スイミングスクールなど民間の水泳プールは、どれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年度の数字。
東京都が458か所で1位。
47都道府県の平均は69.49か所、中央値は38か所です。
1位と47位の間には114.5倍の開き、人口10万人あたりでは6.5倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
69か所
民間の水泳プール数(2021年)
最も多い 東京都
458か所
最も少ない 高知県
4か所
民間のプールが多い上位5都府県
民間のプールが多い上位5都府県です。
東京都は458か所、大阪府は279か所、神奈川県は233か所でした。
東京都は2位の大阪府の1.642倍です。
4位は愛知県で218か所、5位は埼玉県で189か所。
上位5で全国の42.2パーセント、上位3で29.7パーセント、上位10で60.9パーセントでした。
1位だけで14パーセントを占めます。
47都道府県の平均は69.49か所なので、1位は平均の6.6倍。
中央値の38か所と比べると12.1倍にあたります。
6位以下は千葉県で162か所、福岡県で160か所、兵庫県で140か所と続きました。
2位と3位の差は46か所、3位と4位の差は15か所でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の57.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると737か所。
これだけで全国の22.6パーセントにあたります。
人口の多い都府県が上位を占めました。
人口10万人あたりでは香川県が1位です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
民間の水泳プールの数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は滋賀県の3.99か所、2位は群馬県3.65か所、3位は和歌山県3.64か所。
4位以下は岐阜県、沖縄県と続きます。
逆に人口あたりの下位は鳥取県1.13か所、高知県0.61か所。
滋賀県と高知県では6.5倍の開きです。
人口10万人あたりでは香川県が1位です。
実数1位の都は人口あたりでは順位を落とします。
民間のプールの多くは、子ども向けのスイミングスクールです。
通う子が見込める地域に教室ができるため、人口の集まる場所に多くなります。
当サイトのスポーツの月謝の記事と並べると、習いごととしての広がりが読み取れます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が3.05か所で最も多く、北海道が1.33か所で最も少なくなります。
関東7都県2.91か所と九州・沖縄8県2.72か所がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
民間のプールが少ない下位5県
民間のプールが少ない下位5県です。
47位の高知県は4か所、46位の鳥取県は6か所、45位の山形県は15か所でした。
1位の東京都とは114.5倍の差があります。
44位は島根県で16か所、43位は徳島県で17か所、42位は秋田県で18か所と続きます。
上位と下位の開きは、人口の差よりも大きくなっています。
47都道府県の中央値は38か所。
平均は69.49か所なので、平均が中央値の1.8倍です。
47位の高知県は平均の5.8パーセント、中央値の10.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.8パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで14パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の高知県は、1位の東京都の0.87パーセントにあたる水準です。
46位との差は2か所、45位との差は11か所でした。
1位の東京都と47位の高知県の間には454か所の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 民間の水泳プール数 |
|---|---|
| 北海道 | 67か所 |
| 青森県 | 20か所 |
| 岩手県 | 22か所 |
| 宮城県 | 46か所 |
| 秋田県 | 18か所 |
| 山形県 | 15か所 |
| 福島県 | 51か所 |
| 茨城県 | 74か所 |
| 栃木県 | 59か所 |
| 群馬県 | 69か所 |
| 埼玉県 | 189か所 |
| 千葉県 | 162か所 |
| 東京都 | 458か所 |
| 神奈川県 | 233か所 |
| 新潟県 | 30か所 |
| 富山県 | 25か所 |
| 石川県 | 22か所 |
| 福井県 | 21か所 |
| 山梨県 | 26か所 |
| 長野県 | 37か所 |
| 岐阜県 | 66か所 |
| 静岡県 | 75か所 |
| 愛知県 | 218か所 |
| 三重県 | 46か所 |
| 滋賀県 | 56か所 |
| 京都府 | 67か所 |
| 大阪府 | 279か所 |
| 兵庫県 | 140か所 |
| 奈良県 | 33か所 |
| 和歌山県 | 32か所 |
| 鳥取県 | 6か所 |
| 島根県 | 16か所 |
| 岡山県 | 45か所 |
| 広島県 | 42か所 |
| 山口県 | 32か所 |
| 徳島県 | 17か所 |
| 香川県 | 22か所 |
| 愛媛県 | 29か所 |
| 高知県 | 4か所 |
| 福岡県 | 160か所 |
| 佐賀県 | 24か所 |
| 長崎県 | 27か所 |
| 熊本県 | 38か所 |
| 大分県 | 26か所 |
| 宮崎県 | 20か所 |
| 鹿児島県 | 52か所 |
| 沖縄県 | 50か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県が続きます。
淡いのは高知県、鳥取県、山形県でした。
47都道府県の平均は69.49か所、中央値は38か所です。
東京都の458か所は平均の6.6倍にあたります。
上位3で29.7パーセント、1位と47位で114.5倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと滋賀県が3.99か所で最も多く、開きは6.5倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは8位、人数あたり1位の滋賀県は実数では16位でした。
| 順位 | 都道府県 | 民間の水泳プール数(か所) | 地方 | 人口10万人あたりの民間の水泳プール数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 458 | 関東 | 3.23 |
| 2 | 大阪府 | 279 | 近畿 | 3.19 |
| 3 | 神奈川県 | 233 | 関東 | 2.53 |
| 4 | 愛知県 | 218 | 中部 | 2.92 |
| 5 | 埼玉県 | 189 | 関東 | 2.58 |
| 6 | 千葉県 | 162 | 関東 | 2.59 |
| 7 | 福岡県 | 160 | 九州 | 3.14 |
| 8 | 兵庫県 | 140 | 近畿 | 2.62 |
| 9 | 静岡県 | 75 | 中部 | 2.13 |
| 10 | 茨城県 | 74 | 関東 | 2.64 |
| 11 | 群馬県 | 69 | 関東 | 3.65 |
| 12 | 京都府 | 67 | 近畿 | 2.66 |
| 12 | 北海道 | 67 | 北海道 | 1.33 |
| 14 | 岐阜県 | 66 | 中部 | 3.44 |
| 15 | 栃木県 | 59 | 関東 | 3.13 |
| 16 | 滋賀県 | 56 | 近畿 | 3.99 |
| 17 | 鹿児島県 | 52 | 九州 | 3.39 |
| 18 | 福島県 | 51 | 東北 | 2.93 |
| 19 | 沖縄県 | 50 | 九州 | 3.41 |
| 20 | 宮城県 | 46 | 東北 | 2.05 |
| 20 | 三重県 | 46 | 近畿 | 2.69 |
| 22 | 岡山県 | 45 | 中国 | 2.46 |
| 23 | 広島県 | 42 | 中国 | 1.55 |
| 24 | 熊本県 | 38 | 九州 | 2.24 |
| 25 | 長野県 | 37 | 中部 | 1.86 |
| 26 | 奈良県 | 33 | 近畿 | 2.57 |
| 27 | 山口県 | 32 | 中国 | 2.5 |
| 27 | 和歌山県 | 32 | 近畿 | 3.64 |
| 29 | 新潟県 | 30 | 中部 | 1.43 |
| 30 | 愛媛県 | 29 | 四国 | 2.27 |
| 31 | 長崎県 | 27 | 九州 | 2.16 |
| 32 | 山梨県 | 26 | 中部 | 3.29 |
| 32 | 大分県 | 26 | 九州 | 2.4 |
| 34 | 富山県 | 25 | 中部 | 2.51 |
| 35 | 佐賀県 | 24 | 九州 | 3.05 |
| 36 | 岩手県 | 22 | 東北 | 1.92 |
| 36 | 香川県 | 22 | 四国 | 2.4 |
| 36 | 石川県 | 22 | 中部 | 2 |
| 39 | 福井県 | 21 | 中部 | 2.84 |
| 40 | 宮崎県 | 20 | 九州 | 1.94 |
| 40 | 青森県 | 20 | 東北 | 1.72 |
| 42 | 秋田県 | 18 | 東北 | 2.01 |
| 43 | 徳島県 | 17 | 四国 | 2.48 |
| 44 | 島根県 | 16 | 中国 | 2.49 |
| 45 | 山形県 | 15 | 東北 | 1.48 |
| 46 | 鳥取県 | 6 | 中国 | 1.13 |
| 47 | 高知県 | 4 | 四国 | 0.61 |
このグラフについての豆知識
習いごとの定番
水泳は、子どもの習いごととして長く上位に入ってきました。
学校の授業で泳ぐ機会があることも、通う理由のひとつです。
この記事は民間のプールだけを数えていて、市民プールは含みません。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の東京都は458か所、47位の高知県は4か所。
両者の間には114.5倍の開きがあります。
上位3で全国の29.7パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
中央値は38か所、平均は69.49か所です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと6.5倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
民間の水泳プールの数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
並びが最も重なったのは【20代の転入】年111万9,335人、移動の4割超で、相関は0.95です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.81)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た民間の水泳プール数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 51 | 山形県 15 |
| 関東 | 東京都 458 | 栃木県 59 |
| 中部 | 愛知県 218 | 福井県 21 |
| 近畿 | 大阪府 279 | 和歌山県 32 |
| 中国 | 岡山県 45 | 鳥取県 6 |
| 四国 | 愛媛県 29 | 高知県 4 |
| 九州 | 福岡県 160 | 宮崎県 20 |
まとめ
民間の水泳プールの数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で458か所、最も少ない高知県で4か所でした。
1位と47位の間には114.5倍の開きがあります。
上位3で全国の29.7パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は38か所、平均は69.49か所でした。
人口10万人あたりに直すと6.5倍の開きになります。
民間の水泳プールの数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、民間の施設だけを数えていること。
2つ目は、公共のプールは含まないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでは滋賀県が3.99か所で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは8位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の38.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは近畿7府県が3.05か所で最多でした。
公共のプールやスポーツの月謝の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: スイミングスクールなど民間が運営する水泳プールの数。屋内と屋外の両方をふくむ。人口10万人あたりの民間の水泳プール数は総人口で割った参考値
注記: スイミングスクールなど民間が運営する水泳プールの数。
屋内と屋外の両方をふくむ。
人口10万人あたりの民間の水泳プール数は総人口で割った参考値
