18歳以下に向けた行事を開いている図書館は、どれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
東京都が265館で1位。
47都道府県の平均は48館、中央値は38館です。
1位と47位の間には17.7倍の開き、人口10万人あたりでは8.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
48館
18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 東京都
265館
最も少ない 佐賀県
15館
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| 項目 | 18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数 |
|---|---|
| 北海道 | 110館 |
| 青森県 | 20館 |
| 岩手県 | 41館 |
| 宮城県 | 27館 |
| 秋田県 | 37館 |
| 山形県 | 21館 |
| 福島県 | 45館 |
| 茨城県 | 41館 |
| 栃木県 | 41館 |
| 群馬県 | 38館 |
| 埼玉県 | 121館 |
| 千葉県 | 75館 |
| 東京都 | 265館 |
| 神奈川県 | 58館 |
| 新潟県 | 53館 |
| 富山県 | 48館 |
| 石川県 | 28館 |
| 福井県 | 22館 |
| 山梨県 | 42館 |
| 長野県 | 72館 |
| 岐阜県 | 51館 |
| 静岡県 | 74館 |
| 愛知県 | 67館 |
| 三重県 | 38館 |
| 滋賀県 | 40館 |
| 京都府 | 35館 |
| 大阪府 | 116館 |
| 兵庫県 | 60館 |
| 奈良県 | 26館 |
| 和歌山県 | 18館 |
| 鳥取県 | 18館 |
| 島根県 | 26館 |
| 岡山県 | 47館 |
| 広島県 | 72館 |
| 山口県 | 22館 |
| 徳島県 | 18館 |
| 香川県 | 18館 |
| 愛媛県 | 23館 |
| 高知県 | 17館 |
| 福岡県 | 99館 |
| 佐賀県 | 15館 |
| 長崎県 | 17館 |
| 熊本県 | 26館 |
| 大分県 | 17館 |
| 宮崎県 | 20館 |
| 鹿児島県 | 43館 |
| 沖縄県 | 30館 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで埼玉県、大阪府、北海道、福岡県が続きます。
淡いのは佐賀県、大分県、長崎県でした。
47都道府県の平均は48館、中央値は38館です。
東京都の265館は平均の5.5倍にあたります。
上位3で22.2パーセント、1位と47位で17.7倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと山梨県が5.31館で最も多く、開きは8.4倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは32位、人数あたり1位の山梨県は実数では19位でした。
| 順位 | 都道府県 | 18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(館) | 地方 | 人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 265 | 関東 | 1.87 |
| 2 | 埼玉県 | 121 | 関東 | 1.65 |
| 3 | 大阪府 | 116 | 近畿 | 1.32 |
| 4 | 北海道 | 110 | 北海道 | 2.18 |
| 5 | 福岡県 | 99 | 九州 | 1.94 |
| 6 | 千葉県 | 75 | 関東 | 1.2 |
| 7 | 静岡県 | 74 | 中部 | 2.1 |
| 8 | 広島県 | 72 | 中国 | 2.65 |
| 8 | 長野県 | 72 | 中部 | 3.62 |
| 10 | 愛知県 | 67 | 中部 | 0.9 |
| 11 | 兵庫県 | 60 | 近畿 | 1.12 |
| 12 | 神奈川県 | 58 | 関東 | 0.63 |
| 13 | 新潟県 | 53 | 中部 | 2.53 |
| 14 | 岐阜県 | 51 | 中部 | 2.66 |
| 15 | 富山県 | 48 | 中部 | 4.81 |
| 16 | 岡山県 | 47 | 中国 | 2.57 |
| 17 | 福島県 | 45 | 東北 | 2.58 |
| 18 | 鹿児島県 | 43 | 九州 | 2.81 |
| 19 | 山梨県 | 42 | 中部 | 5.31 |
| 20 | 茨城県 | 41 | 関東 | 1.46 |
| 20 | 岩手県 | 41 | 東北 | 3.58 |
| 20 | 栃木県 | 41 | 関東 | 2.18 |
| 23 | 滋賀県 | 40 | 近畿 | 2.85 |
| 24 | 群馬県 | 38 | 関東 | 2.01 |
| 24 | 三重県 | 38 | 近畿 | 2.22 |
| 26 | 秋田県 | 37 | 東北 | 4.12 |
| 27 | 京都府 | 35 | 近畿 | 1.39 |
| 28 | 沖縄県 | 30 | 九州 | 2.05 |
| 29 | 石川県 | 28 | 中部 | 2.55 |
| 30 | 宮城県 | 27 | 東北 | 1.2 |
| 31 | 熊本県 | 26 | 九州 | 1.53 |
| 31 | 島根県 | 26 | 中国 | 4.05 |
| 31 | 奈良県 | 26 | 近畿 | 2.02 |
| 34 | 愛媛県 | 23 | 四国 | 1.8 |
| 35 | 山口県 | 22 | 中国 | 1.72 |
| 35 | 福井県 | 22 | 中部 | 2.98 |
| 37 | 山形県 | 21 | 東北 | 2.08 |
| 38 | 宮崎県 | 20 | 九州 | 1.94 |
| 38 | 青森県 | 20 | 東北 | 1.72 |
| 40 | 香川県 | 18 | 四国 | 1.96 |
| 40 | 鳥取県 | 18 | 中国 | 3.39 |
| 40 | 徳島県 | 18 | 四国 | 2.63 |
| 40 | 和歌山県 | 18 | 近畿 | 2.05 |
| 44 | 高知県 | 17 | 四国 | 2.59 |
| 44 | 大分県 | 17 | 九州 | 1.57 |
| 44 | 長崎県 | 17 | 九州 | 1.36 |
| 47 | 佐賀県 | 15 | 九州 | 1.9 |
子ども向け行事をする館が多い上位5都府県
子ども向け行事をする館が多い上位5都府県です。
東京都は265館、埼玉県は121館、大阪府は116館でした。
東京都は2位の埼玉県の2.19倍です。
4位は北海道で110館、5位は福岡県で99館。
上位5で全国の31.5パーセント、上位3で22.2パーセント、上位10で47.4パーセントでした。
1位だけで11.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は48館なので、1位は平均の5.5倍。
中央値の38館と比べると7.0倍にあたります。
6位以下は千葉県で75館、静岡県で74館、長野県で72館と続きました。
2位と3位の差は5館、3位と4位の差は6館でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の68.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると386館。
これだけで全国の17.1パーセントにあたります。
館の数が多い都府県が、そのまま上位に並びました。
人口10万人あたりでは山梨県が1位です
ここから先は、子ども向け行事をする図書館がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は山梨県の5.31館、2位は富山県4.81館、3位は秋田県4.12館。
4位以下は島根県、長野県と続きます。
逆に人口あたりの下位は愛知県0.9館、神奈川県0.63館。
山梨県と神奈川県では8.4倍の開きです。
人口10万人あたりでは山梨県が1位です。
実数1位の都は人口あたりでは順位を落とします。
おはなし会や工作教室、夏休みの調べもの相談などが子ども向けの行事にあたります。
本を借りる場所であると同時に、子どもの居場所としての役割を担っています。
当サイトの図書館に登録した児童の記事と並べると、子どもと図書館の距離が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が2.64館で最も多く、関東7都県が1.47館で最も少なくなります。
東北6県2.33館と中部9県2.22館がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
子ども向け行事をする館が少ない下位5県
子ども向け行事をする館が少ない下位5県です。
47位の佐賀県は15館、46位の大分県は17館、45位の長崎県は17館でした。
1位の東京都とは17.7倍の差があります。
44位は高知県で17館、43位は香川県で18館、42位は徳島県で18館と続きます。
子ども向けの行事は、多くの図書館が力を入れている分野です。
47都道府県の中央値は38館。
平均は48館なので、平均が中央値の1.3倍です。
47位の佐賀県は平均の31.2パーセント、中央値の39.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.7パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで11.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の佐賀県は、1位の東京都の5.66パーセントにあたる水準です。
46位との差は2館、45位との差は2館でした。
1位の東京都と47位の佐賀県の間には250館の開きがあります。
このグラフについての豆知識
図書館で夏休みを過ごす
夏休みには、自由研究の相談会や工作教室を開く図書館が増えます。
調べ方を教えてくれる司書がいるのは、図書館ならではです。
当サイトの自由研究カテゴリの記事も、公的な統計をもとに作っています。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の東京都は265館、47位の佐賀県は15館。
両者の間には17.7倍の開きがあります。
上位3で全国の22.2パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。
中央値は38館、平均は48館です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと8.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
子ども向け行事をする図書館の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【本を貸し出す図書館】全国3,291館、ほぼすべての館が貸出(順位相関0.94)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.69)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
| 地方 | 最も多い(館) | 最も少ない(館) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 45 | 青森県 20 |
| 関東 | 東京都 265 | 群馬県 38 |
| 中部 | 静岡県 74 | 福井県 22 |
| 近畿 | 大阪府 116 | 和歌山県 18 |
| 中国 | 広島県 72 | 鳥取県 18 |
| 四国 | 愛媛県 23 | 高知県 17 |
| 九州 | 福岡県 99 | 佐賀県 15 |
まとめ
子ども向け行事をする図書館を47都道府県で比べると、最も多い東京都で265館、最も少ない佐賀県で15館でした。
1位と47位の間には17.7倍の開きがあります。
上位3で全国の22.2パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は38館、平均は48館でした。
人口10万人あたりに直すと8.4倍の開きになります。
ここまでの子ども向け行事をする図書館の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、1回でも開けば数に入ること。
2つ目は、行事の中身までは分からないこと。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは山梨県が5.31館で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは32位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の28.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が2.64館で最多でした。
図書館の読書会や児童の登録者数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348637
- 備考: 2014年度に18歳以下を対象とした行事を1回以上開いた図書館の数。人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に18歳以下を対象とした行事を1回以上開いた図書館の数。
人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数は2024年の総人口で割った参考値
