病院の外来には毎日どれくらいの人が通っているのでしょうか。
1日平均の外来患者数を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の病院報告、2024年の数字。
東京都が123,444人で1位。
47都道府県の平均は25,792.4人、中央値は16,896人です。
1位と47位の間には20.5倍の開き、人口10万人あたりでは2.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
25,792人
1日平均外来患者数(2024年)
最も多い 東京都
123,444人
最も少ない 鳥取県
6,012人
地図で見る
| 項目 | 1日平均外来患者数 |
|---|---|
| 北海道 | 66,207人 |
| 青森県 | 12,605人 |
| 岩手県 | 11,017人 |
| 宮城県 | 19,260人 |
| 秋田県 | 10,400人 |
| 山形県 | 10,721人 |
| 福島県 | 17,660人 |
| 茨城県 | 27,314人 |
| 栃木県 | 19,110人 |
| 群馬県 | 18,248人 |
| 埼玉県 | 59,766人 |
| 千葉県 | 56,573人 |
| 東京都 | 123,444人 |
| 神奈川県 | 68,234人 |
| 新潟県 | 20,989人 |
| 富山県 | 12,850人 |
| 石川県 | 13,173人 |
| 福井県 | 9,873人 |
| 山梨県 | 8,781人 |
| 長野県 | 23,956人 |
| 岐阜県 | 18,151人 |
| 静岡県 | 29,613人 |
| 愛知県 | 62,910人 |
| 三重県 | 15,151人 |
| 滋賀県 | 12,788人 |
| 京都府 | 27,325人 |
| 大阪府 | 80,821人 |
| 兵庫県 | 50,015人 |
| 奈良県 | 14,379人 |
| 和歌山県 | 10,690人 |
| 鳥取県 | 6,012人 |
| 島根県 | 6,855人 |
| 岡山県 | 23,430人 |
| 広島県 | 27,496人 |
| 山口県 | 13,721人 |
| 徳島県 | 10,348人 |
| 香川県 | 12,844人 |
| 愛媛県 | 16,896人 |
| 高知県 | 10,902人 |
| 福岡県 | 51,053人 |
| 佐賀県 | 9,210人 |
| 長崎県 | 14,556人 |
| 熊本県 | 18,415人 |
| 大分県 | 14,233人 |
| 宮崎県 | 11,753人 |
| 鹿児島県 | 19,089人 |
| 沖縄県 | 13,405人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、北海道、愛知県が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、山梨県でした。
47都道府県の平均は25,792.4人、中央値は16,896人です。
東京都の123,444人は平均の4.8倍にあたります。
上位3で22.5パーセント、1位と47位で20.5倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと高知県が1,661.89人で最も多く、開きは2.2倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは42位、人口あたり1位の高知県は実数では38位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1日平均外来患者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの1日平均外来患者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 123444 | 関東 | 870.67 |
| 2 | 大阪府 | 80821 | 近畿 | 922.93 |
| 3 | 神奈川県 | 68234 | 関東 | 739.66 |
| 4 | 北海道 | 66207 | 北海道 | 1312.85 |
| 5 | 愛知県 | 62910 | 中部 | 843.3 |
| 6 | 埼玉県 | 59766 | 関東 | 815.14 |
| 7 | 千葉県 | 56573 | 関東 | 905.02 |
| 8 | 福岡県 | 51053 | 九州 | 1002.61 |
| 9 | 兵庫県 | 50015 | 近畿 | 937.14 |
| 10 | 静岡県 | 29613 | 中部 | 839.61 |
| 11 | 広島県 | 27496 | 中国 | 1013.12 |
| 12 | 京都府 | 27325 | 近畿 | 1084.33 |
| 13 | 茨城県 | 27314 | 関東 | 973.41 |
| 14 | 長野県 | 23956 | 中部 | 1205.64 |
| 15 | 岡山県 | 23430 | 中国 | 1279.63 |
| 16 | 新潟県 | 20989 | 中部 | 999.95 |
| 17 | 宮城県 | 19260 | 東北 | 856.76 |
| 18 | 栃木県 | 19110 | 関東 | 1013.79 |
| 19 | 鹿児島県 | 19089 | 九州 | 1246.02 |
| 20 | 熊本県 | 18415 | 九州 | 1085.15 |
| 21 | 群馬県 | 18248 | 関東 | 965.5 |
| 22 | 岐阜県 | 18151 | 中部 | 947.34 |
| 23 | 福島県 | 17660 | 東北 | 1013.2 |
| 24 | 愛媛県 | 16896 | 四国 | 1324.14 |
| 25 | 三重県 | 15151 | 近畿 | 885.51 |
| 26 | 長崎県 | 14556 | 九州 | 1162.62 |
| 27 | 奈良県 | 14379 | 近畿 | 1118.99 |
| 28 | 大分県 | 14233 | 九州 | 1311.8 |
| 29 | 山口県 | 13721 | 中国 | 1071.12 |
| 30 | 沖縄県 | 13405 | 九州 | 914.39 |
| 31 | 石川県 | 13173 | 中部 | 1199.73 |
| 32 | 富山県 | 12850 | 中部 | 1288.87 |
| 33 | 香川県 | 12844 | 四国 | 1400.65 |
| 34 | 滋賀県 | 12788 | 近畿 | 912.13 |
| 35 | 青森県 | 12605 | 東北 | 1081.97 |
| 36 | 宮崎県 | 11753 | 九州 | 1137.75 |
| 37 | 岩手県 | 11017 | 東北 | 962.18 |
| 38 | 高知県 | 10902 | 四国 | 1661.89 |
| 39 | 山形県 | 10721 | 東北 | 1060.44 |
| 40 | 和歌山県 | 10690 | 近畿 | 1214.77 |
| 41 | 秋田県 | 10400 | 東北 | 1159.42 |
| 42 | 徳島県 | 10348 | 四国 | 1510.66 |
| 43 | 福井県 | 9873 | 中部 | 1335.99 |
| 44 | 佐賀県 | 9210 | 九州 | 1168.78 |
| 45 | 山梨県 | 8781 | 中部 | 1110.11 |
| 46 | 島根県 | 6855 | 中国 | 1067.76 |
| 47 | 鳥取県 | 6012 | 中国 | 1132.2 |
病院の外来患者が多い上位5都府県
病院の外来患者が多い上位5都府県です。
東京都は123,444人、大阪府は80,821人、神奈川県は68,234人でした。
東京都は2位の大阪府の1.53倍です。
4位は北海道で66,207人、5位は愛知県で62,910人。
上位5で全国の33.1パーセント、上位3で22.5パーセント、上位10で53.5パーセントでした。
1位だけで10.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は25,792.4人なので、1位は平均の4.8倍。
中央値の16,896人と比べると7.3倍にあたります。
6位以下は埼玉県で59,766人、千葉県で56,573人、福岡県で51,053人と続きました。
2位と3位の差は12,587人、3位と4位の差は2,027人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の66.9パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると204,265人。
これだけで全国の16.9パーセントにあたります。
1位だけで全国の10.2パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。
人口あたりでは高知県が1位です
以下は、病院の外来にかかる人の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は高知県の1,661.89人、2位は徳島県1,510.66人、3位は香川県1,400.65人。
4位以下は福井県、愛媛県と続きます。
逆に人口あたりの下位は埼玉県815.14人、神奈川県739.66人。
高知県と神奈川県では2.2倍の開きです。
人口あたりの1位は高知県です。
実数1位の都は人口あたりでは42位まで下がります。
この数字は病院の外来だけで、診療所は含みません。
診療所が少なく病院が外来も担う地域ほど、人口あたりの数字が大きく出ます。
当サイトの一般診療所数の記事とあわせて見ると、外来医療の分担の姿が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が1,442.8人で最も多く、関東7都県が855.4人で最も少なくなります。
北海道1,312.8人と中国5県1,107.5人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
病院の外来患者が少ない下位5県
病院の外来患者が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は6,012人、46位の島根県は6,855人、45位の山梨県は8,781人でした。
1位の東京都とは20.5倍の差があります。
44位は佐賀県で9,210人、43位は福井県で9,873人、42位は徳島県で10,348人と続きます。
20.5倍という開きは、人口の差より少し大きい水準です。
47都道府県の中央値は16,896人。
平均は25,792.4人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の鳥取県は平均の23.3パーセント、中央値の35.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.4パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで10.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の4.87パーセントにあたる水準です。
46位との差は843人、45位との差は2,769人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には117,432人の開きがあります。
地方別に見る
病院の外来患者は、人口あたりでは診療所の少ない県で多くなります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の30.7パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.4パーセント、中部9県が16.5パーセント、九州・沖縄8県が12.5パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.7パーセント、中国5県が6.4パーセント、北海道が5.5パーセント、四国4県が4.2パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が1,442.8人、北海道が1,312.8人、中国5県が1,107.5人の順に多く、最も少ないのは関東7都県が855.4人です。
このグラフについての豆知識
入院患者よりわずかに多い
病院の1日平均外来患者数は121万2,243人。
入院している人の113万3,196人よりわずかに多い規模です。
外来医療の全体では診療所が大きな役割を担っており、この数字は病院分だけを切り出したものです。
病院報告という統計
病院報告は、全国のすべての病院が毎月提出する報告をまとめた統計です。
この記事は2024年の年平均を使っています。
対象は病院(病床20床以上)だけで、町の診療所は含まれていません。
また、患者数は住んでいる人ではなく病院の所在地で数えます。
県境をこえて通院・入院する人がいるため、その県の住民の受療そのものではないことに注意してください。
数字の開き
1位の東京都は123,444人、47位の鳥取県は6,012人。
両者の間には20.5倍の開きがあります。
上位3で全国の22.5パーセント、上位10で53.5パーセントを占めます。
中央値は16,896人、平均は25,792.4人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
病院の外来にかかる人の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
いちばん近かったのは【1日に退院する人】全国4万4,156人、入院とほぼ同数で、順位相関は0.99でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.72)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た1日平均外来患者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 19260 | 秋田県 10400 |
| 関東 | 東京都 123444 | 群馬県 18248 |
| 中部 | 愛知県 62910 | 山梨県 8781 |
| 近畿 | 大阪府 80821 | 和歌山県 10690 |
| 中国 | 広島県 27496 | 鳥取県 6012 |
| 四国 | 愛媛県 16896 | 徳島県 10348 |
| 九州 | 福岡県 51053 | 佐賀県 9210 |
まとめ
病院の外来にかかる人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で123,444人、最も少ない鳥取県で6,012人でした。
1位と47位の間には20.5倍の開きがあります。
上位3で全国の22.5パーセント、上位10で53.5パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は16,896人、平均は25,792.4人でした。
人口10万人あたりに直すと2.2倍の開きになります。
病院の外来にかかる人の数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、病院の所在地で数えた数字であること。
2つ目は、診療所の外来を含まないこと。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは高知県が1,661.89人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは42位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の30.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が1,442.8人で最多でした。
入院している人の数や一般診療所の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 病院報告(都道府県別)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004045421
- 備考: 2024年の病院の1日平均外来患者数。診療所の外来は含まない。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2024年の病院の1日平均外来患者数。
診療所の外来は含まない。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
