消火栓の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2022年の数字です。
全国195万4,330か所のうち、大阪府が13万5,981か所で1位、東京都が13万4,550か所で2位。
差は1,431か所しかありません。
47都道府県の単純平均
41,581か所
消火栓の数(2022年)
最も多い 大阪府
135,981か所
最も少ない 島根県
12,575か所
地図で見る
| 項目 | 消火栓の数 |
|---|---|
| 北海道 | 56,647か所 |
| 青森県 | 19,344か所 |
| 岩手県 | 21,055か所 |
| 宮城県 | 35,897か所 |
| 秋田県 | 17,397か所 |
| 山形県 | 20,224か所 |
| 福島県 | 33,860か所 |
| 茨城県 | 44,417か所 |
| 栃木県 | 41,605か所 |
| 群馬県 | 25,953か所 |
| 埼玉県 | 73,799か所 |
| 千葉県 | 71,810か所 |
| 東京都 | 134,550か所 |
| 神奈川県 | 101,562か所 |
| 新潟県 | 45,929か所 |
| 富山県 | 19,739か所 |
| 石川県 | 24,832か所 |
| 福井県 | 18,995か所 |
| 山梨県 | 21,829か所 |
| 長野県 | 55,289か所 |
| 岐阜県 | 46,546か所 |
| 静岡県 | 62,365か所 |
| 愛知県 | 97,214か所 |
| 三重県 | 41,436か所 |
| 滋賀県 | 37,598か所 |
| 京都府 | 43,579か所 |
| 大阪府 | 135,981か所 |
| 兵庫県 | 118,651か所 |
| 奈良県 | 29,531か所 |
| 和歌山県 | 23,678か所 |
| 鳥取県 | 17,833か所 |
| 島根県 | 12,575か所 |
| 岡山県 | 39,379か所 |
| 広島県 | 60,310か所 |
| 山口県 | 24,378か所 |
| 徳島県 | 12,853か所 |
| 香川県 | 19,598か所 |
| 愛媛県 | 27,099か所 |
| 高知県 | 15,074か所 |
| 福岡県 | 78,652か所 |
| 佐賀県 | 12,987か所 |
| 長崎県 | 18,182か所 |
| 熊本県 | 23,857か所 |
| 大分県 | 18,945か所 |
| 宮崎県 | 15,753か所 |
| 鹿児島県 | 21,191か所 |
| 沖縄県 | 14,352か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは大阪府、東京都、兵庫県、神奈川県、愛知県です。
人口の分布に近い地図になります。
淡いのは島根県、徳島県、佐賀県、沖縄県、高知県でした。
47都道府県の平均は4万1,581.5か所、中央値は2万7,099か所です。
大阪府の13万5,981か所は平均の3.3倍にあたります。
上位3府県で19.9パーセント、1位と47位で10.8倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 消火栓の数(か所) | 地方 | 人口10万人あたりの消火栓の数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大阪府 | 135981 | 近畿 | 1552.83 |
| 2 | 東京都 | 134550 | 関東 | 949.01 |
| 3 | 兵庫県 | 118651 | 近畿 | 2223.18 |
| 4 | 神奈川県 | 101562 | 関東 | 1100.94 |
| 5 | 愛知県 | 97214 | 中部 | 1303.14 |
| 6 | 福岡県 | 78652 | 九州 | 1544.62 |
| 7 | 埼玉県 | 73799 | 関東 | 1006.53 |
| 8 | 千葉県 | 71810 | 関東 | 1148.78 |
| 9 | 静岡県 | 62365 | 中部 | 1768.22 |
| 10 | 広島県 | 60310 | 中国 | 2222.18 |
| 11 | 北海道 | 56647 | 北海道 | 1123.28 |
| 12 | 長野県 | 55289 | 中部 | 2782.54 |
| 13 | 岐阜県 | 46546 | 中部 | 2429.33 |
| 14 | 新潟県 | 45929 | 中部 | 2188.14 |
| 15 | 茨城県 | 44417 | 関東 | 1582.93 |
| 16 | 京都府 | 43579 | 近畿 | 1729.33 |
| 17 | 栃木県 | 41605 | 関東 | 2207.16 |
| 18 | 三重県 | 41436 | 近畿 | 2421.74 |
| 19 | 岡山県 | 39379 | 中国 | 2150.68 |
| 20 | 滋賀県 | 37598 | 近畿 | 2681.74 |
| 21 | 宮城県 | 35897 | 東北 | 1596.84 |
| 22 | 福島県 | 33860 | 東北 | 1942.63 |
| 23 | 奈良県 | 29531 | 近畿 | 2298.13 |
| 24 | 愛媛県 | 27099 | 四国 | 2123.75 |
| 25 | 群馬県 | 25953 | 関東 | 1373.17 |
| 26 | 石川県 | 24832 | 中部 | 2261.57 |
| 27 | 山口県 | 24378 | 中国 | 1903.04 |
| 28 | 熊本県 | 23857 | 九州 | 1405.83 |
| 29 | 和歌山県 | 23678 | 近畿 | 2690.68 |
| 30 | 山梨県 | 21829 | 中部 | 2759.67 |
| 31 | 鹿児島県 | 21191 | 九州 | 1383.22 |
| 32 | 岩手県 | 21055 | 東北 | 1838.86 |
| 33 | 山形県 | 20224 | 東北 | 2000.4 |
| 34 | 富山県 | 19739 | 中部 | 1979.84 |
| 35 | 香川県 | 19598 | 四国 | 2137.19 |
| 36 | 青森県 | 19344 | 東北 | 1660.43 |
| 37 | 福井県 | 18995 | 中部 | 2570.37 |
| 38 | 大分県 | 18945 | 九州 | 1746.08 |
| 39 | 長崎県 | 18182 | 九州 | 1452.24 |
| 40 | 鳥取県 | 17833 | 中国 | 3358.38 |
| 41 | 秋田県 | 17397 | 東北 | 1939.46 |
| 42 | 宮崎県 | 15753 | 九州 | 1524.98 |
| 43 | 高知県 | 15074 | 四国 | 2297.87 |
| 44 | 沖縄県 | 14352 | 九州 | 978.99 |
| 45 | 佐賀県 | 12987 | 九州 | 1648.1 |
| 46 | 徳島県 | 12853 | 四国 | 1876.35 |
| 47 | 島根県 | 12575 | 中国 | 1958.72 |
消火栓が多い5都府県
消火栓が多い上位5都府県です。
大阪府は13万5,981か所、東京都は13万4,550か所、兵庫県は11万8,651か所、神奈川県は10万1,562か所、愛知県は9万7,214か所でした。
大阪府と東京都の差は1.01倍で、ほとんど並んでいます。
6位以下は福岡県7万8,652か所、埼玉県7万3,799か所、千葉県7万1,810か所と続きます。
上位3府県で全国の19.9パーセント、上位5都府県で30.1パーセント、上位10都府県で47.8パーセント。
人口の多い順に近い並びです。
人口あたりの1位は鳥取県、東京都は47位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は消火栓の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、上位と下位がそっくり入れ替わります。
1位は鳥取県の3,358.4か所、2位は長野県2,782.5か所、3位は山梨県2,759.7か所。
4位は和歌山県2,690.7か所、5位は滋賀県2,681.7か所と続きます。
逆に人口あたりの下位は東京都949.0か所、沖縄県979.0か所、埼玉県1,006.5か所、神奈川県1,100.9か所。
鳥取県と東京都では3.5倍の開きです。
実数40位の鳥取県が人口あたりでは1位、実数2位の東京都が47位。
実数1位の大阪府も人口あたりでは34位まで落ちます。
消火栓は水道管の上に置かれます。
人が密集している都市では、同じ長さの水道管で多くの人をまかなえるため、人口あたりの数は少なくなります。
散らばって住んでいる土地では水道管が長くなり、消火栓も多く必要になると考えられます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が2,318.6か所で最も多く、北海道が1,123.3か所で最も少なくなります。
近畿7府県2,228.2か所、中部9県2,227.0か所と続きました。
実数で見ると順位は変わる
消火栓が少ない5県
消火栓が少ない下位5県です。
島根県は1万2,575か所、徳島県は1万2,853か所、佐賀県は1万2,987か所、沖縄県は1万4,352か所、高知県は1万5,074か所でした。
大阪府の13万5,981か所とは10.8倍の差があります。
10.8倍という開きは、この一連の記事のなかでは小さいほうです。
消火栓は水道管に沿って一定の間隔で置かれるため、人口の差ほどには数が開かないと考えられます。
47都道府県の中央値は2万7,099か所。
平均は4万1,581.5か所なので、平均が中央値の1.5倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の25.3パーセント、近畿7府県が22.0パーセント、中部9県が20.1パーセント、九州・沖縄8県が10.4パーセントと続きます。
少ないほうは中国5県が7.9パーセント、東北6県が7.6パーセント、四国4県が3.8パーセント、北海道が2.9パーセントでした。
上位3地方で全国の67.4パーセントを占めます。
人口10万人あたりの平均で見ると順番が変わります。
中国5県が2,318.6か所で1位、近畿7府県が2,228.2か所で2位、中部9県が2,227.0か所で3位。
関東7都県は1,338.4か所で下から3番目、北海道は1,123.3か所で最下位でした。
このグラフについての豆知識
全国に195万か所
全国195万4,330か所という数は、コンビニエンスストアのおよそ35倍。
街を歩けば必ず目に入るものですが、意識して数えることはあまりありません。
人口10万人あたりで最も多い鳥取県は3,358.4か所。
100人あたり3か所を超える計算です。
防火水槽とは1位が違う
消防の水利にはもうひとつ、防火水槽があります。
全国54万2,179か所で、1位は埼玉県4万4,659か所。
消火栓の1位は大阪府なので、上位の顔ぶれが違います。
消火栓は水道管に、防火水槽は土地に置かれます。
水道が整っている土地では消火栓、そうでない土地では防火水槽が使われると考えられますが、この統計からその関係までは確かめられません。
数字は2022年のものです。
10年前とくらべると
全国の消火栓の数は、2012年の1,794,021か所から2022年の1,954,330か所へ、この10年で9%増えました。
10年前の先頭は東京都。
いま1位の大阪府は、当時2位からの入れかわりです。
伸びがいちばん大きかったのは高知県で、114%増でした。
順位の並びがにている記事
消火栓の数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
並びが最も重なったのは【親族が住む家を持つ世帯】全国210万1,400世帯、使い道で最多で、相関は0.96です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.84)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た消火栓の数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 35897 | 秋田県 17397 |
| 関東 | 東京都 134550 | 群馬県 25953 |
| 中部 | 愛知県 97214 | 福井県 18995 |
| 近畿 | 大阪府 135981 | 和歌山県 23678 |
| 中国 | 広島県 60310 | 島根県 12575 |
| 四国 | 愛媛県 27099 | 徳島県 12853 |
| 九州 | 福岡県 78652 | 佐賀県 12987 |
まとめ
消火栓の数を47都道府県で比べると、最も多い大阪府で13万5,981か所、最も少ない島根県で1万2,575か所でした。
1位と2位の差は1,431か所しかありません。
消火栓の数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、防火水槽は別に集計されること。
2つ目は、消火栓の大きさや種類は問わないこと。
3つ目は2022年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鳥取県3,358.4か所が1位、東京都949.0か所が47位。
実数40位の鳥取県が1位に上がり、実数2位の東京都が最下位になります。
地方別の人口あたり平均は中国5県2,318.6か所が最多、北海道1,123.3か所が最少でした。
防火水槽や消防署の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードK1108(消火栓数)の2022年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードK1108(消火栓数)の2022年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
