眼鏡やマスク、体温計などに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
鳥取県が2,583円で1位。
47都道府県の平均は1,968円、中央値は1,944円です。
1位と47位の差は1.72倍、消費支出に占める割合で見ると1.58倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,968円
1か月の保健医療用品への支出(2024年)
最も多い 鳥取県
2,583円
最も少ない 鹿児島県
1,503円
地図で見る
| 項目 | 1か月の保健医療用品への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,955円 |
| 青森県 | 1,947円 |
| 岩手県 | 1,811円 |
| 宮城県 | 2,122円 |
| 秋田県 | 2,109円 |
| 山形県 | 1,851円 |
| 福島県 | 2,173円 |
| 茨城県 | 2,196円 |
| 栃木県 | 1,890円 |
| 群馬県 | 2,234円 |
| 埼玉県 | 2,179円 |
| 千葉県 | 1,779円 |
| 東京都 | 1,913円 |
| 神奈川県 | 1,936円 |
| 新潟県 | 2,029円 |
| 富山県 | 1,882円 |
| 石川県 | 1,723円 |
| 福井県 | 2,397円 |
| 山梨県 | 2,320円 |
| 長野県 | 1,907円 |
| 岐阜県 | 2,233円 |
| 静岡県 | 2,058円 |
| 愛知県 | 2,040円 |
| 三重県 | 1,817円 |
| 滋賀県 | 1,899円 |
| 京都府 | 2,052円 |
| 大阪府 | 1,944円 |
| 兵庫県 | 1,984円 |
| 奈良県 | 1,667円 |
| 和歌山県 | 1,779円 |
| 鳥取県 | 2,583円 |
| 島根県 | 2,516円 |
| 岡山県 | 1,992円 |
| 広島県 | 1,746円 |
| 山口県 | 1,535円 |
| 徳島県 | 1,855円 |
| 香川県 | 2,243円 |
| 愛媛県 | 2,170円 |
| 高知県 | 1,505円 |
| 福岡県 | 1,935円 |
| 佐賀県 | 1,726円 |
| 長崎県 | 2,320円 |
| 熊本県 | 1,660円 |
| 大分県 | 2,013円 |
| 宮崎県 | 1,608円 |
| 鹿児島県 | 1,503円 |
| 沖縄県 | 1,737円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは鳥取県です。
次いで島根県、福井県、山梨県、長崎県が続きます。
淡いのは鹿児島県、高知県、山口県でした。
47都道府県の平均は1,968円、中央値は1,944円です。
鳥取県の2,583円は平均の1.31倍にあたります。
1位と47位で1.72倍の開きがありました。
金額の差は月あたり1,080円です。
消費支出に占める割合で見ると長崎県が0.98パーセントで最も高く、開きは1.58倍になります。
金額1位の鳥取県は割合では6位、割合1位の長崎県は金額では5位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の保健医療用品への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 鳥取県 | 2583 | 中国 | 0.92 |
| 2 | 島根県 | 2516 | 中国 | 0.96 |
| 3 | 福井県 | 2397 | 中部 | 0.9 |
| 4 | 山梨県 | 2320 | 中部 | 0.89 |
| 4 | 長崎県 | 2320 | 九州 | 0.98 |
| 6 | 香川県 | 2243 | 四国 | 0.95 |
| 7 | 群馬県 | 2234 | 関東 | 0.84 |
| 8 | 岐阜県 | 2233 | 中部 | 0.87 |
| 9 | 茨城県 | 2196 | 関東 | 0.81 |
| 10 | 埼玉県 | 2179 | 関東 | 0.86 |
| 11 | 福島県 | 2173 | 東北 | 0.85 |
| 12 | 愛媛県 | 2170 | 四国 | 0.97 |
| 13 | 宮城県 | 2122 | 東北 | 0.85 |
| 14 | 秋田県 | 2109 | 東北 | 0.88 |
| 15 | 静岡県 | 2058 | 中部 | 0.81 |
| 16 | 京都府 | 2052 | 近畿 | 0.85 |
| 17 | 愛知県 | 2040 | 中部 | 0.8 |
| 18 | 新潟県 | 2029 | 中部 | 0.78 |
| 19 | 大分県 | 2013 | 九州 | 0.83 |
| 20 | 岡山県 | 1992 | 中国 | 0.85 |
| 21 | 兵庫県 | 1984 | 近畿 | 0.78 |
| 22 | 北海道 | 1955 | 北海道 | 0.86 |
| 23 | 青森県 | 1947 | 東北 | 0.93 |
| 24 | 大阪府 | 1944 | 近畿 | 0.8 |
| 25 | 神奈川県 | 1936 | 関東 | 0.73 |
| 26 | 福岡県 | 1935 | 九州 | 0.87 |
| 27 | 東京都 | 1913 | 関東 | 0.73 |
| 28 | 長野県 | 1907 | 中部 | 0.73 |
| 29 | 滋賀県 | 1899 | 近畿 | 0.67 |
| 30 | 栃木県 | 1890 | 関東 | 0.73 |
| 31 | 富山県 | 1882 | 中部 | 0.66 |
| 32 | 徳島県 | 1855 | 四国 | 0.77 |
| 33 | 山形県 | 1851 | 東北 | 0.72 |
| 34 | 三重県 | 1817 | 近畿 | 0.78 |
| 35 | 岩手県 | 1811 | 東北 | 0.72 |
| 36 | 千葉県 | 1779 | 関東 | 0.65 |
| 36 | 和歌山県 | 1779 | 近畿 | 0.82 |
| 38 | 広島県 | 1746 | 中国 | 0.68 |
| 39 | 沖縄県 | 1737 | 九州 | 0.81 |
| 40 | 佐賀県 | 1726 | 九州 | 0.76 |
| 41 | 石川県 | 1723 | 中部 | 0.62 |
| 42 | 奈良県 | 1667 | 近畿 | 0.64 |
| 43 | 熊本県 | 1660 | 九州 | 0.71 |
| 44 | 宮崎県 | 1608 | 九州 | 0.75 |
| 45 | 山口県 | 1535 | 中国 | 0.65 |
| 46 | 高知県 | 1505 | 四国 | 0.68 |
| 47 | 鹿児島県 | 1503 | 九州 | 0.68 |
医療用品への支出が多い上位5県
医療用品への支出が多い上位5県です。
鳥取県は2,583円、島根県は2,516円、福井県は2,397円でした。
鳥取県は2位の島根県の1.03倍です。
4位は山梨県で2,320円、5位は長崎県で2,320円。
6位以下は香川県、群馬県、岐阜県と続きました。
47都道府県の平均は1,968円、中央値は1,944円です。
1位の鳥取県は平均を615円上回り、平均の1.31倍にあたります。
2位と3位の差は119円、3位と4位の差は77円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の鳥取県は30,996円ほどになります。
上位5県の平均は2,427円で、47都道府県の平均を459円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は263円あります。
中央値と比べると1位は1.33倍でした。
1位は山陰の県でした。
全国の平均を3割ほど上回ります。
1位の鳥取県と5位の長崎県の差は263円、1位と8位の差は350円でした。
消費支出に占める割合で見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯当たりの保健医療用品・器具への支出の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は長崎県の0.98パーセント、2位は愛媛県0.97パーセント、3位は島根県0.96パーセント。
4位以下は香川県、青森県と続きます。
逆に割合の下位は奈良県0.64パーセント、石川県0.62パーセント。
長崎県と石川県では1.58倍の開きです。
47都道府県の平均は0.8パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ると、別の県が上位に来ます。
1.72倍という開きは、この記事で扱う項目のなかで最も小さいものです。
眼鏡やコンタクトレンズは誰にでも必要になりうるもので、地域差が出にくい費目です。
高齢の世帯が多い地域では、介護用品や医療用の器具への支出が増えると考えられます。
地方別に県の平均を出すと、中国5県が2,074円で最も高く、九州・沖縄8県が1,813円で最も低くなります。
中部9県2,065円と関東7都県2,018円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
医療用品への支出が少ない下位5県
医療用品への支出が少ない下位5県です。
47位の鹿児島県は1,503円、46位の高知県は1,505円、45位の山口県は1,535円でした。
1位の鳥取県とは1.72倍の差があります。
44位は宮崎県で1,608円、43位は熊本県で1,660円、42位は奈良県で1,667円と続きます。
47位は九州の県でした。
1位との差は1.72倍にとどまります。
47位の鹿児島県は平均の76.4パーセント、中央値の77.3パーセントにあたります。
平均との差は465円でした。
1位と47位の差は月あたり1,080円。
1年に直すと12,960円の開きになります。
46位との差は2円、45位との差は32円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は1,562円。
47都道府県の平均を406円下回り、上位5県との差は865円になります。
47位の鹿児島県と43位の熊本県の差は157円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
このグラフについての豆知識
保健医療用品に入るもの
保健医療用品・器具には眼鏡、コンタクトレンズ、マスク、絆創膏、体温計、介護用品などが含まれます。
1位と47位の差は1.72倍。
金額の小さい費目としては珍しく、地域差の小さい区分です。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の鳥取県は2,583円、47位の鹿児島県は1,503円。
両者の間には1.72倍、金額にして月1,080円の開きがあります。
47都道府県の平均は1,968円、中央値は1,944円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると長崎県が0.98パーセントで最も高く、平均は0.8パーセント。
開きは1.58倍になります。
地方のなかで見た1か月の保健医療用品への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 2173 | 岩手県 1811 |
| 関東 | 群馬県 2234 | 千葉県 1779 |
| 中部 | 福井県 2397 | 石川県 1723 |
| 近畿 | 京都府 2052 | 奈良県 1667 |
| 中国 | 鳥取県 2583 | 山口県 1535 |
| 四国 | 香川県 2243 | 高知県 1505 |
| 九州 | 長崎県 2320 | 鹿児島県 1503 |
まとめ
1か月の保健医療用品への支出を47都道府県で比べると、最も高い鳥取県で2,583円、最も低い鹿児島県で1,503円でした。
1位と47位の差は1.72倍です。
47都道府県の平均は1,968円、中央値は1,944円。
1位と47位の金額の差は月あたり1,080円、1年で12,960円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは1.58倍でした。
1世帯当たりの保健医療用品・器具への支出の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、眼鏡や介護用品も含むこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では長崎県が0.98パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと中国5県が2,074円で最も高く、消費支出に占める割合では北海道が0.86パーセントで最も高くなりました。
サプリメントや医薬品への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010603)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010603)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
