花びんに飾る切り花に、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
福島県が13,927円で1位。
47都道府県の平均は7,821円、中央値は7,800円です。
最も高い13,927円と最も低い4,578円の差は9,349円、倍率にすると3.04倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
7,821円
1世帯当たりの切り花への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 福島県
13,927円
最も少ない 沖縄県
4,578円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの切り花への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 7,800円 |
| 青森県 | 7,827円 |
| 岩手県 | 10,101円 |
| 宮城県 | 8,464円 |
| 秋田県 | 8,350円 |
| 山形県 | 10,716円 |
| 福島県 | 13,927円 |
| 茨城県 | 8,007円 |
| 栃木県 | 8,643円 |
| 群馬県 | 7,863円 |
| 埼玉県 | 6,792円 |
| 千葉県 | 7,606円 |
| 東京都 | 7,963円 |
| 神奈川県 | 7,081円 |
| 新潟県 | 8,639円 |
| 富山県 | 7,850円 |
| 石川県 | 6,274円 |
| 福井県 | 7,279円 |
| 山梨県 | 6,993円 |
| 長野県 | 8,251円 |
| 岐阜県 | 9,127円 |
| 静岡県 | 6,717円 |
| 愛知県 | 7,351円 |
| 三重県 | 7,565円 |
| 滋賀県 | 8,121円 |
| 京都府 | 8,791円 |
| 大阪府 | 6,537円 |
| 兵庫県 | 7,560円 |
| 奈良県 | 9,752円 |
| 和歌山県 | 10,501円 |
| 鳥取県 | 10,692円 |
| 島根県 | 9,607円 |
| 岡山県 | 7,778円 |
| 広島県 | 7,130円 |
| 山口県 | 6,665円 |
| 徳島県 | 5,000円 |
| 香川県 | 9,957円 |
| 愛媛県 | 4,750円 |
| 高知県 | 5,513円 |
| 福岡県 | 5,874円 |
| 佐賀県 | 8,459円 |
| 長崎県 | 7,448円 |
| 熊本県 | 4,940円 |
| 大分県 | 5,322円 |
| 宮崎県 | 7,079円 |
| 鹿児島県 | 8,332円 |
| 沖縄県 | 4,578円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは福島県です。
次いで山形県、鳥取県、和歌山県、岩手県が続きます。
淡いのは沖縄県、愛媛県、熊本県でした。
47都道府県の平均は7,821円、中央値は7,800円です。
福島県の13,927円は平均を6,106円上回ります。
1位と47位の差は9,349円、倍率にすると3.04倍でした。
園芸用植物への支出で並べ替えると長野県が5,426で最も高く、開きは3.53倍になります。
主指標で1位の福島県は園芸用植物への支出では11位、園芸用植物への支出で1位の長野県は主指標では17位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの切り花への支出(円) | 地方 | 園芸用植物への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 福島県 | 13927 | 東北 | 4129 |
| 2 | 山形県 | 10716 | 東北 | 3840 |
| 3 | 鳥取県 | 10692 | 中国 | 5315 |
| 4 | 和歌山県 | 10501 | 近畿 | 3642 |
| 5 | 岩手県 | 10101 | 東北 | 3536 |
| 6 | 香川県 | 9957 | 四国 | 4613 |
| 7 | 奈良県 | 9752 | 近畿 | 4161 |
| 8 | 島根県 | 9607 | 中国 | 4017 |
| 9 | 岐阜県 | 9127 | 中部 | 3351 |
| 10 | 京都府 | 8791 | 近畿 | 2335 |
| 11 | 栃木県 | 8643 | 関東 | 3679 |
| 12 | 新潟県 | 8639 | 中部 | 3442 |
| 13 | 宮城県 | 8464 | 東北 | 3024 |
| 14 | 佐賀県 | 8459 | 九州 | 4173 |
| 15 | 秋田県 | 8350 | 東北 | 3333 |
| 16 | 鹿児島県 | 8332 | 九州 | 3627 |
| 17 | 長野県 | 8251 | 中部 | 5426 |
| 18 | 滋賀県 | 8121 | 近畿 | 3437 |
| 19 | 茨城県 | 8007 | 関東 | 5320 |
| 20 | 東京都 | 7963 | 関東 | 2406 |
| 21 | 群馬県 | 7863 | 関東 | 4330 |
| 22 | 富山県 | 7850 | 中部 | 3763 |
| 23 | 青森県 | 7827 | 東北 | 2103 |
| 24 | 北海道 | 7800 | 北海道 | 2058 |
| 25 | 岡山県 | 7778 | 中国 | 3662 |
| 26 | 千葉県 | 7606 | 関東 | 3087 |
| 27 | 三重県 | 7565 | 近畿 | 5164 |
| 28 | 兵庫県 | 7560 | 近畿 | 2712 |
| 29 | 長崎県 | 7448 | 九州 | 2687 |
| 30 | 愛知県 | 7351 | 中部 | 3630 |
| 31 | 福井県 | 7279 | 中部 | 4563 |
| 32 | 広島県 | 7130 | 中国 | 2782 |
| 33 | 神奈川県 | 7081 | 関東 | 3292 |
| 34 | 宮崎県 | 7079 | 九州 | 4063 |
| 35 | 山梨県 | 6993 | 中部 | 4072 |
| 36 | 埼玉県 | 6792 | 関東 | 2808 |
| 37 | 静岡県 | 6717 | 中部 | 2564 |
| 38 | 山口県 | 6665 | 中国 | 5127 |
| 39 | 大阪府 | 6537 | 近畿 | 1536 |
| 40 | 石川県 | 6274 | 中部 | 2522 |
| 41 | 福岡県 | 5874 | 九州 | 2955 |
| 42 | 高知県 | 5513 | 四国 | 2425 |
| 43 | 大分県 | 5322 | 九州 | 3227 |
| 44 | 徳島県 | 5000 | 四国 | 3208 |
| 45 | 熊本県 | 4940 | 九州 | 3649 |
| 46 | 愛媛県 | 4750 | 四国 | 3833 |
| 47 | 沖縄県 | 4578 | 九州 | 1601 |
切り花への支出が多い上位5県
切り花への支出が多い上位5県です。
福島県は13,927円、山形県は10,716円、鳥取県は10,692円でした。
1位と2位の差は3,211円です。
4位は和歌山県で10,501円、5位は岩手県で10,101円。
上位5はいずれも47都道府県の平均7,821円を上回りました。
1位の福島県は平均を6,106円上回りました。
中央値の7,800円と比べると6,127円高く、平均に対する比では1.78倍にあたります。
6位以下は香川県で9,957円、奈良県で9,752円、島根県で9,607円と続きました。
2位と3位の差は24円、3位と4位の差は191円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は494円でした。
1位から5位までの幅は3,826円、1位から8位までの幅は4,320円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
福島県は園芸用植物への支出でも11位に入っています。
全国の値は7,821円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は福島県の1万3,927円。
東北と北陸の県が上位に入ります。
園芸用品への支出と並べて見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯が1年間に切り花へ使う金額の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
園芸用植物への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は長野県の5,426、2位は茨城県の5,320、3位は鳥取県の5,315。
4位以下は三重県、山口県と続きます。
逆に下位は沖縄県が1,601、大阪府が1,536。
長野県と大阪府では3.53倍の開きです。
切り花への支出は東北・北陸で多くなります。
仏壇やお墓に花を供える習慣が生活に根づいている地域ほど、金額が大きくなると考えられます。
花を「飾るもの」として買うか、「供えるもの」として買うか。
同じ切り花でも、地域によって役割が違うのかもしれません。
当サイトの花で日本一かせぐ市町村の記事とあわせて見てみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が9,898円で最も高く、四国4県が6,305円で最も低くなります。
近畿7府県8,404円と中国5県8,374円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
切り花への支出が少ない下位5県
切り花への支出が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は4,578円、46位の愛媛県は4,750円、45位の熊本県は4,940円でした。
1位の福島県とは9,349円の差があります。
44位は徳島県で5,000円、43位は大分県で5,322円、42位は高知県で5,513円と続きます。
最も少ない沖縄県は4,578円。
1位と47位の差は3倍です。
47都道府県の中央値は7,800円、平均は7,821円です。
47位の沖縄県は平均を3,243円下回りました。
47位の沖縄県は1位の福島県の32.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.04倍の開きです。
46位との差は172円、45位との差は362円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも935円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均7,821円を下回りました。
47位から43位までの幅は744円です。
沖縄県は園芸用植物への支出では46位です。
全国の値は7,821円なので、47位はこれを3,243円下回っています。
このグラフについての豆知識
飾る花と供える花
切り花への支出は全国平均で年7,821円。
園芸用品の4,175円を大きく上回ります。
花き農家にとっては、お盆や彼岸の時期が1年で最も忙しい季節になります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の福島県は13,927円、47位の沖縄県は4,578円。
差は9,349円、倍率にすると3.04倍です。
中央値は7,800円、平均は7,821円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では21円の差でした。
園芸用植物への支出で並べ替えると開きは3.53倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間に切り花へ使う金額の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
並びが最も重なったのは【切り花への支出】が多い県と少ない県で3.7倍、花を買う習慣に地域差で、相関は0.89です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【パスポートの発行・10年推移】2021年に51万件まで落ち、2年で回復(順位相関-0.53)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た1世帯当たりの切り花への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 13927 | 青森県 7827 |
| 関東 | 栃木県 8643 | 埼玉県 6792 |
| 中部 | 岐阜県 9127 | 石川県 6274 |
| 近畿 | 和歌山県 10501 | 大阪府 6537 |
| 中国 | 鳥取県 10692 | 山口県 6665 |
| 四国 | 香川県 9957 | 愛媛県 4750 |
| 九州 | 佐賀県 8459 | 沖縄県 4578 |
まとめ
1世帯が1年間に切り花へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い福島県で13,927円、最も低い沖縄県で4,578円でした。
その差は9,349円、倍率にすると3.04倍です。
47都道府県の中央値は7,800円、平均は7,821円でした。
全国の値は7,821円です。
園芸用植物への支出で並べ替えると開きは3.53倍になり、主指標で1位の福島県はその見方では11位に位置します。
1世帯が1年間に切り花へ使う金額をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、鉢植えや苗は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
園芸用植物への支出では長野県が5,426で最も高く、主指標で1位の福島県はこの見方では11位でした。
地方ごとの平均では東北6県が9,898円で最も高く、四国4県が6,305円で最も低くなりました。
園芸用品や花の産出額を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の福島県と2位の山形県の差は3,211円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 切り花への支出。鉢植えや園芸用の苗は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 切り花への支出。
鉢植えや園芸用の苗は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
