狭い道でも扱いやすく、維持費も抑えられる軽自動車。
その台数は都道府県でどれほど違うのでしょうか。
ここでいう軽自動車等には、軽四輪車のほかに軽二輪車や小型特殊自動車も含まれます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字です。
全国4,243万4,913台のうち、愛知県が220万1,199台で1位。
ただし2位との差はごくわずかで、人口で割り直すと42位まで落ちます。
47都道府県の単純平均
902,870台
軽自動車等台数(2024年)
最も多い 愛知県
2,201,199台
最も少ない 鳥取県
281,590台
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| 項目 | 軽自動車等台数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,596,079台 |
| 青森県 | 586,838台 |
| 岩手県 | 609,518台 |
| 宮城県 | 834,914台 |
| 秋田県 | 463,393台 |
| 山形県 | 529,439台 |
| 福島県 | 844,830台 |
| 茨城県 | 1,204,210台 |
| 栃木県 | 817,690台 |
| 群馬県 | 895,900台 |
| 埼玉県 | 1,957,703台 |
| 千葉県 | 1,663,512台 |
| 東京都 | 1,649,888台 |
| 神奈川県 | 1,868,982台 |
| 新潟県 | 1,056,280台 |
| 富山県 | 440,313台 |
| 石川県 | 421,517台 |
| 福井県 | 337,806台 |
| 山梨県 | 443,727台 |
| 長野県 | 1,115,590台 |
| 岐阜県 | 809,797台 |
| 静岡県 | 1,565,881台 |
| 愛知県 | 2,201,199台 |
| 三重県 | 823,173台 |
| 滋賀県 | 603,593台 |
| 京都府 | 842,927台 |
| 大阪府 | 1,949,123台 |
| 兵庫県 | 1,618,354台 |
| 奈良県 | 496,968台 |
| 和歌山県 | 545,465台 |
| 鳥取県 | 281,590台 |
| 島根県 | 338,506台 |
| 岡山県 | 921,345台 |
| 広島県 | 1,132,489台 |
| 山口県 | 588,578台 |
| 徳島県 | 366,558台 |
| 香川県 | 499,683台 |
| 愛媛県 | 705,397台 |
| 高知県 | 398,282台 |
| 福岡県 | 1,721,576台 |
| 佐賀県 | 421,365台 |
| 長崎県 | 647,971台 |
| 熊本県 | 870,657台 |
| 大分県 | 550,754台 |
| 宮崎県 | 562,449台 |
| 鹿児島県 | 865,347台 |
| 沖縄県 | 767,757台 |
地図で濃く塗られるのは愛知県、埼玉県、大阪府、神奈川県、福岡県です。
ただし上位同士の差が小さいため、濃淡の幅は控えめです。
薄く残るのは鳥取県、福井県、島根県、徳島県、高知県でした。
47都道府県をならすと90万2,870.5台、中央値は80万9,797台。
平均と中央値がこれだけ近いのは、上位が突出していないためです。
愛知県の220万1,199台も平均の2.4倍にとどまります。
上位3府県で14.4パーセント、1位と47位で7.8倍。
全国に広く行き渡った統計です。
| 順位 | 都道府県 | 軽自動車等台数(台) | 地方 | 人口10万人あたりの軽自動車等台数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 2201199 | 中部 | 29506.69 |
| 2 | 埼玉県 | 1957703 | 関東 | 26700.80 |
| 3 | 大阪府 | 1949123 | 近畿 | 22257.89 |
| 4 | 神奈川県 | 1868982 | 関東 | 20259.97 |
| 5 | 福岡県 | 1721576 | 九州 | 33809.43 |
| 6 | 千葉県 | 1663512 | 関東 | 26611.93 |
| 7 | 東京都 | 1649888 | 関東 | 11636.96 |
| 8 | 兵庫県 | 1618354 | 近畿 | 30323.29 |
| 9 | 北海道 | 1596079 | 北海道 | 31649.40 |
| 10 | 静岡県 | 1565881 | 中部 | 44396.97 |
| 11 | 茨城県 | 1204210 | 関東 | 42915.54 |
| 12 | 広島県 | 1132489 | 中国 | 41727.67 |
| 13 | 長野県 | 1115590 | 中部 | 56144.44 |
| 14 | 新潟県 | 1056280 | 中部 | 50323.01 |
| 15 | 岡山県 | 921345 | 中国 | 50319.22 |
| 16 | 群馬県 | 895900 | 関東 | 47402.12 |
| 17 | 熊本県 | 870657 | 九州 | 51305.66 |
| 18 | 鹿児島県 | 865347 | 九州 | 56484.79 |
| 19 | 福島県 | 844830 | 東北 | 48469.88 |
| 20 | 京都府 | 842927 | 近畿 | 33449.48 |
| 21 | 宮城県 | 834914 | 東北 | 37140.30 |
| 22 | 三重県 | 823173 | 近畿 | 48110.64 |
| 23 | 栃木県 | 817690 | 関東 | 43378.78 |
| 24 | 岐阜県 | 809797 | 中部 | 42264.98 |
| 25 | 沖縄県 | 767757 | 九州 | 52370.87 |
| 26 | 愛媛県 | 705397 | 四国 | 55281.90 |
| 27 | 長崎県 | 647971 | 九州 | 51754.87 |
| 28 | 岩手県 | 609518 | 東北 | 53233.01 |
| 29 | 滋賀県 | 603593 | 近畿 | 43052.28 |
| 30 | 山口県 | 588578 | 中国 | 45946.76 |
| 31 | 青森県 | 586838 | 東北 | 50372.36 |
| 32 | 宮崎県 | 562449 | 九州 | 54448.11 |
| 33 | 大分県 | 550754 | 九州 | 50760.74 |
| 34 | 和歌山県 | 545465 | 近畿 | 61984.66 |
| 35 | 山形県 | 529439 | 東北 | 52367.85 |
| 36 | 香川県 | 499683 | 四国 | 54491.06 |
| 37 | 奈良県 | 496968 | 近畿 | 38674.55 |
| 38 | 秋田県 | 463393 | 東北 | 51660.31 |
| 39 | 山梨県 | 443727 | 中部 | 56096.97 |
| 40 | 富山県 | 440313 | 中部 | 44163.79 |
| 41 | 石川県 | 421517 | 中部 | 38389.53 |
| 42 | 佐賀県 | 421365 | 九州 | 53472.72 |
| 43 | 高知県 | 398282 | 四国 | 60713.72 |
| 44 | 徳島県 | 366558 | 四国 | 53512.12 |
| 45 | 島根県 | 338506 | 中国 | 52726.79 |
| 46 | 福井県 | 337806 | 中部 | 45711.23 |
| 47 | 鳥取県 | 281590 | 中国 | 53030.13 |
軽自動車などが多い5府県
軽自動車などが多い上位5府県です。
愛知県は220万1,199台、埼玉県は195万7,703台、大阪府は194万9,123台、神奈川県は186万8,982台、福岡県は172万1,576台でした。
愛知県は2位の埼玉県の1.12倍しかありません。
6位以下は千葉県166万3,512台、東京都164万9,888台、兵庫県161万8,354台と続きます。
上位3府県で全国の14.4パーセント、上位5府県で22.9パーセント、上位10都道府県でも41.9パーセント。
1位のシェアは5.2パーセントにとどまり、上位8位までが160万台台から220万台の範囲にひしめきます。
実数1位の愛知県は人口あたりでは42位です
実数1位の愛知県が、人口あたりでは42位。
この落差をどう読むか、ここから先は推測になります。
人口10万人あたりで割り直すと、順位はほぼ総入れ替えになります。
1位は和歌山県の6万1,984.66台、2位は高知県6万713.72台、3位は鹿児島県5万6,484.79台。
4位は長野県5万6,144.44台、5位は山梨県5万6,096.97台、6位は愛媛県5万5,281.9台と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県2万6,611.93台、大阪府2万2,257.89台、神奈川県2万259.97台、東京都1万1,636.96台。
和歌山県と東京都では5.3倍の開きです。
注目したいのは、実数1位の愛知県が人口あたりでは42位まで落ちることです。
自動車産業の中心地でありながら、住民あたりの軽自動車はきわめて少ない。
愛知県では普通車が選ばれやすいという見方ができますが、この統計からその理由までは分かりません。
人口あたりの上位に並ぶ和歌山県、高知県、鹿児島県、長野県、山梨県は、いずれも山や坂の多い土地です。
細い道での取り回しのよさと維持費の安さが、暮らしの足として選ばれる理由になっていそうです。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が5万5,741.9台で最も多く、関東7都県が2万3,086台で最も少なくなります。
東北6県4万7,130.4台、中国5県4万6,613.9台と続きました。
実数で見ると順位は変わる
軽自動車などが少ない5県
軽自動車などが少ない下位5県です。
鳥取県は28万1,590台、福井県は33万7,806台、島根県は33万8,506台、徳島県は36万6,558台、高知県は39万8,282台でした。
愛知県の220万1,199台とは7.8倍の差があります。
7.8倍という開きは、台数を比べる統計としてはかなり小さいものです。
前回扱った原付バイクは41.2倍でした。
軽自動車は全国に広く行き渡っていると分かります。
47都道府県の真ん中の県は80万9,797台。
平均は90万2,870.5台なので、平均と中央値が近い、そろった分布です。
地方別に見る
8地方に分けて合計すると、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の23.7パーセント、中部9県が19.8パーセント、近畿7府県が16.2パーセント、九州・沖縄8県が15.1パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が9.1パーセント、中国5県が7.7パーセント、四国4県が4.6パーセント、北海道が3.8パーセントでした。
人口の分布に近い並びです。
人口10万人あたりの平均では順番がほぼ逆になります。
四国4県が5万5,741.9台で1位、東北6県が4万7,130.4台で2位、中国5県が4万6,613.9台で3位。
関東7都県は2万3,086台で最下位、北海道も3万1,649.4台で下から3番目でした。
北海道が低めに出るのは、雪道では車体の重い普通車が選ばれやすいことと関係があるかもしれません。
このグラフについての豆知識
「軽自動車等」に含まれるもの
この指標は軽自動車等の台数です。
軽四輪車のほか、軽二輪車や小型特殊自動車なども含まれるとみられ、いわゆる軽自動車の登録台数よりも広い範囲を数えています。
全国4,243万4,913台という規模は、全国の総世帯数5,621万5,300世帯のおよそ4分の3にあたります。
普通車の多い県ほど軽自動車は少ない
人口10万人あたりの上位は和歌山県、高知県、鹿児島県。
逆に東京都や神奈川県は下位です。
ではこれは、単に「車の多い県」を映しているだけなのでしょうか。
当サイトの自家用車保有台数の記事と、人口10万人あたりで突き合わせてみました。
相関係数はマイナス0.82。
強い負の関係です。
自家用車が多い県ほど、軽自動車は少ない。
予想と逆でした。
車をよく使う県ほど軽自動車も多いのだろうと思っていたので、ここは意外です。
自家用車の統計が普通車を中心に数えているため、普通車が選ばれる県と軽自動車が選ばれる県が、きれいに分かれたのだと考えられます。
実数1位の愛知県が人口あたりでは42位というのも、同じ構図でしょう。
自動車産業の集積地は、普通車が選ばれる土地でもあります。
10年前とくらべると
全国の軽自動車等の台数は、2014年の41,446,278台から2024年の42,434,913台へ、この10年で2パーセント増えました。
1位は2014年も愛知県で、10年たっても変わっていません。
伸びがいちばん大きかったのは埼玉県で10パーセント増でした。
数字は2024年のものです。
地方のなかで見た軽自動車等台数
| 地方 | 最も多い(台) | 最も少ない(台) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 844830 | 秋田県 463393 |
| 関東 | 埼玉県 1957703 | 栃木県 817690 |
| 中部 | 愛知県 2201199 | 福井県 337806 |
| 近畿 | 大阪府 1949123 | 奈良県 496968 |
| 中国 | 広島県 1132489 | 鳥取県 281590 |
| 四国 | 愛媛県 705397 | 徳島県 366558 |
| 九州 | 福岡県 1721576 | 佐賀県 421365 |
まとめ
軽自動車などの台数を47都道府県で比べると、最も多い愛知県で220万1,199台、最も少ない鳥取県で28万1,590台でした。
1位と2位の差は1.12倍しかなく、上位はひしめき合っています。
軽二輪や小型特殊も含む広めの区分で、普通車は別の統計です。
2024年のものになります。
人口10万人あたりでは和歌山県6万1,984.66台が1位、東京都1万1,636.96台が47位。
実数1位の愛知県は42位まで落ちます。
自家用車保有台数との相関は人口あたりでマイナス0.82。
車が多い県ほど軽自動車は少ないという、予想と逆の関係でした。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH7207(軽自動車等台数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH7207(軽自動車等台数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
