骨粗しょう症の診断に使う骨密度検査(骨塩定量測定)を病院で受けた人は、ひと月にどれくらいいるのでしょうか。
2023年9月の患者数を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の医療施設静態調査、2023年の数字。
東京都が21,132人で1位。
47都道府県の平均は5,152.2人、中央値は3,412人です。
1位と47位の間には15.9倍の開き、人口10万人あたりでは2.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
5,152人
骨塩定量測定の患者数(2023年)
最も多い 東京都
21,132人
最も少ない 鳥取県
1,330人
地図で見る
| 項目 | 骨塩定量測定の患者数 |
|---|---|
| 北海道 | 15,323人 |
| 青森県 | 2,289人 |
| 岩手県 | 1,898人 |
| 宮城県 | 3,044人 |
| 秋田県 | 2,827人 |
| 山形県 | 1,966人 |
| 福島県 | 3,815人 |
| 茨城県 | 5,249人 |
| 栃木県 | 3,936人 |
| 群馬県 | 3,595人 |
| 埼玉県 | 11,897人 |
| 千葉県 | 11,664人 |
| 東京都 | 21,132人 |
| 神奈川県 | 13,366人 |
| 新潟県 | 4,079人 |
| 富山県 | 2,874人 |
| 石川県 | 3,536人 |
| 福井県 | 1,867人 |
| 山梨県 | 1,333人 |
| 長野県 | 5,106人 |
| 岐阜県 | 3,035人 |
| 静岡県 | 5,717人 |
| 愛知県 | 11,403人 |
| 三重県 | 2,961人 |
| 滋賀県 | 2,247人 |
| 京都府 | 5,034人 |
| 大阪府 | 15,730人 |
| 兵庫県 | 11,291人 |
| 奈良県 | 3,988人 |
| 和歌山県 | 2,381人 |
| 鳥取県 | 1,330人 |
| 島根県 | 1,616人 |
| 岡山県 | 4,040人 |
| 広島県 | 5,570人 |
| 山口県 | 2,755人 |
| 徳島県 | 2,002人 |
| 香川県 | 2,136人 |
| 愛媛県 | 3,412人 |
| 高知県 | 1,864人 |
| 福岡県 | 11,819人 |
| 佐賀県 | 2,025人 |
| 長崎県 | 3,168人 |
| 熊本県 | 3,655人 |
| 大分県 | 3,353人 |
| 宮崎県 | 2,395人 |
| 鹿児島県 | 4,333人 |
| 沖縄県 | 2,096人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、北海道、神奈川県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、山梨県、島根県でした。
47都道府県の平均は5,152.2人、中央値は3,412人です。
東京都の21,132人は平均の4.1倍にあたります。
上位3で21.6パーセント、1位と47位で15.9倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと石川県が322.04人で最も多く、開きは2.4倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは44位、人口あたり1位の石川県は実数では23位でした。
| 順位 | 都道府県 | 骨塩定量測定の患者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの骨塩定量測定の患者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 21132 | 関東 | 149.05 |
| 2 | 大阪府 | 15730 | 近畿 | 179.63 |
| 3 | 北海道 | 15323 | 北海道 | 303.85 |
| 4 | 神奈川県 | 13366 | 関東 | 144.89 |
| 5 | 埼玉県 | 11897 | 関東 | 162.26 |
| 6 | 福岡県 | 11819 | 九州 | 232.11 |
| 7 | 千葉県 | 11664 | 関東 | 186.59 |
| 8 | 愛知県 | 11403 | 中部 | 152.86 |
| 9 | 兵庫県 | 11291 | 近畿 | 211.56 |
| 10 | 静岡県 | 5717 | 中部 | 162.09 |
| 11 | 広島県 | 5570 | 中国 | 205.23 |
| 12 | 茨城県 | 5249 | 関東 | 187.06 |
| 13 | 長野県 | 5106 | 中部 | 256.97 |
| 14 | 京都府 | 5034 | 近畿 | 199.76 |
| 15 | 鹿児島県 | 4333 | 九州 | 282.83 |
| 16 | 新潟県 | 4079 | 中部 | 194.33 |
| 17 | 岡山県 | 4040 | 中国 | 220.64 |
| 18 | 奈良県 | 3988 | 近畿 | 310.35 |
| 19 | 栃木県 | 3936 | 関東 | 208.81 |
| 20 | 福島県 | 3815 | 東北 | 218.88 |
| 21 | 熊本県 | 3655 | 九州 | 215.38 |
| 22 | 群馬県 | 3595 | 関東 | 190.21 |
| 23 | 石川県 | 3536 | 中部 | 322.04 |
| 24 | 愛媛県 | 3412 | 四国 | 267.4 |
| 25 | 大分県 | 3353 | 九州 | 309.03 |
| 26 | 長崎県 | 3168 | 九州 | 253.04 |
| 27 | 宮城県 | 3044 | 東北 | 135.41 |
| 28 | 岐阜県 | 3035 | 中部 | 158.4 |
| 29 | 三重県 | 2961 | 近畿 | 173.06 |
| 30 | 富山県 | 2874 | 中部 | 288.26 |
| 31 | 秋田県 | 2827 | 東北 | 315.16 |
| 32 | 山口県 | 2755 | 中国 | 215.07 |
| 33 | 宮崎県 | 2395 | 九州 | 231.85 |
| 34 | 和歌山県 | 2381 | 近畿 | 270.57 |
| 35 | 青森県 | 2289 | 東北 | 196.48 |
| 36 | 滋賀県 | 2247 | 近畿 | 160.27 |
| 37 | 香川県 | 2136 | 四国 | 232.93 |
| 38 | 沖縄県 | 2096 | 九州 | 142.97 |
| 39 | 佐賀県 | 2025 | 九州 | 256.98 |
| 40 | 徳島県 | 2002 | 四国 | 292.26 |
| 41 | 山形県 | 1966 | 東北 | 194.46 |
| 42 | 岩手県 | 1898 | 東北 | 165.76 |
| 43 | 福井県 | 1867 | 中部 | 252.64 |
| 44 | 高知県 | 1864 | 四国 | 284.15 |
| 45 | 島根県 | 1616 | 中国 | 251.71 |
| 46 | 山梨県 | 1333 | 中部 | 168.52 |
| 47 | 鳥取県 | 1330 | 中国 | 250.47 |
病院の骨密度検査が多い上位5都府県
病院の骨密度検査が多い上位5都府県です。
東京都は21,132人、大阪府は15,730人、北海道は15,323人でした。
東京都は2位の大阪府の1.34倍です。
4位は神奈川県で13,366人、5位は埼玉県で11,897人。
上位5で全国の32パーセント、上位3で21.6パーセント、上位10で53.4パーセントでした。
1位だけで8.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は5,152.2人なので、1位は平均の4.1倍。
中央値の3,412人と比べると6.2倍にあたります。
6位以下は福岡県で11,819人、千葉県で11,664人、愛知県で11,403人と続きました。
2位と3位の差は407人、3位と4位の差は1,957人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の68パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると36,862人。
これだけで全国の15.2パーセントにあたります。
実数は人口の多さに沿います。
1位でも全国の8.7パーセントにとどまりました。
人口あたりでは石川県が1位です
ここからは統計を離れて、病院で骨密度検査を受けた人の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は石川県の322.04人、2位は秋田県315.16人、3位は奈良県310.35人。
4位以下は大分県、北海道と続きます。
逆に人口あたりの下位は沖縄県142.97人、宮城県135.41人。
石川県と宮城県では2.4倍の開きです。
人口あたりの1位は石川県です。
実数1位の都は人口あたりでは44位まで下がります。
骨密度検査は骨粗しょう症の早期発見に使われ、骨折の予防につながります。
高齢化が進む地域ほど需要の大きい検査です。
当サイトの転倒・転落の死亡数の記事とあわせて見ると、骨の健康の意味が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が303.8人で最も多く、関東7都県が162.6人で最も少なくなります。
四国4県266.4人と九州・沖縄8県235.5人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
病院の骨密度検査が少ない下位5県
病院の骨密度検査が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は1,330人、46位の山梨県は1,333人、45位の島根県は1,616人でした。
1位の東京都とは15.9倍の差があります。
44位は高知県で1,864人、43位は福井県で1,867人、42位は岩手県で1,898人と続きます。
15.9倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。
47都道府県の中央値は3,412人。
平均は5,152.2人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の鳥取県は平均の25.8パーセント、中央値の39.0パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで8.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の6.29パーセントにあたる水準です。
46位との差は3人、45位との差は286人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には19,802人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
骨折を防ぐための検査
骨粗しょう症は自覚症状のないまま進み、転倒をきっかけにした骨折で見つかることが少なくありません。
2023年9月に病院で検査を受けた人は24万2,152人。
診療所の48万395人と合わせると、ひと月で72万人をこえます。
3年に一度の医療施設調査
医療施設静態調査は、全国のすべての病院・診療所を対象に3年ごとに行われる調査で、これは2023年(令和5年)10月1日時点のものです。
検査の患者数は2023年9月の1か月間の数です。
年間の数ではないことに注意してください。
また、施設の所在地で数えるため、県境をこえて受診する人のぶんは施設のある県に計上されます。
数字の開き
1位の東京都は21,132人、47位の鳥取県は1,330人。
両者の間には15.9倍の開きがあります。
上位3で全国の21.6パーセント、上位10で53.4パーセントを占めます。
中央値は3,412人、平均は5,152.2人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
病院で骨密度検査を受けた人の数の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【病院の外来患者数】1日平均121万2,243人、入院より多いで、順位相関は0.96でした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.72です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た骨塩定量測定の患者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3815 | 岩手県 1898 |
| 関東 | 東京都 21132 | 群馬県 3595 |
| 中部 | 愛知県 11403 | 山梨県 1333 |
| 近畿 | 大阪府 15730 | 滋賀県 2247 |
| 中国 | 広島県 5570 | 鳥取県 1330 |
| 四国 | 愛媛県 3412 | 高知県 1864 |
| 九州 | 福岡県 11819 | 佐賀県 2025 |
まとめ
病院で骨密度検査を受けた人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で21,132人、最も少ない鳥取県で1,330人でした。
1位と47位の間には15.9倍の開きがあります。
上位3で全国の21.6パーセント、上位10で53.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は3,412人、平均は5,152.2人でした。
人口10万人あたりに直すと2.4倍の開きになります。
病院で骨密度検査を受けた人の数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、2023年9月の1か月分の数であること。
2つ目は、施設の所在地で数えた数字であること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは石川県が322.04人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは44位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の29.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が303.8人で最多でした。
診療所の骨密度検査や転倒・転落の死亡数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 医療施設静態調査(令和5年・都道府県別)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004024873
- 備考: 2023年9月の1か月間に病院で骨塩定量測定(骨密度検査)を受けた患者数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2023年9月の1か月間に病院で骨塩定量測定(骨密度検査)を受けた患者数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
