フィットネスクラブなど民間のトレーニング場は、どこに多いのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2015年10月1日時点の数字。
東京都が213か所で1位。
47都道府県の平均は34.2か所、中央値は22か所です。
1位と47位の間には53.3倍の開き、人口10万人あたりでは6.9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
34か所
民間のトレーニング場数(平成27年度(2015年10月1日現在))
最も多い 東京都
213か所
最も少ない 島根県
4か所
民間のトレーニング場が多い上位5都府県
民間のトレーニング場が多い上位5都府県です。
東京都は213か所、神奈川県は123か所、千葉県は77か所でした。
東京都は2位の神奈川県の1.73倍です。
4位は静岡県で77か所、5位は福岡県で75か所。
上位5で全国の35.2パーセント、上位3で25.7パーセント、上位10で55.6パーセントでした。
1位だけで13.3パーセントを占めます。
47都道府県の平均は34.2か所なので、1位は平均の6.2倍。
中央値の22か所と比べると9.7倍にあたります。
6位以下は兵庫県で71か所、大阪府で67か所、愛知県で66か所と続きました。
2位と3位の差は46か所、3位と4位の差は0か所でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の64.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると336か所。
これだけで全国の20.9パーセントにあたります。
人口の集まる都府県が上位を占めました。
人口10万人あたりでは鳥取県が1位です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
民間のトレーニング場の数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は鳥取県の2.82か所、2位は山口県2.73か所、3位は栃木県2.71か所。
4位以下は山梨県、石川県と続きます。
逆に人口あたりの下位は和歌山県0.57か所、熊本県0.41か所。
鳥取県と熊本県では6.9倍の開きです。
人口10万人あたりでは鳥取県が1位です。
実数1位の都は、人口あたりでは順位を落とします。
トレーニング場は会員制で運営されることが多く、一定の人数が通える範囲に住んでいることが前提になります。
そのため人口の多い地域に集まりやすくなります。
当サイトの公共のトレーニング場の記事と並べると、公と民の広がり方の違いが読み取れます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が1.53か所で最も多く、北海道が0.87か所で最も少なくなります。
中国5県1.46か所と中部9県1.45か所がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
民間のトレーニング場が少ない下位5県
民間のトレーニング場が少ない下位5県です。
47位の島根県は4か所、46位の和歌山県は5か所、45位の徳島県は6か所でした。
1位の東京都とは53.3倍の差があります。
44位は熊本県で7か所、43位は佐賀県で7か所、42位は秋田県で7か所と続きます。
会員を集められるかどうかが、出店の判断を分けます。
47都道府県の中央値は22か所。
平均は34.2か所なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の島根県は平均の11.7パーセント、中央値の18.2パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.8パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで13.3パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の島根県は、1位の東京都の1.88パーセントにあたる水準です。
46位との差は1か所、45位との差は2か所でした。
1位の東京都と47位の島根県の間には209か所の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 民間のトレーニング場数 |
|---|---|
| 北海道 | 44か所 |
| 青森県 | 14か所 |
| 岩手県 | 20か所 |
| 宮城県 | 27か所 |
| 秋田県 | 7か所 |
| 山形県 | 19か所 |
| 福島県 | 28か所 |
| 茨城県 | 62か所 |
| 栃木県 | 51か所 |
| 群馬県 | 14か所 |
| 埼玉県 | 62か所 |
| 千葉県 | 77か所 |
| 東京都 | 213か所 |
| 神奈川県 | 123か所 |
| 新潟県 | 31か所 |
| 富山県 | 18か所 |
| 石川県 | 27か所 |
| 福井県 | 8か所 |
| 山梨県 | 21か所 |
| 長野県 | 33か所 |
| 岐阜県 | 17か所 |
| 静岡県 | 77か所 |
| 愛知県 | 66か所 |
| 三重県 | 16か所 |
| 滋賀県 | 13か所 |
| 京都府 | 20か所 |
| 大阪府 | 67か所 |
| 兵庫県 | 71か所 |
| 奈良県 | 11か所 |
| 和歌山県 | 5か所 |
| 鳥取県 | 15か所 |
| 島根県 | 4か所 |
| 岡山県 | 24か所 |
| 広島県 | 24か所 |
| 山口県 | 35か所 |
| 徳島県 | 6か所 |
| 香川県 | 22か所 |
| 愛媛県 | 16か所 |
| 高知県 | 10か所 |
| 福岡県 | 75か所 |
| 佐賀県 | 7か所 |
| 長崎県 | 9か所 |
| 熊本県 | 7か所 |
| 大分県 | 22か所 |
| 宮崎県 | 25か所 |
| 鹿児島県 | 19か所 |
| 沖縄県 | 24か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、千葉県、静岡県、福岡県が続きます。
淡いのは島根県、和歌山県、徳島県でした。
47都道府県の平均は34.2か所、中央値は22か所です。
東京都の213か所は平均の6.2倍にあたります。
上位3で25.7パーセント、1位と47位で53.3倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと鳥取県が2.82か所で最も多く、開きは6.9倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは18位、人数あたり1位の鳥取県は実数では34位でした。
| 順位 | 都道府県 | 民間のトレーニング場数(か所) | 地方 | 人口10万人あたりの民間のトレーニング場数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 213 | 関東 | 1.5 |
| 2 | 神奈川県 | 123 | 関東 | 1.33 |
| 3 | 静岡県 | 77 | 中部 | 2.18 |
| 3 | 千葉県 | 77 | 関東 | 1.23 |
| 5 | 福岡県 | 75 | 九州 | 1.47 |
| 6 | 兵庫県 | 71 | 近畿 | 1.33 |
| 7 | 大阪府 | 67 | 近畿 | 0.77 |
| 8 | 愛知県 | 66 | 中部 | 0.88 |
| 9 | 茨城県 | 62 | 関東 | 2.21 |
| 9 | 埼玉県 | 62 | 関東 | 0.85 |
| 11 | 栃木県 | 51 | 関東 | 2.71 |
| 12 | 北海道 | 44 | 北海道 | 0.87 |
| 13 | 山口県 | 35 | 中国 | 2.73 |
| 14 | 長野県 | 33 | 中部 | 1.66 |
| 15 | 新潟県 | 31 | 中部 | 1.48 |
| 16 | 福島県 | 28 | 東北 | 1.61 |
| 17 | 宮城県 | 27 | 東北 | 1.2 |
| 17 | 石川県 | 27 | 中部 | 2.46 |
| 19 | 宮崎県 | 25 | 九州 | 2.42 |
| 20 | 岡山県 | 24 | 中国 | 1.31 |
| 20 | 沖縄県 | 24 | 九州 | 1.64 |
| 20 | 広島県 | 24 | 中国 | 0.88 |
| 23 | 香川県 | 22 | 四国 | 2.4 |
| 23 | 大分県 | 22 | 九州 | 2.03 |
| 25 | 山梨県 | 21 | 中部 | 2.65 |
| 26 | 岩手県 | 20 | 東北 | 1.75 |
| 26 | 京都府 | 20 | 近畿 | 0.79 |
| 28 | 山形県 | 19 | 東北 | 1.88 |
| 28 | 鹿児島県 | 19 | 九州 | 1.24 |
| 30 | 富山県 | 18 | 中部 | 1.81 |
| 31 | 岐阜県 | 17 | 中部 | 0.89 |
| 32 | 愛媛県 | 16 | 四国 | 1.25 |
| 32 | 三重県 | 16 | 近畿 | 0.94 |
| 34 | 鳥取県 | 15 | 中国 | 2.82 |
| 35 | 群馬県 | 14 | 関東 | 0.74 |
| 35 | 青森県 | 14 | 東北 | 1.2 |
| 37 | 滋賀県 | 13 | 近畿 | 0.93 |
| 38 | 奈良県 | 11 | 近畿 | 0.86 |
| 39 | 高知県 | 10 | 四国 | 1.52 |
| 40 | 長崎県 | 9 | 九州 | 0.72 |
| 41 | 福井県 | 8 | 中部 | 1.08 |
| 42 | 熊本県 | 7 | 九州 | 0.41 |
| 42 | 佐賀県 | 7 | 九州 | 0.89 |
| 42 | 秋田県 | 7 | 東北 | 0.78 |
| 45 | 徳島県 | 6 | 四国 | 0.88 |
| 46 | 和歌山県 | 5 | 近畿 | 0.57 |
| 47 | 島根県 | 4 | 中国 | 0.62 |
このグラフについての豆知識
会員制という仕組み
フィットネスクラブの多くは月ぎめの会員制です。
毎月決まった収入が見込めるかわりに、通う人が減れば経営はすぐに苦しくなります。
この記事の数字は2015年時点のもので、そのあとに増えた小規模なジムは含まれていません。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の東京都は213か所、47位の島根県は4か所。
両者の間には53.3倍の開きがあります。
上位3で全国の25.7パーセント、上位10で55.6パーセントを占めます。
中央値は22か所、平均は34.2か所です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと6.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
民間のトレーニング場の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
0.85という高い相関を示したのが【民間の屋内プール】全国1,520か所、スイミングスクールの地図でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.65)です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た民間のトレーニング場数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 28 | 秋田県 7 |
| 関東 | 東京都 213 | 群馬県 14 |
| 中部 | 静岡県 77 | 福井県 8 |
| 近畿 | 兵庫県 71 | 和歌山県 5 |
| 中国 | 山口県 35 | 島根県 4 |
| 四国 | 香川県 22 | 徳島県 6 |
| 九州 | 福岡県 75 | 熊本県 7 |
まとめ
民間のトレーニング場の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で213か所、最も少ない島根県で4か所でした。
1位と47位の間には53.3倍の開きがあります。
上位3で全国の25.7パーセント、上位10で55.6パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は22か所、平均は34.2か所でした。
人口10万人あたりに直すと6.9倍の開きになります。
民間のトレーニング場の数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、民間の施設だけを数えていること。
2つ目は、2015年時点の数であること。
3つ目は2015年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鳥取県が2.82か所で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは18位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の37.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が1.53か所で最多でした。
公共のトレーニング場や民間体育施設の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成27年度(2015年10月1日現在)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348938
- 備考: フィットネスクラブなど民間が運営するトレーニング場の数。公共のものは含まない。人口10万人あたりの民間のトレーニング場数は2024年の総人口で割った参考値
注記: フィットネスクラブなど民間が運営するトレーニング場の数。
公共のものは含まない。
人口10万人あたりの民間のトレーニング場数は2024年の総人口で割った参考値
