【1か月の住居費】平均2万531円、消費支出の8.3%

【1か月の住居費】平均2万531円、消費支出の8.3%

家賃や修繕にかかるお金は、47都道府県の平均で1か月20,531円。
消費支出のおよそ8.3パーセントにあたります。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

東京都が39,664円で1位。
47都道府県の平均は20,531円、中央値は19,544円です。
1位と47位の差は2.98倍、消費支出に占める割合で見ると3.19倍でした。

47都道府県の単純平均

20,531円

1か月の住居費(2024年)

最も多い 東京都

39,664円

最も少ない 滋賀県

13,302円

住居費が多い上位5都県

上位5都道府県の1か月の住居費
上位5都道府県の1か月の住居費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,000東京都: 39,664円39,664円神奈川県: 28,236円28,236円鳥取県: 27,094円27,094円沖縄県: 26,459円26,459円埼玉県: 26,347円26,347円東京都神奈川県鳥取県沖縄県埼玉県
上位5都道府県の1か月の住居費
項目1か月の住居費
東京都39,664円
神奈川県28,236円
鳥取県27,094円
沖縄県26,459円
埼玉県26,347円
下位5都道府県の1か月の住居費
下位5都道府県の1か月の住居費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02,0004,0006,0008,00010,00012,00014,000滋賀県: 13,302円13,302円香川県: 14,263円14,263円和歌山県: 14,302円14,302円秋田県: 14,397円14,397円長崎県: 14,798円14,798円滋賀県香川県和歌山県秋田県長崎県
下位5都道府県の1か月の住居費
項目1か月の住居費
滋賀県13,302円
香川県14,263円
和歌山県14,302円
秋田県14,397円
長崎県14,798円

住居費が多い上位5都県です。

東京都は39,664円、神奈川県は28,236円、鳥取県は27,094円でした。
東京都は2位の神奈川県の1.4倍です。

4位は沖縄県で26,459円、5位は埼玉県で26,347円。
6位以下は茨城県、鹿児島県、宮城県と続きました。

47都道府県の平均は20,531円、中央値は19,544円です。
1位の東京都は平均を19,133円上回り、平均の1.93倍にあたります。

2位と3位の差は1,142円、3位と4位の差は635円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の東京都は475,968円ほどになります。
上位5県の平均は29,560円で、47都道府県の平均を9,029円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は13,317円あります。
中央値と比べると1位は2.03倍でした。

家賃の水準がそのまま順位に出ました。
地価の高い都県ほど、住まいにかかるお金は大きくなります。

消費支出に占める割合でも同じ都が1位です

この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯当たりの住居費の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は東京都の15.1パーセント、2位は沖縄県12.37パーセント、3位は鹿児島県11.48パーセント。

4位以下は神奈川県、埼玉県と続きます。
逆に割合の下位は長野県5.81パーセント、滋賀県4.73パーセント。
東京都と滋賀県では3.19倍の開きです。
47都道府県の平均は8.29パーセントでした。

消費支出に占める比率でも、実数と同じ都が首位に立ちます。
住まいは削りにくい費目であり、家賃の高さがそのまま家計を圧迫します。

注意したいのは、住宅ローンの返済がこの費目に入らないことです。
持ち家でローンを返している世帯は、別の項目に計上されます。

持ち家率の高い県で住居費が低く出るのはそのためです。
住まいにかかる負担の全体を見るには、ローン返済の記事と合わせる必要があります。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が26,437円で最も高く、四国4県が17,114円で最も低くなります。
北海道21,299円と九州・沖縄8県20,791円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02468101214東京都: 15.115.1沖縄県: 12.412.4鹿児島県: 11.511.5神奈川県: 10.610.6埼玉県: 10.410.4東京都沖縄県鹿児島県神奈川県埼玉県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
東京都15.1
沖縄県12.4
鹿児島県11.5
神奈川県10.6
埼玉県10.4

住居費が少ない下位5県

住居費が少ない下位5県です。

47位の滋賀県は13,302円、46位の香川県は14,263円、45位の和歌山県は14,302円でした。
1位の東京都とは2.98倍の差があります。

44位は秋田県で14,397円、43位は長崎県で14,798円、42位は青森県で15,195円と続きます。

下位に並ぶのは持ち家の割合が高い県です。
ローンを返し終えていれば、住居費として計上される額は小さくなります。

47位の滋賀県は平均の64.8パーセント、中央値の68.1パーセントにあたります。
平均との差は7,229円でした。

1位と47位の差は月あたり26,362円。
1年に直すと316,344円の開きになります。

46位との差は961円、45位との差は1,000円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は14,212円。
47都道府県の平均を6,319円下回り、上位5県との差は15,348円になります。

地図で見る

1か月の住居費(2024年)
1か月の住居費(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 21,299円青森 15,195円岩手 23,873円宮城 24,616円秋田 14,397円山形 18,380円福島 19,512円茨城 25,772円栃木 18,330円群馬 22,416円埼玉 26,347円千葉 24,297円東京 39,664円神奈川 28,236円新潟 16,389円富山 23,721円石川 19,923円福井 18,165円山梨 20,243円長野 15,247円岐阜 22,156円静岡 20,985円愛知 23,987円三重 16,439円滋賀 13,302円京都 18,841円大阪 23,809円兵庫 22,267円奈良 18,467円和歌山 14,302円鳥取 27,094円島根 18,068円岡山 18,161円広島 19,544円山口 16,735円徳島 15,611円香川 14,263円愛媛 18,475円高知 20,108円福岡 19,532円佐賀 19,107円長崎 14,798円熊本 20,318円大分 24,073円宮崎 16,502円鹿児島 25,542円沖縄 26,459円
1か月の住居費(円)
1か月の住居費(2024年)
項目1か月の住居費
北海道21,299円
青森県15,195円
岩手県23,873円
宮城県24,616円
秋田県14,397円
山形県18,380円
福島県19,512円
茨城県25,772円
栃木県18,330円
群馬県22,416円
埼玉県26,347円
千葉県24,297円
東京都39,664円
神奈川県28,236円
新潟県16,389円
富山県23,721円
石川県19,923円
福井県18,165円
山梨県20,243円
長野県15,247円
岐阜県22,156円
静岡県20,985円
愛知県23,987円
三重県16,439円
滋賀県13,302円
京都府18,841円
大阪府23,809円
兵庫県22,267円
奈良県18,467円
和歌山県14,302円
鳥取県27,094円
島根県18,068円
岡山県18,161円
広島県19,544円
山口県16,735円
徳島県15,611円
香川県14,263円
愛媛県18,475円
高知県20,108円
福岡県19,532円
佐賀県19,107円
長崎県14,798円
熊本県20,318円
大分県24,073円
宮崎県16,502円
鹿児島県25,542円
沖縄県26,459円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、鳥取県、沖縄県、埼玉県が続きます。
淡いのは滋賀県、香川県、和歌山県でした。

47都道府県の平均は20,531円、中央値は19,544円です。
東京都の39,664円は平均の1.93倍にあたります。

1位と47位で2.98倍の開きがありました。
金額の差は月あたり26,362円です。

消費支出に占める割合で見ると東京都が15.1パーセントで最も高く、開きは3.19倍になります。

金額1位の東京都は割合では1位、割合1位の東京都は金額では1位でした。

順位都道府県1か月の住居費(円)地方消費支出に占める割合
1東京都39664関東15.1
2神奈川県28236関東10.58
3鳥取県27094中国9.69
4沖縄県26459九州12.37
5埼玉県26347関東10.44
6茨城県25772関東9.49
7鹿児島県25542九州11.48
8宮城県24616東北9.84
9千葉県24297関東8.86
10大分県24073九州9.97
11愛知県23987中部9.42
12岩手県23873東北9.44
13大阪府23809近畿9.79
14富山県23721中部8.32
15群馬県22416関東8.45
16兵庫県22267近畿8.73
17岐阜県22156中部8.63
18北海道21299北海道9.41
19静岡県20985中部8.21
20熊本県20318九州8.65
21山梨県20243中部7.79
22高知県20108四国9.07
23石川県19923中部7.16
24広島県19544中国7.63
25福岡県19532九州8.79
26福島県19512東北7.65
27佐賀県19107九州8.39
28京都府18841近畿7.84
29愛媛県18475四国8.27
30奈良県18467近畿7.11
31山形県18380東北7.17
32栃木県18330関東7.11
33福井県18165中部6.83
34岡山県18161中国7.73
35島根県18068中国6.88
36山口県16735中国7.04
37宮崎県16502九州7.73
38三重県16439近畿7.08
39新潟県16389中部6.3
40徳島県15611四国6.5
41長野県15247中部5.81
42青森県15195東北7.25
43長崎県14798九州6.26
44秋田県14397東北6
45和歌山県14302近畿6.56
46香川県14263四国6.06
47滋賀県13302近畿4.73
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

住居費に含まれるもの

家賃地代と、設備修繕・維持費が含まれます。
持ち家であっても、修繕やリフォームにかけた費用はここに入ります。

住宅ローンの返済は「実支出以外の支払」として別に数えられ、住居費には含まれません。

家計調査との違い

当サイトには家計調査をもとにした支出の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。

この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。

数字の開き

1位の東京都は39,664円、47位の滋賀県は13,302円。
両者の間には2.98倍、金額にして月26,362円の開きがあります。

47都道府県の平均は20,531円、中央値は19,544円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると東京都が15.1パーセントで最も高く、平均は8.29パーセント。
開きは3.19倍になります。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
1世帯当たりの住居費の順位で探してみます。

0.6という高い相関を示したのが【家賃地代への支出】1か月の平均は1万2,079円でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【関節が痛む人】全国2.5%、加齢とともに増える(順位相関-0.53)です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た1か月の住居費

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 24616秋田県 14397
関東東京都 39664栃木県 18330
中部愛知県 23987長野県 15247
近畿大阪府 23809滋賀県 13302
中国鳥取県 27094山口県 16735
四国高知県 20108香川県 14263
九州沖縄県 26459長崎県 14798
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯の住居費を47都道府県で比べると、最も高い東京都で39,664円、最も低い滋賀県で13,302円でした。
1位と47位の差は2.98倍です。

47都道府県の平均は20,531円、中央値は19,544円。
1位と47位の金額の差は月あたり26,362円、1年で316,344円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは3.19倍でした。

1世帯当たりの住居費の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、住宅ローンの返済は含まないこと。
2つ目は、持ち家率の高い県では小さく出ること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では東京都が15.1パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと関東7都県が26,437円で最も高く、消費支出に占める割合では関東7都県が10パーセントで最も高くなりました。
住宅ローンの返済や借家の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210102)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210102)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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