47都道府県で、1年間に旅行や行楽をした人の割合を比べます。
使うのは総務省統計局の社会生活基本調査で、令和3年10月20日現在の調査です。
全国では10歳以上の49.5パーセント。
ただし、この1年は新型コロナウイルスの影響を強く受けた期間にあたります。
47都道府県の単純平均
45.7%
旅行・行楽の行動者率(令和3年(2021年))
最も多い 愛知県
57.6%
最も少ない 沖縄県
31.1%
地図で見る旅行・行楽の行動者率
| 項目 | 旅行・行楽の行動者率 |
|---|---|
| 北海道 | 51% |
| 青森県 | 36.6% |
| 岩手県 | 45.3% |
| 宮城県 | 52.2% |
| 秋田県 | 44.8% |
| 山形県 | 44.3% |
| 福島県 | 44.4% |
| 茨城県 | 45% |
| 栃木県 | 47.3% |
| 群馬県 | 50.8% |
| 埼玉県 | 51.5% |
| 千葉県 | 47.9% |
| 東京都 | 55.5% |
| 神奈川県 | 54.5% |
| 新潟県 | 47.6% |
| 富山県 | 41.1% |
| 石川県 | 44.7% |
| 福井県 | 44.3% |
| 山梨県 | 46.7% |
| 長野県 | 46.9% |
| 岐阜県 | 48.6% |
| 静岡県 | 41.3% |
| 愛知県 | 57.6% |
| 三重県 | 47% |
| 滋賀県 | 52.2% |
| 京都府 | 54.2% |
| 大阪府 | 51.9% |
| 兵庫県 | 51.6% |
| 奈良県 | 50.4% |
| 和歌山県 | 44.1% |
| 鳥取県 | 38.4% |
| 島根県 | 39.8% |
| 岡山県 | 43% |
| 広島県 | 47.1% |
| 山口県 | 43.5% |
| 徳島県 | 32.2% |
| 香川県 | 39% |
| 愛媛県 | 37.4% |
| 高知県 | 39.2% |
| 福岡県 | 52.3% |
| 佐賀県 | 47.5% |
| 長崎県 | 36.1% |
| 熊本県 | 50.5% |
| 大分県 | 45% |
| 宮崎県 | 42.8% |
| 鹿児島県 | 43.3% |
| 沖縄県 | 31.1% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは首都圏と東海、近畿、それに北海道と福岡県です。
淡いのは四国と沖縄県、東北の北部でした。
47都道府県の単純平均は45.73パーセント、中央値は45.30パーセントです。
全国値の49.5パーセントより低いのは、人口の多い都府県ほど割合が高いためです。
50パーセントを超えたのは14都府県、40パーセントを下回ったのは9県。
上位と下位で分かれる分布でした。
| 順位 | 都道府県 | 旅行・行楽の行動者率(%) | 地方 | 行楽(日帰り) | 旅行(1泊2日以上) | 10歳以上人口 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 57.6 | 中部 | 47.1 | 39.9 | 6728 |
| 2 | 東京都 | 55.5 | 関東 | 44.5 | 41.9 | 12724 |
| 3 | 神奈川県 | 54.5 | 関東 | 43.7 | 38.2 | 8344 |
| 4 | 京都府 | 54.2 | 近畿 | 43.8 | 37.7 | 2311 |
| 5 | 福岡県 | 52.3 | 九州 | 40.8 | 36.5 | 4509 |
| 6 | 宮城県 | 52.2 | 東北 | 43.3 | 32.2 | 2065 |
| 6 | 滋賀県 | 52.2 | 近畿 | 42.9 | 34.3 | 1261 |
| 8 | 大阪府 | 51.9 | 近畿 | 42.3 | 35.6 | 7913 |
| 9 | 兵庫県 | 51.6 | 近畿 | 41.6 | 34.3 | 4871 |
| 10 | 埼玉県 | 51.5 | 関東 | 42 | 34.1 | 6622 |
| 11 | 北海道 | 51 | 北海道 | 40.3 | 34.7 | 4614 |
| 12 | 群馬県 | 50.8 | 関東 | 43.7 | 28.8 | 1724 |
| 13 | 熊本県 | 50.5 | 九州 | 42.5 | 29.9 | 1511 |
| 14 | 奈良県 | 50.4 | 近畿 | 41.8 | 33.6 | 1183 |
| 15 | 岐阜県 | 48.6 | 中部 | 42.1 | 27.4 | 1764 |
| 16 | 千葉県 | 47.9 | 関東 | 38.6 | 32.5 | 5670 |
| 17 | 新潟県 | 47.6 | 中部 | 39.1 | 29.7 | 1955 |
| 18 | 佐賀県 | 47.5 | 九州 | 40.5 | 29.4 | 703 |
| 19 | 栃木県 | 47.3 | 関東 | 40.1 | 28.2 | 1730 |
| 20 | 広島県 | 47.1 | 中国 | 38 | 28.6 | 2474 |
| 21 | 三重県 | 47 | 近畿 | 40 | 28.1 | 1574 |
| 22 | 長野県 | 46.9 | 中部 | 38.7 | 28 | 1824 |
| 23 | 山梨県 | 46.7 | 中部 | 39.9 | 26.9 | 725 |
| 24 | 岩手県 | 45.3 | 東北 | 37.6 | 26 | 1075 |
| 25 | 茨城県 | 45 | 関東 | 38.1 | 25.9 | 2572 |
| 25 | 大分県 | 45 | 九州 | 38.5 | 24.8 | 979 |
| 27 | 秋田県 | 44.8 | 東北 | 39.5 | 23.6 | 849 |
| 28 | 石川県 | 44.7 | 中部 | 34.6 | 28.6 | 997 |
| 29 | 福島県 | 44.4 | 東北 | 38.1 | 23.1 | 1632 |
| 30 | 山形県 | 44.3 | 東北 | 38.6 | 22.7 | 944 |
| 30 | 福井県 | 44.3 | 中部 | 37.7 | 23.8 | 677 |
| 32 | 和歌山県 | 44.1 | 近畿 | 37.3 | 26.8 | 816 |
| 33 | 山口県 | 43.5 | 中国 | 36.3 | 24.2 | 1177 |
| 34 | 鹿児島県 | 43.3 | 九州 | 35.9 | 23.6 | 1377 |
| 35 | 岡山県 | 43 | 中国 | 36.2 | 24.3 | 1666 |
| 36 | 宮崎県 | 42.8 | 九州 | 35.9 | 22.2 | 928 |
| 37 | 静岡県 | 41.3 | 中部 | 37.1 | 23.1 | 3241 |
| 38 | 富山県 | 41.1 | 中部 | 33.9 | 25.1 | 922 |
| 39 | 島根県 | 39.8 | 中国 | 32.5 | 21.2 | 586 |
| 40 | 高知県 | 39.2 | 四国 | 31.2 | 21 | 606 |
| 41 | 香川県 | 39 | 四国 | 32.1 | 21.3 | 837 |
| 42 | 鳥取県 | 38.4 | 中国 | 31.6 | 20.8 | 484 |
| 43 | 愛媛県 | 37.4 | 四国 | 31 | 18.1 | 1178 |
| 44 | 青森県 | 36.6 | 東北 | 30.2 | 19.7 | 1090 |
| 45 | 長崎県 | 36.1 | 九州 | 29.2 | 21.6 | 1135 |
| 46 | 徳島県 | 32.2 | 四国 | 26.7 | 16.4 | 632 |
| 47 | 沖縄県 | 31.1 | 九州 | 23.6 | 16.8 | 1263 |
旅行・行楽をする人が多い5都府県
旅行・行楽をする人が多い上位5都府県です。
愛知県は57.6パーセント、東京都は55.5パーセント、神奈川県は54.5パーセント、京都府は54.2パーセント、福岡県は52.3パーセントでした。
愛知県と最下位の沖縄県では1.85倍の差があります。
6位以下は宮城県と滋賀県が52.2パーセント、大阪府51.9パーセントと続きます。
50パーセントを超えたのは14都府県でした。
上位に並ぶのは大都市を抱える都府県です。
人口密度との相関係数はプラス0.45で、中くらいの関係にとどまります。
コロナ禍の1年に、それでも出かけた人がいた場所
以下は、1年間に旅行・行楽をした人の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
この調査でいう「過去1年間」は2020年10月から2021年10月にかけて。
緊急事態宣言が繰り返し出されていた時期です。
全国の49.5パーセントという数字は、そういう1年でも半数近くが旅行か行楽に出かけたことを意味します。
内訳を見ると、日帰りの行楽が40.5パーセント、1泊2日以上の旅行が32.3パーセント。
泊まりを伴う旅行が制限されたぶん、日帰りの行楽のほうが大きく上回りました。
海外観光旅行にいたっては全国0.4パーセント、最も高い京都府でも0.7パーセントです。
沖縄県が最下位というのは、観光地のイメージからすると意外に見えます。
ただこの調査は、そこに住んでいる人がどこかへ出かけたかどうかを聞くものです。
訪れる人の多さとは関係がありません。
沖縄県は日帰りの行楽23.6パーセント、国内観光旅行12.5パーセント、帰省・訪問6.3パーセントと、すべての種類で下位に沈みました。
島であることから、県外への移動が航空機に限られる点が効いている可能性があります。
平均年齢との相関係数はマイナス0.42。
若い県ほど出かける人が多いという関係が中くらいの強さで出ています。
ところが沖縄県は平均年齢43.46歳で全国最年少ですから、この説明では逆になります。
若さより移動のしやすさのほうが効いていると見るべきでしょう。
地方別では四国4県が36.95パーセントで最も低く、北海道の51.00パーセントとは1.38倍の差があります。
旅行・行楽をする人が少ない5県
旅行・行楽をする人が少ない下位5県です。
沖縄県は31.1パーセント、徳島県は32.2パーセント、長崎県は36.1パーセント、青森県は36.6パーセント、愛媛県は37.4パーセントでした。
愛知県の57.6パーセントとは1.85倍の差があります。
下位5県のうち徳島県と愛媛県は四国、長崎県と沖縄県は島の多い県です。
四国4県は平均36.95パーセントで、地方別でも最下位でした。
40パーセントを下回ったのは9県。
四国は4県すべてが入りました。
倍率1.85倍は、この種の行動者率としては小さいほうです。
旅行や行楽は、どの県でも一定の割合の人がしている行動だと言えます。
このグラフについての豆知識
「行動者率」とは
社会生活基本調査でいう行動者率は、過去1年間にその行動をした人の割合です。
何回したかは問いません。
1年に1度でも旅行に行けば行動者に数えられます。
この記事の数字は10歳以上が対象です。
15歳以上を対象にした集計も別に公表されています。
調査は5年に1度。
この記事の数字は令和3年、2021年のものです。
コロナ禍のさなかの調査
令和3年の調査が対象とした過去1年間は、2020年10月から2021年10月にあたります。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が繰り返し出されていた期間です。
この調査は5年に1度なので、次に比べられるのは令和8年の調査になります。
同じ指標を平時と比べるには、前回の平成28年調査までさかのぼる必要があります。
平時の傾向とは違う数字である可能性を頭に置いて読んでください。
順位の並びがにている記事
1年間に旅行・行楽をした人の割合の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
並びが最も重なったのは【日帰りの行楽をする人の割合】全国40.5%、泊まりがけの旅行より8ポイント以上高い水準ですで、相関は0.96です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.81)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た旅行・行楽の行動者率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 52.2 | 青森県 36.6 |
| 関東 | 東京都 55.5 | 茨城県 45 |
| 中部 | 愛知県 57.6 | 富山県 41.1 |
| 近畿 | 京都府 54.2 | 和歌山県 44.1 |
| 中国 | 広島県 47.1 | 鳥取県 38.4 |
| 四国 | 高知県 39.2 | 徳島県 32.2 |
| 九州 | 福岡県 52.3 | 沖縄県 31.1 |
まとめ
1年間に旅行や行楽をした人の割合を比べると、最も高い愛知県は57.6パーセント、最も低い沖縄県は31.1パーセントで、その差は1.85倍でした。
全国では10歳以上の49.5パーセントです。
1年間に旅行・行楽をした人の割合の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、年に1度でも行けば行動者に数えられること。
2つ目は、住んでいる人が出かけたかどうかであって、訪れる人の多さではないこと。
3つ目はコロナ禍のさなかの調査であることです。
内訳は日帰りの行楽が40.5パーセント、1泊2日以上の旅行が32.3パーセント。
海外観光旅行は全国0.4パーセントにとどまりました。
地方別では四国4県が36.95パーセントで最下位。
北海道の51.00パーセントとは1.38倍の差があります。
国内観光旅行や日帰り行楽の記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【国内観光旅行をする人の割合】全国25.0%、4人に1人が泊まりの観光旅行に出かけた計算です
- 【日帰りの行楽をする人の割合】全国40.5%、泊まりがけの旅行より8ポイント以上高い水準です
- 【旅行に使う金額】年間6万7千円、国内と海外では上位の顔ぶれが違う
出典
- 統計名: 社会生活基本調査(都道府県、旅行・行楽の種類別行動者率)
- 調査年: 令和3年(2021年)
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032262826
- 備考: 10歳以上の人のうち、過去1年間にその行動をした人の割合。調査は2021年10月20日現在で、過去1年間は新型コロナウイルスの影響を強く受けた時期にあたる。旅行・行楽には日帰りの行楽と1泊2日以上の旅行の両方を含む
注記: 10歳以上の人のうち、過去1年間にその行動をした人の割合。
調査は2021年10月20日現在で、過去1年間は新型コロナウイルスの影響を強く受けた時期にあたる。
旅行・行楽には日帰りの行楽と1泊2日以上の旅行の両方を含む
