【介護をしている人の割合】全国5.7%、差はわずか1.5倍

【介護をしている人の割合】全国5.7%、差はわずか1.5倍

15歳以上の人のうち、ふだん家族などの介護をしている人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の就業構造基本調査、2022年の都道府県別の数字。

京都府が7.04%で1位。
47都道府県の平均は5.76%、中央値は5.77%です。
最も高い7.04%と最も低い4.65%の差は2.39ポイント、倍率にすると1.51倍でした。

47都道府県の単純平均

5.8%

介護をしている人の割合(2022年)

最も多い 京都府

7.0%

最も少ない 石川県

4.7%

地図で見る

介護をしている人の割合(2022年)
介護をしている人の割合(2022年) 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 5.2%青森 5.2%岩手 6.2%宮城 5.8%秋田 5.4%山形 5.9%福島 5.9%茨城 5.3%栃木 5.4%群馬 5.3%埼玉 5.4%千葉 5.2%東京 5.6%神奈川 5.6%新潟 5.4%富山 6.0%石川 4.7%福井 5.5%山梨 5.9%長野 6.1%岐阜 5.5%静岡 5.4%愛知 5.6%三重 5.8%滋賀 5.9%京都 7.0%大阪 6.2%兵庫 6.3%奈良 6.2%和歌山 5.9%鳥取 6.0%島根 6.3%岡山 5.9%広島 6.1%山口 5.8%徳島 5.5%香川 6.0%愛媛 6.2%高知 6.1%福岡 5.5%佐賀 5.1%長崎 5.8%熊本 6.2%大分 5.5%宮崎 5.5%鹿児島 6.3%沖縄 6.5%
介護をしている人の割合(%)
介護をしている人の割合(2022年)
項目介護をしている人の割合
北海道5.2%
青森県5.2%
岩手県6.2%
宮城県5.8%
秋田県5.4%
山形県5.9%
福島県5.9%
茨城県5.3%
栃木県5.4%
群馬県5.3%
埼玉県5.4%
千葉県5.2%
東京都5.6%
神奈川県5.6%
新潟県5.4%
富山県6.0%
石川県4.7%
福井県5.5%
山梨県5.9%
長野県6.1%
岐阜県5.5%
静岡県5.4%
愛知県5.6%
三重県5.8%
滋賀県5.9%
京都府7.0%
大阪府6.2%
兵庫県6.3%
奈良県6.2%
和歌山県5.9%
鳥取県6.0%
島根県6.3%
岡山県5.9%
広島県6.1%
山口県5.8%
徳島県5.5%
香川県6.0%
愛媛県6.2%
高知県6.1%
福岡県5.5%
佐賀県5.1%
長崎県5.8%
熊本県6.2%
大分県5.5%
宮崎県5.5%
鹿児島県6.3%
沖縄県6.5%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは京都府です。
次いで沖縄県、島根県、兵庫県、鹿児島県が続きます。
淡いのは石川県、佐賀県、北海道でした。

47都道府県の平均は5.76%、中央値は5.77%です。
京都府の7.04%は平均を1.28ポイント上回ります。

1位と47位の差は2.39ポイント、倍率にすると1.51倍でした。

介護をしている人のうち働いている人の割合で並べ替えると福井県が63.36で最も高く、開きは1.21倍になります。

主指標で1位の京都府は介護をしている人のうち働いている人の割合では31位、介護をしている人のうち働いている人の割合で1位の福井県は主指標では30位でした。

順位都道府県介護をしている人の割合(%)地方介護をしている人のうち働いている人の割合
1京都府7.04近畿56.28
2沖縄県6.45九州58.23
3島根県6.3中国58.79
4兵庫県6.29近畿54.27
5鹿児島県6.26九州59.22
6岩手県6.24東北58.36
6大阪府6.24近畿56.18
8熊本県6.22九州56.25
9愛媛県6.18四国53.63
10奈良県6.16近畿52.45
11広島県6.08中国55.63
12高知県6.05四国53.97
12長野県6.05中部61.85
14鳥取県6.03中国59.58
15香川県6.01四国56.28
16富山県5.99中部63.28
17山梨県5.91中部62.14
17和歌山県5.91近畿55.27
19滋賀県5.9近畿58.06
20福島県5.89東北56.18
21岡山県5.85中国56.43
21山形県5.85東北60.33
23山口県5.78中国56.85
24三重県5.77近畿60.34
24長崎県5.77九州57.67
26宮城県5.75東北53.36
27東京都5.64関東60.93
28愛知県5.59中部59.67
29神奈川県5.57関東58.61
30岐阜県5.5中部58.83
30徳島県5.5四国55.65
30福井県5.5中部63.36
33福岡県5.47九州57.7
34宮崎県5.46九州58.8
34大分県5.46九州55.37
36秋田県5.43東北53.71
37静岡県5.4中部60.04
38新潟県5.39中部59.05
39栃木県5.38関東60.02
40埼玉県5.35関東58.7
41群馬県5.31関東57.51
42茨城県5.28関東59.08
43千葉県5.24関東58.69
44青森県5.22東北56.05
45北海道5.17北海道55.25
46佐賀県5.12九州61.41
47石川県4.65中部56.67
就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年、総務省統計局)をもとに作成

介護をしている人の割合が高い上位5府県

上位5都道府県の介護をしている人の割合
上位5都道府県の介護をしている人の割合 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 01234567京都府: 7.0%7.0%沖縄県: 6.5%6.5%島根県: 6.3%6.3%兵庫県: 6.3%6.3%鹿児島県: 6.3%6.3%京都府沖縄県島根県兵庫県鹿児島県
上位5都道府県の介護をしている人の割合
項目介護をしている人の割合
京都府7.0%
沖縄県6.5%
島根県6.3%
兵庫県6.3%
鹿児島県6.3%
下位5都道府県の介護をしている人の割合
下位5都道府県の介護をしている人の割合 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 012345石川県: 4.7%4.7%佐賀県: 5.1%5.1%北海道: 5.2%5.2%青森県: 5.2%5.2%千葉県: 5.2%5.2%石川県佐賀県北海道青森県千葉県
下位5都道府県の介護をしている人の割合
項目介護をしている人の割合
石川県4.7%
佐賀県5.1%
北海道5.2%
青森県5.2%
千葉県5.2%

介護をしている人の割合が高い上位5府県です。

京都府は7.04%、沖縄県は6.45%、島根県は6.3%でした。
1位と2位の差は0.59ポイントです。

4位は兵庫県で6.29%、5位は鹿児島県で6.26%。
上位5はいずれも47都道府県の平均5.76%を上回りました。

1位の京都府は平均を1.28ポイント上回りました。
中央値の5.77%と比べると1.27ポイント高く、平均に対する比では1.22倍にあたります。

6位以下は岩手県で6.24%、大阪府で6.24%、熊本県で6.22%と続きました。

2位と3位の差は0.15ポイント、3位と4位の差は0.01ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.04ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.78ポイント、1位から8位までの幅は0.82ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

京都府は介護をしている人のうち働いている人の割合でも31位に入っています。
全国の値は5.71%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は京都府の7.04パーセント。
およそ14人に1人が介護をしています。

働く介護者の割合と並べて見ます

ここからは統計を離れて、介護をしている人の割合の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

介護をしている人のうち働いている人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は福井県の63.36、2位は富山県の63.28、3位は山梨県の62.14。

4位以下は長野県、佐賀県と続きます。
逆に下位は宮城県が53.36、奈良県が52.45。
福井県と奈良県では1.21倍の開きです。

この統計の差は1.5倍と、当サイトで扱った指標のなかでも指折りの小ささです。
介護はどの県でも同じように身近だということです。

高齢化率の高い県がそのまま上位に来るわけでもありません。
同居の形や施設の利用しやすさも影響していると考えられます。

当サイトの高齢化率や在宅介護サービスの記事とあわせて見てみてください。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が6.19%で最も高く、北海道が5.17%で最も低くなります。
中国5県6.01%と四国4県5.93%がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

介護をしている人のうち働いている人の割合の上位5都道府県
介護をしている人のうち働いている人の割合の上位5都道府県 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 0102030405060福井県: 63.463.4富山県: 63.363.3山梨県: 62.162.1長野県: 61.961.9佐賀県: 61.461.4福井県富山県山梨県長野県佐賀県
介護をしている人のうち働いている人の割合の上位5都道府県
項目介護をしている人のうち働いている人の割合
福井県63.4
富山県63.3
山梨県62.1
長野県61.9
佐賀県61.4

介護をしている人の割合が低い下位5都県

介護をしている人の割合が低い下位5都県です。

47位の石川県は4.65%、46位の佐賀県は5.12%、45位の北海道は5.17%でした。
1位の京都府とは2.39ポイントの差があります。

44位は青森県で5.22%、43位は千葉県で5.24%、42位は茨城県で5.28%と続きます。

最も低い県でも4.65パーセント。
1位と47位の差は1.5倍しかありません。

47都道府県の中央値は5.77%、平均は5.76%です。
47位の石川県は平均を1.11ポイント下回りました。

47位の石川県は1位の京都府の66.1パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.51倍の開きです。

46位との差は0.47ポイント、45位との差は0.52ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.63ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均5.76%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.59ポイントです。

石川県は介護をしている人のうち働いている人の割合では中位位です。
全国の値は5.71%なので、47位はこれを1.06ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(介護をしている人の割合)
地方別の平均(介護をしている人の割合) 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年) 0123456北海道: 5.2%5.2%東北: 5.7%5.7%関東: 5.4%5.4%中部: 5.6%5.6%近畿: 6.2%6.2%中国: 6.0%6.0%四国: 5.9%5.9%九州: 5.8%5.8%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(介護をしている人の割合)
項目介護をしている人の割合の平均
北海道5.2%
東北5.7%
関東5.4%
中部5.6%
近畿6.2%
中国6.0%
四国5.9%
九州5.8%

介護をしている人の割合は、全国でほぼ横並びです。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が6.19%で最も高くなります。
次いで中国5県が6.01%、四国4県が5.93%、九州・沖縄8県が5.78%と続きました。

低いほうは東北6県が5.73%、中部9県が5.55%、関東7都県が5.4%、北海道が5.17%でした。

最も高い近畿7府県と最も低い北海道の差は1.02ポイントです。
介護をしている人のうち働いている人の割合で見ると中部9県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

全国で約629万人

2022年の調査で、ふだん介護をしている15歳以上の人は全国で5.71パーセント。
人数にすると約629万人です。

そのうち仕事を持ちながら介護をしている人が約365万人と、過半数を占めます。

5年に一度の大きな調査

就業構造基本調査は5年ごとに行われる調査で、これは2022年(令和4年)10月分です。
全国の約54万世帯を対象にした標本調査で、ふだんの就業の状態を聞いています。

公表されているのは人数なので、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にしました。
推計値がもとのため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の京都府は7.04%、47位の石川県は4.65%。
差は2.39ポイント、倍率にすると1.51倍です。

中央値は5.77%、平均は5.76%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.01ポイントの差でした。

介護をしている人のうち働いている人の割合で並べ替えると開きは1.21倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た介護をしている人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 6.24青森県 5.22
関東東京都 5.64千葉県 5.24
中部長野県 6.05石川県 4.65
近畿京都府 7.04三重県 5.77
中国島根県 6.3山口県 5.78
四国愛媛県 6.18徳島県 5.5
九州沖縄県 6.45佐賀県 5.12
就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)(2022年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

介護をしている人の割合を47都道府県で比べると、最も高い京都府で7.04%、最も低い石川県で4.65%でした。
その差は2.39ポイント、倍率にすると1.51倍です。

47都道府県の中央値は5.77%、平均は5.76%でした。
全国の値は5.71%です。
介護をしている人のうち働いている人の割合で並べ替えると開きは1.21倍になり、主指標で1位の京都府はその見方では31位に位置します。

介護をしている人の割合を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、ふだん介護をしているかどうかの数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

介護をしている人のうち働いている人の割合では福井県が63.36で最も高く、主指標で1位の京都府はこの見方では31位でした。

地方ごとの平均では近畿7府県が6.19%で最も高く、北海道が5.17%で最も低くなりました。
働く介護者の割合や介護休業の利用率を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004008584
  • 備考: 15歳以上人口のうちふだん家族などの介護をしている人の割合。2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は介護をしている人のうち働いている人の割合

注記: 15歳以上人口のうちふだん家族などの介護をしている人の割合。
2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は介護をしている人のうち働いている人の割合

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