ドラッグストアなどで市販薬を販売できる登録販売者は、全国にどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の衛生行政報告例、2021年度末の数字。
東京都が24,255人で1位。
47都道府県の平均は5,434.8人、中央値は3,611人です。
1位と47位の間には20.6倍の開き、人口10万人あたりでは2.7倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
5,435人
登録販売者数(2021年度)
最も多い 東京都
24,255人
最も少ない 鳥取県
1,179人
地図で見る
| 項目 | 登録販売者数 |
|---|---|
| 北海道 | 11,666人 |
| 青森県 | 3,611人 |
| 岩手県 | 3,114人 |
| 宮城県 | 4,551人 |
| 秋田県 | 2,570人 |
| 山形県 | 2,419人 |
| 福島県 | 3,957人 |
| 茨城県 | 5,155人 |
| 栃木県 | 3,278人 |
| 群馬県 | 4,061人 |
| 埼玉県 | 11,732人 |
| 千葉県 | 9,793人 |
| 東京都 | 24,255人 |
| 神奈川県 | 12,903人 |
| 新潟県 | 4,757人 |
| 富山県 | 3,528人 |
| 石川県 | 3,685人 |
| 福井県 | 2,745人 |
| 山梨県 | 1,724人 |
| 長野県 | 4,428人 |
| 岐阜県 | 5,660人 |
| 静岡県 | 8,573人 |
| 愛知県 | 13,506人 |
| 三重県 | 3,579人 |
| 滋賀県 | 2,808人 |
| 京都府 | 4,786人 |
| 大阪府 | 16,463人 |
| 兵庫県 | 9,727人 |
| 奈良県 | 3,073人 |
| 和歌山県 | 1,985人 |
| 鳥取県 | 1,179人 |
| 島根県 | 1,443人 |
| 岡山県 | 4,976人 |
| 広島県 | 5,738人 |
| 山口県 | 3,255人 |
| 徳島県 | 1,696人 |
| 香川県 | 2,362人 |
| 愛媛県 | 3,283人 |
| 高知県 | 1,720人 |
| 福岡県 | 11,996人 |
| 佐賀県 | 2,350人 |
| 長崎県 | 3,119人 |
| 熊本県 | 4,742人 |
| 大分県 | 3,276人 |
| 宮崎県 | 2,887人 |
| 鹿児島県 | 4,435人 |
| 沖縄県 | 2,888人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、愛知県、神奈川県、福岡県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、徳島県でした。
47都道府県の平均は5,434.8人、中央値は3,611人です。
東京都の24,255人は平均の4.5倍にあたります。
上位3で21.2パーセント、1位と47位で20.6倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が371.45人で最も多く、開きは2.7倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは44位、人口あたり1位の福井県は実数では37位でした。
| 順位 | 都道府県 | 登録販売者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの登録販売者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 24255 | 関東 | 171.07 |
| 2 | 大阪府 | 16463 | 近畿 | 188 |
| 3 | 愛知県 | 13506 | 中部 | 181.05 |
| 4 | 神奈川県 | 12903 | 関東 | 139.87 |
| 5 | 福岡県 | 11996 | 九州 | 235.59 |
| 6 | 埼玉県 | 11732 | 関東 | 160.01 |
| 7 | 北海道 | 11666 | 北海道 | 231.33 |
| 8 | 千葉県 | 9793 | 関東 | 156.66 |
| 9 | 兵庫県 | 9727 | 近畿 | 182.26 |
| 10 | 静岡県 | 8573 | 中部 | 243.07 |
| 11 | 広島県 | 5738 | 中国 | 211.42 |
| 12 | 岐阜県 | 5660 | 中部 | 295.41 |
| 13 | 茨城県 | 5155 | 関東 | 183.71 |
| 14 | 岡山県 | 4976 | 中国 | 271.76 |
| 15 | 京都府 | 4786 | 近畿 | 189.92 |
| 16 | 新潟県 | 4757 | 中部 | 226.63 |
| 17 | 熊本県 | 4742 | 九州 | 279.43 |
| 18 | 宮城県 | 4551 | 東北 | 202.45 |
| 19 | 鹿児島県 | 4435 | 九州 | 289.49 |
| 20 | 長野県 | 4428 | 中部 | 222.85 |
| 21 | 群馬県 | 4061 | 関東 | 214.87 |
| 22 | 福島県 | 3957 | 東北 | 227.02 |
| 23 | 石川県 | 3685 | 中部 | 335.61 |
| 24 | 青森県 | 3611 | 東北 | 309.96 |
| 25 | 三重県 | 3579 | 近畿 | 209.18 |
| 26 | 富山県 | 3528 | 中部 | 353.86 |
| 27 | 愛媛県 | 3283 | 四国 | 257.29 |
| 28 | 栃木県 | 3278 | 関東 | 173.9 |
| 29 | 大分県 | 3276 | 九州 | 301.94 |
| 30 | 山口県 | 3255 | 中国 | 254.1 |
| 31 | 長崎県 | 3119 | 九州 | 249.12 |
| 32 | 岩手県 | 3114 | 東北 | 271.97 |
| 33 | 奈良県 | 3073 | 近畿 | 239.14 |
| 34 | 沖縄県 | 2888 | 九州 | 197 |
| 35 | 宮崎県 | 2887 | 九州 | 279.48 |
| 36 | 滋賀県 | 2808 | 近畿 | 200.29 |
| 37 | 福井県 | 2745 | 中部 | 371.45 |
| 38 | 秋田県 | 2570 | 東北 | 286.51 |
| 39 | 山形県 | 2419 | 東北 | 239.27 |
| 40 | 香川県 | 2362 | 四国 | 257.58 |
| 41 | 佐賀県 | 2350 | 九州 | 298.22 |
| 42 | 和歌山県 | 1985 | 近畿 | 225.57 |
| 43 | 山梨県 | 1724 | 中部 | 217.95 |
| 44 | 高知県 | 1720 | 四国 | 262.2 |
| 45 | 徳島県 | 1696 | 四国 | 247.59 |
| 46 | 島根県 | 1443 | 中国 | 224.77 |
| 47 | 鳥取県 | 1179 | 中国 | 222.03 |
登録販売者が多い上位5都府県
登録販売者が多い上位5都府県です。
東京都は24,255人、大阪府は16,463人、愛知県は13,506人でした。
東京都は2位の大阪府の1.47倍です。
4位は神奈川県で12,903人、5位は福岡県で11,996人。
上位5で全国の31パーセント、上位3で21.2パーセント、上位10で51.1パーセントでした。
1位だけで9.5パーセントを占めます。
47都道府県の平均は5,434.8人なので、1位は平均の4.5倍。
中央値の3,611人と比べると6.7倍にあたります。
6位以下は埼玉県で11,732人、北海道で11,666人、千葉県で9,793人と続きました。
2位と3位の差は2,957人、3位と4位の差は603人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の69パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると40,718人。
これだけで全国の15.9パーセントにあたります。
1位だけで全国の9.5パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。
人口あたりでは福井県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は登録販売者の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は福井県の371.45人、2位は富山県353.86人、3位は石川県335.61人。
4位以下は青森県、大分県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県156.66人、神奈川県139.87人。
福井県と神奈川県では2.7倍の開きです。
人口あたりの1位は福井県です。
実数1位の都は人口あたりでは44位まで下がります。
登録販売者は2009年にできた比較的新しい資格で、ドラッグストアの出店拡大とともに増えてきました。
当サイトの薬局の数の記事と並べて読むと、薬の売り場の二本立てが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が256.4人で最も多く、関東7都県が163.4人で最も少なくなります。
九州・沖縄8県256人と東北6県246.3人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
登録販売者が少ない下位5県
登録販売者が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は1,179人、46位の島根県は1,443人、45位の徳島県は1,696人でした。
1位の東京都とは20.6倍の差があります。
44位は高知県で1,720人、43位は山梨県で1,724人、42位は和歌山県で1,985人と続きます。
20.6倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。
47都道府県の中央値は3,611人。
平均は5,434.8人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の鳥取県は平均の21.7パーセント、中央値の32.7パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.0パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで9.5パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の4.86パーセントにあたる水準です。
46位との差は264人、45位との差は517人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には23,076人の開きがあります。
地方別に見る
登録販売者は、全国に広く行きわたっています。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の27.9パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が19パーセント、近畿7府県が16.6パーセント、九州・沖縄8県が14パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が7.9パーセント、中国5県が6.5パーセント、北海道が4.6パーセント、四国4県が3.5パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が256.4人、九州・沖縄8県が256人、東北6県が246.3人の順に多く、最も少ないのは関東7都県が163.4人です。
このグラフについての豆知識
ドラッグストア時代の資格
登録販売者は全国で25万5,437人。
薬剤師がいなくても、かぜ薬など一般用医薬品の大半を販売できる資格です。
ドラッグストアやスーパー、コンビニの医薬品コーナーを支えています。
衛生行政報告例という統計
衛生行政報告例は、保健所などが扱う許認可や届け出を全国分まとめた統計です。
この記事はデータベースに収載されている最新の2021年度末時点の数字を使っています。
許可や届け出のあった施設・資格者の数なので、実際に営業・就業しているかどうかまでは分かりません。
数字の開き
1位の東京都は24,255人、47位の鳥取県は1,179人。
両者の間には20.6倍の開きがあります。
上位3で全国の21.2パーセント、上位10で51.1パーセントを占めます。
中央値は3,611人、平均は5,434.8人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.7倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
登録販売者の数の順位で探してみます。
最も似ていたのは【卸売業・小売業の事業所】全国86万65か所、商業の全体像(順位相関0.97)です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.71)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た登録販売者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 4551 | 山形県 2419 |
| 関東 | 東京都 24255 | 栃木県 3278 |
| 中部 | 愛知県 13506 | 山梨県 1724 |
| 近畿 | 大阪府 16463 | 和歌山県 1985 |
| 中国 | 広島県 5738 | 鳥取県 1179 |
| 四国 | 愛媛県 3283 | 徳島県 1696 |
| 九州 | 福岡県 11996 | 佐賀県 2350 |
まとめ
登録販売者の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で24,255人、最も少ない鳥取県で1,179人でした。
1位と47位の間には20.6倍の開きがあります。
上位3で全国の21.2パーセント、上位10で51.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は3,611人、平均は5,434.8人でした。
人口10万人あたりに直すと2.7倍の開きになります。
登録販売者の数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、届け出のあった資格者の数であること。
2つ目は、実際に働いているかまでは分からないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が371.45人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは44位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の27.9パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が256.4人で最多でした。
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出典
- 統計名: 衛生行政報告例
- 調査年: 2021年度
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004048046
- 備考: 2021年度末時点の登録販売者(一般用医薬品を販売できる資格者)の届出数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2021年度末時点の登録販売者(一般用医薬品を販売できる資格者)の届出数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
