高校生のうち、歯ならびやかみ合わせに指摘を受けた生徒はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。
宮城県が7%で1位。
47都道府県の平均は4.46%、中央値は4.2%です。
最も高い7%と最も低い1.7%の差は5.3ポイント、倍率にすると4.12倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
4.5%
高校生の歯列・咬合の被患率(2019年度)
最も多い 宮城県
7%
最も少ない 富山県
1.7%
地図で見る
| 項目 | 高校生の歯列・咬合の被患率 |
|---|---|
| 北海道 | 6.7% |
| 青森県 | 3.3% |
| 岩手県 | 5.6% |
| 宮城県 | 7% |
| 秋田県 | 4.2% |
| 山形県 | 3.8% |
| 福島県 | 6.3% |
| 茨城県 | 3.8% |
| 栃木県 | 6.9% |
| 群馬県 | 2.8% |
| 埼玉県 | 2.3% |
| 千葉県 | 4.1% |
| 東京都 | 4.1% |
| 神奈川県 | 6.1% |
| 新潟県 | 2.2% |
| 富山県 | 1.7% |
| 石川県 | 2% |
| 福井県 | 6.1% |
| 山梨県 | 3.9% |
| 長野県 | 4% |
| 岐阜県 | 2.9% |
| 静岡県 | 5.5% |
| 愛知県 | 4.5% |
| 三重県 | 2.3% |
| 滋賀県 | 4.4% |
| 京都府 | 5.9% |
| 大阪府 | 2.9% |
| 兵庫県 | 5.9% |
| 奈良県 | 4.2% |
| 和歌山県 | 7% |
| 鳥取県 | 3.6% |
| 島根県 | 2.4% |
| 岡山県 | 2.9% |
| 広島県 | 4.9% |
| 山口県 | 5.5% |
| 徳島県 | 5.6% |
| 香川県 | 3.2% |
| 愛媛県 | 2.8% |
| 高知県 | 4.1% |
| 福岡県 | 6.6% |
| 佐賀県 | 4.6% |
| 長崎県 | 2.8% |
| 熊本県 | 6.8% |
| 大分県 | 6.9% |
| 宮崎県 | 3.9% |
| 鹿児島県 | 6.3% |
| 沖縄県 | 4.2% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは宮城県です。
次いで和歌山県、栃木県、大分県、熊本県が続きます。
淡いのは富山県、石川県、新潟県でした。
47都道府県の平均は4.46%、中央値は4.2%です。
宮城県の7%は平均を2.54ポイント上回ります。
1位と47位の差は5.3ポイント、倍率にすると4.12倍でした。
高校生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると鹿児島県が9.7で最も高く、開きは5.71倍になります。
主指標で1位の宮城県は高校生の歯肉の状態の被患率では5位、高校生の歯肉の状態の被患率で1位の鹿児島県は主指標では9位でした。
| 順位 | 都道府県 | 高校生の歯列・咬合の被患率(%) | 地方 | 高校生の歯肉の状態の被患率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮城県 | 7 | 東北 | 6.5 |
| 1 | 和歌山県 | 7 | 近畿 | 4.1 |
| 3 | 大分県 | 6.9 | 九州 | 5.4 |
| 3 | 栃木県 | 6.9 | 関東 | 6.8 |
| 5 | 熊本県 | 6.8 | 九州 | 5.6 |
| 6 | 北海道 | 6.7 | 北海道 | 4.2 |
| 7 | 福岡県 | 6.6 | 九州 | 5.2 |
| 8 | 鹿児島県 | 6.3 | 九州 | 9.7 |
| 8 | 福島県 | 6.3 | 東北 | 5.2 |
| 10 | 神奈川県 | 6.1 | 関東 | 4.5 |
| 10 | 福井県 | 6.1 | 中部 | 5.7 |
| 12 | 京都府 | 5.9 | 近畿 | 3.9 |
| 12 | 兵庫県 | 5.9 | 近畿 | 3.9 |
| 14 | 岩手県 | 5.6 | 東北 | 5.3 |
| 14 | 徳島県 | 5.6 | 四国 | 6.4 |
| 16 | 山口県 | 5.5 | 中国 | 3.6 |
| 16 | 静岡県 | 5.5 | 中部 | 5.2 |
| 18 | 広島県 | 4.9 | 中国 | 4.4 |
| 19 | 佐賀県 | 4.6 | 九州 | 5.8 |
| 20 | 愛知県 | 4.5 | 中部 | 5.5 |
| 21 | 滋賀県 | 4.4 | 近畿 | 3.8 |
| 22 | 沖縄県 | 4.2 | 九州 | 4.4 |
| 22 | 秋田県 | 4.2 | 東北 | 3.6 |
| 22 | 奈良県 | 4.2 | 近畿 | 4.2 |
| 25 | 高知県 | 4.1 | 四国 | 6.4 |
| 25 | 千葉県 | 4.1 | 関東 | 3.8 |
| 25 | 東京都 | 4.1 | 関東 | 4.4 |
| 28 | 長野県 | 4 | 中部 | 2.2 |
| 29 | 宮崎県 | 3.9 | 九州 | 4.7 |
| 29 | 山梨県 | 3.9 | 中部 | 9.4 |
| 31 | 茨城県 | 3.8 | 関東 | 1.7 |
| 31 | 山形県 | 3.8 | 東北 | 6.8 |
| 33 | 鳥取県 | 3.6 | 中国 | 3.6 |
| 34 | 青森県 | 3.3 | 東北 | 5.9 |
| 35 | 香川県 | 3.2 | 四国 | 5.6 |
| 36 | 岡山県 | 2.9 | 中国 | 4.4 |
| 36 | 岐阜県 | 2.9 | 中部 | 3.7 |
| 36 | 大阪府 | 2.9 | 近畿 | 2.7 |
| 39 | 愛媛県 | 2.8 | 四国 | 3.1 |
| 39 | 群馬県 | 2.8 | 関東 | 4.3 |
| 39 | 長崎県 | 2.8 | 九州 | 2.6 |
| 42 | 島根県 | 2.4 | 中国 | 3.4 |
| 43 | 埼玉県 | 2.3 | 関東 | 2.9 |
| 43 | 三重県 | 2.3 | 近畿 | 2.8 |
| 45 | 新潟県 | 2.2 | 中部 | 4 |
| 46 | 石川県 | 2 | 中部 | 5.4 |
| 47 | 富山県 | 1.7 | 中部 | 2.3 |
高校生の歯ならびの指摘が多い上位5県
高校生の歯ならびの指摘が多い上位5県です。
宮城県は7%、和歌山県は7%、栃木県は6.9%でした。
1位と2位の差は0ポイントです。
4位は大分県で6.9%、5位は熊本県で6.8%。
上位5はいずれも47都道府県の平均4.46%を上回りました。
1位の宮城県は平均を2.54ポイント上回りました。
中央値の4.2%と比べると2.8ポイント高く、平均に対する比では1.57倍にあたります。
6位以下は北海道で6.7%、福岡県で6.6%、福島県で6.3%と続きました。
2位と3位の差は0.1ポイント、3位と4位の差は0ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.5ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.2ポイント、1位から8位までの幅は0.7ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
宮城県は高校生の歯肉の状態の被患率でも5位に入っています。
全国の値は4.46%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東北の県でした。
全国の平均を2.5ポイント上回ります。
歯ぐきの状態と並べて見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
高校生で歯ならびに指摘がある割合の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
高校生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は鹿児島県の9.7、2位は山梨県の9.4、3位は山形県の6.8。
4位以下は栃木県、宮城県と続きます。
逆に下位は長野県が2.2、茨城県が1.7。
鹿児島県と茨城県では5.71倍の開きです。
歯ぐきの状態と並べると、1位が入れ替わります。
2つの項目は必ずしも連動しません。
高校生の4.5パーセントは、小学生5.1パーセント、中学生5.4パーセントよりやや低くなっています。
矯正治療が進んだ結果として指摘が減っている面もあると考えられます。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が6.7%で最も高く、中部9県が3.64%で最も低くなります。
九州・沖縄8県5.26%と東北6県5.03%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
高校生の歯ならびの指摘が少ない下位5県
高校生の歯ならびの指摘が少ない下位5県です。
47位の富山県は1.7%、46位の石川県は2%、45位の新潟県は2.2%でした。
1位の宮城県とは5.3ポイントの差があります。
44位は三重県で2.3%、43位は埼玉県で2.3%、42位は島根県で2.4%と続きます。
47位は北陸の県でした。
中学生でも47位だった県です。
47都道府県の中央値は4.2%、平均は4.46%です。
47位の富山県は平均を2.76ポイント下回りました。
47位の富山県は1位の宮城県の24.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると4.12倍の開きです。
46位との差は0.3ポイント、45位との差は0.5ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.7ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均4.46%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.6ポイントです。
富山県は高校生の歯肉の状態の被患率では45位です。
全国の値は4.46%なので、47位はこれを2.76ポイント下回っています。
地方別に見る
高校生の歯ならびの指摘は、学年のなかで最も低くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、北海道が6.7%で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が5.26%、東北6県が5.03%、近畿7府県が4.66%と続きました。
低いほうは関東7都県が4.3%、四国4県が3.93%、中国5県が3.86%、中部9県が3.64%でした。
最も高い北海道と最も低い中部9県の差は3.06ポイントです。
高校生の歯肉の状態の被患率で見ると東北6県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
学年ごとの推移
2019年度の歯列・咬合の被患率は、小学校5.1パーセント、中学校5.4パーセント、高等学校4.5パーセントでした。
中学校でいちばん高くなり、高等学校では少し下がります。
健康診断の結果を集めた統計
学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。
この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の宮城県は7%、47位の富山県は1.7%。
差は5.3ポイント、倍率にすると4.12倍です。
中央値は4.2%、平均は4.46%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.26ポイントの差でした。
高校生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると開きは5.71倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た高校生の歯列・咬合の被患率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 7 | 青森県 3.3 |
| 関東 | 栃木県 6.9 | 埼玉県 2.3 |
| 中部 | 福井県 6.1 | 富山県 1.7 |
| 近畿 | 和歌山県 7 | 三重県 2.3 |
| 中国 | 山口県 5.5 | 島根県 2.4 |
| 四国 | 徳島県 5.6 | 愛媛県 2.8 |
| 九州 | 大分県 6.9 | 長崎県 2.8 |
まとめ
高校生で歯ならびに指摘がある割合を47都道府県で比べると、最も高い宮城県で7%、最も低い富山県で1.7%でした。
その差は5.3ポイント、倍率にすると4.12倍です。
47都道府県の中央値は4.2%、平均は4.46%でした。
全国の値は4.46%です。
高校生の歯肉の状態の被患率で並べ替えると開きは5.71倍になり、主指標で1位の宮城県はその見方では5位に位置します。
高校生で歯ならびに指摘がある割合の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、判定に幅が出やすい項目であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
高校生の歯肉の状態の被患率では鹿児島県が9.7で最も高く、主指標で1位の宮城県はこの見方では5位でした。
地方ごとの平均では北海道が6.7%で最も高く、中部9県が3.64%で最も低くなりました。
中学生の歯ならびや高校生の歯ぐきの状態を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の宮城県と2位の和歌山県の差は0ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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- 【中学生のかみ合わせ】全国5.36パーセント、差は3.86倍
- 【高校生の歯肉の状態】全国4.66パーセント、学年で最も高い水準
- 【高校生のむし歯】全国45.75パーセント、差は1.98倍
- 【高校生の未処置のむし歯】全国18.57パーセント、中学生より高い
出典
- 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
- 調査年: 2019年度
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
- 備考: 高等学校(15〜17歳)で歯列・咬合に異常を指摘された生徒の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は高校生の歯肉の状態の被患率
注記: 高等学校(15〜17歳)で歯列・咬合に異常を指摘された生徒の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は高校生の歯肉の状態の被患率
