旅先で泊まるためのお金は、47都道府県の平均で1か月2,187円。
パック旅行費とは別に、宿だけを取った分が計上されます。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
香川県が5,075円で1位。
47都道府県の平均は2,187円、中央値は2,224円です。
1位と47位の差は5.08倍、消費支出に占める割合で見ると4.7倍でした。
47都道府県の単純平均
2,187円
1か月の宿泊料(2024年)
最も多い 香川県
5,075円
最も少ない 和歌山県
999円
宿泊料への支出が多い上位5県
宿泊料への支出が多い上位5県です。
香川県は5,075円、福島県は3,363円、鳥取県は3,159円でした。
香川県は2位の福島県の1.51倍です。
4位は東京都で3,116円、5位は富山県で2,982円。
6位以下は山形県、島根県、神奈川県と続きました。
47都道府県の平均は2,187円、中央値は2,224円です。
1位の香川県は平均を2,888円上回り、平均の2.32倍にあたります。
2位と3位の差は204円、3位と4位の差は43円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の香川県は60,900円ほどになります。
上位5県の平均は3,539円で、47都道府県の平均を1,352円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は2,093円あります。
中央値と比べると1位は2.28倍でした。
四国の県が1位に立ちました。
旅に出る回数と、泊まりを伴う移動の多さが表れています。
消費支出に占める割合でも同じ県が1位です
以下は、1世帯当たりの宿泊料への支出にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は香川県の2.16パーセント、2位は福島県1.32パーセント、3位は東京都1.19パーセント。
4位以下は山形県、鳥取県と続きます。
逆に割合の下位は熊本県0.49パーセント、和歌山県0.46パーセント。
香川県と和歌山県では4.7倍の開きです。
47都道府県の平均は0.87パーセントでした。
消費支出に占める比率でも、実数と同じ県が首位に立ちます。
所得の大きさでは説明できない、旅行への向き合い方の差です。
県外へ出るのに泊まりが必要な地域では、この項目が大きくなります。
日帰りで用が足りる地域では小さくなります。
当サイトには県外からの宿泊者を比べた記事もあります。
泊まりに行く側と、受け入れる側は別の話です。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が2,578円で最も高く、九州・沖縄8県が1,674円で最も低くなります。
中部9県2,437円と四国4県2,333円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
宿泊料への支出が少ない下位5県
宿泊料への支出が少ない下位5県です。
47位の和歌山県は999円、46位の青森県は1,036円、45位の熊本県は1,152円でした。
1位の香川県とは5.08倍の差があります。
44位は高知県で1,192円、43位は佐賀県で1,242円、42位は愛媛県で1,262円と続きます。
5.08倍という開きです。
旅行は生活に必須ではないため、するかしないかで金額が大きく変わります。
47位の和歌山県は平均の45.7パーセント、中央値の44.9パーセントにあたります。
平均との差は1,188円でした。
1位と47位の差は月あたり4,076円。
1年に直すと48,912円の開きになります。
46位との差は37円、45位との差は153円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は1,124円。
47都道府県の平均を1,063円下回り、上位5県との差は2,415円になります。
地方別に見る
宿泊料への支出は、泊まりを伴う移動の多い地方で高くなります。
地方別に県の平均を出すと、関東7都県が2,578円で最も高くなります。
次いで中部9県が2,437円、四国4県が2,333円、東北6県が2,309円と続きました。
低いほうは中国5県が2,084円、北海道が2,038円、近畿7府県が1,967円、九州・沖縄8県が1,674円でした。
消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
四国4県が1パーセント、関東7都県が0.98パーセント、東北6県が0.93パーセントの順に高く、最も低いのは九州・沖縄8県が0.74パーセントです。
地図で見る
| 項目 | 1か月の宿泊料 |
|---|---|
| 北海道 | 2,038円 |
| 青森県 | 1,036円 |
| 岩手県 | 2,001円 |
| 宮城県 | 2,257円 |
| 秋田県 | 2,224円 |
| 山形県 | 2,973円 |
| 福島県 | 3,363円 |
| 茨城県 | 2,759円 |
| 栃木県 | 2,086円 |
| 群馬県 | 2,612円 |
| 埼玉県 | 2,044円 |
| 千葉県 | 2,624円 |
| 東京都 | 3,116円 |
| 神奈川県 | 2,807円 |
| 新潟県 | 2,343円 |
| 富山県 | 2,982円 |
| 石川県 | 2,312円 |
| 福井県 | 2,473円 |
| 山梨県 | 2,250円 |
| 長野県 | 2,452円 |
| 岐阜県 | 2,422円 |
| 静岡県 | 1,961円 |
| 愛知県 | 2,741円 |
| 三重県 | 1,952円 |
| 滋賀県 | 2,187円 |
| 京都府 | 1,368円 |
| 大阪府 | 2,434円 |
| 兵庫県 | 2,535円 |
| 奈良県 | 2,297円 |
| 和歌山県 | 999円 |
| 鳥取県 | 3,159円 |
| 島根県 | 2,836円 |
| 岡山県 | 1,448円 |
| 広島県 | 1,329円 |
| 山口県 | 1,649円 |
| 徳島県 | 1,802円 |
| 香川県 | 5,075円 |
| 愛媛県 | 1,262円 |
| 高知県 | 1,192円 |
| 福岡県 | 1,844円 |
| 佐賀県 | 1,242円 |
| 長崎県 | 2,595円 |
| 熊本県 | 1,152円 |
| 大分県 | 1,704円 |
| 宮崎県 | 1,427円 |
| 鹿児島県 | 1,547円 |
| 沖縄県 | 1,878円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは香川県です。
次いで福島県、鳥取県、東京都、富山県が続きます。
淡いのは和歌山県、青森県、熊本県でした。
47都道府県の平均は2,187円、中央値は2,224円です。
香川県の5,075円は平均の2.32倍にあたります。
1位と47位で5.08倍の開きがありました。
金額の差は月あたり4,076円です。
消費支出に占める割合で見ると香川県が2.16パーセントで最も高く、開きは4.7倍になります。
金額1位の香川県は割合では1位、割合1位の香川県は金額では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の宿泊料(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 香川県 | 5075 | 四国 | 2.16 |
| 2 | 福島県 | 3363 | 東北 | 1.32 |
| 3 | 鳥取県 | 3159 | 中国 | 1.13 |
| 4 | 東京都 | 3116 | 関東 | 1.19 |
| 5 | 富山県 | 2982 | 中部 | 1.05 |
| 6 | 山形県 | 2973 | 東北 | 1.16 |
| 7 | 島根県 | 2836 | 中国 | 1.08 |
| 8 | 神奈川県 | 2807 | 関東 | 1.05 |
| 9 | 茨城県 | 2759 | 関東 | 1.02 |
| 10 | 愛知県 | 2741 | 中部 | 1.08 |
| 11 | 千葉県 | 2624 | 関東 | 0.96 |
| 12 | 群馬県 | 2612 | 関東 | 0.99 |
| 13 | 長崎県 | 2595 | 九州 | 1.1 |
| 14 | 兵庫県 | 2535 | 近畿 | 0.99 |
| 15 | 福井県 | 2473 | 中部 | 0.93 |
| 16 | 長野県 | 2452 | 中部 | 0.93 |
| 17 | 大阪府 | 2434 | 近畿 | 1 |
| 18 | 岐阜県 | 2422 | 中部 | 0.94 |
| 19 | 新潟県 | 2343 | 中部 | 0.9 |
| 20 | 石川県 | 2312 | 中部 | 0.83 |
| 21 | 奈良県 | 2297 | 近畿 | 0.88 |
| 22 | 宮城県 | 2257 | 東北 | 0.9 |
| 23 | 山梨県 | 2250 | 中部 | 0.87 |
| 24 | 秋田県 | 2224 | 東北 | 0.93 |
| 25 | 滋賀県 | 2187 | 近畿 | 0.78 |
| 26 | 栃木県 | 2086 | 関東 | 0.81 |
| 27 | 埼玉県 | 2044 | 関東 | 0.81 |
| 28 | 北海道 | 2038 | 北海道 | 0.9 |
| 29 | 岩手県 | 2001 | 東北 | 0.79 |
| 30 | 静岡県 | 1961 | 中部 | 0.77 |
| 31 | 三重県 | 1952 | 近畿 | 0.84 |
| 32 | 沖縄県 | 1878 | 九州 | 0.88 |
| 33 | 福岡県 | 1844 | 九州 | 0.83 |
| 34 | 徳島県 | 1802 | 四国 | 0.75 |
| 35 | 大分県 | 1704 | 九州 | 0.71 |
| 36 | 山口県 | 1649 | 中国 | 0.69 |
| 37 | 鹿児島県 | 1547 | 九州 | 0.7 |
| 38 | 岡山県 | 1448 | 中国 | 0.62 |
| 39 | 宮崎県 | 1427 | 九州 | 0.67 |
| 40 | 京都府 | 1368 | 近畿 | 0.57 |
| 41 | 広島県 | 1329 | 中国 | 0.52 |
| 42 | 愛媛県 | 1262 | 四国 | 0.56 |
| 43 | 佐賀県 | 1242 | 九州 | 0.55 |
| 44 | 高知県 | 1192 | 四国 | 0.54 |
| 45 | 熊本県 | 1152 | 九州 | 0.49 |
| 46 | 青森県 | 1036 | 東北 | 0.49 |
| 47 | 和歌山県 | 999 | 近畿 | 0.46 |
このグラフについての豆知識
宿泊料という区分
教養娯楽サービスのひとつで、旅館やホテルに泊まった代金です。
パック旅行に含まれる宿泊は、パック旅行費として別に数えられます。
出張で会社が払う分は家計の支出には入りません。
あくまで自分で払った分だけが対象です。
家計調査との違い
当サイトには家計調査をもとにした支出の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。
この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
数字の開き
1位の香川県は5,075円、47位の和歌山県は999円。
両者の間には5.08倍、金額にして月4,076円の開きがあります。
47都道府県の平均は2,187円、中央値は2,224円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると香川県が2.16パーセントで最も高く、平均は0.87パーセント。
開きは4.7倍になります。
順位の並びがにている記事
1世帯当たりの宿泊料への支出の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
並びが最も重なったのは【教養娯楽への支出】1か月の平均は2万4,022円で、相関は0.7です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【世帯所得300万円未満】全国19.4%、年金世帯も含む(順位相関-0.58)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1か月の宿泊料
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3363 | 青森県 1036 |
| 関東 | 東京都 3116 | 埼玉県 2044 |
| 中部 | 富山県 2982 | 静岡県 1961 |
| 近畿 | 兵庫県 2535 | 和歌山県 999 |
| 中国 | 鳥取県 3159 | 広島県 1329 |
| 四国 | 香川県 5075 | 高知県 1192 |
| 九州 | 長崎県 2595 | 熊本県 1152 |
まとめ
1世帯の宿泊料への支出を47都道府県で比べると、最も高い香川県で5,075円、最も低い和歌山県で999円でした。
1位と47位の差は5.08倍です。
47都道府県の平均は2,187円、中央値は2,224円。
1位と47位の金額の差は月あたり4,076円、1年で48,912円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは4.7倍でした。
1世帯当たりの宿泊料への支出をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、パック旅行の宿泊分は含まないこと。
2つ目は、会社が払う出張分は含まないこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では香川県が2.16パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと関東7都県が2,578円で最も高く、消費支出に占める割合では四国4県が1パーセントで最も高くなりました。
パック旅行への支出や県内の宿泊者を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【パック旅行に使う金額】1か月の平均は2,172円、25.8倍
- 【教養娯楽に使う金額】1か月の平均は2万4,022円
- 【県内の人が泊まった数】年間8,906万人泊、県外の5分の1
- 【県外から泊まりに来た人】年間4億3,638万人泊、上位3都府県で33%
- 【国内観光旅行をする人の割合】全国25.0%、4人に1人が泊まりの観光旅行に出かけた計算です
出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109041)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210109041)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
