日本でいちばん「若いまち」は、どこだと思いますか?
ここでいう若さは「年齢中位数(ねんれいちゅういすう)」ではかります。
まちに住んでいる人を年れい順にならべたとき、ちょうど真ん中にいる人の年れいです。
この数字が小さいほど、若い人が多いまちということになります。
今回は、この年齢中位数を市区町村別に比べます。
平均年齢とちがい、とくに年上の人や年下の人にひっぱられにくい数字です。
このランキングは、2020年の「国勢調査」で調べました。
人口1万人以上の市町村でくらべています。
こたえの発表
こたえは、沖縄県の南風原町(はえばるちょう)です。
年齢中位数は40.1歳。
2位は沖縄県の与那原町(よなばるちょう)で40.8歳、3位は愛知県の長久手市(ながくてし)で40.9歳でした。
日本全体の年齢中位数はおよそ48歳。
上位のまちは、それより8歳ちかく若いことになります。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(歳) |
|---|---|---|---|
| 1 | 南風原町(はえばるちょう) | 沖縄県 | 40.1 |
| 2 | 与那原町(よなばるちょう) | 沖縄県 | 40.8 |
| 3 | 長久手市(ながくてし) | 愛知県 | 40.9 |
| 4 | 中城村(なかぐすくそん) | 沖縄県 | 40.9 |
| 5 | 新宮町(しんぐうまち) | 福岡県 | 41 |
| 6 | 粕屋町(かすやまち) | 福岡県 | 41 |
| 7 | 野々市市(ののいちし) | 石川県 | 41.1 |
| 8 | 豊見城市(とみぐすくし) | 沖縄県 | 41.2 |
| 9 | 和光市(わこうし) | 埼玉県 | 41.3 |
| 10 | 宜野湾市(ぎのわんし) | 沖縄県 | 41.7 |
| 11 | 戸田市(とだし) | 埼玉県 | 41.8 |
| 12 | 高浜市(たかはまし) | 愛知県 | 42.1 |
| 13 | 朝日町(あさひちょう) | 三重県 | 42.2 |
| 14 | 栗東市(りっとうし) | 滋賀県 | 42.2 |
| 15 | 菊陽町(きくようまち) | 熊本県 | 42.2 |
| 16 | つくば市(つくばし) | 茨城県 | 42.3 |
| 17 | 浦安市(うらやすし) | 千葉県 | 42.4 |
| 18 | 川越町(かわごえちょう) | 三重県 | 42.4 |
| 19 | 大津町(おおづまち) | 熊本県 | 42.4 |
| 20 | 刈谷市(かりやし) | 愛知県 | 42.6 |
いちばん若い20のまちを表にしました。
20位の刈谷市(かりやし)でも42.6歳。
沖縄県のまちと、工業のさかんな愛知県のまちが目立ちます。
地図でみてみよう

地図に上位20のまちを点で打つと、沖縄県と、大都市の近くの工業地域に分かれます。
若い人が多いまちには、2つのタイプがあります。
子どもがたくさん生まれるまちと、若い働き手が集まってくるまちです。
どうしてだろう?
なぜ「真ん中の年れい」でくらべるのでしょうか。
平均年れいだと、とても高齢の人が少しいるだけで数字が引っぱられてしまいます。
その点、年齢中位数は「ちょうど真ん中の人」を見るので、まちの年れいの様子をつかみやすいのです。
沖縄県のまちは子どもが多いことで若く、愛知県の刈谷市(かりやし)や豊田市のような工業のまちは、若い働き手が全国から集まってくることで若くなります。
日本全体では年齢中位数が上がり続けています。
1950年ごろは22歳ほどでしたが、いまは48歳ほど。
この数字は、日本の変化をひとつの数で表しているのです。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 自分のクラスの年れいの中位数を計算してみる(かんたんです)
- 平均と中位数のちがいを、身近な数字で確かめてみる
- 日本の年齢中位数が昔からどう変わってきたか、グラフにしてみる
さらに調べたい人への問い: 「世界でいちばん若い国はどこだろう?」「まちが若いと、どんなよいことがあるだろう?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「国勢調査」(2020年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
年齢中位数は、住んでいる人を年れい順にならべたときの真ん中の人の年れいです。
人口1万人以上の市町村でくらべています。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「国勢調査」(2020年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
日本でいちばん若いまちは沖縄県の南風原町で、年齢中位数は40.1歳でした。
「平均」と「真ん中」はちがう。
統計を読むうえで大事な考え方です。
この考え方は、いろいろな調べ学習で役に立ちます。
つぎに読むならこの記事
出典
- 統計名: 国勢調査
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000020201
- 備考: 年齢中位数(住んでいる人を年れい順にならべたとき、ちょうど真ん中の人の年れい)。この数字が小さいほど若い人が多いまちになる。人口1万人以上の市町村でくらべた
