【小5の体力合計点】全国53.9点、上位と下位で4.7点差

【小5の体力合計点】全国53.9点、上位と下位で4.7点差

小学5年生の体力テストは、8種目の記録を点数に直して合計します。
その合計点が高いのはどこの都道府県でしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、スポーツ庁の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」をもとにしています。
2025年度に小学5年生が受けたテストの、都道府県別の平均値です。

全国の平均は53.86点、中央値は53.55点。
最も高い福井県56.68点と最も低い神奈川県52.01点の差は4.67点、倍率にすると1.09倍でした。

47都道府県の単純平均

53.9点

小学5年生の体力合計点(令和7年度(2025年度))

最も多い 福井県

56.7点

最も少ない 神奈川県

52.0点

小学5年生の体力合計点が多い5都道府県

上位5都道府県の小学5年生の体力合計点
上位5都道府県の小学5年生の体力合計点 全国体力・運動能力、運動習慣等調査(令和7年度(2025年度)) 01020304050福井県: 56.7点56.7点石川県: 56.7点56.7点大分県: 56.5点56.5点秋田県: 56.2点56.2点茨城県: 55.9点55.9点福井県石川県大分県秋田県茨城県
上位5都道府県の小学5年生の体力合計点
項目小学5年生の体力合計点
福井県56.7点
石川県56.7点
大分県56.5点
秋田県56.2点
茨城県55.9点
下位5都道府県の小学5年生の体力合計点
下位5都道府県の小学5年生の体力合計点 全国体力・運動能力、運動習慣等調査(令和7年度(2025年度)) 01020304050神奈川県: 52.0点52.0点愛知県: 52.1点52.1点滋賀県: 52.3点52.3点大阪府: 52.4点52.4点山梨県: 52.6点52.6点神奈川県愛知県滋賀県大阪府山梨県
下位5都道府県の小学5年生の体力合計点
項目小学5年生の体力合計点
神奈川県52.0点
愛知県52.1点
滋賀県52.3点
大阪府52.4点
山梨県52.6点

記録が高い上位5都道府県です。

1位は福井県の56.68点。
2位の石川県は56.65点で、その差は0.03点でした。
3位は大分県56.49、4位は秋田県56.15、5位は茨城県55.87と続きます。

1位から5位までの幅は0.81点。
全国の平均53.86点を、上位5つはいずれも上回りました。
1位の福井県は平均を2.82点上回っています。

1位の福井県を男女で見ると、男子55.78点、女子57.62点。
その差は1.84点でした。

6位以下は埼玉県55.72点、新潟県55.62点、宮崎県54.94点。
上位8つのうち、東北地方の県が最も多く入っています。
5位と8位のあいだは0.93点しかなく、このあたりは順位よりも「上位のかたまり」として見るほうがよさそうです。

1位から8位までの幅は1.74点です。
9位以下も54.76点台が続くため、上位グループの線引きははっきりしません。

上位に並ぶ県の共通点

上位に並ぶ顔ぶれには、はっきりした共通点があります。

福井県・石川県・新潟県は、いずれも日本海側の北陸。
秋田県は東北です。
雪の多い地域が上位を占めるというのは、外で遊ぶ時間が長そうな土地が勝つ、という予想とは逆の結果です。

これらの県には、学校の体育に力を入れてきた歴史があります。
福井県は小中学校の学力調査でも上位の常連で、体力と学力の両方で名前が挙がる県です。

一方で下位に並ぶのは神奈川県・愛知県・大阪府・滋賀県。
人口が多く、都市化が進んだ地域です。
外で走り回れる場所の広さや、習いごとで屋内にいる時間の長さが関わっているのかもしれません。

ただし1位と47位の差は4.67点、倍率にすると1.09倍。
80点満点のなかでの5点弱の違いで、県ごとの差はごくわずかだといえます。

ひとつ気をつけたいのは、これが都道府県ごとの平均だということです。
1位の福井県と47位の神奈川県の差は4.67点。
ところが同じ県のなかでも、記録の高い子と低い子のあいだにはそれよりずっと大きな開きがあります。

県の順位は、その県の子どもの実力を表すものではありません。
下位の県にも上位県の平均を大きく超える子がいますし、その逆もあります。
地域ごとの傾向を見るための数字だと考えてください。

小学5年生の体力合計点が少ない5都道府県

記録が低い下位5都道府県です。

最も低いのは神奈川県の52.01点。
46位は愛知県52.13、45位は滋賀県52.32、44位は大阪府52.38、43位は山梨県52.56でした。

下位5つの幅は0.55点。
全国の平均53.86点を、いずれも下回っています。
47位の神奈川県は平均より1.85点低い値でした。

47位の神奈川県を男女で見ると、男子51.98点、女子52.04点。
1位の福井県との差は4.67点で、倍率にすると1.09倍です。

この調査は都道府県ごとの平均を比べるものです。
下位に並んだからといって、その県の子ども一人ひとりの記録が低いわけではありません。
同じ県のなかにも、上位県の平均を超える子どもは大勢います。

40位から42位は徳島県52.78点、京都府52.71点、兵庫県52.59点でした。
下位のほうも52.01点から52.78点のあいだに10県以上が並んでいて、順位の上下はわずかな差で入れかわります。

47都道府県の小学5年生の体力合計点

小学5年生の体力合計点(令和7年度(2025年度))
小学5年生の体力合計点(令和7年度(2025年度)) 全国体力・運動能力、運動習慣等調査(スポーツ庁)をもとに作成。単位は点。 北海道 53.3点青森 54.3点岩手 54.4点宮城 53.2点秋田 56.2点山形 54.6点福島 53.6点茨城 55.9点栃木 53.4点群馬 53.9点埼玉 55.7点千葉 53.5点東京 53.3点神奈川 52.0点新潟 55.6点富山 54.8点石川 56.7点福井 56.7点山梨 52.6点長野 53.6点岐阜 53.8点静岡 52.8点愛知 52.1点三重 53.4点滋賀 52.3点京都 52.7点大阪 52.4点兵庫 52.6点奈良 53.3点和歌山 54.3点鳥取 54.3点島根 54.0点岡山 53.8点広島 53.4点山口 53.7点徳島 52.8点香川 53.5点愛媛 53.5点高知 53.6点福岡 53.4点佐賀 53.6点長崎 53.0点熊本 54.1点大分 56.5点宮崎 54.9点鹿児島 52.9点沖縄 53.7点
小学5年生の体力合計点(点)
小学5年生の体力合計点(令和7年度(2025年度))
項目小学5年生の体力合計点
北海道53.3点
青森県54.3点
岩手県54.4点
宮城県53.2点
秋田県56.2点
山形県54.6点
福島県53.6点
茨城県55.9点
栃木県53.4点
群馬県53.9点
埼玉県55.7点
千葉県53.5点
東京都53.3点
神奈川県52.0点
新潟県55.6点
富山県54.8点
石川県56.7点
福井県56.7点
山梨県52.6点
長野県53.6点
岐阜県53.8点
静岡県52.8点
愛知県52.1点
三重県53.4点
滋賀県52.3点
京都府52.7点
大阪府52.4点
兵庫県52.6点
奈良県53.3点
和歌山県54.3点
鳥取県54.3点
島根県54.0点
岡山県53.8点
広島県53.4点
山口県53.7点
徳島県52.8点
香川県53.5点
愛媛県53.5点
高知県53.6点
福岡県53.4点
佐賀県53.6点
長崎県53.0点
熊本県54.1点
大分県56.5点
宮崎県54.9点
鹿児島県52.9点
沖縄県53.7点

日本地図で見ると、上位に福井県56.68点、石川県56.65点、大分県56.49点、秋田県56.15点、茨城県55.87点が並びました。
6位は埼玉県55.72点、7位は新潟県55.62点、8位は宮崎県54.94点です。

下のほうは滋賀県52.32点、愛知県52.13点、神奈川県52.01点。

中央値は53.55点で、平均の53.86点とほぼ同じ。
47都道府県が52.01点から56.68点のあいだに収まっています。

順位都道府県小学5年生の体力合計点(点)地方男子の平均女子の平均
1福井県56.68中部55.7857.62
2石川県56.65中部56.0357.25
3大分県56.49九州56.1456.84
4秋田県56.15東北55.3157
5茨城県55.87関東54.9956.78
6埼玉県55.72関東54.8656.59
7新潟県55.62中部54.9556.29
8宮崎県54.94九州54.3955.51
9富山県54.76中部53.9155.64
10山形県54.59東北53.855.35
11岩手県54.37東北53.4855.3
12青森県54.33東北53.2855.4
13鳥取県54.3中国53.6554.95
14和歌山県54.26近畿53.5754.97
15熊本県54.14九州53.6854.59
16島根県54.03中国53.8254.23
17群馬県53.93関東53.1354.75
18岡山県53.84中国53.3954.3
19岐阜県53.82中部53.0754.57
20沖縄県53.71九州53.7553.68
21山口県53.65中国52.9854.34
22福島県53.62東北52.654.65
23佐賀県53.58九州53.1454.05
24高知県53.55四国53.0254.07
24長野県53.55中部53.4453.65
26香川県53.54四国53.0454.05
26千葉県53.54関東52.9254.16
28愛媛県53.52四国52.5854.51
29三重県53.44近畿53.0853.8
29栃木県53.44関東52.5554.37
31福岡県53.4九州53.253.61
32広島県53.36中国52.9453.77
33東京都53.34関東52.9753.71
34奈良県53.33近畿52.7753.9
35北海道53.27北海道5353.55
36宮城県53.15東北52.6753.64
37長崎県52.95九州52.6353.26
38鹿児島県52.92九州52.2953.57
39静岡県52.81中部52.2453.39
40徳島県52.78四国52.2253.39
41京都府52.71近畿52.6752.75
42兵庫県52.59近畿52.3752.8
43山梨県52.56中部51.9253.21
44大阪府52.38近畿5252.77
45滋賀県52.32近畿52.0752.58
46愛知県52.13中部51.752.56
47神奈川県52.01関東51.9852.04
全国体力・運動能力、運動習慣等調査(令和7年度(2025年度)、スポーツ庁)をもとに作成

このグラフについての豆知識

8種目を点数に直した合計

体力合計点は、握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・20mシャトルラン・50m走・立ち幅とび・ソフトボール投げの8種目の記録を、それぞれ1点から10点に換算して足したものです。
満点は80点になります。

記録そのものではなく点数にすることで、単位の違う種目をひとつの数字にまとめられます。

男女で点数の基準が違う

1位の福井県は男子55.78点、女子57.62点。
女子のほうが1.84点高くなっています。
換算の基準が男女で別に作られているため、男女の点数をそのまま比べることには意味がありません。

この調査について

全国体力・運動能力、運動習慣等調査は、スポーツ庁が毎年行っています。
対象は小学5年生と中学2年生で、公立学校のほぼ全員が受けます。

この記事の数字は公立学校のもので、政令指定都市をふくみます。
国立・私立の学校は入っていません。

主指標は男子と女子の平均値を、それぞれの標本数で重みづけて平均した値です。
男女で記録がはっきり違う種目もあるため、本文では男女それぞれの値も添えています。

地方のなかで見た小学5年生の体力合計点

地方最も多い(点)最も少ない(点)
東北秋田県 56.15宮城県 53.15
関東茨城県 55.87神奈川県 52.01
中部福井県 56.68愛知県 52.13
近畿和歌山県 54.26滋賀県 52.32
中国鳥取県 54.3広島県 53.36
四国高知県 53.55徳島県 52.78
九州大分県 56.49鹿児島県 52.92
全国体力・運動能力、運動習慣等調査(令和7年度(2025年度)、スポーツ庁)をもとに作成

まとめ

小学5年生の体力合計点は、全国の平均が53.86点、中央値は53.55点。
最も高い福井県56.68点と最も低い神奈川県52.01点の差は4.67点、倍率は1.09倍でした。

上位は福井・石川・大分・秋田・茨城。
日本海側と東北の県が目立ちます。
下位は神奈川・愛知・滋賀・大阪と、都市化の進んだ地域が並びました。

地方別では東北6県が54.37点で最も高く、近畿7府県が53.00点で最も低い結果です。
その差は1.36点でした。

この調査は毎年行われていて、対象は公立学校の小学5年生のほぼ全員です。
一人ひとりの記録ではなく、都道府県ごとの平均を並べたものだという点は読むときに気をつけてください。

同じ調査の別の種目を見ると、上位に並ぶ県が入れかわることがあります。
力の強さ、すばやさ、やわらかさ、持久力はそれぞれ別の性質で、ひとつの種目の順位だけでその県の子どもの体力を語ることはできません。

ほかの種目とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国体力・運動能力、運動習慣等調査
  • 調査年: 令和7年度(2025年度)
  • 公開元: スポーツ庁
  • 参照URL: https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1411922_00014.html
  • 備考: 8種目の記録を得点に直して合計した80点満点の値。公立学校の小学5年生が対象で、政令指定都市をふくむ。主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成

注記: 8種目の記録を得点に直して合計した80点満点の値。
公立学校の小学5年生が対象で、政令指定都市をふくむ。
主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。
スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成

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