風車がいちばん多い県はどこ?【風力発電の設置基数ランキング】

風車がいちばん多い県はどこ?【風力発電の設置基数ランキング】

風車がいちばん多い県はどこだと思いますか?

風力発電の大きさをくらべる方法は2つあります。
つくれる電気の大きさでくらべる方法と、風車が何基あるかでくらべる方法です。
風車は1基あたりの大きさが場所によってちがうため、2つの順位は必ずしも一致しません。
今回は、風車の数を都道府県別に比べます。

このランキングは、2017年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。

こたえの発表

こたえは、北海道です。
304基あります。

2位は青森県で253基、3位は秋田県で210基でした。

電気の大きさのランキングとは、1位が入れかわっています。

「数」と「電気の大きさ」で1位がちがう。ランキングを2つ並べたときに、いちばん面白くなるパターンです。

このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。

トップ20をみてみよう

順位都道府県値(基)
1北海道304
2青森県253
3秋田県210
4鹿児島県157
5三重県106
6福島県96
7静岡県92
8島根県85
9長崎県78
10岩手県72
11石川県71
12愛媛県70
13和歌山県65
14茨城県64
15山口県55
16千葉県49
17高知県49
18愛知県41
19鳥取県41
20山形県35
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2017年)から作成

上位20の県を表にしました。

20位の山形県(やまがたけん)でも35基。
その施設や土地がない県は上位20に入らないので、この表には出てきません。

上位10をグラフでみると
上位10をグラフでみると 風車が日本一多い県は?の上位10。社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2017年)から作成 050100150200250300北海道: 304基304基青森県: 253基253基秋田県: 210基210基鹿児島県: 157基157基三重県: 106基106基福島県: 96基96基静岡県: 92基92基島根県: 85基85基長崎県: 78基78基岩手県: 72基72基北海道青森県秋田県鹿児島県三重県福島県静岡県島根県長崎県岩手県
上位10をグラフでみると
項目風車が日本一多い県
北海道304基
青森県253基
秋田県210基
鹿児島県157基
三重県106基
福島県96基
静岡県92基
島根県85基
長崎県78基
岩手県72基

地図でみてみよう

風車が日本一多い県は? 上位20の場所

地図に上位20の県を点で打つと、電気の大きさの地図とほぼ同じ場所にならびます。

それでも、順番は入れかわります。

どうしてだろう?

どうして「数」と「電気の大きさ」で1位がちがうのでしょうか。

風車には大きいものと小さいものがあります。
新しい風車ほど大きく、1基でつくれる電気も多くなります。

そこで、電気の大きさを風車の数でわってみました。
1基あたりの大きさが計算できます。

北海道は304基で35万8,745キロワットなので、1基あたり1,180キロワット。
いっぽう青森県は253基で41万7,463キロワットなので、1基あたり1,650キロワットです。
全国をならすと1,594キロワットでした。

北海道の風車は、全国の平均より小さいということになります。
数では1位でも、電気の大きさで青森県に負けるのはそのためです。

いちばん大きいのは島根県の2,096キロワット、次いで山口県2,063キロワット。
小さいほうは北海道1,180キロワット、岩手県1,283キロワットでした。
差はおよそ1.8倍。
同じ「風車1基」でも、県によってこれだけちがいます。

1基あたりを計算したら、北海道1,180キロワット、青森県1,650キロワット。数では北海道が勝っているのに電気で負ける理由が、これではっきりしました。

自由研究にするなら

風車のことを調べるなら、こんなやり方があります。

  • 電気の大きさを風車の数でわって、1基あたりを計算する(この記事の「どうしてだろう?」でやり方を書いています)
  • 2つのランキングをならべて、順番の入れかわる県をさがす
  • 風車の羽根の長さを調べてみる

さらに調べたい人への問い: 「風車はどれくらい大きい?」「洋上風力ってなんだろう?」

データについて

このランキングのもとになったのは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2017年)です。
国が出しているデータで、だれでも無料で見られます。

数えているのは風力発電の風車の数で、1基あたりの大きさは県によってちがいます。
この記事ではその計算もしています。

ノートのすみに、こう書きそえておきましょう。

「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2017年)をもとに47グラフが作成」

まとめ

風車がいちばん多い県は北海道で、304基でした。

「数」と「電気の大きさ」では1位がちがいます。
わり算をすると、その理由が分かります。

北海道は1基あたり1,180キロワット、青森県は1,650キロワット。
北海道には小さい風車が多いということでした。

わり算をひとつするだけで、順位の意味が変わります。風車の大きさまでは表に出ていないので、自分で計算するしかありませんでした。

出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2017年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010108
  • 備考: 風力発電の風車の数。1基あたりの大きさは県によってちがう。ゼロの県や数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない

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