【パート時給・医療福祉】平均1,590円、医師も混ざる平均

【パート時給・医療福祉】平均1,590円、医師も混ざる平均

病院や介護施設など医療・福祉のパート時給は、県によってどれくらい違うのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の賃金構造基本統計調査、2022年の都道府県別の数字。

東京都が2,536円で1位。
47都道府県の平均は1,590.4円、中央値は1,521円です。
最も高い2,536円と最も低い1,120円の差は1,416円、倍率にすると2.26倍でした。

47都道府県の単純平均

1,590円

医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(2022年)

最も多い 東京都

2,536円

最も少ない 宮崎県

1,120円

医療・福祉のパート時給が高い上位5都府県

上位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
上位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年) 01,0002,000東京都: 2,536円2,536円埼玉県: 2,317円2,317円大阪府: 2,315円2,315円兵庫県: 2,268円2,268円愛知県: 2,178円2,178円東京都埼玉県大阪府兵庫県愛知県
上位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
項目医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
東京都2,536円
埼玉県2,317円
大阪府2,315円
兵庫県2,268円
愛知県2,178円
下位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
下位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年) 04008001,200宮崎県: 1,120円1,120円長崎県: 1,166円1,166円鳥取県: 1,184円1,184円愛媛県: 1,205円1,205円大分県: 1,219円1,219円宮崎県長崎県鳥取県愛媛県大分県
下位5都道府県の医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
項目医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
宮崎県1,120円
長崎県1,166円
鳥取県1,184円
愛媛県1,205円
大分県1,219円

医療・福祉のパート時給が高い上位5都府県です。

東京都は2,536円、埼玉県は2,317円、大阪府は2,315円でした。
1位と2位の差は219円です。

4位は兵庫県で2,268円、5位は愛知県で2,178円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,590.4円を上回りました。

1位の東京都は平均を945.6円上回りました。
中央値の1,521円と比べると1,015円高く、平均に対する比では1.59倍にあたります。

6位以下は神奈川県で2,053円、岡山県で2,047円、茨城県で2,039円と続きました。

2位と3位の差は2円、3位と4位の差は47円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は139円でした。

1位から5位までの幅は358円、1位から8位までの幅は497円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

東京都はパート全体の平均時給でも1位に入っています。
全国の値は1,886円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は東京都の2,536円。
ほかの産業のパートの2倍の水準です。

パートの医師も含む高めの区分です

この分布の背景を、ここから考えてみます。
医療・福祉のパート時給の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

パート全体の平均時給で並べ替えると、順位が変わります。

1位は東京都の1,691、2位は神奈川県の1,516、3位は大阪府の1,474。

4位以下は京都府、兵庫県と続きます。
逆に下位は秋田県が1,071、宮崎県が1,067。
東京都と宮崎県では1.58倍の開きです。

この区分にはパート勤務の医師や薬剤師も含まれるため、平均が大きく引き上がっています。

差が2.3倍と大きいのは、高時給の専門職がどれだけ混ざるかが県で違うからです。
介護のパートだけならもっと縮まるはずです。

当サイトの医療・福祉の月給の記事とあわせて見てみてください。

地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が2,009.43円で最も高く、北海道が1,279円で最も低くなります。
近畿7府県1,838.57円と中部9県1,566.33円がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

パート全体の平均時給の上位5都道府県
パート全体の平均時給の上位5都道府県 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年) 05001,0001,500東京都: 1,6911,691神奈川県: 1,5161,516大阪府: 1,4741,474京都府: 1,4471,447兵庫県: 1,4191,419東京都神奈川県大阪府京都府兵庫県
パート全体の平均時給の上位5都道府県
項目パート全体の平均時給
東京都1,691
神奈川県1,516
大阪府1,474
京都府1,447
兵庫県1,419

医療・福祉のパート時給が低い下位5県

医療・福祉のパート時給が低い下位5県です。

47位の宮崎県は1,120円、46位の長崎県は1,166円、45位の鳥取県は1,184円でした。
1位の東京都とは1,416円の差があります。

44位は愛媛県で1,205円、43位は大分県で1,219円、42位は沖縄県で1,221円と続きます。

最も低い宮崎県は1,120円。
1位と47位の差は2.3倍です。

47都道府県の中央値は1,521円、平均は1,590.4円です。
47位の宮崎県は平均を470.4円下回りました。

47位の宮崎県は1位の東京都の44.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.26倍の開きです。

46位との差は46円、45位との差は64円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも101円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均1,590.4円を下回りました。
47位から43位までの幅は99円です。

宮崎県はパート全体の平均時給では47位です。
全国の値は1,886円なので、47位はこれを766円下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与)
地方別の平均(医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与) 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年) 05001,0001,5002,000北海道: 1,279円1,279円東北: 1,371円1,371円関東: 2,009円2,009円中部: 1,566円1,566円近畿: 1,839円1,839円中国: 1,520円1,520円四国: 1,418円1,418円九州: 1,368円1,368円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与)
項目医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与の平均
北海道1,279円
東北1,371円
関東2,009円
中部1,566円
近畿1,839円
中国1,520円
四国1,418円
九州1,368円

医療・福祉のパート時給は、専門職の混ざり方で大きく差が出ます。

地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が2,009.43円で最も高くなります。
次いで近畿7府県が1,838.57円、中部9県が1,566.33円、中国5県が1,520円と続きました。

低いほうは四国4県が1,417.75円、東北6県が1,370.5円、九州・沖縄8県が1,367.88円、北海道が1,279円でした。

最も高い関東7都県と最も低い北海道の差は730.43円です。
パート全体の平均時給で見ると関東7都県が最も高く、東北6県が最も低くなりました。

地図で見る

医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(2022年)
医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(2022年) 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(厚生労働省)をもとに作成。単位は円。 北海道 1,279円青森 1,325円岩手 1,395円宮城 1,384円秋田 1,222円山形 1,521円福島 1,376円茨城 2,039円栃木 1,555円群馬 1,578円埼玉 2,317円千葉 1,988円東京 2,536円神奈川 2,053円新潟 1,555円富山 1,388円石川 1,253円福井 1,421円山梨 1,500円長野 1,396円岐阜 1,545円静岡 1,861円愛知 2,178円三重 1,637円滋賀 1,630円京都 1,839円大阪 2,315円兵庫 2,268円奈良 1,562円和歌山 1,619円鳥取 1,184円島根 1,286円岡山 2,047円広島 1,741円山口 1,342円徳島 1,784円香川 1,348円愛媛 1,205円高知 1,334円福岡 1,698円佐賀 1,432円長崎 1,166円熊本 1,431円大分 1,219円宮崎 1,120円鹿児島 1,656円沖縄 1,221円
医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(円)
医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(2022年)
項目医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与
北海道1,279円
青森県1,325円
岩手県1,395円
宮城県1,384円
秋田県1,222円
山形県1,521円
福島県1,376円
茨城県2,039円
栃木県1,555円
群馬県1,578円
埼玉県2,317円
千葉県1,988円
東京都2,536円
神奈川県2,053円
新潟県1,555円
富山県1,388円
石川県1,253円
福井県1,421円
山梨県1,500円
長野県1,396円
岐阜県1,545円
静岡県1,861円
愛知県2,178円
三重県1,637円
滋賀県1,630円
京都府1,839円
大阪府2,315円
兵庫県2,268円
奈良県1,562円
和歌山県1,619円
鳥取県1,184円
島根県1,286円
岡山県2,047円
広島県1,741円
山口県1,342円
徳島県1,784円
香川県1,348円
愛媛県1,205円
高知県1,334円
福岡県1,698円
佐賀県1,432円
長崎県1,166円
熊本県1,431円
大分県1,219円
宮崎県1,120円
鹿児島県1,656円
沖縄県1,221円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで埼玉県、大阪府、兵庫県、愛知県が続きます。
淡いのは宮崎県、長崎県、鳥取県でした。

47都道府県の平均は1,590.4円、中央値は1,521円です。
東京都の2,536円は平均を945.6円上回ります。

1位と47位の差は1,416円、倍率にすると2.26倍でした。

パート全体の平均時給で並べ替えると東京都が1,691で最も高く、開きは1.58倍になります。

主指標で1位の東京都はパート全体の平均時給では1位、パート全体の平均時給で1位の東京都は主指標では1位でした。

順位都道府県医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与(円)地方パート全体の平均時給
1東京都2536関東1691
2埼玉県2317関東1361
3大阪府2315近畿1474
4兵庫県2268近畿1419
5愛知県2178中部1416
6神奈川県2053関東1516
7岡山県2047中国1275
8茨城県2039関東1243
9千葉県1988関東1326
10静岡県1861中部1291
11京都府1839近畿1447
12徳島県1784四国1235
13広島県1741中国1276
14福岡県1698九州1213
15鹿児島県1656九州1250
16三重県1637近畿1244
17滋賀県1630近畿1230
18和歌山県1619近畿1239
19群馬県1578関東1271
20奈良県1562近畿1218
21新潟県1555中部1194
21栃木県1555関東1213
23岐阜県1545中部1212
24山形県1521東北1117
25山梨県1500中部1271
26佐賀県1432九州1196
27熊本県1431九州1156
28福井県1421中部1207
29長野県1396中部1223
30岩手県1395東北1148
31富山県1388中部1217
32宮城県1384東北1159
33福島県1376東北1176
34香川県1348四国1131
35山口県1342中国1167
36高知県1334四国1163
37青森県1325東北1120
38島根県1286中国1144
39北海道1279北海道1157
40石川県1253中部1206
41秋田県1222東北1071
42沖縄県1221九州1163
43大分県1219九州1117
44愛媛県1205四国1082
45鳥取県1184中国1078
46長崎県1166九州1082
47宮崎県1120九州1067
賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

専門職が混ざる特殊な平均

医療・福祉のパート時給は47都道府県平均で1,590円。
パート全体の1,231円を大きく上回ります。

時給5,000円をこえるパート医師と、最低賃金に近い介護のパートが同居する、幅の広い世界です。

パートと初任給の賃金統計

賃金構造基本統計調査は、毎年6月分の給与を全国の事業所から集めた、賃金のいちばん詳しい統計です。
パートの時給は2022年、初任給は2023年に就職した新規学卒者の数字を使っています。

時給は円のまま、月給は千円単位の公表値を万円に換算しました。

勤め先の所在地で集計されるため、県境をこえて通勤する人は勤め先の県に数えられます。

数字の散らばり

1位の東京都は2,536円、47位の宮崎県は1,120円。
差は1,416円、倍率にすると2.26倍です。

中央値は1,521円、平均は1,590.4円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では69.4円の差でした。

パート全体の平均時給で並べ替えると開きは1.58倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
医療・福祉のパート時給の順位で探してみます。

並びが最も重なったのは【パートの平均時給】平均1,231円、差は1.58倍で、相関は0.91です。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.69です。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た医療・福祉の短時間労働者の1時間あたり給与

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北山形県 1521秋田県 1222
関東東京都 2536栃木県 1555
中部愛知県 2178石川県 1253
近畿大阪府 2315奈良県 1562
中国岡山県 2047鳥取県 1184
四国徳島県 1784愛媛県 1205
九州福岡県 1698宮崎県 1120
賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

医療・福祉のパート時給を47都道府県で比べると、最も高い東京都で2,536円、最も低い宮崎県で1,120円でした。
その差は1,416円、倍率にすると2.26倍です。

47都道府県の中央値は1,521円、平均は1,590.4円でした。
全国の値は1,886円です。
パート全体の平均時給で並べ替えると開きは1.58倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。

医療・福祉のパート時給の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、2022年6月分の時給であること。
2つ目は、パートの医師・薬剤師も含む平均であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

パート全体の平均時給では東京都が1,691で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。

地方ごとの平均では関東7都県が2,009.43円で最も高く、北海道が1,279円で最も低くなりました。
医療・福祉の月給やパート全体の時給を比べた記事とあわせて読んでみてください。

関連記事

出典

  • 統計名: 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003445759
  • 備考: 医療・福祉で働く短時間労働者の1時間あたり所定内給与額。パートの医師などを含むため高めに出る。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標はパート全体の平均時給

注記: 医療・福祉で働く短時間労働者の1時間あたり所定内給与額。
パートの医師などを含むため高めに出る。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標はパート全体の平均時給

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