【子ども向け行事をひらく図書館】全国2,258館、夏休みの相談も

【子ども向け行事をひらく図書館】全国2,258館、夏休みの相談も

18歳以下に向けた行事を開いている図書館は、どれくらいあるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。

東京都が265館で1位。
47都道府県の平均は48館、中央値は38館です。
1位と47位の間には17.7倍の開き、人口10万人あたりでは8.4倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

48館

18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(平成26年度間(2014年度))

最も多い 東京都

265館

最も少ない 佐賀県

15館

地図で見る

18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(平成26年度間(2014年度))
18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(平成26年度間(2014年度)) 社会教育調査(文部科学省)をもとに作成。単位は館。 北海道 110館青森 20館岩手 41館宮城 27館秋田 37館山形 21館福島 45館茨城 41館栃木 41館群馬 38館埼玉 121館千葉 75館東京 265館神奈川 58館新潟 53館富山 48館石川 28館福井 22館山梨 42館長野 72館岐阜 51館静岡 74館愛知 67館三重 38館滋賀 40館京都 35館大阪 116館兵庫 60館奈良 26館和歌山 18館鳥取 18館島根 26館岡山 47館広島 72館山口 22館徳島 18館香川 18館愛媛 23館高知 17館福岡 99館佐賀 15館長崎 17館熊本 26館大分 17館宮崎 20館鹿児島 43館沖縄 30館
18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(館)
18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(平成26年度間(2014年度))
項目18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
北海道110館
青森県20館
岩手県41館
宮城県27館
秋田県37館
山形県21館
福島県45館
茨城県41館
栃木県41館
群馬県38館
埼玉県121館
千葉県75館
東京都265館
神奈川県58館
新潟県53館
富山県48館
石川県28館
福井県22館
山梨県42館
長野県72館
岐阜県51館
静岡県74館
愛知県67館
三重県38館
滋賀県40館
京都府35館
大阪府116館
兵庫県60館
奈良県26館
和歌山県18館
鳥取県18館
島根県26館
岡山県47館
広島県72館
山口県22館
徳島県18館
香川県18館
愛媛県23館
高知県17館
福岡県99館
佐賀県15館
長崎県17館
熊本県26館
大分県17館
宮崎県20館
鹿児島県43館
沖縄県30館

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで埼玉県、大阪府、北海道、福岡県が続きます。
淡いのは佐賀県、大分県、長崎県でした。

47都道府県の平均は48館、中央値は38館です。
東京都の265館は平均の5.5倍にあたります。

上位3で22.2パーセント、1位と47位で17.7倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと山梨県が5.31館で最も多く、開きは8.4倍になります。

実数1位の東京都は人数あたりでは32位、人数あたり1位の山梨県は実数では19位でした。

順位都道府県18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数(館)地方人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
1東京都265関東1.87
2埼玉県121関東1.65
3大阪府116近畿1.32
4北海道110北海道2.18
5福岡県99九州1.94
6千葉県75関東1.2
7静岡県74中部2.1
8広島県72中国2.65
8長野県72中部3.62
10愛知県67中部0.9
11兵庫県60近畿1.12
12神奈川県58関東0.63
13新潟県53中部2.53
14岐阜県51中部2.66
15富山県48中部4.81
16岡山県47中国2.57
17福島県45東北2.58
18鹿児島県43九州2.81
19山梨県42中部5.31
20茨城県41関東1.46
20岩手県41東北3.58
20栃木県41関東2.18
23滋賀県40近畿2.85
24群馬県38関東2.01
24三重県38近畿2.22
26秋田県37東北4.12
27京都府35近畿1.39
28沖縄県30九州2.05
29石川県28中部2.55
30宮城県27東北1.2
31熊本県26九州1.53
31島根県26中国4.05
31奈良県26近畿2.02
34愛媛県23四国1.8
35山口県22中国1.72
35福井県22中部2.98
37山形県21東北2.08
38宮崎県20九州1.94
38青森県20東北1.72
40香川県18四国1.96
40鳥取県18中国3.39
40徳島県18四国2.63
40和歌山県18近畿2.05
44高知県17四国2.59
44大分県17九州1.57
44長崎県17九州1.36
47佐賀県15九州1.9
社会教育調査(平成26年度間(2014年度)、文部科学省)をもとに作成

子ども向け行事をする館が多い上位5都府県

上位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
上位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 050100150200250東京都: 265館265館埼玉県: 121館121館大阪府: 116館116館北海道: 110館110館福岡県: 99館99館東京都埼玉県大阪府北海道福岡県
上位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
項目18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
東京都265館
埼玉県121館
大阪府116館
北海道110館
福岡県99館
下位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
下位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 051015佐賀県: 15館15館高知県: 17館17館長崎県: 17館17館大分県: 17館17館和歌山県: 18館18館鳥取県: 18館18館徳島県: 18館18館香川県: 18館18館佐賀県高知県長崎県大分県和歌山県鳥取県徳島県香川県
下位5都道府県の18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
項目18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
佐賀県15館
高知県17館
長崎県17館
大分県17館
和歌山県18館
鳥取県18館
徳島県18館
香川県18館

子ども向け行事をする館が多い上位5都府県です。

東京都は265館、埼玉県は121館、大阪府は116館でした。
東京都は2位の埼玉県の2.19倍です。

4位は北海道で110館、5位は福岡県で99館。
上位5で全国の31.5パーセント、上位3で22.2パーセント、上位10で47.4パーセントでした。

1位だけで11.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は48館なので、1位は平均の5.5倍。
中央値の38館と比べると7.0倍にあたります。

6位以下は千葉県で75館、静岡県で74館、長野県で72館と続きました。

2位と3位の差は5館、3位と4位の差は6館でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の68.5パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると386館。
これだけで全国の17.1パーセントにあたります。

館の数が多い都府県が、そのまま上位に並びました。

人口10万人あたりでは山梨県が1位です

ここから先は、子ども向け行事をする図書館がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は山梨県の5.31館、2位は富山県4.81館、3位は秋田県4.12館。

4位以下は島根県、長野県と続きます。
逆に人口あたりの下位は愛知県0.9館、神奈川県0.63館。
山梨県と神奈川県では8.4倍の開きです。

人口10万人あたりでは山梨県が1位です。
実数1位の都は人口あたりでは順位を落とします。

おはなし会や工作教室、夏休みの調べもの相談などが子ども向けの行事にあたります。
本を借りる場所であると同時に、子どもの居場所としての役割を担っています。

当サイトの図書館に登録した児童の記事と並べると、子どもと図書館の距離が見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が2.64館で最も多く、関東7都県が1.47館で最も少なくなります。
東北6県2.33館と中部9県2.22館がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数の上位5都道府県
人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数の上位5都道府県 社会教育調査(平成26年度間(2014年度)) 012345山梨県: 5.35.3富山県: 4.84.8秋田県: 4.14.1島根県: 4.14.1長野県: 3.63.6山梨県富山県秋田県島根県長野県
人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数
山梨県5.3
富山県4.8
秋田県4.1
島根県4.1
長野県3.6

子ども向け行事をする館が少ない下位5県

子ども向け行事をする館が少ない下位5県です。

47位の佐賀県は15館、46位の大分県は17館、45位の長崎県は17館でした。
1位の東京都とは17.7倍の差があります。

44位は高知県で17館、43位は香川県で18館、42位は徳島県で18館と続きます。

子ども向けの行事は、多くの図書館が力を入れている分野です。

47都道府県の中央値は38館。
平均は48館なので、平均が中央値の1.3倍です。

47位の佐賀県は平均の31.2パーセント、中央値の39.5パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の3.7パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで11.7パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の佐賀県は、1位の東京都の5.66パーセントにあたる水準です。

46位との差は2館、45位との差は2館でした。
1位の東京都と47位の佐賀県の間には250館の開きがあります。

このグラフについての豆知識

図書館で夏休みを過ごす

夏休みには、自由研究の相談会や工作教室を開く図書館が増えます。
調べ方を教えてくれる司書がいるのは、図書館ならではです。

当サイトの自由研究カテゴリの記事も、公的な統計をもとに作っています。

社会教育調査という統計

社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。

施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。

数字の開き

1位の東京都は265館、47位の佐賀県は15館。
両者の間には17.7倍の開きがあります。
上位3で全国の22.2パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。

中央値は38館、平均は48館です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと8.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

子ども向け行事をする図書館の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

最も似ていたのは【本を貸し出す図書館】全国3,291館、ほぼすべての館が貸出(順位相関0.94)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.69)でした。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数

地方最も多い(館)最も少ない(館)
東北福島県 45青森県 20
関東東京都 265群馬県 38
中部静岡県 74福井県 22
近畿大阪府 116和歌山県 18
中国広島県 72鳥取県 18
四国愛媛県 23高知県 17
九州福岡県 99佐賀県 15
社会教育調査(平成26年度間(2014年度)、文部科学省)をもとに作成

まとめ

子ども向け行事をする図書館を47都道府県で比べると、最も多い東京都で265館、最も少ない佐賀県で15館でした。
1位と47位の間には17.7倍の開きがあります。

上位3で全国の22.2パーセント、上位10で47.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は38館、平均は48館でした。
人口10万人あたりに直すと8.4倍の開きになります。

ここまでの子ども向け行事をする図書館の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、1回でも開けば数に入ること。
2つ目は、行事の中身までは分からないこと。
3つ目は2014年の数字であることです。

人口10万人あたりでは山梨県が5.31館で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは32位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の28.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が2.64館で最多でした。
図書館の読書会や児童の登録者数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会教育調査
  • 調査年: 平成26年度間(2014年度)
  • 公開元: 文部科学省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348637
  • 備考: 2014年度に18歳以下を対象とした行事を1回以上開いた図書館の数。人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数は2024年の総人口で割った参考値

注記: 2014年度に18歳以下を対象とした行事を1回以上開いた図書館の数。
人口10万人あたりの18歳以下を対象とした行事を実施した図書館数は2024年の総人口で割った参考値

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