中学2年生の体力テストの合計点が高いのはどこの都道府県でしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、スポーツ庁の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」をもとにしています。
2025年度に中学2年生が受けたテストの、都道府県別の平均値です。
全国の平均は45.26点、中央値は45.23点。
最も高い福井県47.95点と最も低い北海道42.75点の差は5.20点、倍率にすると1.12倍でした。
47都道府県の単純平均
45.3点
中学2年生の体力合計点(令和7年度(2025年度))
最も多い 福井県
48.0点
最も少ない 北海道
42.8点
中学2年生の体力合計点が多い5都道府県
記録が高い上位5都道府県です。
1位は福井県の47.95点。
2位の大分県は47.45点で、その差は0.50点でした。
3位は茨城県47.44、4位は埼玉県47.29、5位は石川県47.09と続きます。
1位から5位までの幅は0.86点。
全国の平均45.26点を、上位5つはいずれも上回りました。
1位の福井県は平均を2.69点上回っています。
1位の福井県を男女で見ると、男子45.08点、女子50.97点。
その差は5.89点でした。
6位以下は秋田県46.91点、新潟県46.70点、岩手県46.59点。
上位8つのうち、東北地方の県が最も多く入っています。
5位と8位のあいだは0.50点しかなく、このあたりは順位よりも「上位のかたまり」として見るほうがよさそうです。
1位から8位までの幅は1.36点です。
9位以下も46.22点台が続くため、上位グループの線引きははっきりしません。
小5と同じ県が上位に残る
小学5年生で1位だった福井県が、中学2年生でも1位です。
上位8県を小5とくらべると、福井・大分・茨城・埼玉・石川・秋田・新潟の7県が両方に入っています。
順位こそ入れかわりますが、顔ぶれはほとんど変わりません。
下位も同じです。
神奈川県・愛知県は小5でも中2でも下位に沈み、北海道は中2で47位になりました。
小学校で高い県は、中学校でも高い。
これは、一時的な取り組みではなく、地域として長く続けてきたことの結果だと考えられます。
差は5.20点、倍率にすると1.12倍。
小5の1.09倍よりわずかに広がりました。
ひとつ気をつけたいのは、これが都道府県ごとの平均だということです。
1位の福井県と47位の北海道の差は5.20点。
ところが同じ県のなかでも、記録の高い子と低い子のあいだにはそれよりずっと大きな開きがあります。
県の順位は、その県の子どもの実力を表すものではありません。
下位の県にも上位県の平均を大きく超える子がいますし、その逆もあります。
地域ごとの傾向を見るための数字だと考えてください。
中学2年生の体力合計点が少ない5都道府県
記録が低い下位5都道府県です。
最も低いのは北海道の42.75点。
46位は兵庫県42.85、45位は神奈川県43.09、44位は愛知県43.29、43位は京都府43.82でした。
下位5つの幅は1.07点。
全国の平均45.26点を、いずれも下回っています。
47位の北海道は平均より2.51点低い値でした。
47位の北海道を男女で見ると、男子40.88点、女子44.70点。
1位の福井県との差は5.20点で、倍率にすると1.12倍です。
この調査は都道府県ごとの平均を比べるものです。
下位に並んだからといって、その県の子ども一人ひとりの記録が低いわけではありません。
同じ県のなかにも、上位県の平均を超える子どもは大勢います。
40位から42位は東京都44.04点、香川県43.86点、大阪府43.85点でした。
下位のほうも42.75点から44.04点のあいだに10県以上が並んでいて、順位の上下はわずかな差で入れかわります。
47都道府県の中学2年生の体力合計点
| 項目 | 中学2年生の体力合計点 |
|---|---|
| 北海道 | 42.8点 |
| 青森県 | 45.4点 |
| 岩手県 | 46.6点 |
| 宮城県 | 45.5点 |
| 秋田県 | 46.9点 |
| 山形県 | 45.7点 |
| 福島県 | 45.3点 |
| 茨城県 | 47.4点 |
| 栃木県 | 45.6点 |
| 群馬県 | 45.9点 |
| 埼玉県 | 47.3点 |
| 千葉県 | 46.0点 |
| 東京都 | 44.0点 |
| 神奈川県 | 43.1点 |
| 新潟県 | 46.7点 |
| 富山県 | 44.7点 |
| 石川県 | 47.1点 |
| 福井県 | 48.0点 |
| 山梨県 | 46.1点 |
| 長野県 | 45.2点 |
| 岐阜県 | 45.5点 |
| 静岡県 | 45.5点 |
| 愛知県 | 43.3点 |
| 三重県 | 45.1点 |
| 滋賀県 | 44.7点 |
| 京都府 | 43.8点 |
| 大阪府 | 43.9点 |
| 兵庫県 | 42.9点 |
| 奈良県 | 44.9点 |
| 和歌山県 | 44.9点 |
| 鳥取県 | 46.2点 |
| 島根県 | 44.8点 |
| 岡山県 | 45.6点 |
| 広島県 | 44.7点 |
| 山口県 | 45.2点 |
| 徳島県 | 45.2点 |
| 香川県 | 43.9点 |
| 愛媛県 | 44.2点 |
| 高知県 | 44.6点 |
| 福岡県 | 45.1点 |
| 佐賀県 | 45.5点 |
| 長崎県 | 45点 |
| 熊本県 | 45.5点 |
| 大分県 | 47.5点 |
| 宮崎県 | 46.1点 |
| 鹿児島県 | 44.1点 |
| 沖縄県 | 44.6点 |
日本地図で見ると、上位に福井県47.95点、大分県47.45点、茨城県47.44点、埼玉県47.29点、石川県47.09点が並びました。
6位は秋田県46.91点、7位は新潟県46.70点、8位は岩手県46.59点です。
下のほうは神奈川県43.09点、兵庫県42.85点、北海道42.75点。
中央値は45.23点で、平均の45.26点とほぼ同じ。
47都道府県が42.75点から47.95点のあいだに収まっています。
| 順位 | 都道府県 | 中学2年生の体力合計点(点) | 地方 | 男子の平均 | 女子の平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 47.95 | 中部 | 45.08 | 50.97 |
| 2 | 大分県 | 47.45 | 九州 | 45.45 | 49.52 |
| 3 | 茨城県 | 47.44 | 関東 | 44.37 | 50.62 |
| 4 | 埼玉県 | 47.29 | 関東 | 43.78 | 50.89 |
| 5 | 石川県 | 47.09 | 中部 | 44.33 | 49.91 |
| 6 | 秋田県 | 46.91 | 東北 | 45.01 | 48.9 |
| 7 | 新潟県 | 46.7 | 中部 | 44.35 | 49.14 |
| 8 | 岩手県 | 46.59 | 東北 | 43.98 | 49.22 |
| 9 | 鳥取県 | 46.22 | 中国 | 43.54 | 48.75 |
| 10 | 宮崎県 | 46.1 | 九州 | 43.64 | 48.66 |
| 11 | 山梨県 | 46.07 | 中部 | 43.45 | 48.93 |
| 12 | 千葉県 | 46.01 | 関東 | 42.94 | 49.13 |
| 13 | 群馬県 | 45.93 | 関東 | 42.87 | 48.98 |
| 14 | 山形県 | 45.66 | 東北 | 43.01 | 48.3 |
| 15 | 栃木県 | 45.59 | 関東 | 42.32 | 49.01 |
| 16 | 岡山県 | 45.55 | 中国 | 43.39 | 47.77 |
| 17 | 熊本県 | 45.51 | 九州 | 42.88 | 48.39 |
| 17 | 佐賀県 | 45.51 | 九州 | 42.97 | 48.15 |
| 19 | 岐阜県 | 45.48 | 中部 | 42.85 | 48.15 |
| 19 | 静岡県 | 45.48 | 中部 | 42.49 | 48.47 |
| 21 | 宮城県 | 45.47 | 東北 | 43.39 | 47.51 |
| 22 | 青森県 | 45.4 | 東北 | 43.25 | 47.55 |
| 23 | 福島県 | 45.31 | 東北 | 42.55 | 48.13 |
| 24 | 山口県 | 45.23 | 中国 | 42.28 | 48.21 |
| 25 | 長野県 | 45.22 | 中部 | 42.87 | 47.67 |
| 26 | 徳島県 | 45.16 | 四国 | 42.89 | 47.51 |
| 27 | 福岡県 | 45.11 | 九州 | 42.83 | 47.43 |
| 28 | 三重県 | 45.08 | 近畿 | 42.4 | 47.91 |
| 29 | 長崎県 | 45 | 九州 | 42.2 | 47.78 |
| 30 | 和歌山県 | 44.93 | 近畿 | 42.41 | 47.46 |
| 31 | 奈良県 | 44.88 | 近畿 | 42.47 | 47.35 |
| 32 | 島根県 | 44.84 | 中国 | 42.11 | 47.7 |
| 33 | 滋賀県 | 44.72 | 近畿 | 42.38 | 47.11 |
| 34 | 富山県 | 44.7 | 中部 | 42.3 | 47.25 |
| 35 | 広島県 | 44.68 | 中国 | 41.93 | 47.44 |
| 36 | 沖縄県 | 44.62 | 九州 | 42.34 | 46.71 |
| 37 | 高知県 | 44.59 | 四国 | 42.2 | 46.91 |
| 38 | 愛媛県 | 44.16 | 四国 | 41.39 | 47 |
| 39 | 鹿児島県 | 44.1 | 九州 | 41.25 | 46.97 |
| 40 | 東京都 | 44.04 | 関東 | 41.34 | 46.82 |
| 41 | 香川県 | 43.86 | 四国 | 41.22 | 46.57 |
| 42 | 大阪府 | 43.85 | 近畿 | 40.98 | 46.7 |
| 43 | 京都府 | 43.82 | 近畿 | 41.23 | 46.5 |
| 44 | 愛知県 | 43.29 | 中部 | 40.61 | 46.04 |
| 45 | 神奈川県 | 43.09 | 関東 | 40.76 | 45.43 |
| 46 | 兵庫県 | 42.85 | 近畿 | 39.99 | 45.65 |
| 47 | 北海道 | 42.75 | 北海道 | 40.88 | 44.7 |
このグラフについての豆知識
中学は9種目のこともある
中学2年生の体力テストは、持久走か20mシャトルランのどちらかを選べます。
両方を実施する学校もあるため、合計点の満点は学校によって変わります。
女子のほうが点数が高い
1位の福井県は男子45.08点、女子50.97点。
その差は5.89点で、女子が大きく上回ります。
47位の北海道も男子40.88点、女子44.70点と同じ傾向でした。
点数への換算は男女で別の基準が使われているため、この差は「女子のほうが体力がある」という意味ではありません。
この調査について
全国体力・運動能力、運動習慣等調査は、スポーツ庁が毎年行っています。
対象は小学5年生と中学2年生で、公立学校のほぼ全員が受けます。
この記事の数字は公立学校のもので、政令指定都市をふくみます。
国立・私立の学校は入っていません。
主指標は男子と女子の平均値を、それぞれの標本数で重みづけて平均した値です。
男女で記録がはっきり違う種目もあるため、本文では男女それぞれの値も添えています。
地方のなかで見た中学2年生の体力合計点
| 地方 | 最も多い(点) | 最も少ない(点) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 46.91 | 福島県 45.31 |
| 関東 | 茨城県 47.44 | 神奈川県 43.09 |
| 中部 | 福井県 47.95 | 愛知県 43.29 |
| 近畿 | 三重県 45.08 | 兵庫県 42.85 |
| 中国 | 鳥取県 46.22 | 広島県 44.68 |
| 四国 | 徳島県 45.16 | 香川県 43.86 |
| 九州 | 大分県 47.45 | 鹿児島県 44.1 |
まとめ
中学2年生の体力合計点は、全国の平均が45.26点、中央値は45.23点。
最も高い福井県47.95点と最も低い北海道42.75点の差は5.20点、倍率は1.12倍でした。
福井県が小5に続いて1位。
上位8県のうち7県が小5と同じ顔ぶれでした。
一時的な取り組みではなく、長く続けてきた地域の差が出ています。
地方別では東北6県が45.89点で最も高く、北海道が42.75点で最も低い結果です。
その差は3.14点でした。
この調査は毎年行われていて、対象は公立学校の中学2年生のほぼ全員です。
一人ひとりの記録ではなく、都道府県ごとの平均を並べたものだという点は読むときに気をつけてください。
同じ調査の別の種目を見ると、上位に並ぶ県が入れかわることがあります。
力の強さ、すばやさ、やわらかさ、持久力はそれぞれ別の性質で、ひとつの種目の順位だけでその県の子どもの体力を語ることはできません。
ほかの種目とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国体力・運動能力、運動習慣等調査
- 調査年: 令和7年度(2025年度)
- 公開元: スポーツ庁
- 参照URL: https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1411922_00014.html
- 備考: 8種目または9種目の記録を得点に直して合計した値。公立学校の中学2年生が対象で、政令指定都市をふくむ。主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成
注記: 8種目または9種目の記録を得点に直して合計した値。
公立学校の中学2年生が対象で、政令指定都市をふくむ。
主指標は男子と女子の平均値を標本数で重みづけて平均した値。
スポーツ庁の調査を加工して47グラフが作成
