1つの世帯が住んでいる家の広さは、都道府県でどれくらい違うのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。
富山県が140.3m2で1位。
47都道府県の平均は101.37m2、中央値は102.1m2です。
最も高い140.3m2と最も低い68.5m2の差は71.8m2、倍率にすると2.05倍でした。
47都道府県の単純平均
101.4m2
1世帯当たり平均床面積(2019年)
最も多い 富山県
140.3m2
最も少ない 東京都
68.5m2
1世帯あたりの床面積が広い上位5県
1世帯あたりの床面積が広い上位5県です。
富山県は140.3m2、山形県は129.3m2、福井県は127.8m2でした。
1位と2位の差は11m2です。
4位は秋田県で123.8m2、5位は新潟県で120.7m2。
上位5はいずれも47都道府県の平均101.37m2を上回りました。
1位の富山県は平均を38.93m2上回りました。
中央値の102.1m2と比べると38.2m2高く、平均に対する比では1.38倍にあたります。
6位以下は鳥取県で118.5m2、島根県で117.4m2、岐阜県で115.4m2と続きました。
2位と3位の差は1.5m2、3位と4位の差は4m2。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は5.3m2でした。
1位から5位までの幅は19.6m2、1位から8位までの幅は24.9m2でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
富山県は世帯人員1人当たり平均床面積でも1位に入っています。
全国の値は91m2で、上位5はいずれもこれを上回りました。
上位は北陸と東北の県です。
土地に余裕があり、三世代で住む家も多い地域と重なります。
1人あたりに直すと差は縮まります
以下は、1世帯あたりの床面積にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
世帯人員1人当たり平均床面積で並べ替えると、順位が変わります。
1位は富山県の51.1、2位は秋田県の48.3、3位は青森県の46.5。
4位以下は福井県、山形県と続きます。
逆に下位は東京都が31、沖縄県が28.8。
富山県と沖縄県では1.77倍の開きです。
1人あたりに直すと差は縮まります。
広い家に多くの人が住んでいるためです。
世帯人員が多い県では、1世帯あたりの床面積も大きくなります。
家の広さと家族の人数は連動して動きます。
当サイトのゆとりある広さの世帯を比べた記事とあわせて見ると、住まいの広さの姿がつかめます。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が114.7m2で最も高く、北海道が87m2で最も低くなります。
東北6県113.68m2と中国5県106.08m2がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
1世帯あたりの床面積が狭い下位5都府県
1世帯あたりの床面積が狭い下位5都府県です。
47位の東京都は68.5m2、46位の沖縄県は70.5m2、45位の大阪府は76.4m2でした。
1位の富山県とは71.8m2の差があります。
44位は神奈川県で78.4m2、43位は千葉県で83.4m2、42位は鹿児島県で83.6m2と続きます。
下位は大都市圏の都府県でした。
全国の平均を2割以上下回ります。
47都道府県の中央値は102.1m2、平均は101.37m2です。
47位の東京都は平均を32.87m2下回りました。
47位の東京都は1位の富山県の48.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.05倍の開きです。
46位との差は2m2、45位との差は7.9m2。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも15.1m2しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均101.37m2を下回りました。
47位から43位までの幅は14.9m2です。
東京都は世帯人員1人当たり平均床面積では46位です。
全国の値は91m2なので、47位はこれを22.5m2下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たり平均床面積 |
|---|---|
| 北海道 | 87m2 |
| 青森県 | 113.5m2 |
| 岩手県 | 114.2m2 |
| 宮城県 | 93.9m2 |
| 秋田県 | 123.8m2 |
| 山形県 | 129.3m2 |
| 福島県 | 107.4m2 |
| 茨城県 | 109.4m2 |
| 栃木県 | 104.3m2 |
| 群馬県 | 101.2m2 |
| 埼玉県 | 84.2m2 |
| 千葉県 | 83.4m2 |
| 東京都 | 68.5m2 |
| 神奈川県 | 78.4m2 |
| 新潟県 | 120.7m2 |
| 富山県 | 140.3m2 |
| 石川県 | 115.1m2 |
| 福井県 | 127.8m2 |
| 山梨県 | 105.4m2 |
| 長野県 | 113.1m2 |
| 岐阜県 | 115.4m2 |
| 静岡県 | 101.5m2 |
| 愛知県 | 93m2 |
| 三重県 | 105.2m2 |
| 滋賀県 | 112.9m2 |
| 京都府 | 86.7m2 |
| 大阪府 | 76.4m2 |
| 兵庫県 | 96.4m2 |
| 奈良県 | 110.8m2 |
| 和歌山県 | 104.7m2 |
| 鳥取県 | 118.5m2 |
| 島根県 | 117.4m2 |
| 岡山県 | 101m2 |
| 広島県 | 91.4m2 |
| 山口県 | 102.1m2 |
| 徳島県 | 103.2m2 |
| 香川県 | 103.7m2 |
| 愛媛県 | 97.3m2 |
| 高知県 | 88.4m2 |
| 福岡県 | 84.7m2 |
| 佐賀県 | 105.5m2 |
| 長崎県 | 89m2 |
| 熊本県 | 100.2m2 |
| 大分県 | 93.3m2 |
| 宮崎県 | 90.5m2 |
| 鹿児島県 | 83.6m2 |
| 沖縄県 | 70.5m2 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで山形県、福井県、秋田県、新潟県が続きます。
淡いのは東京都、沖縄県、大阪府でした。
47都道府県の平均は101.37m2、中央値は102.1m2です。
富山県の140.3m2は平均を38.93m2上回ります。
1位と47位の差は71.8m2、倍率にすると2.05倍でした。
世帯人員1人当たり平均床面積で並べ替えると富山県が51.1で最も高く、開きは1.77倍になります。
主指標で1位の富山県は世帯人員1人当たり平均床面積では1位、世帯人員1人当たり平均床面積で1位の富山県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たり平均床面積(m2) | 地方 | 世帯人員1人当たり平均床面積 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 140.3 | 中部 | 51.1 |
| 2 | 山形県 | 129.3 | 東北 | 46.3 |
| 3 | 福井県 | 127.8 | 中部 | 46.5 |
| 4 | 秋田県 | 123.8 | 東北 | 48.3 |
| 5 | 新潟県 | 120.7 | 中部 | 45.2 |
| 6 | 鳥取県 | 118.5 | 中国 | 44.7 |
| 7 | 島根県 | 117.4 | 中国 | 45.6 |
| 8 | 岐阜県 | 115.4 | 中部 | 43.4 |
| 9 | 石川県 | 115.1 | 中部 | 44.7 |
| 10 | 岩手県 | 114.2 | 東北 | 45 |
| 11 | 青森県 | 113.5 | 東北 | 46.5 |
| 12 | 長野県 | 113.1 | 中部 | 44.6 |
| 13 | 滋賀県 | 112.9 | 近畿 | 41.8 |
| 14 | 奈良県 | 110.8 | 近畿 | 43.7 |
| 15 | 茨城県 | 109.4 | 関東 | 41.5 |
| 16 | 福島県 | 107.4 | 東北 | 40.6 |
| 17 | 佐賀県 | 105.5 | 九州 | 39.8 |
| 18 | 山梨県 | 105.4 | 中部 | 42.3 |
| 19 | 三重県 | 105.2 | 近畿 | 41.9 |
| 20 | 和歌山県 | 104.7 | 近畿 | 42.9 |
| 21 | 栃木県 | 104.3 | 関東 | 40.2 |
| 22 | 香川県 | 103.7 | 四国 | 43.1 |
| 23 | 徳島県 | 103.2 | 四国 | 41.8 |
| 24 | 山口県 | 102.1 | 中国 | 43.6 |
| 25 | 静岡県 | 101.5 | 中部 | 39.9 |
| 26 | 群馬県 | 101.2 | 関東 | 40.5 |
| 27 | 岡山県 | 101 | 中国 | 39.8 |
| 28 | 熊本県 | 100.2 | 九州 | 38.4 |
| 29 | 愛媛県 | 97.3 | 四国 | 42.7 |
| 30 | 兵庫県 | 96.4 | 近畿 | 40.5 |
| 31 | 宮城県 | 93.9 | 東北 | 37.8 |
| 32 | 大分県 | 93.3 | 九州 | 39.3 |
| 33 | 愛知県 | 93 | 中部 | 37 |
| 34 | 広島県 | 91.4 | 中国 | 38.9 |
| 35 | 宮崎県 | 90.5 | 九州 | 38.8 |
| 36 | 長崎県 | 89 | 九州 | 38.8 |
| 37 | 高知県 | 88.4 | 四国 | 39.5 |
| 38 | 北海道 | 87 | 北海道 | 40.8 |
| 39 | 京都府 | 86.7 | 近畿 | 37 |
| 40 | 福岡県 | 84.7 | 九州 | 37.2 |
| 41 | 埼玉県 | 84.2 | 関東 | 34.6 |
| 42 | 鹿児島県 | 83.6 | 九州 | 39.2 |
| 43 | 千葉県 | 83.4 | 関東 | 36.4 |
| 44 | 神奈川県 | 78.4 | 関東 | 32.9 |
| 45 | 大阪府 | 76.4 | 近畿 | 33.3 |
| 46 | 沖縄県 | 70.5 | 九州 | 28.8 |
| 47 | 東京都 | 68.5 | 関東 | 31 |
このグラフについての豆知識
1世帯あたりと1人あたり
2019年の全国の1世帯当たり平均床面積は91平方メートル、世帯人員1人当たりでは38平方メートルでした。
1世帯あたりの差は2.05倍、1人あたりでは1.77倍。
世帯の人数を除くと差はやや縮まります。
6年前の調査であること
国民生活基礎調査は毎年行われますが、都道府県別に集計されるのは3年ごとの大規模調査の年だけです。
そのうち都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分になります。
この記事の数字は6年前のものです。
そのあいだに世帯の姿は少しずつ変わっているため、いまの状態とは違う可能性があります。
標本調査にもとづく推計値である点にも注意してください。
数字の散らばり
1位の富山県は140.3m2、47位の東京都は68.5m2。
差は71.8m2、倍率にすると2.05倍です。
中央値は102.1m2、平均は101.37m2でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.73m2の差でした。
世帯人員1人当たり平均床面積で並べ替えると開きは1.77倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この1世帯あたりの床面積の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【1住宅当たり延べ面積】いちばん広い県は140平方メートル、狭い都の2.2倍で、相関は0.98です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【一人暮らし世帯】が多いのはどこか、2世帯に1世帯が単身という都県もありました(相関-0.85)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た1世帯当たり平均床面積
| 地方 | 最も多い(m2) | 最も少ない(m2) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 129.3 | 宮城県 93.9 |
| 関東 | 茨城県 109.4 | 東京都 68.5 |
| 中部 | 富山県 140.3 | 愛知県 93 |
| 近畿 | 滋賀県 112.9 | 大阪府 76.4 |
| 中国 | 鳥取県 118.5 | 広島県 91.4 |
| 四国 | 香川県 103.7 | 高知県 88.4 |
| 九州 | 佐賀県 105.5 | 沖縄県 70.5 |
まとめ
1世帯あたりの床面積を47都道府県で比べると、最も高い富山県で140.3m2、最も低い東京都で68.5m2でした。
その差は71.8m2、倍率にすると2.05倍です。
47都道府県の中央値は102.1m2、平均は101.37m2でした。
全国の値は91m2です。
世帯人員1人当たり平均床面積で並べ替えると開きは1.77倍になり、主指標で1位の富山県はその見方では1位に位置します。
1世帯あたりの床面積の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、世帯の人数の違いを含んだ数字であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
世帯人員1人当たり平均床面積では富山県が51.1で最も高く、主指標で1位の富山県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では中部9県が114.7m2で最も高く、北海道が87m2で最も低くなりました。
1人あたりの床面積やゆとりある広さの世帯を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 1世帯当たり平均室数・平均床面積)
- 調査年: 2019年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003441533
- 備考: 2019年の1世帯当たり平均床面積。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は世帯人員1人当たり平均床面積
注記: 2019年の1世帯当たり平均床面積。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は世帯人員1人当たり平均床面積
