【家賃の平均】を47都道府県で比べると全国平均を上回るのは4都県だけ

【家賃の平均】を47都道府県で比べると全国平均を上回るのは4都県だけ

この記事では、47都道府県の家賃を比べます。
使うのは総務省統計局の「住宅・土地統計調査」(令和5年)で、借家の1か月当たりの平均家賃です。
家賃が0円の住宅は除いており、共益費や管理費は含みません。
全国の平均は60,649円。
同じ資料には延べ面積1平方メートル当たりの家賃も載っているので、金額の高さと広さあたりの単価を分けて見ていきます。
地図で全体を眺めたあと、地方別、そして上位下位の順に確かめていきましょう。

47都道府県の単純平均

49,527円

1か月当たり家賃(令和5年(2023年10月1日現在))

最も多い 東京都

88,295円

最も少ない 鹿児島県

40,638円

47都道府県の家賃

1か月当たり家賃(令和5年(2023年10月1日現在))
1か月当たり家賃(令和5年(2023年10月1日現在)) 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 45,674円青森 41,884円岩手 44,532円宮城 52,147円秋田 43,107円山形 46,126円福島 44,939円茨城 48,594円栃木 47,840円群馬 45,643円埼玉 63,141円千葉 62,210円東京 88,295円神奈川 71,918円新潟 47,581円富山 46,184円石川 46,957円福井 47,259円山梨 46,415円長野 47,028円岐阜 46,693円静岡 52,621円愛知 55,927円三重 48,233円滋賀 51,592円京都 58,185円大阪 59,778円兵庫 58,634円奈良 53,041円和歌山 43,084円鳥取 43,935円島根 43,665円岡山 49,078円広島 52,366円山口 42,956円徳島 43,834円香川 46,067円愛媛 42,762円高知 43,093円福岡 51,895円佐賀 46,053円長崎 44,636円熊本 45,671円大分 42,880円宮崎 42,084円鹿児島 40,638円沖縄 50,903円
1か月当たり家賃(円)
1か月当たり家賃(令和5年(2023年10月1日現在))
項目1か月当たり家賃
北海道45,674円
青森県41,884円
岩手県44,532円
宮城県52,147円
秋田県43,107円
山形県46,126円
福島県44,939円
茨城県48,594円
栃木県47,840円
群馬県45,643円
埼玉県63,141円
千葉県62,210円
東京都88,295円
神奈川県71,918円
新潟県47,581円
富山県46,184円
石川県46,957円
福井県47,259円
山梨県46,415円
長野県47,028円
岐阜県46,693円
静岡県52,621円
愛知県55,927円
三重県48,233円
滋賀県51,592円
京都府58,185円
大阪府59,778円
兵庫県58,634円
奈良県53,041円
和歌山県43,084円
鳥取県43,935円
島根県43,665円
岡山県49,078円
広島県52,366円
山口県42,956円
徳島県43,834円
香川県46,067円
愛媛県42,762円
高知県43,093円
福岡県51,895円
佐賀県46,053円
長崎県44,636円
熊本県45,671円
大分県42,880円
宮崎県42,084円
鹿児島県40,638円
沖縄県50,903円

地図を見ると、色が濃くなるのは関東と近畿の一部に限られます。
47都道府県のうち全国平均の60,649円を超えたのは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の4都県だけでした。

1県あたりの平均は49,527円、中央値は46,693円です。
平均を上回ったのは15県で、全国平均が県別の平均より1万円以上高いのは、住宅数の多い首都圏が全体を押し上げているためです。
家賃は上位のごく一部が突出し、残りの多くが4万円台から5万円台に集まる形になっています。
下の表に47都道府県すべての家賃を、1平方メートル当たりの家賃と並べて掲載しました。

順位都道府県1か月当たり家賃(円)地方1平方メートル当たり家賃
1東京都88295関東2274
2神奈川県71918関東1726
3埼玉県63141関東1438
4千葉県62210関東1420
5大阪府59778近畿1403
6兵庫県58634近畿1248
7京都府58185近畿1440
8愛知県55927中部1219
9奈良県53041近畿1004
10静岡県52621中部1117
11広島県52366中国1152
12宮城県52147東北1170
13福岡県51895九州1143
14滋賀県51592近畿1106
15沖縄県50903九州1075
16岡山県49078中国1064
17茨城県48594関東1036
18三重県48233近畿1004
19栃木県47840関東1022
20新潟県47581中部1009
21福井県47259中部931
22長野県47028中部964
23石川県46957中部1006
24岐阜県46693中部937
25山梨県46415中部961
26富山県46184中部963
27山形県46126東北948
28香川県46067四国942
29佐賀県46053九州878
30北海道45674北海道913
31熊本県45671九州925
32群馬県45643関東955
33福島県44939東北938
34長崎県44636九州889
35岩手県44532東北920
36鳥取県43935中国875
37徳島県43834四国888
38島根県43665中国878
39秋田県43107東北861
40高知県43093四国860
41和歌山県43084近畿847
42山口県42956中国868
43大分県42880九州917
44愛媛県42762四国867
45宮崎県42084九州836
46青森県41884東北813
47鹿児島県40638九州819
住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(令和5年(2023年10月1日現在)、総務省統計局)をもとに作成

地方別に見る家賃

地方別の平均(1か月当たり家賃)
地方別の平均(1か月当たり家賃) 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(令和5年(2023年10月1日現在)) 020,00040,00060,000北海道: 45,674円45,674円東北: 45,456円45,456円関東: 61,092円61,092円中部: 48,518円48,518円近畿: 53,221円53,221円中国: 46,400円46,400円四国: 43,939円43,939円九州: 45,595円45,595円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1か月当たり家賃)
項目1か月当たり家賃の平均
北海道45,674円
東北45,456円
関東61,092円
中部48,518円
近畿53,221円
中国46,400円
四国43,939円
九州45,595円

地方別の平均を出すと、関東7都県が61,092円で最も高く、次いで近畿7府県の53,221円、中部9県の48,518円と続きます。
中国5県は46,400円、北海道は45,674円、九州8県は45,595円、東北6県は45,456円、四国4県は43,939円でした。

最も高い関東と最も低い四国の差は17,153円で、率にすると約1.39倍です。
上位下位の県で比べた2.17倍と比べると、地方単位ではかなり差が縮まります。
関東の平均を押し上げているのは東京都の88,295円で、同じ関東でも茨城県は48,594円で17位です。
地方でまとめた数字は、その中の1都県に引っ張られることがあると分かります。

家賃が高い5都府県

上位5都道府県の1か月当たり家賃
上位5都道府県の1か月当たり家賃 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(令和5年(2023年10月1日現在)) 020,00040,00060,00080,000東京都: 88,295円88,295円神奈川県: 71,918円71,918円埼玉県: 63,141円63,141円千葉県: 62,210円62,210円大阪府: 59,778円59,778円東京都神奈川県埼玉県千葉県大阪府
上位5都道府県の1か月当たり家賃
項目1か月当たり家賃
東京都88,295円
神奈川県71,918円
埼玉県63,141円
千葉県62,210円
大阪府59,778円
下位5都道府県の1か月当たり家賃
下位5都道府県の1か月当たり家賃 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(令和5年(2023年10月1日現在)) 010,00020,00030,00040,000鹿児島県: 40,638円40,638円青森県: 41,884円41,884円宮崎県: 42,084円42,084円愛媛県: 42,762円42,762円大分県: 42,880円42,880円鹿児島県青森県宮崎県愛媛県大分県
下位5都道府県の1か月当たり家賃
項目1か月当たり家賃
鹿児島県40,638円
青森県41,884円
宮崎県42,084円
愛媛県42,762円
大分県42,880円

1位は東京都の88,295円です。
2位は神奈川県の71,918円、3位は埼玉県の63,141円、4位は千葉県の62,210円、5位は大阪府の59,778円と続きました。
上位5都府県のうち4つが関東です。

ここで1平方メートル当たりの家賃を見ると、金額の差の中身が見えてきます。
東京都は2,274円、神奈川県は1,726円、埼玉県は1,438円、千葉県は1,420円、大阪府は1,403円です。
東京都は2位の神奈川県の1.3倍で、単価の面でも抜けています。

順位が入れ替わる県もあります。
京都府は家賃では7位の58,185円ですが、1平方メートル当たりでは1,440円で全国3位です。
面積の小さい住宅が多いと、総額は抑えられても単価は高くなります。
金額だけを見ていると、この違いは分かりません。

近畿では大阪府の59,778円に続いて、兵庫県が58,634円で6位、京都府が58,185円で7位、奈良県が53,041円で9位に入りました。
上位10位までに関東の4都県と近畿の4府県が並び、この2つの地方に集中していることが分かります。

家賃が低い5県

家賃が低い側を見ると、47位は鹿児島県の40,638円でした。
46位は青森県の41,884円、45位は宮崎県の42,084円、44位は愛媛県の42,762円、43位は大分県の42,880円です。
1位の東京都との差は47,657円で、率にすると2.17倍になります。

1平方メートル当たりの家賃でも、下位の顔ぶれは近くなります。
青森県は813円、鹿児島県は819円、宮崎県は836円で、東京都の2,274円と比べると3分の1近い水準です。
総額と単価の両方が低いことが分かります。

ただし、家賃の低さは住宅の広さや設備と切り離せません。
同じ金額でも借りられる広さは地域によって違うため、単価とあわせて見ると生活の実感に近づきます。

下位に並ぶ県の1平方メートル当たり家賃は800円台が中心です。
仮に50平方メートルの住宅を借りるとすると、単価820円なら41,000円、東京都の2,274円なら113,700円という計算になります。
同じ広さでも、地域によって金額はこれだけ変わります。

このグラフについての豆知識

この家賃に含まれていないもの

家賃の数字を読むときは、何が含まれているかに注意が必要です。
今回の家賃は共益費・管理費を含みません。
全国の共益費・管理費は1か月当たり4,813円(0円を含まない場合)なので、実際に払う金額はその分だけ上乗せになります。

また、家賃0円の住宅が集計から除かれている点も押さえておきたいところです。
社宅や公務員住宅などで家賃が発生しない住宅は、平均を計算する対象から外れています。
含めた場合の全国平均は59,643円で、除いた場合の60,649円より約1,000円低くなります。

同じ県でも、住む人によって違う

住宅・土地統計調査は5年ごとの調査で、今回が16回目です。
次回は2028年に実施される予定です。
家賃は契約時期によって水準が変わるため、新しく借りた住宅と長く住んでいる住宅では同じ県でも差が出ます。
平均値は、その両方を含んだ数字だということを覚えておくと読み違えません。

もう1つ、借家の種類によっても家賃は変わります。
今回の数字は公営の借家や都市再生機構・公社の借家、民営借家、給与住宅をすべて含んだ平均です。
民営借家だけを見ると水準は上がるため、部屋探しの相場としてはやや低めに出ていると考えてください。

順位の並びがにている記事

家賃の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

いちばん近かったのは【テレワーク実施率】全国18.9%、都市と地方で6倍のひらきで、順位相関は0.9でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント(順位相関-0.86)です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た1か月当たり家賃

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 52147青森県 41884
関東東京都 88295群馬県 45643
中部愛知県 55927富山県 46184
近畿大阪府 59778和歌山県 43084
中国広島県 52366山口県 42956
四国香川県 46067愛媛県 42762
九州福岡県 51895鹿児島県 40638
住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)(令和5年(2023年10月1日現在)、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

47都道府県の家賃を比べると、1位は東京都の88,295円、最も低いのは鹿児島県の40,638円でした。
差は47,657円、率にすると2.17倍です。
全国平均の60,649円を超えたのは4都県だけで、多くの県は4万円台から5万円台に集まっています。
地方別では関東が61,092円で最も高く、四国が43,939円で最も低い結果でした。

ここまでの家賃が高い都道府県の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、この家賃が共益費・管理費を含まないことです。
2つ目は、家賃0円の住宅を除いた平均であることです。
3つ目は、住宅の広さが県によって違うため、金額だけでは比べきれないことです。
1平方メートル当たりの家賃を見ると、京都府のように順位が上がる県もあります。

住まいの費用は、金額と広さの両方を見てはじめて比べられます。
次に部屋を探すときは、家賃と一緒に単価も計算してみると、地域ごとの違いが見えてくるはずです。

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出典

  • 統計名: 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)
  • 調査年: 令和5年(2023年10月1日現在)
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html
  • 備考: 家賃は借家の1か月当たりの平均で、家賃0円の住宅を除いた値です。共益費・管理費は含みません。

注記: 家賃は借家の1か月当たりの平均で、家賃0円の住宅を除いた値です。
共益費・管理費は含みません。

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