【1人世帯の家計支出】全国は月15.8万円、差は1.77倍

【1人世帯の家計支出】全国は月15.8万円、差は1.77倍

1人で暮らす世帯が1か月に使うお金は、都道府県でどれくらい違うのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。

滋賀県が20.3万円で1位。
47都道府県の平均は14.94万円、中央値は14.9万円です。
最も高い20.3万円と最も低い11.5万円の差は8.8万円、倍率にすると1.77倍でした。

47都道府県の単純平均

14.9万円

1人世帯の平均家計支出額(2019年)

最も多い 滋賀県

20.3万円

最も少ない 鹿児島県

11.5万円

1人世帯の支出が多い上位5都府県

上位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額
上位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(2019年) 05101520滋賀県: 20.3万円20.3万円奈良県: 18.5万円18.5万円神奈川県: 18.2万円18.2万円東京都: 17.7万円17.7万円愛知県: 17.5万円17.5万円滋賀県奈良県神奈川県東京都愛知県
上位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額
項目1人世帯の平均家計支出額
滋賀県20.3万円
奈良県18.5万円
神奈川県18.2万円
東京都17.7万円
愛知県17.5万円
下位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額
下位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(2019年) 024681012鹿児島県: 11.5万円11.5万円沖縄県: 12.4万円12.4万円徳島県: 12.5万円12.5万円佐賀県: 12.5万円12.5万円宮崎県: 12.6万円12.6万円鹿児島県沖縄県徳島県佐賀県宮崎県
下位5都道府県の1人世帯の平均家計支出額
項目1人世帯の平均家計支出額
鹿児島県11.5万円
沖縄県12.4万円
徳島県12.5万円
佐賀県12.5万円
宮崎県12.6万円

1人世帯の支出が多い上位5都府県です。

滋賀県は20.3万円、奈良県は18.5万円、神奈川県は18.2万円でした。
1位と2位の差は1.8万円です。

4位は東京都で17.7万円、5位は愛知県で17.5万円。
上位5はいずれも47都道府県の平均14.94万円を上回りました。

1位の滋賀県は平均を5.36万円上回りました。
中央値の14.9万円と比べると5.4万円高く、平均に対する比では1.36倍にあたります。

6位以下は兵庫県で17.1万円、高知県で17万円、大阪府で16.4万円と続きました。

2位と3位の差は0.3万円、3位と4位の差は0.5万円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1.1万円でした。

1位から5位までの幅は2.8万円、1位から8位までの幅は3.9万円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

滋賀県は全世帯の平均家計支出額でも1位に入っています。
全国の値は15.8万円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

上位は近畿の府県です。
全国の平均を3割近く上回りました。

全世帯で見ると並びが変わります

ここからは統計を離れて、1人世帯の家計支出額の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

全世帯の平均家計支出額で並べ替えると、順位が変わります。

1位は滋賀県の26.4、2位は東京都の26.3、3位は神奈川県の26.1。

4位以下は富山県、愛知県と続きます。
逆に下位は沖縄県が19.3、鹿児島県が17.5。
滋賀県と鹿児島県では1.51倍の開きです。

全世帯で見ると並びが変わります。
1人世帯だけを取り出すと、また違う顔ぶれが上位に来ます。

1.77倍という開きは、全世帯の1.51倍より大きくなっています。
1人暮らしの支出は地域差が出やすいということです。

1人世帯には学生も高齢者も含まれます。
どの層が多いかによって、平均額は動きます。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が16.89万円で最も高く、九州・沖縄8県が12.95万円で最も低くなります。
関東7都県15.77万円と中部9県15.58万円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

全世帯の平均家計支出額の上位5都道府県
全世帯の平均家計支出額の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(2019年) 0510152025滋賀県: 26.426.4東京都: 26.326.3神奈川県: 26.126.1富山県: 2626愛知県: 25.425.4滋賀県東京都神奈川県富山県愛知県
全世帯の平均家計支出額の上位5都道府県
項目全世帯の平均家計支出額
滋賀県26.4
東京都26.3
神奈川県26.1
富山県26
愛知県25.4

1人世帯の支出が少ない下位5県

1人世帯の支出が少ない下位5県です。

47位の鹿児島県は11.5万円、46位の沖縄県は12.4万円、45位の佐賀県は12.5万円でした。
1位の滋賀県とは8.8万円の差があります。

44位は徳島県で12.5万円、43位は宮崎県で12.6万円、42位は青森県で13万円と続きます。

下位は九州の県でした。
全国の平均を3割近く下回ります。

47都道府県の中央値は14.9万円、平均は14.94万円です。
47位の鹿児島県は平均を3.44万円下回りました。

47位の鹿児島県は1位の滋賀県の56.7パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.77倍の開きです。

46位との差は0.9万円、45位との差は1万円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.5万円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均14.94万円を下回りました。
47位から43位までの幅は1.1万円です。

鹿児島県は全世帯の平均家計支出額では47位です。
全国の値は15.8万円なので、47位はこれを4.3万円下回っています。

地図で見る

1人世帯の平均家計支出額(2019年)
1人世帯の平均家計支出額(2019年) 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(厚生労働省)をもとに作成。単位は万円。 北海道 15万円青森 13万円岩手 13.3万円宮城 15.6万円秋田 13.2万円山形 14.2万円福島 13.4万円茨城 15.2万円栃木 14.3万円群馬 14.8万円埼玉 15.6万円千葉 14.6万円東京 17.7万円神奈川 18.2万円新潟 15.2万円富山 16.2万円石川 14.3万円福井 15.3万円山梨 15.6万円長野 14.8万円岐阜 15.7万円静岡 15.6万円愛知 17.5万円三重 15.9万円滋賀 20.3万円京都 16.3万円大阪 16.4万円兵庫 17.1万円奈良 18.5万円和歌山 13.7万円鳥取 13.4万円島根 14.4万円岡山 14.9万円広島 15.4万円山口 15.3万円徳島 12.5万円香川 15.2万円愛媛 14万円高知 17万円福岡 14.3万円佐賀 12.5万円長崎 13.1万円熊本 13.4万円大分 13.8万円宮崎 12.6万円鹿児島 11.5万円沖縄 12.4万円
1人世帯の平均家計支出額(万円)
1人世帯の平均家計支出額(2019年)
項目1人世帯の平均家計支出額
北海道15万円
青森県13万円
岩手県13.3万円
宮城県15.6万円
秋田県13.2万円
山形県14.2万円
福島県13.4万円
茨城県15.2万円
栃木県14.3万円
群馬県14.8万円
埼玉県15.6万円
千葉県14.6万円
東京都17.7万円
神奈川県18.2万円
新潟県15.2万円
富山県16.2万円
石川県14.3万円
福井県15.3万円
山梨県15.6万円
長野県14.8万円
岐阜県15.7万円
静岡県15.6万円
愛知県17.5万円
三重県15.9万円
滋賀県20.3万円
京都府16.3万円
大阪府16.4万円
兵庫県17.1万円
奈良県18.5万円
和歌山県13.7万円
鳥取県13.4万円
島根県14.4万円
岡山県14.9万円
広島県15.4万円
山口県15.3万円
徳島県12.5万円
香川県15.2万円
愛媛県14万円
高知県17万円
福岡県14.3万円
佐賀県12.5万円
長崎県13.1万円
熊本県13.4万円
大分県13.8万円
宮崎県12.6万円
鹿児島県11.5万円
沖縄県12.4万円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは滋賀県です。
次いで奈良県、神奈川県、東京都、愛知県が続きます。
淡いのは鹿児島県、沖縄県、佐賀県でした。

47都道府県の平均は14.94万円、中央値は14.9万円です。
滋賀県の20.3万円は平均を5.36万円上回ります。

1位と47位の差は8.8万円、倍率にすると1.77倍でした。

全世帯の平均家計支出額で並べ替えると滋賀県が26.4で最も高く、開きは1.51倍になります。

主指標で1位の滋賀県は全世帯の平均家計支出額では1位、全世帯の平均家計支出額で1位の滋賀県は主指標では1位でした。

順位都道府県1人世帯の平均家計支出額(万円)地方全世帯の平均家計支出額
1滋賀県20.3近畿26.4
2奈良県18.5近畿25.4
3神奈川県18.2関東26.1
4東京都17.7関東26.3
5愛知県17.5中部25.4
6兵庫県17.1近畿24.3
7高知県17四国21
8大阪府16.4近畿23.8
9京都府16.3近畿24
10富山県16.2中部26
11三重県15.9近畿24
12岐阜県15.7中部23.7
13宮城県15.6東北23.7
13埼玉県15.6関東24.4
13山梨県15.6中部24
13静岡県15.6中部23.8
17広島県15.4中国22.9
18山口県15.3中国21.6
18福井県15.3中部23.4
20茨城県15.2関東23.4
20香川県15.2四国22.9
20新潟県15.2中部23.3
23北海道15北海道21.4
24岡山県14.9中国23.8
25群馬県14.8関東22.8
25長野県14.8中部22.4
27千葉県14.6関東22.7
28島根県14.4中国22.2
29石川県14.3中部23
29栃木県14.3関東23.3
29福岡県14.3九州22.3
32山形県14.2東北22.9
33愛媛県14四国20.1
34大分県13.8九州20
35和歌山県13.7近畿21.2
36熊本県13.4九州21.4
36鳥取県13.4中国21.3
36福島県13.4東北23.1
39岩手県13.3東北21.2
40秋田県13.2東北20.6
41長崎県13.1九州19.6
42青森県13東北19.9
43宮崎県12.6九州19.5
44佐賀県12.5九州21.4
44徳島県12.5四国21.7
46沖縄県12.4九州19.3
47鹿児島県11.5九州17.5
国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

1人世帯という区分

2019年の全国の1人世帯の平均家計支出額は月15.8万円でした。
全世帯の23.6万円の3分の2ほどです。

1人世帯には学生の一人暮らしから高齢の単身世帯まで、さまざまな人が含まれます。

6年前の調査であること

国民生活基礎調査は毎年行われますが、都道府県別に集計されるのは3年ごとの大規模調査の年だけです。
そのうち都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分になります。

この記事の数字は6年前のものです。
そのあいだに世帯の姿は少しずつ変わっているため、いまの状態とは違う可能性があります。
標本調査にもとづく推計値である点にも注意してください。

数字の散らばり

1位の滋賀県は20.3万円、47位の鹿児島県は11.5万円。
差は8.8万円、倍率にすると1.77倍です。

中央値は14.9万円、平均は14.94万円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.04万円の差でした。

全世帯の平均家計支出額で並べ替えると開きは1.51倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

1人世帯の家計支出額の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

0.85という高い相関を示したのが【世帯の家計支出額】全国は月23.6万円、差は1.51倍でした。
正反対だったのは【第1次産業で働く人】農林漁業で働く人は全国3.3%、最も高い県と最も低い都で32倍で、相関は-0.71です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た1人世帯の平均家計支出額

地方最も多い(万円)最も少ない(万円)
東北宮城県 15.6青森県 13
関東神奈川県 18.2栃木県 14.3
中部愛知県 17.5石川県 14.3
近畿滋賀県 20.3和歌山県 13.7
中国広島県 15.4鳥取県 13.4
四国高知県 17徳島県 12.5
九州福岡県 14.3鹿児島県 11.5
国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

1人世帯の家計支出額を47都道府県で比べると、最も高い滋賀県で20.3万円、最も低い鹿児島県で11.5万円でした。
その差は8.8万円、倍率にすると1.77倍です。

47都道府県の中央値は14.9万円、平均は14.94万円でした。
全国の値は15.8万円です。
全世帯の平均家計支出額で並べ替えると開きは1.51倍になり、主指標で1位の滋賀県はその見方では1位に位置します。

1人世帯の家計支出額をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、さまざまな年代の1人暮らしを合わせた数であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

全世帯の平均家計支出額では滋賀県が26.4で最も高く、主指標で1位の滋賀県はこの見方では1位でした。

地方ごとの平均では近畿7府県が16.89万円で最も高く、九州・沖縄8県が12.95万円で最も低くなりました。
全世帯や4人世帯の支出額を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均家計支出額)
  • 調査年: 2019年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003441535
  • 備考: 2019年の1人世帯の平均家計支出額。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は全世帯の平均家計支出額

注記: 2019年の1人世帯の平均家計支出額。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は全世帯の平均家計支出額

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