過去2年間に乳がん検診を受けた女性はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。
宮城県が44.71%で1位。
47都道府県の平均は34.18%、中央値は33.59%です。
最も高い44.71%と最も低い24.48%の差は20.23ポイント、倍率にすると1.83倍でした。
47都道府県の単純平均
34.2%
乳がん検診の受診率(2019年)
最も多い 宮城県
44.7%
最も少ない 山口県
24.5%
地図で見る
| 項目 | 乳がん検診の受診率 |
|---|---|
| 北海道 | 27.7% |
| 青森県 | 33.2% |
| 岩手県 | 34.5% |
| 宮城県 | 44.7% |
| 秋田県 | 33.5% |
| 山形県 | 42.6% |
| 福島県 | 35.3% |
| 茨城県 | 32.9% |
| 栃木県 | 37.9% |
| 群馬県 | 34.6% |
| 埼玉県 | 33.6% |
| 千葉県 | 39.7% |
| 東京都 | 37.4% |
| 神奈川県 | 35.6% |
| 新潟県 | 34.9% |
| 富山県 | 36.8% |
| 石川県 | 32.8% |
| 福井県 | 33.4% |
| 山梨県 | 44.1% |
| 長野県 | 37.7% |
| 岐阜県 | 33.7% |
| 静岡県 | 33.0% |
| 愛知県 | 32.7% |
| 三重県 | 34.9% |
| 滋賀県 | 32.7% |
| 京都府 | 31.6% |
| 大阪府 | 30% |
| 兵庫県 | 29% |
| 奈良県 | 31.7% |
| 和歌山県 | 29.0% |
| 鳥取県 | 33.1% |
| 島根県 | 28.6% |
| 岡山県 | 35.1% |
| 広島県 | 33.0% |
| 山口県 | 24.5% |
| 徳島県 | 30.8% |
| 香川県 | 36.8% |
| 愛媛県 | 32.5% |
| 高知県 | 34.4% |
| 福岡県 | 31.4% |
| 佐賀県 | 31.7% |
| 長崎県 | 27.5% |
| 熊本県 | 37.8% |
| 大分県 | 38.5% |
| 宮崎県 | 34.9% |
| 鹿児島県 | 36.5% |
| 沖縄県 | 38.1% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは宮城県です。
次いで山梨県、山形県、千葉県、大分県が続きます。
淡いのは山口県、長崎県、北海道でした。
47都道府県の平均は34.18%、中央値は33.59%です。
宮城県の44.71%は平均を10.53ポイント上回ります。
1位と47位の差は20.23ポイント、倍率にすると1.83倍でした。
子宮がん検診の受診率で並べ替えると山形県が46.37で最も高く、開きは1.69倍になります。
主指標で1位の宮城県は子宮がん検診の受診率では2位、子宮がん検診の受診率で1位の山形県は主指標では3位でした。
| 順位 | 都道府県 | 乳がん検診の受診率(%) | 地方 | 子宮がん検診の受診率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮城県 | 44.71 | 東北 | 45.82 |
| 2 | 山梨県 | 44.11 | 中部 | 41.39 |
| 3 | 山形県 | 42.6 | 東北 | 46.37 |
| 4 | 千葉県 | 39.69 | 関東 | 35.79 |
| 5 | 大分県 | 38.46 | 九州 | 40.6 |
| 6 | 沖縄県 | 38.12 | 九州 | 41.8 |
| 7 | 栃木県 | 37.88 | 関東 | 36.87 |
| 8 | 熊本県 | 37.79 | 九州 | 40.41 |
| 9 | 長野県 | 37.65 | 中部 | 38.01 |
| 10 | 東京都 | 37.44 | 関東 | 38.16 |
| 11 | 香川県 | 36.84 | 四国 | 40.6 |
| 12 | 富山県 | 36.78 | 中部 | 38.76 |
| 13 | 鹿児島県 | 36.52 | 九州 | 37.79 |
| 14 | 神奈川県 | 35.63 | 関東 | 39.21 |
| 15 | 福島県 | 35.26 | 東北 | 38.63 |
| 16 | 岡山県 | 35.05 | 中国 | 39.55 |
| 17 | 三重県 | 34.94 | 近畿 | 35.65 |
| 18 | 宮崎県 | 34.9 | 九州 | 34.6 |
| 19 | 新潟県 | 34.89 | 中部 | 38.04 |
| 20 | 群馬県 | 34.63 | 関東 | 37.61 |
| 21 | 岩手県 | 34.54 | 東北 | 37.79 |
| 22 | 高知県 | 34.42 | 四国 | 36.69 |
| 23 | 岐阜県 | 33.66 | 中部 | 33.91 |
| 24 | 埼玉県 | 33.59 | 関東 | 33.45 |
| 25 | 秋田県 | 33.49 | 東北 | 37.15 |
| 26 | 福井県 | 33.44 | 中部 | 36.74 |
| 27 | 青森県 | 33.21 | 東北 | 36.04 |
| 28 | 鳥取県 | 33.05 | 中国 | 35.17 |
| 29 | 静岡県 | 32.99 | 中部 | 35.71 |
| 30 | 広島県 | 32.95 | 中国 | 36.04 |
| 31 | 茨城県 | 32.9 | 関東 | 34.15 |
| 32 | 石川県 | 32.75 | 中部 | 36.7 |
| 33 | 滋賀県 | 32.73 | 近畿 | 36.79 |
| 34 | 愛知県 | 32.7 | 中部 | 36.22 |
| 35 | 愛媛県 | 32.53 | 四国 | 35.51 |
| 36 | 佐賀県 | 31.74 | 九州 | 36.53 |
| 36 | 奈良県 | 31.74 | 近畿 | 34.57 |
| 38 | 京都府 | 31.57 | 近畿 | 31.38 |
| 39 | 福岡県 | 31.37 | 九州 | 32.55 |
| 40 | 徳島県 | 30.79 | 四国 | 34.22 |
| 41 | 大阪府 | 30 | 近畿 | 32.55 |
| 42 | 兵庫県 | 29 | 近畿 | 30.93 |
| 43 | 和歌山県 | 28.97 | 近畿 | 30.98 |
| 44 | 島根県 | 28.62 | 中国 | 29.33 |
| 45 | 北海道 | 27.72 | 北海道 | 30.66 |
| 46 | 長崎県 | 27.51 | 九州 | 30.69 |
| 47 | 山口県 | 24.48 | 中国 | 27.41 |
乳がん検診の受診率が高い上位5県
乳がん検診の受診率が高い上位5県です。
宮城県は44.71%、山梨県は44.11%、山形県は42.6%でした。
1位と2位の差は0.6ポイントです。
4位は千葉県で39.69%、5位は大分県で38.46%。
上位5はいずれも47都道府県の平均34.18%を上回りました。
1位の宮城県は平均を10.53ポイント上回りました。
中央値の33.59%と比べると11.12ポイント高く、平均に対する比では1.31倍にあたります。
6位以下は沖縄県で38.12%、栃木県で37.88%、熊本県で37.79%と続きました。
2位と3位の差は1.51ポイント、3位と4位の差は2.91ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.67ポイントでした。
1位から5位までの幅は6.25ポイント、1位から8位までの幅は6.92ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
宮城県は子宮がん検診の受診率でも2位に入っています。
全国の値は34.18%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東北の県でした。
全国の平均を10ポイント上回ります。
子宮がん検診の受診率と並べて見ます
ここからは統計を離れて、乳がん検診を受けた人の割合の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
子宮がん検診の受診率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は山形県の46.37、2位は宮城県の45.82、3位は沖縄県の41.8。
4位以下は山梨県、香川県と続きます。
逆に下位は島根県が29.33、山口県が27.41。
山形県と山口県では1.69倍の開きです。
子宮がん検診の受診率と並べると、1位が入れ替わります。
検診の体制が種類によって違うのかもしれません。
1.83倍という開きは、5つのがん検診のなかで最も大きなものです。
地域による差がはっきり出ています。
乳がん検診はマンモグラフィが中心で、専用の機器と読影する医師が必要です。
体制の差が受診率に効く面があります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が37.3%で最も高く、北海道が27.72%で最も低くなります。
関東7都県35.97%と中部9県35.44%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
乳がん検診の受診率が低い下位5県
乳がん検診の受診率が低い下位5県です。
47位の山口県は24.48%、46位の長崎県は27.51%、45位の北海道は27.72%でした。
1位の宮城県とは20.23ポイントの差があります。
44位は島根県で28.62%、43位は和歌山県で28.97%、42位は兵庫県で29%と続きます。
47位は中国地方の県でした。
全国の平均を10ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は33.59%、平均は34.18%です。
47位の山口県は平均を9.7ポイント下回りました。
47位の山口県は1位の宮城県の54.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.83倍の開きです。
46位との差は3.03ポイント、45位との差は3.24ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも4.52ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均34.18%を下回りました。
47位から43位までの幅は4.49ポイントです。
山口県は子宮がん検診の受診率では47位です。
全国の値は34.18%なので、47位はこれを9.7ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
5つのなかで最も低い
2019年の乳がん検診の受診率は34.2パーセントで、5つのがん検診のなかで最も低くなりました。
1位と47位の差も1.83倍と、5つのなかで最も大きな開きです。
6年前の調査であること
国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
そのうち都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分になります。
この記事の数字は6年前のものです。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
おおまかな地域の傾向として見てください。
数字の散らばり
1位の宮城県は44.71%、47位の山口県は24.48%。
差は20.23ポイント、倍率にすると1.83倍です。
中央値は33.59%、平均は34.18%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.59ポイントの差でした。
子宮がん検診の受診率で並べ替えると開きは1.69倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
乳がん検診を受けた人の割合の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
並びが最も重なったのは【子宮がん検診の受診率】全国36.29パーセント、差は1.69倍で、相関は0.86です。
正反対だったのは【はくさいへの支出】平均年1,519円、産地とのねじれで、相関は-0.59です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た乳がん検診の受診率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 44.71 | 青森県 33.21 |
| 関東 | 千葉県 39.69 | 茨城県 32.9 |
| 中部 | 山梨県 44.11 | 愛知県 32.7 |
| 近畿 | 三重県 34.94 | 和歌山県 28.97 |
| 中国 | 岡山県 35.05 | 山口県 24.48 |
| 四国 | 香川県 36.84 | 徳島県 30.79 |
| 九州 | 大分県 38.46 | 長崎県 27.51 |
まとめ
乳がん検診を受けた人の割合を47都道府県で比べると、最も高い宮城県で44.71%、最も低い山口県で24.48%でした。
その差は20.23ポイント、倍率にすると1.83倍です。
47都道府県の中央値は33.59%、平均は34.18%でした。
全国の値は34.18%です。
子宮がん検診の受診率で並べ替えると開きは1.69倍になり、主指標で1位の宮城県はその見方では2位に位置します。
乳がん検診を受けた人の割合をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、20歳以上の女性を対象にしていること。
3つ目は2019年の数字であることです。
子宮がん検診の受診率では山形県が46.37で最も高く、主指標で1位の宮城県はこの見方では2位でした。
地方ごとの平均では東北6県が37.3%で最も高く、北海道が27.72%で最も低くなりました。
子宮がん検診の受診率や乳がんの死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員20歳以上・がん検診受診状況)
- 調査年: 2019年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442407
- 備考: 20歳以上の女性のうち過去2年間に乳がん検診を受けた人の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は子宮がん検診の受診率
注記: 20歳以上の女性のうち過去2年間に乳がん検診を受けた人の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は子宮がん検診の受診率
