【家族に相談する人】悩みのある人の53.4%、最大の相談窓口

【家族に相談する人】悩みのある人の53.4%、最大の相談窓口

悩みやストレスを家族に相談している人はどれくらいいるのでしょうか。
悩みのある人に占める割合を47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2022年の都道府県別の数字。

鹿児島県が58.45%で1位。
47都道府県の平均は54.21%、中央値は54.15%です。
最も高い58.45%と最も低い50.38%の差は8.07ポイント、倍率にすると1.16倍でした。

47都道府県の単純平均

54.2%

悩みやストレスを家族に相談している人の割合(2022年)

最も多い 鹿児島県

58.5%

最も少ない 高知県

50.4%

家族に相談する人が多い上位5県

上位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合
上位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 01020304050鹿児島県: 58.5%58.5%愛媛県: 57.5%57.5%香川県: 57.2%57.2%宮崎県: 56.3%56.3%徳島県: 56.3%56.3%鹿児島県愛媛県香川県宮崎県徳島県
上位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合
項目悩みやストレスを家族に相談している人の割合
鹿児島県58.5%
愛媛県57.5%
香川県57.2%
宮崎県56.3%
徳島県56.3%
下位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合
下位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 01020304050高知県: 50.4%50.4%岩手県: 51.0%51.0%埼玉県: 51.4%51.4%大阪府: 51.6%51.6%東京都: 51.7%51.7%高知県岩手県埼玉県大阪府東京都
下位5都道府県の悩みやストレスを家族に相談している人の割合
項目悩みやストレスを家族に相談している人の割合
高知県50.4%
岩手県51.0%
埼玉県51.4%
大阪府51.6%
東京都51.7%

家族に相談する人が多い上位5県です。

鹿児島県は58.45%、愛媛県は57.45%、香川県は57.22%でした。
1位と2位の差は1ポイントです。

4位は宮崎県で56.31%、5位は徳島県で56.29%。
上位5はいずれも47都道府県の平均54.21%を上回りました。

1位の鹿児島県は平均を4.24ポイント上回りました。
中央値の54.15%と比べると4.3ポイント高く、平均に対する比では1.08倍にあたります。

6位以下は長崎県で55.88%、山形県で55.79%、福井県で55.76%と続きました。

2位と3位の差は0.23ポイント、3位と4位の差は0.91ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.53ポイントでした。

1位から5位までの幅は2.16ポイント、1位から8位までの幅は2.69ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

鹿児島県は誰にも相談できない人の割合でも45位に入っています。
全国の値は53.41%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は鹿児島県の58.45パーセント。
九州の県が上位に入ります。

差はわずか1.2倍しかありません

以下は、悩みを家族に相談している人の割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

誰にも相談できない人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は岩手県の6.48、2位は福島県の6.34、3位は大阪府の6.12。

4位以下は神奈川県、青森県と続きます。
逆に下位は長崎県が4.2、佐賀県が4.02。
岩手県と佐賀県では1.61倍の開きです。

どの県でも半数以上が家族に相談しており、差は1.2倍とごく小さいものです。
家族は全国共通の最大の相談窓口です。

ひとり暮らしの増加は、この最大の窓口を持たない人が増えることも意味します。

当サイトの高齢のひとり暮らしの記事とあわせて見ると、相談相手の変化が見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が55.8%で最も高く、北海道が52.21%で最も低くなります。
四国4県55.33%と中部9県54.48%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

誰にも相談できない人の割合の上位5都道府県
誰にも相談できない人の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年) 0123456岩手県: 6.56.5福島県: 6.36.3大阪府: 6.16.1神奈川県: 6.16.1青森県: 5.95.9岩手県福島県大阪府神奈川県青森県
誰にも相談できない人の割合の上位5都道府県
項目誰にも相談できない人の割合
岩手県6.5
福島県6.3
大阪府6.1
神奈川県6.1
青森県5.9

家族に相談する人が少ない下位5都府県

家族に相談する人が少ない下位5都府県です。

47位の高知県は50.38%、46位の岩手県は51.01%、45位の埼玉県は51.44%でした。
1位の鹿児島県とは8.07ポイントの差があります。

44位は大阪府で51.57%、43位は東京都で51.65%、42位は北海道で52.21%と続きます。

最も低い高知県は50.38パーセント。
1位と47位の差は1.2倍です。

47都道府県の中央値は54.15%、平均は54.21%です。
47位の高知県は平均を3.83ポイント下回りました。

47位の高知県は1位の鹿児島県の86.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.16倍の開きです。

46位との差は0.63ポイント、45位との差は1.06ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.83ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均54.21%を下回りました。
47位から43位までの幅は1.27ポイントです。

高知県は誰にも相談できない人の割合では中位位です。
全国の値は53.41%なので、47位はこれを3.03ポイント下回っています。

地図で見る

悩みやストレスを家族に相談している人の割合(2022年)
悩みやストレスを家族に相談している人の割合(2022年) 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 52.2%青森 53.3%岩手 51.0%宮城 52.7%秋田 54.1%山形 55.8%福島 53.5%茨城 53.1%栃木 53.7%群馬 53.3%埼玉 51.4%千葉 52.5%東京 51.7%神奈川 52.9%新潟 53.4%富山 55.7%石川 53.0%福井 55.8%山梨 55.5%長野 55.4%岐阜 54.8%静岡 54.5%愛知 52.3%三重 54.9%滋賀 54.2%京都 52.3%大阪 51.6%兵庫 55.0%奈良 55.5%和歌山 55.2%鳥取 54.1%島根 53.4%岡山 53.5%広島 54.7%山口 54.2%徳島 56.3%香川 57.2%愛媛 57.5%高知 50.4%福岡 54.6%佐賀 55.7%長崎 55.9%熊本 55.2%大分 54.6%宮崎 56.3%鹿児島 58.5%沖縄 55.6%
悩みやストレスを家族に相談している人の割合(%)
悩みやストレスを家族に相談している人の割合(2022年)
項目悩みやストレスを家族に相談している人の割合
北海道52.2%
青森県53.3%
岩手県51.0%
宮城県52.7%
秋田県54.1%
山形県55.8%
福島県53.5%
茨城県53.1%
栃木県53.7%
群馬県53.3%
埼玉県51.4%
千葉県52.5%
東京都51.7%
神奈川県52.9%
新潟県53.4%
富山県55.7%
石川県53.0%
福井県55.8%
山梨県55.5%
長野県55.4%
岐阜県54.8%
静岡県54.5%
愛知県52.3%
三重県54.9%
滋賀県54.2%
京都府52.3%
大阪府51.6%
兵庫県55.0%
奈良県55.5%
和歌山県55.2%
鳥取県54.1%
島根県53.4%
岡山県53.5%
広島県54.7%
山口県54.2%
徳島県56.3%
香川県57.2%
愛媛県57.5%
高知県50.4%
福岡県54.6%
佐賀県55.7%
長崎県55.9%
熊本県55.2%
大分県54.6%
宮崎県56.3%
鹿児島県58.5%
沖縄県55.6%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは鹿児島県です。
次いで愛媛県、香川県、宮崎県、徳島県が続きます。
淡いのは高知県、岩手県、埼玉県でした。

47都道府県の平均は54.21%、中央値は54.15%です。
鹿児島県の58.45%は平均を4.24ポイント上回ります。

1位と47位の差は8.07ポイント、倍率にすると1.16倍でした。

誰にも相談できない人の割合で並べ替えると岩手県が6.48で最も高く、開きは1.61倍になります。

主指標で1位の鹿児島県は誰にも相談できない人の割合では45位、誰にも相談できない人の割合で1位の岩手県は主指標では46位でした。

順位都道府県悩みやストレスを家族に相談している人の割合(%)地方誰にも相談できない人の割合
1鹿児島県58.45九州4.5
2愛媛県57.45四国4.64
3香川県57.22四国4.81
4宮崎県56.31九州4.55
5徳島県56.29四国4.9
6長崎県55.88九州4.2
7山形県55.79東北4.96
8福井県55.76中部4.68
9佐賀県55.73九州4.02
10富山県55.66中部5.06
11沖縄県55.58九州4.86
12山梨県55.52中部5.17
13奈良県55.51近畿5.15
14長野県55.39中部5.21
15熊本県55.24九州4.64
16和歌山県55.2近畿4.62
17兵庫県55.03近畿4.81
18三重県54.86近畿5.23
19岐阜県54.75中部5.41
20広島県54.68中国5.13
21福岡県54.64九州4.97
22大分県54.61九州4.96
23静岡県54.5中部5.29
24山口県54.15中国4.53
24滋賀県54.15近畿5.88
26鳥取県54.13中国5.5
27秋田県54.05東北5.22
28栃木県53.68関東5.18
29福島県53.52東北6.34
30岡山県53.49中国5.01
31新潟県53.43中部5.74
32島根県53.38中国4.89
33群馬県53.32関東5.29
34青森県53.26東北5.89
35茨城県53.12関東5.03
36石川県53.04中部4.91
37神奈川県52.88関東6.09
38宮城県52.67東北5.65
39千葉県52.52関東5.26
40京都府52.28近畿4.75
41愛知県52.27中部5.15
42北海道52.21北海道5.24
43東京都51.65関東5.85
44大阪府51.57近畿6.12
45埼玉県51.44関東5.35
46岩手県51.01東北6.48
47高知県50.38四国5.34
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

最大の相談窓口は家族

悩みのある人の53.41パーセントが家族に相談しています。
友人・知人への相談がそれに続きます。

職場や公的な窓口への相談は1割に届かず、身近な人間関係が悩みの受け皿の中心です。

3年に一度の大規模調査

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは、3年ごとの大規模調査の年だけです。
この記事は2022年(令和4年)の調査を使っています。

公表されているのは人数なので、対象となる世帯人員の総数で割って当サイトで割合にしました。
不詳を含む総数で割っているため、公表の率とは分母の取り方が違うことがあります。

標本調査にもとづく推計のため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の鹿児島県は58.45%、47位の高知県は50.38%。
差は8.07ポイント、倍率にすると1.16倍です。

中央値は54.15%、平均は54.21%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.06ポイントの差でした。

誰にも相談できない人の割合で並べ替えると開きは1.61倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た悩みやストレスを家族に相談している人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北山形県 55.79岩手県 51.01
関東栃木県 53.68埼玉県 51.44
中部福井県 55.76愛知県 52.27
近畿奈良県 55.51大阪府 51.57
中国広島県 54.68島根県 53.38
四国愛媛県 57.45高知県 50.38
九州鹿児島県 58.45大分県 54.61
国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)(2022年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

悩みを家族に相談している人の割合を47都道府県で比べると、最も高い鹿児島県で58.45%、最も低い高知県で50.38%でした。
その差は8.07ポイント、倍率にすると1.16倍です。

47都道府県の中央値は54.15%、平均は54.21%でした。
全国の値は53.41%です。
誰にも相談できない人の割合で並べ替えると開きは1.61倍になり、主指標で1位の鹿児島県はその見方では45位に位置します。

悩みを家族に相談している人の割合を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、複数回答の割合であること。
3つ目は2022年の数字であることです。

誰にも相談できない人の割合では岩手県が6.48で最も高く、主指標で1位の鹿児島県はこの見方では45位でした。

地方ごとの平均では九州・沖縄8県が55.8%で最も高く、北海道が52.21%で最も低くなりました。
誰にも相談できない人やこころのストレスを比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 第115表〜第141表から当サイトで割合を計算)
  • 調査年: 2022年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002041078
  • 備考: 悩みやストレスのある12歳以上のうち、家族に相談している人(複数回答)の割合。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は誰にも相談できない人の割合

注記: 悩みやストレスのある12歳以上のうち、家族に相談している人(複数回答)の割合。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は誰にも相談できない人の割合

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