平均は189.5万人泊でした。
人口10万人あたりに直すと14.6倍の開きになります。
ここまでの県内からの延べ宿泊者数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、居住地が県内の宿泊者だけを数えること。
2つ目は、県の広さに左右されること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは北海道が23.48万人泊で最多。
実数の1位とは順位が入れ替わります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の29パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が23.5万人泊で最多でした。
県外からの宿泊者や温泉地の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【帰省・訪問の旅行をする人の割合】全国14.3%、帰省する人が多いのは意外にも大都市のほうでした
- 【泊まった人の数】年間3億8,378万人、人口あたりで17.8倍の差
- 【宿泊料】1か月の平均は2,187円、5.08倍
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードG710101(県内からの延べ宿泊者数)の2024年の値を万人泊に換算したもの。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードG710101(県内からの延べ宿泊者数)の2024年の値を万人泊に換算したもの。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
