昼の時間帯にその県にいる人の数を昼間人口といいます。
全国で1億2,615万人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2020年の数字。
東京都が1,631万5,279人で1位。
住んでいる人の数より多いか少ないかで、その県の性格が見えてきます。
47都道府県の単純平均
2,683,960人
昼間人口(2020年)
最も多い 東京都
16,315,279人
最も少ない 鳥取県
552,505人
昼間人口が多い5都府県
昼間人口が多い上位5都府県です。
東京都は1,631万5,279人、大阪府は918万2,101人、神奈川県は846万8,946人でした。
東京都は2位の大阪府の1.78倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の38.2パーセント。
上位3都府県で26.9パーセント、上位10都道府県で57.9パーセントでした。
1位のシェアは12.9パーセント。
夜の人口(約1,400万人)より多く、外から通ってくる人がいることを示します。
昼と夜で人が動く県が見えてきます
ここから先は、昼間人口がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりの数字が、この統計では特別な意味を持ちます。
1位は東京都の11万6,142.87人、2位は大阪府10万3,897.13人、3位は京都府10万1,717.09人。
人口10万人に対して昼間人口が11万6,142人ということは、夜より昼のほうが16パーセントほど人が多いという意味です。
外から通ってくる人が、出ていく人を上回っています。
逆に人口あたりの下位は千葉県9万257人、埼玉県8万9,609.1人。
こちらは昼に1割ほど人が減ります。
東京都へ通勤・通学する人が多いためです。
東京都と埼玉県では1.3倍の開き。
数字としては小さく見えますが、片方は人が集まり、もう片方は人が抜ける。
方向が逆であることを考えると、大きな違いです。
当サイトには昼夜間人口比率を扱った記事もあります。
あわせて読むと、人の動きがより立体的に見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が100,093.6人で最も多く、近畿7府県が99,873.6人で最も少なくなります。
中部9県100,006.6人と中国5県100,002人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
昼間人口が少ない5県
昼間人口が少ない下位5県です。
鳥取県は55万2,505人、島根県は67万1,741人、高知県は69万797人でした。
東京都とは29.5倍の差があります。
実数の差は人口の差をほぼそのまま映しています。
人口あたりに直すと、この開きは1.3倍まで縮みます。
47都道府県の中央値は158万6,642人。
平均は268万3,959.6人なので、平均が中央値の1.7倍です。
地方別に見る
昼間人口は、通勤・通学による人の移動を映します。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の34.6パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.7パーセント、中部9県が16.8パーセント、九州・沖縄8県が11.3パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.8パーセント、中国5県が5.8パーセント、北海道が4.1パーセント、四国4県が2.9パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
関東7都県が100,093.6人、中部9県が100,006.6人、中国5県が100,002人の順に多く、最も少ないのは近畿7府県が99,873.6人です。
地図で見る
| 項目 | 昼間人口 |
|---|---|
| 北海道 | 5,223,042人 |
| 青森県 | 1,236,753人 |
| 岩手県 | 1,207,907人 |
| 宮城県 | 2,303,479人 |
| 秋田県 | 957,831人 |
| 山形県 | 1,065,214人 |
| 福島県 | 1,834,689人 |
| 茨城県 | 2,803,334人 |
| 栃木県 | 1,914,836人 |
| 群馬県 | 1,938,160人 |
| 埼玉県 | 6,581,578人 |
| 千葉県 | 5,672,183人 |
| 東京都 | 16,315,279人 |
| 神奈川県 | 8,468,946人 |
| 新潟県 | 2,200,267人 |
| 富山県 | 1,032,775人 |
| 石川県 | 1,134,448人 |
| 福井県 | 767,987人 |
| 山梨県 | 803,946人 |
| 長野県 | 2,042,696人 |
| 岐阜県 | 1,911,876人 |
| 静岡県 | 3,625,491人 |
| 愛知県 | 7,629,723人 |
| 三重県 | 1,745,312人 |
| 滋賀県 | 1,369,233人 |
| 京都府 | 2,622,355人 |
| 大阪府 | 9,182,101人 |
| 兵庫県 | 5,249,636人 |
| 奈良県 | 1,206,425人 |
| 和歌山県 | 908,429人 |
| 鳥取県 | 552,505人 |
| 島根県 | 671,741人 |
| 岡山県 | 1,889,120人 |
| 広島県 | 2,804,391人 |
| 山口県 | 1,337,116人 |
| 徳島県 | 716,742人 |
| 香川県 | 951,166人 |
| 愛媛県 | 1,335,870人 |
| 高知県 | 690,797人 |
| 福岡県 | 5,139,579人 |
| 佐賀県 | 814,329人 |
| 長崎県 | 1,308,945人 |
| 熊本県 | 1,732,011人 |
| 大分県 | 1,123,160人 |
| 宮崎県 | 1,068,793人 |
| 鹿児島県 | 1,586,642人 |
| 沖縄県 | 1,467,261人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県です。
人口の地図に近い形になります。
淡いのは鳥取県、島根県、高知県でした。
47都道府県の平均は268万3,959.6人、中央値は158万6,642人です。
東京都の1,631万5,279人は平均の6.1倍にあたります。
上位3都府県で26.9パーセント、1位と47位で29.5倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 昼間人口(人) | 地方 | 人口10万人あたりの昼間人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 16315279 | 関東 | 116142.87 |
| 2 | 大阪府 | 9182101 | 近畿 | 103897.13 |
| 3 | 神奈川県 | 8468946 | 関東 | 91681.68 |
| 4 | 愛知県 | 7629723 | 中部 | 101157.56 |
| 5 | 埼玉県 | 6581578 | 関東 | 89609.10 |
| 6 | 千葉県 | 5672183 | 関東 | 90257.00 |
| 7 | 兵庫県 | 5249636 | 近畿 | 96059.18 |
| 8 | 北海道 | 5223042 | 北海道 | 99969.91 |
| 9 | 福岡県 | 5139579 | 九州 | 100085.00 |
| 10 | 静岡県 | 3625491 | 中部 | 99787.76 |
| 11 | 広島県 | 2804391 | 中国 | 100167.48 |
| 12 | 茨城県 | 2803334 | 関東 | 97779.04 |
| 13 | 京都府 | 2622355 | 近畿 | 101717.09 |
| 14 | 宮城県 | 2303479 | 東北 | 100064.42 |
| 15 | 新潟県 | 2200267 | 中部 | 99954.34 |
| 16 | 長野県 | 2042696 | 中部 | 99740.48 |
| 17 | 群馬県 | 1938160 | 関東 | 99951.01 |
| 18 | 栃木県 | 1914836 | 関東 | 99052.84 |
| 19 | 岐阜県 | 1911876 | 中部 | 96620.78 |
| 20 | 岡山県 | 1889120 | 中国 | 100036.43 |
| 21 | 福島県 | 1834689 | 東北 | 100083.84 |
| 22 | 三重県 | 1745312 | 近畿 | 98591.05 |
| 23 | 熊本県 | 1732011 | 九州 | 99638.15 |
| 24 | 鹿児島県 | 1586642 | 九州 | 99898.38 |
| 25 | 沖縄県 | 1467261 | 九州 | 99985.08 |
| 26 | 滋賀県 | 1369233 | 近畿 | 96860.73 |
| 27 | 山口県 | 1337116 | 中国 | 99631.69 |
| 28 | 愛媛県 | 1335870 | 四国 | 100077.09 |
| 29 | 長崎県 | 1308945 | 九州 | 99743.05 |
| 30 | 青森県 | 1236753 | 東北 | 99900.56 |
| 31 | 岩手県 | 1207907 | 東北 | 99782.99 |
| 32 | 奈良県 | 1206425 | 近畿 | 91087.17 |
| 33 | 石川県 | 1134448 | 中部 | 100169.71 |
| 34 | 大分県 | 1123160 | 九州 | 99938.43 |
| 35 | 宮崎県 | 1068793 | 九州 | 99926.79 |
| 36 | 山形県 | 1065214 | 東北 | 99736.62 |
| 37 | 富山県 | 1032775 | 中部 | 99802.96 |
| 38 | 秋田県 | 957831 | 東北 | 99825.85 |
| 39 | 香川県 | 951166 | 四国 | 100097.03 |
| 40 | 和歌山県 | 908429 | 近畿 | 98465.72 |
| 41 | 佐賀県 | 814329 | 九州 | 100355.79 |
| 42 | 山梨県 | 803946 | 中部 | 99255.78 |
| 43 | 福井県 | 767987 | 中部 | 100146.57 |
| 44 | 徳島県 | 716742 | 四国 | 99608.51 |
| 45 | 高知県 | 690797 | 四国 | 99894.44 |
| 46 | 島根県 | 671741 | 中国 | 100091.64 |
| 47 | 鳥取県 | 552505 | 中国 | 99837.01 |
このグラフについての豆知識
昼間人口とは
昼間人口は、その地域に常住する人口から、外へ通勤・通学する人を引き、外から通ってくる人を足した数です。
昼の時間帯にその地域にいる人の数を表します。
人口10万人あたりの数字が10万を超えれば人が集まる県、下回れば人が出ていく県ということになります。
東京都は16パーセント増える
人口10万人あたりでは東京都が11万6,142.87人。
夜より昼のほうが16パーセントほど人が多い計算です。
逆に埼玉県は8万9,609.1人で、昼に1割ほど人が減ります。
首都圏の内側と外側で、人の流れがはっきり分かれています。
数字は2020年のものです。
10年前とくらべると
全国の昼間人口は、2010年の128,057,352人から2020年の126,146,099人へ、この10年でほとんど変わっていません。
2010年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。
県別では沖縄県の5%増が最大です。
順位の並びがにている記事
昼間人口の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
1という高い相関を示したのが【働いている人の数】全国6,706万人、人口あたりの差は1.2倍でした。
最も食い違ったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.76)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た昼間人口
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 2303479 | 秋田県 957831 |
| 関東 | 東京都 16315279 | 栃木県 1914836 |
| 中部 | 愛知県 7629723 | 福井県 767987 |
| 近畿 | 大阪府 9182101 | 和歌山県 908429 |
| 中国 | 広島県 2804391 | 鳥取県 552505 |
| 四国 | 愛媛県 1335870 | 高知県 690797 |
| 九州 | 福岡県 5139579 | 佐賀県 814329 |
まとめ
昼間人口を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,631万5,279人、最も少ない鳥取県で55万2,505人でした。
人口10万人あたりの差は1.3倍にとどまります。
昼間人口の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、通勤・通学の出入りを加減した数であること。
2つ目は、買い物や観光の移動は含まれないこと。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは東京都が11万6,142.87人。
夜より昼のほうが16パーセントほど人が多い計算になります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の34.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が100,093.6人で最多でした。
昼夜間人口比率や県外へ通う人の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【一般世帯の数】全国5,570万世帯、人口あたりの差は1.4倍
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードA6107(昼間人口)の2020年の値。人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードA6107(昼間人口)の2020年の値。
人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
