小豆や大豆など乾燥した豆に、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、豆類の購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は405円、中央値は398円。
最も支出額が多い島根県は599円で、最も少ない県の178円との差は421円です。
金額を比べると、約3.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
405円
1世帯当たりの豆類への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 島根県
599円
最も少ない 青森県
178円
豆類に使う金額が多い上位5県
豆類に使う金額が多い上位5県です。
島根県は599円、兵庫県は568円、富山県は554円でした。
1位と2位の差は31円です。
4位は長野県で536円、5位は徳島県で525円。
上位5はいずれも47都道府県の平均405円を上回りました。
1位の島根県は平均を194円上回りました。
中央値の398円と比べると201円高く、平均に対する比では1.48倍にあたります。
6位以下は熊本県で516円、宮崎県で503円、京都府で499円と続きました。
2位と3位の差は14円、3位と4位の差は18円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は26円でした。
1位から5位までの幅は74円、1位から8位までの幅は100円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
島根県は納豆への支出でも38位に入っています。
全国の値は405円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は島根県の599円。
2位の兵庫県568円とは1.06倍の差で、ほぼ並んでいます。
納豆への支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
納豆への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は福島県の7,102、2位は岩手県の6,950、3位は秋田県の6,875。
4位以下は茨城県、青森県と続きます。
逆に下位は高知県が3,176、和歌山県が2,468。
福島県と和歌山県では2.88倍の開きです。
全国平均は年405円。
この記事でくらべた24品目のなかで、いちばん小さな金額です。
乾燥した豆は、水につけて時間をかけて煮る食材です。
豆腐や納豆のように加工されたものを買う機会が増え、豆そのものを買う場面は少なくなりました。
上位は島根・兵庫・富山・長野・徳島。
地方別では中部450円が1位、九州440円が2位です。
まとまった地域の傾向は見えにくく、煮豆や赤飯を作る習慣が残っているかどうかが効いていそうです。
最下位は青森県178円、46位は三重県226円、45位は岡山県239円。
地方別では北海道346円が最下位でした。
小豆の一大産地である北海道が最下位というのは、産地と買う場所は別という、これまで何度も見てきた構図の繰り返しです。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が450円で最も高く、北海道が346円で最も低くなります。
九州・沖縄8県440円と近畿7府県405円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
豆類に使う金額が少ない下位5県
豆類に使う金額が少ない下位5県です。
47位の青森県は178円、46位の三重県は226円、45位の岡山県は239円でした。
1位の島根県とは421円の差があります。
44位は高知県で249円、43位は岩手県で250円、42位は大阪府で266円と続きます。
最も少ない県は178円。
上位の県とは3.4倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は398円、平均は405円です。
47位の青森県は平均を227円下回りました。
47位の青森県は1位の島根県の29.7パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.37倍の開きです。
46位との差は48円、45位との差は61円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも88円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均405円を下回りました。
47位から43位までの幅は72円です。
青森県は納豆への支出では5位です。
全国の値は405円なので、47位はこれを227円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの豆類への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 346円 |
| 青森県 | 178円 |
| 岩手県 | 250円 |
| 宮城県 | 374円 |
| 秋田県 | 488円 |
| 山形県 | 391円 |
| 福島県 | 444円 |
| 茨城県 | 466円 |
| 栃木県 | 418円 |
| 群馬県 | 369円 |
| 埼玉県 | 387円 |
| 千葉県 | 308円 |
| 東京都 | 364円 |
| 神奈川県 | 342円 |
| 新潟県 | 398円 |
| 富山県 | 554円 |
| 石川県 | 435円 |
| 福井県 | 439円 |
| 山梨県 | 385円 |
| 長野県 | 536円 |
| 岐阜県 | 460円 |
| 静岡県 | 389円 |
| 愛知県 | 457円 |
| 三重県 | 226円 |
| 滋賀県 | 423円 |
| 京都府 | 499円 |
| 大阪府 | 266円 |
| 兵庫県 | 568円 |
| 奈良県 | 443円 |
| 和歌山県 | 409円 |
| 鳥取県 | 366円 |
| 島根県 | 599円 |
| 岡山県 | 239円 |
| 広島県 | 452円 |
| 山口県 | 363円 |
| 徳島県 | 525円 |
| 香川県 | 389円 |
| 愛媛県 | 336円 |
| 高知県 | 249円 |
| 福岡県 | 430円 |
| 佐賀県 | 472円 |
| 長崎県 | 462円 |
| 熊本県 | 516円 |
| 大分県 | 386円 |
| 宮崎県 | 503円 |
| 鹿児島県 | 397円 |
| 沖縄県 | 351円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは島根県です。
次いで兵庫県、富山県、長野県、徳島県が続きます。
淡いのは青森県、三重県、岡山県でした。
47都道府県の平均は405円、中央値は398円です。
島根県の599円は平均を194円上回ります。
1位と47位の差は421円、倍率にすると3.37倍でした。
納豆への支出で並べ替えると福島県が7,102で最も高く、開きは2.88倍になります。
主指標で1位の島根県は納豆への支出では38位、納豆への支出で1位の福島県は主指標では16位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの豆類への支出(円) | 地方 | 納豆への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 島根県 | 599 | 中国 | 3881 |
| 2 | 兵庫県 | 568 | 近畿 | 3491 |
| 3 | 富山県 | 554 | 中部 | 6110 |
| 4 | 長野県 | 536 | 中部 | 6384 |
| 5 | 徳島県 | 525 | 四国 | 3282 |
| 6 | 熊本県 | 516 | 九州 | 6008 |
| 7 | 宮崎県 | 503 | 九州 | 4372 |
| 8 | 京都府 | 499 | 近畿 | 3921 |
| 9 | 秋田県 | 488 | 東北 | 6875 |
| 10 | 佐賀県 | 472 | 九州 | 4744 |
| 11 | 茨城県 | 466 | 関東 | 6797 |
| 12 | 長崎県 | 462 | 九州 | 4507 |
| 13 | 岐阜県 | 460 | 中部 | 4772 |
| 14 | 愛知県 | 457 | 中部 | 4457 |
| 15 | 広島県 | 452 | 中国 | 3723 |
| 16 | 福島県 | 444 | 東北 | 7102 |
| 17 | 奈良県 | 443 | 近畿 | 4069 |
| 18 | 福井県 | 439 | 中部 | 4748 |
| 19 | 石川県 | 435 | 中部 | 5078 |
| 20 | 福岡県 | 430 | 九州 | 4341 |
| 21 | 滋賀県 | 423 | 近畿 | 4165 |
| 22 | 栃木県 | 418 | 関東 | 6087 |
| 23 | 和歌山県 | 409 | 近畿 | 2468 |
| 24 | 新潟県 | 398 | 中部 | 5420 |
| 25 | 鹿児島県 | 397 | 九州 | 4944 |
| 26 | 山形県 | 391 | 東北 | 6461 |
| 27 | 香川県 | 389 | 四国 | 3468 |
| 27 | 静岡県 | 389 | 中部 | 5093 |
| 29 | 埼玉県 | 387 | 関東 | 5597 |
| 30 | 大分県 | 386 | 九州 | 4637 |
| 31 | 山梨県 | 385 | 中部 | 5373 |
| 32 | 宮城県 | 374 | 東北 | 6195 |
| 33 | 群馬県 | 369 | 関東 | 6383 |
| 34 | 鳥取県 | 366 | 中国 | 3842 |
| 35 | 東京都 | 364 | 関東 | 5102 |
| 36 | 山口県 | 363 | 中国 | 4199 |
| 37 | 沖縄県 | 351 | 九州 | 4271 |
| 38 | 北海道 | 346 | 北海道 | 5066 |
| 39 | 神奈川県 | 342 | 関東 | 4785 |
| 40 | 愛媛県 | 336 | 四国 | 3847 |
| 41 | 千葉県 | 308 | 関東 | 5189 |
| 42 | 大阪府 | 266 | 近畿 | 3199 |
| 43 | 岩手県 | 250 | 東北 | 6950 |
| 44 | 高知県 | 249 | 四国 | 3176 |
| 45 | 岡山県 | 239 | 中国 | 4207 |
| 46 | 三重県 | 226 | 近畿 | 4212 |
| 47 | 青森県 | 178 | 東北 | 6732 |
このグラフについての豆知識
24品目でいちばん小さい
豆類への支出は全国平均で年405円。
豆腐や納豆は別の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の島根県は599円、47位の青森県は178円。
差は421円、倍率にすると3.37倍です。
中央値は398円、平均は405円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では7円の差でした。
納豆への支出で並べ替えると開きは2.88倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりの豆類への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 488 | 青森県 178 |
| 関東 | 茨城県 466 | 千葉県 308 |
| 中部 | 富山県 554 | 山梨県 385 |
| 近畿 | 兵庫県 568 | 三重県 226 |
| 中国 | 島根県 599 | 岡山県 239 |
| 四国 | 徳島県 525 | 高知県 249 |
| 九州 | 熊本県 516 | 沖縄県 351 |
まとめ
1世帯が1年間に豆類へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い島根県で599円、最も低い青森県で178円でした。
その差は421円、倍率にすると3.37倍です。
47都道府県の中央値は398円、平均は405円でした。
全国の値は405円です。
納豆への支出で並べ替えると開きは2.88倍になり、主指標で1位の島根県はその見方では38位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、豆腐や納豆は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
納豆への支出では福島県が7,102で最も高く、主指標で1位の島根県はこの見方では38位でした。
地方ごとの平均では中部9県が450円で最も高く、北海道が346円で最も低くなりました。
納豆や豆腐への支出とあわせて読んでみてください。
1位の島根県と2位の兵庫県の差は31円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 小豆や大豆など乾燥した豆への支出。豆腐や納豆は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 小豆や大豆など乾燥した豆への支出。
豆腐や納豆は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
