幼稚園と保育所の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園。
ここに通う子どもは全国で635,059人。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2022年の数字。
大阪府が73,884人で1位。
人口10万人あたりの差は53.6倍と、きわめて大きくなりました。
47都道府県の平均は13,511.9人、中央値は11,222人です。
1位と47位の差は43.1倍、人口10万人あたりに直すと53.6倍でした。
47都道府県の単純平均
13,512人
幼保連携型認定こども園在所児数(2022年)
最も多い 大阪府
73,884人
最も少ない 高知県
1,714人
地図で見る
| 項目 | 幼保連携型認定こども園在所児数 |
|---|---|
| 北海道 | 23,572人 |
| 青森県 | 16,597人 |
| 岩手県 | 10,050人 |
| 宮城県 | 9,107人 |
| 秋田県 | 8,325人 |
| 山形県 | 7,051人 |
| 福島県 | 9,885人 |
| 茨城県 | 16,253人 |
| 栃木県 | 11,257人 |
| 群馬県 | 20,720人 |
| 埼玉県 | 11,222人 |
| 千葉県 | 13,175人 |
| 東京都 | 5,122人 |
| 神奈川県 | 13,142人 |
| 新潟県 | 18,997人 |
| 富山県 | 15,191人 |
| 石川県 | 17,227人 |
| 福井県 | 14,734人 |
| 山梨県 | 5,869人 |
| 長野県 | 4,503人 |
| 岐阜県 | 7,020人 |
| 静岡県 | 27,672人 |
| 愛知県 | 24,030人 |
| 三重県 | 7,472人 |
| 滋賀県 | 13,510人 |
| 京都府 | 15,823人 |
| 大阪府 | 73,884人 |
| 兵庫県 | 50,441人 |
| 奈良県 | 9,911人 |
| 和歌山県 | 6,384人 |
| 鳥取県 | 4,301人 |
| 島根県 | 1,900人 |
| 岡山県 | 11,978人 |
| 広島県 | 16,005人 |
| 山口県 | 2,652人 |
| 徳島県 | 6,476人 |
| 香川県 | 8,877人 |
| 愛媛県 | 5,123人 |
| 高知県 | 1,714人 |
| 福岡県 | 6,888人 |
| 佐賀県 | 7,978人 |
| 長崎県 | 9,758人 |
| 熊本県 | 13,846人 |
| 大分県 | 9,959人 |
| 宮崎県 | 12,073人 |
| 鹿児島県 | 15,857人 |
| 沖縄県 | 11,526人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは大阪府です。
次いで兵庫県、静岡県、愛知県、北海道が続きます。
淡いのは高知県、島根県、山口県でした。
47都道府県の平均は13,511.9人、中央値は11,222人です。
大阪府の73,884人は平均の5.5倍にあたります。
上位3で23.9パーセント、1位と47位で43.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が1,956.71人で最も多く、開きは53.6倍になります。
実数1位の大阪府は人口あたりでは17位、人口あたり1位の福井県は実数では15位でした。
| 順位 | 都道府県 | 幼保連携型認定こども園在所児数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの幼保連携型認定こども園在所児数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大阪府 | 73884 | 近畿 | 841.31 |
| 2 | 兵庫県 | 50441 | 近畿 | 933.75 |
| 3 | 静岡県 | 27672 | 中部 | 772.53 |
| 4 | 愛知県 | 24030 | 中部 | 320.61 |
| 5 | 北海道 | 23572 | 北海道 | 458.60 |
| 6 | 群馬県 | 20720 | 関東 | 1083.12 |
| 7 | 新潟県 | 18997 | 中部 | 882.35 |
| 8 | 石川県 | 17227 | 中部 | 1540.88 |
| 9 | 青森県 | 16597 | 東北 | 1378.49 |
| 10 | 茨城県 | 16253 | 関東 | 572.29 |
| 11 | 広島県 | 16005 | 中国 | 579.89 |
| 12 | 鹿児島県 | 15857 | 九州 | 1014.52 |
| 13 | 京都府 | 15823 | 近畿 | 620.51 |
| 14 | 富山県 | 15191 | 中部 | 1493.71 |
| 15 | 福井県 | 14734 | 中部 | 1956.71 |
| 16 | 熊本県 | 13846 | 九州 | 805.94 |
| 17 | 滋賀県 | 13510 | 近畿 | 958.84 |
| 18 | 千葉県 | 13175 | 関東 | 210.26 |
| 19 | 神奈川県 | 13142 | 関東 | 142.35 |
| 20 | 宮崎県 | 12073 | 九州 | 1147.62 |
| 21 | 岡山県 | 11978 | 中国 | 643.29 |
| 22 | 沖縄県 | 11526 | 九州 | 785.15 |
| 23 | 栃木県 | 11257 | 関東 | 589.68 |
| 24 | 埼玉県 | 11222 | 関東 | 152.95 |
| 25 | 岩手県 | 10050 | 東北 | 850.97 |
| 26 | 大分県 | 9959 | 九州 | 899.64 |
| 27 | 奈良県 | 9911 | 近畿 | 758.88 |
| 28 | 福島県 | 9885 | 東北 | 552.23 |
| 29 | 長崎県 | 9758 | 九州 | 760.56 |
| 30 | 宮城県 | 9107 | 東北 | 399.43 |
| 31 | 香川県 | 8877 | 四国 | 950.43 |
| 32 | 秋田県 | 8325 | 東北 | 895.16 |
| 33 | 佐賀県 | 7978 | 九州 | 996.00 |
| 34 | 三重県 | 7472 | 近畿 | 428.93 |
| 35 | 山形県 | 7051 | 東北 | 677.33 |
| 36 | 岐阜県 | 7020 | 中部 | 360.74 |
| 37 | 福岡県 | 6888 | 九州 | 134.64 |
| 38 | 徳島県 | 6476 | 四国 | 919.89 |
| 39 | 和歌山県 | 6384 | 近畿 | 706.98 |
| 40 | 山梨県 | 5869 | 中部 | 731.80 |
| 41 | 愛媛県 | 5123 | 四国 | 392.27 |
| 42 | 東京都 | 5122 | 関東 | 36.49 |
| 43 | 長野県 | 4503 | 中部 | 222.92 |
| 44 | 鳥取県 | 4301 | 中国 | 790.63 |
| 45 | 山口県 | 2652 | 中国 | 201.98 |
| 46 | 島根県 | 1900 | 中国 | 288.75 |
| 47 | 高知県 | 1714 | 四国 | 253.55 |
こども園に通う子が多い5府県
こども園に通う子が多い上位5府県です。
大阪府は73,884人、兵庫県は50,441人、静岡県は27,672人でした。
大阪府は2位の兵庫県の1.46倍です。
4位は愛知県で24,030人、5位は北海道で23,572人。
上位5で全国の31.4パーセント、上位3で23.9パーセント、上位10で45.6パーセントでした。
1位だけで11.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は13,511.9人なので、1位は平均の5.5倍。
中央値の11,222人と比べると6.6倍にあたります。
6位以下は群馬県で20,720人、新潟県で18,997人、石川県で17,227人と続きました。
2位と3位の差は22,769人、3位と4位の差は3,642人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の68.6パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると124,325人。
これだけで全国の19.6パーセントにあたります。
上位に並ぶのは、認定こども園への移行を早くから進めた府県です。
子どもの数の順位とは大きく食い違います。
人口あたりでは53.6倍という大きな差が出ます
以下は、幼保連携型認定こども園に通う子どもの数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、差はさらに大きくなります。
1位は福井県の1,956.71人、2位は石川県1,540.88人、3位は富山県1,493.71人。
4位以下は青森県、宮崎県と続きます。
逆に人口あたりの下位は福岡県134.64人、東京都36.49人。
福井県と東京都では53.6倍の開きです。
53.6倍という開きは、この記事で扱う指標のなかで飛び抜けています。
子どもの数の差ではなく、制度をどれだけ取り入れたかの差です。
認定こども園は2006年に始まり、2015年の子ども・子育て支援新制度で本格的に広がりました。
移行するかどうかは各園と自治体の判断に委ねられています。
従来の幼稚園や保育所のままで運営を続ける地域では、この数字は小さくなります。
子どもが少ないわけではなく、通う先の種類が違うということです。
実数1位の府と最下位の県の差も43.1倍。
制度の受け入れ方が、これほどはっきり数字に出る指標はめずらしいと言えます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が803人で最も多く、関東7都県が208.8人で最も少なくなります。
東北6県724.1人と中部9県647.5人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
こども園に通う子が少ない5県
こども園に通う子が少ない下位5県です。
47位の高知県は1,714人、46位の島根県は1,900人、45位の山口県は2,652人でした。
1位の大阪府とは43.1倍の差があります。
44位は鳥取県で4,301人、43位は長野県で4,503人、42位は東京都で5,122人と続きます。
子どもの数の差は22.7倍でした。
それより大きな開きが出るのは、制度の広がり方が県ごとに違うためです。
47都道府県の中央値は11,222人。
平均は13,511.9人なので、平均が中央値の1.2倍です。
47位の高知県は平均の12.7パーセント、中央値の15.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.4パーセントにしかなりません。
1位の大阪府1つで11.6パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の高知県は、1位の大阪府の2.32パーセントにあたる水準です。
46位との差は186人、45位との差は938人でした。
1位の大阪府と47位の高知県の間には72,170人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
幼保連携型認定こども園とは
認定こども園には幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つがあります。
このうち幼保連携型は、学校であると同時に児童福祉施設でもある単一の施設です。
職員は保育教諭として、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つことが求められます。
数字が小さい県の読み方
在所児数が少ない県は、子どもが少ないのではなく、従来の幼稚園や保育所が中心だということです。
通う先の種類を比べる指標なので、保育の量そのものを表すわけではありません。
数字は2022年のものです。
数字の開き
1位の大阪府は73,884人、47位の高知県は1,714人で、その差は43.1倍です。
上位3で全国の23.9パーセント、上位10で45.6パーセントを占めます。
中央値は11,222人、平均は13,511.9人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと開きは53.6倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
幼保連携型認定こども園に通う子どもの数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【認定こども園の数】全国10,483園、上位3府県が僅差で並ぶ(順位相関0.82)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【図書館の数】が多い県ほど本を読むのか、47都道府県のデータで確かめました(順位相関-0.46)です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た幼保連携型認定こども園在所児数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 16597 | 山形県 7051 |
| 関東 | 群馬県 20720 | 東京都 5122 |
| 中部 | 静岡県 27672 | 長野県 4503 |
| 近畿 | 大阪府 73884 | 和歌山県 6384 |
| 中国 | 広島県 16005 | 島根県 1900 |
| 四国 | 香川県 8877 | 高知県 1714 |
| 九州 | 鹿児島県 15857 | 福岡県 6888 |
まとめ
幼保連携型認定こども園に通う子どもの数を47都道府県で比べると、最も多い大阪府で73,884人、最も少ない高知県で1,714人でした。
1位と47位の差は43.1倍です。
上位3で全国の23.9パーセント、上位10で45.6パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は11,222人、平均は13,511.9人でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは53.6倍まで縮みます。
幼保連携型認定こども園に通う子どもの数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、幼保連携型だけを数えること。
2つ目は、保育の量そのものを表すわけではないこと。
3つ目は2022年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が1,956.71人で最多。
差は53.6倍と際立って大きくなります。
地方別に合計を出すと近畿7府県が全国の27.9パーセントで最多、人口10万人あたりでは近畿7府県が803人で最多でした。
認定こども園の数や幼稚園の定員を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【保育所の定員】全国226万6,613人、在所児より36万人多い
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードJ2545(幼保連携型認定こども園在所児数)の2022年の値。人口10万人あたりは2022年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードJ2545(幼保連携型認定こども園在所児数)の2022年の値。
人口10万人あたりは2022年の総人口で割った参考値
