【温泉地の数】は全国で2,839か所、ピークから346か所減少しています

【温泉地の数】は全国で2,839か所、ピークから346か所減少しています

温泉地とは、宿泊施設のある温泉のまとまりを指します。
この記事では、環境省が公表している「温泉利用状況」をもとに、47都道府県の温泉地の数を比べます。
使うのは令和6年度のデータで、令和7年3月末時点の集計です。
単位はか所で、全国の合計は2,839か所。
同じ資料に載っている源泉総数と宿泊施設数も並べているので、温泉地の数と源泉の数がどう違うのかも見ていきます。
数の多い県はどこか、日本地図とランキングで確かめてみましょう。

47都道府県の単純平均

60か所

温泉地数(令和6年度(2025年3月末現在))

最も多い 北海道

226か所

最も少ない 鳥取県

15か所

47都道府県の温泉地数

温泉地数(令和6年度(2025年3月末現在))
温泉地数(令和6年度(2025年3月末現在)) 温泉利用状況(環境省)をもとに作成。単位はか所。 北海道 226か所青森 120か所岩手 81か所宮城 39か所秋田 104か所山形 67か所福島 122か所茨城 39か所栃木 66か所群馬 98か所埼玉 31か所千葉 95か所東京 22か所神奈川 36か所新潟 135か所富山 61か所石川 48か所福井 38か所山梨 29か所長野 193か所岐阜 55か所静岡 118か所愛知 35か所三重 74か所滋賀 27か所京都 37か所大阪 17か所兵庫 78か所奈良 34か所和歌山 50か所鳥取 15か所島根 41か所岡山 32か所広島 56か所山口 40か所徳島 25か所香川 28か所愛媛 37か所高知 37か所福岡 46か所佐賀 21か所長崎 37か所熊本 55か所大分 63か所宮崎 29か所鹿児島 87か所沖縄 15か所
温泉地数(か所)
温泉地数(令和6年度(2025年3月末現在))
項目温泉地数
北海道226か所
青森県120か所
岩手県81か所
宮城県39か所
秋田県104か所
山形県67か所
福島県122か所
茨城県39か所
栃木県66か所
群馬県98か所
埼玉県31か所
千葉県95か所
東京都22か所
神奈川県36か所
新潟県135か所
富山県61か所
石川県48か所
福井県38か所
山梨県29か所
長野県193か所
岐阜県55か所
静岡県118か所
愛知県35か所
三重県74か所
滋賀県27か所
京都府37か所
大阪府17か所
兵庫県78か所
奈良県34か所
和歌山県50か所
鳥取県15か所
島根県41か所
岡山県32か所
広島県56か所
山口県40か所
徳島県25か所
香川県28か所
愛媛県37か所
高知県37か所
福岡県46か所
佐賀県21か所
長崎県37か所
熊本県55か所
大分県63か所
宮崎県29か所
鹿児島県87か所
沖縄県15か所

地図で色が濃く出るのは、北海道と東北、そして中部です。
中部9県の合計は712か所で全国の25.1パーセント、東北6県は533か所で18.8パーセントを占めます。
一方、四国4県は127か所で4.5パーセント、中国5県は184か所で6.5パーセントにとどまりました。

1県あたりの平均は60か所ですが、中央値は41か所です。
平均を超えたのは47都道府県のうち17県でした。
源泉の数で比べたときよりも上位への偏りはゆるやかで、温泉地は全国に広く分布していることが分かります。
下の表に47都道府県すべての数値を、源泉総数と宿泊施設数と並べて掲載しました。
自分の住む県がどのあたりか探してみてください。

順位都道府県温泉地数(か所)地方源泉総数宿泊施設数
1北海道226北海道2249740
2長野県193中部955998
3新潟県135中部536490
4福島県122東北799474
5青森県120東北1089216
6静岡県118中部21852397
7秋田県104東北616203
8群馬県98関東459631
9千葉県95関東144188
10鹿児島県87九州2735311
11岩手県81東北393227
12兵庫県78近畿443322
13三重県74近畿214363
14山形県67東北412252
15栃木県66関東633414
16大分県63九州5094914
17富山県61中部169115
18広島県56中国37475
19岐阜県55中部506331
19熊本県55九州1339392
21和歌山県50近畿506364
22石川県48中部330191
23福岡県46九州42297
24島根県41中国267106
25山口県40中国404131
26茨城県39関東15774
26宮城県39東北740252
28福井県38中部158125
29愛媛県37四国19297
29京都府37近畿146182
29高知県37四国9673
29長崎県37九州20394
33神奈川県36関東602586
34愛知県35中部13390
35奈良県34近畿7773
36岡山県32中国22181
37埼玉県31関東11753
38宮崎県29九州19967
38山梨県29中部304208
40香川県28四国20055
41滋賀県27近畿8656
42徳島県25四国8229
43東京都22関東16841
44佐賀県21九州18786
45大阪府17近畿17342
46沖縄県15九州2219
46鳥取県15中国363100
温泉利用状況(令和6年度(2025年3月末現在)、環境省)をもとに作成

温泉地が多い5都道府県

上位5都道府県の温泉地数
上位5都道府県の温泉地数 温泉利用状況(令和6年度(2025年3月末現在)) 050100150200北海道: 226か所226か所長野県: 193か所193か所新潟県: 135か所135か所福島県: 122か所122か所青森県: 120か所120か所北海道長野県新潟県福島県青森県
上位5都道府県の温泉地数
項目温泉地数
北海道226か所
長野県193か所
新潟県135か所
福島県122か所
青森県120か所
下位5都道府県の温泉地数
下位5都道府県の温泉地数 温泉利用状況(令和6年度(2025年3月末現在)) 05101520鳥取県: 15か所15か所沖縄県: 15か所15か所大阪府: 17か所17か所佐賀県: 21か所21か所東京都: 22か所22か所鳥取県沖縄県大阪府佐賀県東京都
下位5都道府県の温泉地数
項目温泉地数
鳥取県15か所
沖縄県15か所
大阪府17か所
佐賀県21か所
東京都22か所

1位は北海道の226か所です。
全国の温泉地のおよそ8.0パーセントが北海道にあります。
2位は長野県の193か所、3位は新潟県の135か所、4位は福島県の122か所、5位は青森県の120か所と続きました。
上位5道県の合計は796か所で、全国の28.0パーセントにあたります。

上位には東北と中部の県が並びました。
ここで源泉の数と見比べると、性格の違いが見えてきます。
1つの温泉地あたりの源泉数を計算すると、北海道は約10.0本、青森県は約9.1本、福島県は約6.5本、長野県は約4.9本、新潟県は約4.0本です。
源泉数1位の大分県が約80.9本だったことと比べると、上位の道県は広い範囲に温泉地が点在しているタイプだと言えます。

宿泊施設の数で見ると、順位はまた変わります。
2位の長野県は998軒で、1位の北海道の740軒を上回りました。
3位の新潟県は490軒、4位の福島県は474軒ですが、5位の青森県は216軒です。
温泉地の数が同じくらいでも、宿の多さはかなり違うことが読み取れます。

温泉地が少ない5都道府県

温泉地の数が少ない側を見ると、46位は鳥取県と沖縄県で、どちらも15か所と同数でした。
45位は大阪府の17か所、44位は佐賀県の21か所、43位は東京都の22か所です。
下位5府県の合計は90か所で、全国の3.2パーセントにとどまります。

目を引くのは、東京都と大阪府が並んでいることです。
人口の多い都市部でも、温泉地というまとまりの数では上位に入りません。
東京都は22か所に168本の源泉と41軒の宿泊施設、大阪府は17か所に173本の源泉と42軒の宿泊施設が登録されています。

また、温泉地が少ないことは温泉に乏しいことを意味しません。
同じ46位でも中身は対照的で、鳥取県は15か所に対して源泉が363本、宿泊施設が100軒あるのに対し、沖縄県は源泉22本、宿泊施設19軒です。
佐賀県も21か所に187本の源泉と86軒の宿があります。
数が少ない県では、限られた場所に施設が集まっている場合があるということです。

このグラフについての豆知識

全国の温泉地数の推移
全国の温泉地数の推移 温泉利用状況(環境省) 2,0002,2002,4002,6002,8003,0001975年度: 1,939か所1985年度: 2,145か所1995年度: 2,508か所2005年度: 3,162か所2015年度: 3,084か所2024年度: 2,839か所1975年度1985年度1995年度2005年度2015年度2024年度
全国の温泉地数の推移
項目全国の温泉地数
1975年度1,939か所
1985年度2,145か所
1995年度2,508か所
2005年度3,162か所
2015年度3,084か所
2024年度2,839か所

50年で1.46倍、ピークは2010年度

温泉地の数は、長い目で見ると増えてから減っています。
経年変化表をたどると、1975年度は1,939か所、1985年度は2,145か所、1995年度は2,508か所と伸び、2005年度には3,162か所まで増えました。
2024年度は2,839か所なので、50年でおよそ1.46倍という計算になります。

ただし、直近は減少が続いています。
ピークは2010年度の3,185か所で、そこから2024年度までに346か所減りました。
同じ時期の源泉総数と比べると違いがはっきりします。
源泉総数のピークは2006年度の28,154本で、2024年度は27,899本ですから、減ったのは255本です。
割合にすると温泉地は1割ほど減り、源泉はほぼ横ばいということになります。

宿がなくなると温泉地も減る

温泉地は宿泊施設のあるまとまりとして数えるため、宿の休業や廃業があると数に影響します。
同じ温泉というテーマでも、何を数えているかで増減の見え方が変わる例です。

順位の並びがにている記事

温泉地の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

最も似ていたのは【温泉の源泉数】が多い都道府県ランキング、全国27,899本の分布を比較(順位相関1)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【パスポートの発行・10年推移】2021年に51万件まで落ち、2年で回復(順位相関-0.49)です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た温泉地数

地方最も多い(か所)最も少ない(か所)
東北福島県 122宮城県 39
関東群馬県 98東京都 22
中部長野県 193山梨県 29
近畿兵庫県 78大阪府 17
中国広島県 56鳥取県 15
四国愛媛県 37徳島県 25
九州鹿児島県 87沖縄県 15
温泉利用状況(令和6年度(2025年3月末現在)、環境省)をもとに作成

まとめ

47都道府県の温泉地数を比べると、1位は北海道の226か所、最も少ないのは鳥取県と沖縄県の15か所でした。
全国計は2,839か所で、上位5道県で28.0パーセントを占めます。
地方別では中部が25.1パーセント、東北が18.8パーセントと高く、四国は4.5パーセントでした。
平均は60か所、中央値は41か所で、平均を超えたのは17県です。

温泉地の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、温泉地が宿泊施設のあるまとまりとして数えられていることです。
源泉の数や湧出量とは別の指標になります。
2つ目は、今回の数字が総数であることです。
面積や人口で割れば順位の見え方は変わります。
3つ目は時点で、今回は令和6年度、令和7年3月末時点の集計です。

源泉の数で見たランキングとは、上位の顔ぶれが入れ替わります。
源泉数1位の大分県は温泉地数では16位の63か所でした。
あわせて読むと、同じ温泉というテーマでも県ごとの姿が違って見えてきます。

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出典

  • 統計名: 温泉利用状況
  • 調査年: 令和6年度(2025年3月末現在)
  • 公開元: 環境省
  • 参照URL: https://www.env.go.jp/nature/onsen/data/
  • 備考: 温泉地数は宿泊施設のある温泉地の数です。

注記: 温泉地数は宿泊施設のある温泉地の数です。

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