【中学生のかみ合わせ】全国5.36パーセント、差は3.86倍

【中学生のかみ合わせ】全国5.36パーセント、差は3.86倍

中学生のうち、歯ならびやかみ合わせに指摘を受けた生徒はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。

山梨県が8.5%で1位。
47都道府県の平均は5.36%、中央値は5.3%です。
最も高い8.5%と最も低い2.2%の差は6.3ポイント、倍率にすると3.86倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。

47都道府県の単純平均

5.4%

中学生の歯列・咬合の被患率(2019年度)

最も多い 山梨県

8.5%

最も少ない 富山県

2.2%

中学生の歯ならびの指摘が多い上位5県

上位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率
上位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 02468山梨県: 8.5%8.5%滋賀県: 8.3%8.3%宮城県: 8%8%三重県: 7.5%7.5%福岡県: 7.2%7.2%山梨県滋賀県宮城県三重県福岡県
上位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率
項目中学生の歯列・咬合の被患率
山梨県8.5%
滋賀県8.3%
宮城県8%
三重県7.5%
福岡県7.2%
下位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率
下位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 0.00.51.01.52.02.53.0富山県: 2.2%2.2%沖縄県: 2.6%2.6%新潟県: 2.8%2.8%石川県: 3.4%3.4%長野県: 3.4%3.4%富山県沖縄県新潟県石川県長野県
下位5都道府県の中学生の歯列・咬合の被患率
項目中学生の歯列・咬合の被患率
富山県2.2%
沖縄県2.6%
新潟県2.8%
石川県3.4%
長野県3.4%

中学生の歯ならびの指摘が多い上位5県です。

山梨県は8.5%、滋賀県は8.3%、宮城県は8%でした。
1位と2位の差は0.2ポイントです。

4位は三重県で7.5%、5位は福岡県で7.2%。
上位5はいずれも47都道府県の平均5.36%を上回りました。

1位の山梨県は平均を3.14ポイント上回りました。
中央値の5.3%と比べると3.2ポイント高く、平均に対する比では1.59倍にあたります。

6位以下は高知県で7.1%、山形県で7%、静岡県で6.9%と続きました。

2位と3位の差は0.3ポイント、3位と4位の差は0.5ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.3ポイントでした。

1位から5位までの幅は1.3ポイント、1位から8位までの幅は1.6ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

山梨県は中学生の歯肉の状態の被患率でも5位に入っています。
全国の値は5.36%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は中部の県でした。
全国の平均を3ポイント上回ります。

歯ぐきの状態と並べて見ます

ここから先は、中学生で歯ならびに指摘がある割合がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

中学生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は長崎県の8.5、2位は宮城県の8.1、3位は香川県の7.6。

4位以下は愛知県、山梨県と続きます。
逆に下位は大阪府が2.2、茨城県が1.8。
長崎県と茨城県では4.72倍の開きです。

歯ぐきの状態と並べると、1位が入れ替わります。
2つの項目は必ずしも連動しません。

中学生の5.4パーセントは、小学生の5.1パーセントとほぼ同じ水準です。
永久歯がそろう時期にあたります。

矯正治療を受ける子どもも増える時期です。
治療中は指摘の対象から外れる場合があります。

地方ごとに県の平均を出すと、四国4県が6.25%で最も高く、九州・沖縄8県が4.74%で最も低くなります。
近畿7府県6.13%と東北6県5.75%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

中学生の歯肉の状態の被患率の上位5都道府県
中学生の歯肉の状態の被患率の上位5都道府県 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度) 02468長崎県: 8.58.5宮城県: 8.18.1香川県: 7.67.6愛知県: 6.96.9山梨県: 6.26.2長崎県宮城県香川県愛知県山梨県
中学生の歯肉の状態の被患率の上位5都道府県
項目中学生の歯肉の状態の被患率
長崎県8.5
宮城県8.1
香川県7.6
愛知県6.9
山梨県6.2

中学生の歯ならびの指摘が少ない下位5県

中学生の歯ならびの指摘が少ない下位5県です。

47位の富山県は2.2%、46位の沖縄県は2.6%、45位の新潟県は2.8%でした。
1位の山梨県とは6.3ポイントの差があります。

44位は長野県で3.4%、43位は石川県で3.4%、42位は大阪府で3.8%と続きます。

47位は北陸の県でした。
全国の平均を3ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は5.3%、平均は5.36%です。
47位の富山県は平均を3.16ポイント下回りました。

47位の富山県は1位の山梨県の25.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.86倍の開きです。

46位との差は0.4ポイント、45位との差は0.6ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.6ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均5.36%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.2ポイントです。

富山県は中学生の歯肉の状態の被患率では中位位です。
全国の値は5.36%なので、47位はこれを3.16ポイント下回っています。

地図で見る

中学生の歯列・咬合の被患率(2019年度)
中学生の歯列・咬合の被患率(2019年度) 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(文部科学省)をもとに作成。単位は%。 北海道 5.2%青森 4.3%岩手 4.7%宮城 8%秋田 5.7%山形 7%福島 4.8%茨城 4.7%栃木 4.3%群馬 5.6%埼玉 6.7%千葉 6.2%東京 5.6%神奈川 3.9%新潟 2.8%富山 2.2%石川 3.4%福井 4.3%山梨 8.5%長野 3.4%岐阜 6.2%静岡 6.9%愛知 5.5%三重 7.5%滋賀 8.3%京都 6.4%大阪 3.8%兵庫 5.4%奈良 6.9%和歌山 4.6%鳥取 6%島根 5.3%岡山 4.3%広島 5.6%山口 4.8%徳島 6%香川 6.9%愛媛 5%高知 7.1%福岡 7.2%佐賀 4.7%長崎 4.1%熊本 5.7%大分 4.7%宮崎 4.6%鹿児島 4.3%沖縄 2.6%
中学生の歯列・咬合の被患率(%)
中学生の歯列・咬合の被患率(2019年度)
項目中学生の歯列・咬合の被患率
北海道5.2%
青森県4.3%
岩手県4.7%
宮城県8%
秋田県5.7%
山形県7%
福島県4.8%
茨城県4.7%
栃木県4.3%
群馬県5.6%
埼玉県6.7%
千葉県6.2%
東京都5.6%
神奈川県3.9%
新潟県2.8%
富山県2.2%
石川県3.4%
福井県4.3%
山梨県8.5%
長野県3.4%
岐阜県6.2%
静岡県6.9%
愛知県5.5%
三重県7.5%
滋賀県8.3%
京都府6.4%
大阪府3.8%
兵庫県5.4%
奈良県6.9%
和歌山県4.6%
鳥取県6%
島根県5.3%
岡山県4.3%
広島県5.6%
山口県4.8%
徳島県6%
香川県6.9%
愛媛県5%
高知県7.1%
福岡県7.2%
佐賀県4.7%
長崎県4.1%
熊本県5.7%
大分県4.7%
宮崎県4.6%
鹿児島県4.3%
沖縄県2.6%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは山梨県です。
次いで滋賀県、宮城県、三重県、福岡県が続きます。
淡いのは富山県、沖縄県、新潟県でした。

47都道府県の平均は5.36%、中央値は5.3%です。
山梨県の8.5%は平均を3.14ポイント上回ります。

1位と47位の差は6.3ポイント、倍率にすると3.86倍でした。

中学生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると長崎県が8.5で最も高く、開きは4.72倍になります。

主指標で1位の山梨県は中学生の歯肉の状態の被患率では5位、中学生の歯肉の状態の被患率で1位の長崎県は主指標では40位でした。

順位都道府県中学生の歯列・咬合の被患率(%)地方中学生の歯肉の状態の被患率
1山梨県8.5中部6.2
2滋賀県8.3近畿4.6
3宮城県8東北8.1
4三重県7.5近畿3.6
5福岡県7.2九州6.2
6高知県7.1四国5.5
7山形県7東北5.4
8香川県6.9四国7.6
8静岡県6.9中部4
8奈良県6.9近畿3.7
11埼玉県6.7関東4.4
12京都府6.4近畿3.6
13岐阜県6.2中部3.2
13千葉県6.2関東4.4
15鳥取県6中国3.9
15徳島県6四国4.9
17熊本県5.7九州3.2
17秋田県5.7東北2.9
19群馬県5.6関東4.9
19広島県5.6中国5.3
19東京都5.6関東3.3
22愛知県5.5中部6.9
23兵庫県5.4近畿4.5
24島根県5.3中国5.6
25北海道5.2北海道2.3
26愛媛県5四国2.8
27山口県4.8中国6.2
27福島県4.8東北3.2
29茨城県4.7関東1.8
29岩手県4.7東北5.2
29佐賀県4.7九州2.7
29大分県4.7九州4.1
33宮崎県4.6九州4.6
33和歌山県4.6近畿2.9
35岡山県4.3中国4.7
35鹿児島県4.3九州5.2
35青森県4.3東北4.1
35栃木県4.3関東4.3
35福井県4.3中部3.1
40長崎県4.1九州8.5
41神奈川県3.9関東3.3
42大阪府3.8近畿2.2
43石川県3.4中部3.5
43長野県3.4中部4.9
45新潟県2.8中部4.5
46沖縄県2.6九州3.1
47富山県2.2中部4.3
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

永久歯がそろう時期

中学生の年代は永久歯が生えそろい、歯ならびの状態がはっきりしてくる時期です。

2019年度の被患率は5.4パーセント。
小学校5.1パーセント、高等学校4.5パーセントと近い水準です。

健康診断の結果を集めた統計

学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。

この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の山梨県は8.5%、47位の富山県は2.2%。
差は6.3ポイント、倍率にすると3.86倍です。

中央値は5.3%、平均は5.36%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.06ポイントの差でした。

中学生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると開きは4.72倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た中学生の歯列・咬合の被患率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 8青森県 4.3
関東埼玉県 6.7神奈川県 3.9
中部山梨県 8.5富山県 2.2
近畿滋賀県 8.3大阪府 3.8
中国鳥取県 6岡山県 4.3
四国高知県 7.1愛媛県 5
九州福岡県 7.2沖縄県 2.6
学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)(2019年度、文部科学省)をもとに作成

まとめ

中学生で歯ならびに指摘がある割合を47都道府県で比べると、最も高い山梨県で8.5%、最も低い富山県で2.2%でした。
その差は6.3ポイント、倍率にすると3.86倍です。

47都道府県の中央値は5.3%、平均は5.36%でした。
全国の値は5.36%です。
中学生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると開きは4.72倍になり、主指標で1位の山梨県はその見方では5位に位置します。

この中学生で歯ならびに指摘がある割合の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、判定に幅が出やすい項目であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

中学生の歯肉の状態の被患率では長崎県が8.5で最も高く、主指標で1位の山梨県はこの見方では5位でした。

地方ごとの平均では四国4県が6.25%で最も高く、九州・沖縄8県が4.74%で最も低くなりました。
小学生や高校生の歯ならびの指摘を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
  • 調査年: 2019年度
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
  • 備考: 中学校(12〜14歳)で歯列・咬合に異常を指摘された生徒の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は中学生の歯肉の状態の被患率

注記: 中学校(12〜14歳)で歯列・咬合に異常を指摘された生徒の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は中学生の歯肉の状態の被患率

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