【町と村の数】全国926、1位の道は2位の2.48倍

【町と村の数】全国926、1位の道は2位の2.48倍

町と村の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。

全国926のうち、北海道が144で1位。
2位の長野県に2.48倍の差をつけました。

47都道府県の単純平均

20町村

町村数(2024年)

最も多い 北海道

144町村

最も少ない 大分県

4町村

町と村が多い5道県

上位5都道府県の町村数
上位5都道府県の町村数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 020406080100120140北海道: 144町村144町村長野県: 58町村58町村福島県: 46町村46町村福岡県: 31町村31町村熊本県: 31町村31町村北海道長野県福島県福岡県熊本県
上位5都道府県の町村数
項目町村数
北海道144町村
長野県58町村
福島県46町村
福岡県31町村
熊本県31町村
下位5都道府県の町村数
下位5都道府県の町村数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 02468大分県: 4町村4町村富山県: 5町村5町村滋賀県: 6町村6町村山口県: 6町村6町村石川県: 8町村8町村福井県: 8町村8町村長崎県: 8町村8町村大分県富山県滋賀県山口県石川県福井県長崎県
下位5都道府県の町村数
項目町村数
大分県4町村
富山県5町村
滋賀県6町村
山口県6町村
石川県8町村
福井県8町村
長崎県8町村

町と村が多い上位5道県です。

北海道は144、長野県は58、福島県は46でした。
北海道は2位の長野県の2.48倍で、1道だけで全国の15.6パーセントを占めます。

4位以下は沖縄県、埼玉県と続き、上位5道県で全国の33.5パーセント。
上位3道県で26.8パーセント、上位10道県で47.9パーセントでした。

市と区の記事では上位に入らなかった北海道と長野県が、町村では先頭に立ちます。

人口あたりでは39倍という大きな開きが出ます

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
町村数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、開きはさらに大きくなります。

1位は高知県の3.51、2位は長野県2.92、3位は北海道2.86。

逆に人口あたりの下位は大阪府0.11、東京都0.09。
高知県と東京都では39倍の開きです。
実数の36.0倍より大きく、この一連の記事のなかでも際立った差になります。

実数26位の東京都が人口あたりでは47位。
大都市には町村がほとんど残っていません。

町や村は、人口が少なく市の要件を満たさない自治体です。
山がちで集落が散らばる土地ほど、小さな自治体が合併せずに残りやすいと考えられます。
長野県や高知県、北海道はいずれもそうした地形を持ちます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が2.9で最も多く、関東7都県が0.3で最も少なくなります。
東北6県1.8と四国4県1.6がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの町村数の上位5都道府県
人口10万人あたりの町村数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0.00.51.01.52.02.53.03.5高知県: 3.53.5長野県: 2.92.9北海道: 2.92.9鳥取県: 2.82.8福島県: 2.62.6高知県長野県北海道鳥取県福島県
人口10万人あたりの町村数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの町村数
高知県3.5
長野県2.9
北海道2.9
鳥取県2.8
福島県2.6

町と村が少ない県

町と村が少ない県です。

最も少ないのは大分県の4。
次いで富山県が5、山口県が6と続きます。
北海道の144とは36.0倍の差があります。

大分県は市町村全体でも18で下から3番目。
合併が大きく進んだ県として知られます。

47都道府県の中央値は14。
平均は19.7なので、平均が中央値の1.4倍です。

地方別に見る

地方別の平均(町村数)
地方別の平均(町村数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 020406080100120140北海道: 144町村144町村東北: 25町村25町村関東: 16町村16町村中部: 17町村17町村近畿: 15町村15町村中国: 11町村11町村四国: 14町村14町村九州: 19町村19町村北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(町村数)
項目町村数の平均
北海道144町村
東北25町村
関東16町村
中部17町村
近畿15町村
中国11町村
四国14町村
九州19町村

町と村は、人口の少ない地方に多く残ります。

地方別に合計を出すと、九州・沖縄8県が全国の16.7パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が16.4パーセント、東北6県が16.2パーセント、北海道が15.6パーセントと続きました。

少ないほうは関東7都県が12.2パーセント、近畿7府県が11パーセント、四国4県が6.2パーセント、中国5県が5.7パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が2.9、東北6県が1.8、四国4県が1.6の順に多く、最も少ないのは関東7都県が0.3です。

地図で見る

町村数(2024年)
町村数(2024年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は町村。 北海道 144町村青森 30町村岩手 19町村宮城 21町村秋田 12町村山形 22町村福島 46町村茨城 12町村栃木 11町村群馬 23町村埼玉 23町村千葉 17町村東京 13町村神奈川 14町村新潟 10町村富山 5町村石川 8町村福井 8町村山梨 14町村長野 58町村岐阜 21町村静岡 12町村愛知 16町村三重 15町村滋賀 6町村京都 11町村大阪 10町村兵庫 12町村奈良 27町村和歌山 21町村鳥取 15町村島根 11町村岡山 12町村広島 9町村山口 6町村徳島 16町村香川 9町村愛媛 9町村高知 23町村福岡 31町村佐賀 10町村長崎 8町村熊本 31町村大分 4町村宮崎 17町村鹿児島 24町村沖縄 30町村
町村数(町村)
町村数(2024年)
項目町村数
北海道144町村
青森県30町村
岩手県19町村
宮城県21町村
秋田県12町村
山形県22町村
福島県46町村
茨城県12町村
栃木県11町村
群馬県23町村
埼玉県23町村
千葉県17町村
東京都13町村
神奈川県14町村
新潟県10町村
富山県5町村
石川県8町村
福井県8町村
山梨県14町村
長野県58町村
岐阜県21町村
静岡県12町村
愛知県16町村
三重県15町村
滋賀県6町村
京都府11町村
大阪府10町村
兵庫県12町村
奈良県27町村
和歌山県21町村
鳥取県15町村
島根県11町村
岡山県12町村
広島県9町村
山口県6町村
徳島県16町村
香川県9町村
愛媛県9町村
高知県23町村
福岡県31町村
佐賀県10町村
長崎県8町村
熊本県31町村
大分県4町村
宮崎県17町村
鹿児島県24町村
沖縄県30町村

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで長野県、福島県、沖縄県、埼玉県が続きます。
淡いのは大分県、富山県、山口県でした。

47都道府県の平均は19.7、中央値は14です。
北海道の144は平均の7.3倍にあたります。

上位3道県で26.8パーセント、1位と47位で36.0倍の開きがありました。

順位都道府県町村数(町村)地方人口10万人あたりの町村数
1北海道144北海道2.86
2長野県58中部2.92
3福島県46東北2.64
4熊本県31九州1.83
4福岡県31九州0.61
6沖縄県30九州2.05
6青森県30東北2.58
8奈良県27近畿2.10
9鹿児島県24九州1.57
10群馬県23関東1.22
10高知県23四国3.51
10埼玉県23関東0.31
13山形県22東北2.18
14岐阜県21中部1.10
14宮城県21東北0.93
14和歌山県21近畿2.39
17岩手県19東北1.66
18宮崎県17九州1.65
18千葉県17関東0.27
20愛知県16中部0.21
20徳島県16四国2.34
22三重県15近畿0.88
22鳥取県15中国2.82
24山梨県14中部1.77
24神奈川県14関東0.15
26東京都13関東0.09
27茨城県12関東0.43
27岡山県12中国0.66
27秋田県12東北1.34
27静岡県12中部0.34
27兵庫県12近畿0.22
32京都府11近畿0.44
32島根県11中国1.71
32栃木県11関東0.58
35佐賀県10九州1.27
35新潟県10中部0.48
35大阪府10近畿0.11
38愛媛県9四国0.71
38広島県9中国0.33
38香川県9四国0.98
41石川県8中部0.73
41長崎県8九州0.64
41福井県8中部1.08
44山口県6中国0.47
44滋賀県6近畿0.43
46富山県5中部0.50
47大分県4九州0.37
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

市町村を3つに分けて見る

当サイトでは市町村の数、市と区の数、町と村の数を別々の記事で扱っています。
北海道は市町村全体で1位、町村でも1位ですが、市と区では7位。

同じ自治体の数でも、市に注目するか町村に注目するかで、地図の見え方がまるで変わります。
3つを並べて読むと、その土地の成り立ちが見えてきます。

人口あたりで39倍

人口10万人あたりでは高知県3.51、東京都0.09で39倍。
この一連の記事で扱ってきた統計のなかでも、とりわけ大きな開きです。

町や村は人口の少ない自治体ですから、人口で割ると差が広がるのは自然なこと。
それでも39倍という数字は、日本の自治体の姿がいかに地域によって違うかを教えてくれます。
数字は2024年のものです。

10年前とくらべると

全国の町村数は、2014年の929町村から2024年の926町村へ、この10年でほとんど変わっていません。

2014年の時点でも1位は北海道でした。
この10年、順位は動いていません。

県ごとに見ると、いちばん変わらなかったのは北海道で、10年前とほぼ同じでした。

順位の並びがにている記事

町村数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

並びが最も重なったのは【市町村の数】全国1,741、1位の道だけで全体の1割を超えるで、相関は0.78です。
最も食い違ったのは【その他の消費支出】1か月の平均は3万8,319円(順位相関-0.58)でした。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た町村数

地方最も多い(町村)最も少ない(町村)
東北福島県 46秋田県 12
関東群馬県 23栃木県 11
中部長野県 58富山県 5
近畿奈良県 27滋賀県 6
中国鳥取県 15山口県 6
四国高知県 23愛媛県 9
九州福岡県 31大分県 4
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

町と村の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で144、最も少ない大分県で4でした。
北海道は2位の長野県の2.48倍です。

町村数の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、市と区は別に集計されること。
2つ目は、少ない県では同じ数が重なり順位がつきにくいこと。
3つ目は2024年の数字であることです。

人口10万人あたりでは高知県3.51が1位、東京都0.09が47位で39倍の開き。
大都市には町村がほとんど残っていません。

地方別に合計を出すと九州・沖縄8県が全国の16.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が2.9で最多でした。
市町村や市と区の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードD110103(町村数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードD110103(町村数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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