【ばれいしょの作付面積】全国58,806ha、8割超が1道に集中

【ばれいしょの作付面積】全国58,806ha、8割超が1道に集中

ばれいしょの作付面積を、47都道府県で並べて比べます。
じゃがいものことです。

使うのは農林水産省の2020年農林業センサス。

全国58,806ヘクタールのうち、北海道が4万8,654ヘクタール。
1道で82.7パーセントを占め、2位の鹿児島県3,147ヘクタールとは15.46倍ひらきます。

47都道府県の単純平均

1,251ha

ばれいしょの作付面積(2020年)

最も多い 北海道

48,654ha

最も少ない 和歌山県

6ha

地図で見る

ばれいしょの作付面積(2020年)
ばれいしょの作付面積(2020年) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(農林水産省)をもとに作成。単位はha。 北海道 48,654ha青森 314ha岩手 76ha宮城 109ha秋田 32ha山形 26ha福島 107ha茨城 1,424ha栃木 67ha群馬 59ha埼玉 110ha千葉 567ha東京 93ha神奈川 103ha新潟 60ha富山 29ha石川 21ha福井 15ha山梨 23ha長野 80ha岐阜 44ha静岡 231ha愛知 34ha三重 45ha滋賀 12ha京都 18ha大阪 15ha兵庫 49ha奈良 14ha和歌山 6ha鳥取 17ha島根 136ha岡山 32ha広島 68ha山口 38ha徳島 16ha香川 9ha愛媛 40ha高知 26ha福岡 59ha佐賀 59ha長崎 1,855ha熊本 347ha大分 27ha宮崎 456ha鹿児島 3,147ha沖縄 37ha
ばれいしょの作付面積(ha)
ばれいしょの作付面積(2020年)
項目ばれいしょの作付面積
北海道48,654ha
青森県314ha
岩手県76ha
宮城県109ha
秋田県32ha
山形県26ha
福島県107ha
茨城県1,424ha
栃木県67ha
群馬県59ha
埼玉県110ha
千葉県567ha
東京都93ha
神奈川県103ha
新潟県60ha
富山県29ha
石川県21ha
福井県15ha
山梨県23ha
長野県80ha
岐阜県44ha
静岡県231ha
愛知県34ha
三重県45ha
滋賀県12ha
京都府18ha
大阪府15ha
兵庫県49ha
奈良県14ha
和歌山県6ha
鳥取県17ha
島根県136ha
岡山県32ha
広島県68ha
山口県38ha
徳島県16ha
香川県9ha
愛媛県40ha
高知県26ha
福岡県59ha
佐賀県59ha
長崎県1,855ha
熊本県347ha
大分県27ha
宮崎県456ha
鹿児島県3,147ha
沖縄県37ha

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
ほかとは段違いの濃さになります。
次いで鹿児島県、長崎県、茨城県、千葉県が続きますが、いずれも淡い色にとどまります。

47都道府県の平均は1,251.2ヘクタール、中央値は49ヘクタールです。
北海道の4万8,654ヘクタールは平均の38.9倍にあたります。

上位3道県で91.2パーセント、100ヘクタールを下回るのが32府県。
1位と47位で8,109.0倍の開きがありました。

順位都道府県ばれいしょの作付面積(ha)地方ばれいしょの作付経営体数
1北海道48654北海道7474
2鹿児島県3147九州3182
3長崎県1855九州1817
4茨城県1424関東1477
5千葉県567関東1741
6宮崎県456九州306
7熊本県347九州523
8青森県314東北463
9静岡県231中部1055
10島根県136中国383
11埼玉県110関東1375
12宮城県109東北959
13福島県107東北2149
14神奈川県103関東1702
15東京都93関東1244
16長野県80中部1477
17岩手県76東北917
18広島県68中国632
19栃木県67関東679
20新潟県60中部1104
21群馬県59関東696
21佐賀県59九州160
21福岡県59九州417
24兵庫県49近畿871
25三重県45近畿276
26岐阜県44中部487
27愛媛県40四国569
28山口県38中国430
29沖縄県37九州107
30愛知県34中部701
31岡山県32中国600
31秋田県32東北411
33富山県29中部188
34大分県27九州225
35高知県26四国202
35山形県26東北439
37山梨県23中部314
38石川県21中部181
39京都府18近畿457
40鳥取県17中国415
41徳島県16四国201
42大阪府15近畿381
42福井県15中部228
44奈良県14近畿306
45滋賀県12近畿170
46香川県9四国156
47和歌山県6近畿124
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

ばれいしょが多い5道県

上位5都道府県のばれいしょの作付面積
上位5都道府県のばれいしょの作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 020,00040,000北海道: 48,654ha48,654ha鹿児島県: 3,147ha3,147ha長崎県: 1,855ha1,855ha茨城県: 1,424ha1,424ha千葉県: 567ha567ha北海道鹿児島県長崎県茨城県千葉県
上位5都道府県のばれいしょの作付面積
項目ばれいしょの作付面積
北海道48,654ha
鹿児島県3,147ha
長崎県1,855ha
茨城県1,424ha
千葉県567ha
下位5都道府県のばれいしょの作付面積
下位5都道府県のばれいしょの作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 02468101214和歌山県: 6ha6ha香川県: 9ha9ha滋賀県: 12ha12ha奈良県: 14ha14ha福井県: 15ha15ha大阪府: 15ha15ha和歌山県香川県滋賀県奈良県福井県大阪府
下位5都道府県のばれいしょの作付面積
項目ばれいしょの作付面積
和歌山県6ha
香川県9ha
滋賀県12ha
奈良県14ha
福井県15ha
大阪府15ha

ばれいしょの作付面積が広い上位5道県です。

北海道は4万8,654ヘクタール、鹿児島県は3,147ヘクタール、長崎県は1,855ヘクタール、茨城県は1,424ヘクタール、千葉県は567ヘクタールでした。
北海道は2位の鹿児島県の15.46倍あります。

6位以下は宮崎県456ヘクタール、熊本県347ヘクタール、青森県314ヘクタールと続きます。

上位3道県で全国の91.2パーセント、上位5道県で94.6パーセント、上位10道県で97.2パーセントを占めます。
北海道1道だけで82.7パーセントという、きわめて偏った分布です。

1位と2位で15.46倍、上位への集中がきわだちます

ここからは統計を離れて、ばれいしょの作付面積の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

北海道への集中が、この記事で扱う品目のなかでも上位に入ります。

1位のシェアは82.7パーセント。
小豆の90.8パーセントに次いで高い数字です。
たまねぎは65.9パーセント、うめは63.5パーセントでした。

上位3道県で91.2パーセント。
北海道、鹿児島県、長崎県の3道県でほぼ全部という形になります。

作付経営体数は40,371で、1位は北海道7,474、2位は鹿児島県3,182、3位は福島県2,149、4位は長崎県1,817、5位は千葉県1,741。
福島県は面積では上位10に入りませんが、経営体数では3位です。

1経営体あたりの面積は全国で1.46ヘクタール。
北海道は6.51ヘクタールで、全国の4倍以上の規模になります。
次いで宮崎県1.49ヘクタール、長崎県1.02ヘクタール。
狭いのは京都府と大阪府の0.04ヘクタールでした。

地方別では北海道が82.7パーセント、九州・沖縄8県が10.2パーセント、関東7都県が4.1パーセント。
ほかの5地方はいずれも1.1パーセント以下にとどまります。
同じいも類でも、かんしょは九州が58.6パーセントで最大でした。

実数で見ると順位は変わる

ばれいしょの作付経営体数の上位5都道府県
ばれいしょの作付経営体数の上位5都道府県 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 02,0004,0006,000北海道: 7,4747,474鹿児島県: 3,1823,182福島県: 2,1492,149長崎県: 1,8171,817千葉県: 1,7411,741北海道鹿児島県福島県長崎県千葉県
ばれいしょの作付経営体数の上位5都道府県
項目ばれいしょの作付経営体数
北海道7,474
鹿児島県3,182
福島県2,149
長崎県1,817
千葉県1,741

ばれいしょが少ない5府県

ばれいしょの作付面積が狭い下位5府県です。

和歌山県は6ヘクタール、香川県は9ヘクタール、滋賀県は12ヘクタール、奈良県は14ヘクタール、大阪府は15ヘクタールでした。
北海道の4万8,654ヘクタールとは8,109.0倍の差があります。

47都道府県の中央値は49ヘクタールです。
平均は1,251.2ヘクタールなので、平均が中央値の25.5倍。
北海道1道が全体を極端に引き上げています。

栽培がゼロの県はありませんが、100ヘクタールを下回るのは32府県。
7割近い府県では、ごく小さな規模でしか作られていません。

地方別に見る

地方別の平均(ばれいしょの作付面積)
地方別の平均(ばれいしょの作付面積) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 010,00020,00030,00040,000北海道: 48,654ha48,654ha東北: 111ha111ha関東: 346ha346ha中部: 60ha60ha近畿: 23ha23ha中国: 58ha58ha四国: 23ha23ha九州: 748ha748ha北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(ばれいしょの作付面積)
項目ばれいしょの作付面積の平均
北海道48,654ha
東北111ha
関東346ha
中部60ha
近畿23ha
中国58ha
四国23ha
九州748ha

地方別に合計を出すと、北海道が突出します。

北海道が全国の82.7パーセント、九州・沖縄8県が10.2パーセント、関東7都県が4.1パーセント、東北6県が1.1パーセントと続きます。
少ないほうは中部9県が0.9パーセント、中国5県が0.5パーセント、近畿7府県が0.3パーセント、四国4県が0.2パーセントでした。

1道だけの北海道が、ほかの7地方の合計の5倍近くを占めます。

九州・沖縄8県の10.2パーセントは、鹿児島県3,147ヘクタール、長崎県1,855ヘクタール、宮崎県456ヘクタール、熊本県347ヘクタールが中心です。
北海道が春に植えるのに対し、九州は秋にも植える二期作が行われますが、この統計から時期までは分かりません。

このグラフについての豆知識

かんしょとは産地が正反対

同じいも類のかんしょ、つまりさつまいもは、九州・沖縄8県が58.6パーセントで最大。
北海道は288ヘクタール、1.4パーセントにとどまります。

ばれいしょは北海道が82.7パーセント、九州が10.2パーセント。
ふたつのいもで、産地がほぼ入れ替わります。

上位3道県で9割超

北海道4万8,654ヘクタール、鹿児島県3,147ヘクタール、長崎県1,855ヘクタール。
この3道県で全国の91.2パーセントを占めます。

1位のシェア82.7パーセントは、小豆の90.8パーセントに次いでこの記事で扱う39品目のなかで2番目に高い数字です。

数字は2020年のものです。
5年ごとの調査で、次は2025年の結果が出ます。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
ばれいしょの作付面積の順位で探してみます。

最も似ていたのは【トマトの作付面積】全国7,718ha、作っている経営体がいちばん多いのは北海道(順位相関0.71)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【喫茶店の数】が多い都道府県ランキング、上位2県はわずか0.8店差(順位相関-0.64)です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見たばれいしょの作付面積

地方最も多い(ha)最も少ない(ha)
東北青森県 314山形県 26
関東茨城県 1424群馬県 59
中部静岡県 231福井県 15
近畿兵庫県 49和歌山県 6
中国島根県 136鳥取県 17
四国愛媛県 40香川県 9
九州鹿児島県 3147大分県 27
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

まとめ

ばれいしょの作付面積を47都道府県で比べると、最も広い北海道で4万8,654ヘクタール、最も狭い和歌山県で6ヘクタールでした。
北海道1道で全国の82.7パーセントを占めます。

ここまでのばれいしょの作付面積の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、かんしょは別に集計されること。
2つ目は、販売目的の栽培だけを数えていること。
3つ目は5年ごとの調査で2020年の数字であることです。

1位と2位の差は15.46倍、上位3道県で91.2パーセント。
1位のシェア82.7パーセントは、小豆に次いで39品目のなかで2番目に高い数字です。

同じいも類でも、かんしょは九州・沖縄8県が58.6パーセントで最大。
ばれいしょとは産地がほぼ入れ替わります。
かんしょややまのいもを比べた記事とあわせて読んでみてください。

関連記事

出典

  • 統計名: 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)
  • 調査年: 2020年
  • 公開元: 農林水産省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001032920
  • 備考: 販売を目的にばれいしょを育てている経営体の面積。自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。5年ごとの調査

注記: 販売を目的にばれいしょを育てている経営体の面積。
自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。
5年ごとの調査

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