入れ歯やかぶせ物をつくる歯科技工士は、全国にどれくらいいるのでしょうか。
就業している人数を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の衛生行政報告例、2020年末の数字。
東京都が3,208人で1位。
47都道府県の平均は741人、中央値は519人です。
1位と47位の間には13.9倍の開き、人口10万人あたりでは3.8倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
741人
就業歯科技工士数(2020年)
最も多い 東京都
3,208人
最も少ない 高知県
231人
地図で見る
| 項目 | 就業歯科技工士数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,940人 |
| 青森県 | 499人 |
| 岩手県 | 512人 |
| 宮城県 | 702人 |
| 秋田県 | 394人 |
| 山形県 | 432人 |
| 福島県 | 733人 |
| 茨城県 | 633人 |
| 栃木県 | 485人 |
| 群馬県 | 626人 |
| 埼玉県 | 1,186人 |
| 千葉県 | 1,181人 |
| 東京都 | 3,208人 |
| 神奈川県 | 1,846人 |
| 新潟県 | 903人 |
| 富山県 | 427人 |
| 石川県 | 364人 |
| 福井県 | 249人 |
| 山梨県 | 249人 |
| 長野県 | 671人 |
| 岐阜県 | 641人 |
| 静岡県 | 940人 |
| 愛知県 | 1,625人 |
| 三重県 | 496人 |
| 滋賀県 | 389人 |
| 京都府 | 555人 |
| 大阪府 | 2,434人 |
| 兵庫県 | 1,251人 |
| 奈良県 | 272人 |
| 和歌山県 | 281人 |
| 鳥取県 | 247人 |
| 島根県 | 246人 |
| 岡山県 | 589人 |
| 広島県 | 1,005人 |
| 山口県 | 493人 |
| 徳島県 | 420人 |
| 香川県 | 557人 |
| 愛媛県 | 519人 |
| 高知県 | 231人 |
| 福岡県 | 1,541人 |
| 佐賀県 | 236人 |
| 長崎県 | 369人 |
| 熊本県 | 564人 |
| 大分県 | 610人 |
| 宮崎県 | 352人 |
| 鹿児島県 | 468人 |
| 沖縄県 | 255人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、北海道、神奈川県、愛知県が続きます。
淡いのは高知県、佐賀県、島根県でした。
47都道府県の平均は741人、中央値は519人です。
東京都の3,208人は平均の4.3倍にあたります。
上位3で21.8パーセント、1位と47位で13.9倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと徳島県が61.31人で最も多く、開きは3.8倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは39位、人口あたり1位の徳島県は実数では33位でした。
| 順位 | 都道府県 | 就業歯科技工士数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの就業歯科技工士数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3208 | 関東 | 22.63 |
| 2 | 大阪府 | 2434 | 近畿 | 27.79 |
| 3 | 北海道 | 1940 | 北海道 | 38.47 |
| 4 | 神奈川県 | 1846 | 関東 | 20.01 |
| 5 | 愛知県 | 1625 | 中部 | 21.78 |
| 6 | 福岡県 | 1541 | 九州 | 30.26 |
| 7 | 兵庫県 | 1251 | 近畿 | 23.44 |
| 8 | 埼玉県 | 1186 | 関東 | 16.18 |
| 9 | 千葉県 | 1181 | 関東 | 18.89 |
| 10 | 広島県 | 1005 | 中国 | 37.03 |
| 11 | 静岡県 | 940 | 中部 | 26.65 |
| 12 | 新潟県 | 903 | 中部 | 43.02 |
| 13 | 福島県 | 733 | 東北 | 42.05 |
| 14 | 宮城県 | 702 | 東北 | 31.23 |
| 15 | 長野県 | 671 | 中部 | 33.77 |
| 16 | 岐阜県 | 641 | 中部 | 33.46 |
| 17 | 茨城県 | 633 | 関東 | 22.56 |
| 18 | 群馬県 | 626 | 関東 | 33.12 |
| 19 | 大分県 | 610 | 九州 | 56.22 |
| 20 | 岡山県 | 589 | 中国 | 32.17 |
| 21 | 熊本県 | 564 | 九州 | 33.24 |
| 22 | 香川県 | 557 | 四国 | 60.74 |
| 23 | 京都府 | 555 | 近畿 | 22.02 |
| 24 | 愛媛県 | 519 | 四国 | 40.67 |
| 25 | 岩手県 | 512 | 東北 | 44.72 |
| 26 | 青森県 | 499 | 東北 | 42.83 |
| 27 | 三重県 | 496 | 近畿 | 28.99 |
| 28 | 山口県 | 493 | 中国 | 38.49 |
| 29 | 栃木県 | 485 | 関東 | 25.73 |
| 30 | 鹿児島県 | 468 | 九州 | 30.55 |
| 31 | 山形県 | 432 | 東北 | 42.73 |
| 32 | 富山県 | 427 | 中部 | 42.83 |
| 33 | 徳島県 | 420 | 四国 | 61.31 |
| 34 | 秋田県 | 394 | 東北 | 43.92 |
| 35 | 滋賀県 | 389 | 近畿 | 27.75 |
| 36 | 長崎県 | 369 | 九州 | 29.47 |
| 37 | 石川県 | 364 | 中部 | 33.15 |
| 38 | 宮崎県 | 352 | 九州 | 34.08 |
| 39 | 和歌山県 | 281 | 近畿 | 31.93 |
| 40 | 奈良県 | 272 | 近畿 | 21.17 |
| 41 | 沖縄県 | 255 | 九州 | 17.39 |
| 42 | 山梨県 | 249 | 中部 | 31.48 |
| 42 | 福井県 | 249 | 中部 | 33.69 |
| 44 | 鳥取県 | 247 | 中国 | 46.52 |
| 45 | 島根県 | 246 | 中国 | 38.32 |
| 46 | 佐賀県 | 236 | 九州 | 29.95 |
| 47 | 高知県 | 231 | 四国 | 35.21 |
地方別に見る
働く歯科技工士は、歯科技工所の集まる県で多くなります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の26.3パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が17.4パーセント、近畿7府県が16.3パーセント、九州・沖縄8県が12.6パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が9.4パーセント、中国5県が7.4パーセント、北海道が5.6パーセント、四国4県が5パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が48.9人、東北6県が39.9人、北海道が38.5人の順に多く、最も少ないのは関東7都県が21人です。
歯科技工士が多い上位5都府県
歯科技工士が多い上位5都府県です。
東京都は3,208人、大阪府は2,434人、北海道は1,940人でした。
東京都は2位の大阪府の1.32倍です。
4位は神奈川県で1,846人、5位は愛知県で1,625人。
上位5で全国の31.7パーセント、上位3で21.8パーセント、上位10で49.4パーセントでした。
1位だけで9.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は741人なので、1位は平均の4.3倍。
中央値の519人と比べると6.2倍にあたります。
6位以下は福岡県で1,541人、兵庫県で1,251人、埼玉県で1,186人と続きました。
2位と3位の差は494人、3位と4位の差は94人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の68.3パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると5,642人。
これだけで全国の16.2パーセントにあたります。
1位だけで全国の9.2パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。
人口あたりでは徳島県が上位です
以下は、働く歯科技工士の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は徳島県の61.31人、2位は香川県60.74人、3位は大分県56.22人。
4位以下は鳥取県、岩手県と続きます。
逆に人口あたりの下位は沖縄県17.39人、埼玉県16.18人。
徳島県と埼玉県では3.8倍の開きです。
人口あたりでは徳島県などが上位です。
実数1位の都は人口あたりでは39位です。
歯科技工士は患者と会わずに歯をつくる、ものづくりの国家資格です。
技工所の集まる県に偏って分布します。
当サイトの歯科技工所の数の記事と並べて読んでみてください。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が48.9人で最も多く、関東7都県が21人で最も少なくなります。
東北6県39.9人と北海道38.5人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
歯科技工士が少ない下位5県
歯科技工士が少ない下位5県です。
47位の高知県は231人、46位の佐賀県は236人、45位の島根県は246人でした。
1位の東京都とは13.9倍の差があります。
44位は鳥取県で247人、43位は山梨県で249人、42位は福井県で249人と続きます。
13.9倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。
47都道府県の中央値は519人。
平均は741人なので、平均が中央値の1.4倍です。
47位の高知県は平均の31.2パーセント、中央値の44.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで9.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の高知県は、1位の東京都の7.2パーセントにあたる水準です。
46位との差は5人、45位との差は15人でした。
1位の東京都と47位の高知県の間には2,977人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
高齢化と入れ歯の需要
就業歯科技工士は全国で3万4,826人。
若手のなり手が減り、平均年齢の上昇が課題になっています。
デジタル技工(CAD/CAM)の普及で、仕事のかたちも大きく変わりつつあります。
2年に一度の隔年報
就業している医療関係者の数は、衛生行政報告例の隔年報として2年ごとに集計されます。
この記事はデータベースに収載されている最新の2020年末時点の数字を使っています。
免許を持っていても働いていない人(潜在資格者)は含まれません。
就業地で数えるため、県境をこえて通勤する人は働いている県に数えられます。
数字の開き
1位の東京都は3,208人、47位の高知県は231人。
両者の間には13.9倍の開きがあります。
上位3で全国の21.8パーセント、上位10で49.4パーセントを占めます。
中央値は519人、平均は741人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと3.8倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
働く歯科技工士の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
最も似ていたのは【通販など無店舗の店】全国4万2,369事業所、人口あたり首位は香川県(順位相関0.95)です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.66)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た就業歯科技工士数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 733 | 秋田県 394 |
| 関東 | 東京都 3208 | 栃木県 485 |
| 中部 | 愛知県 1625 | 山梨県 249 |
| 近畿 | 大阪府 2434 | 奈良県 272 |
| 中国 | 広島県 1005 | 島根県 246 |
| 四国 | 香川県 557 | 高知県 231 |
| 九州 | 福岡県 1541 | 佐賀県 236 |
まとめ
働く歯科技工士の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で3,208人、最も少ない高知県で231人でした。
1位と47位の間には13.9倍の開きがあります。
上位3で全国の21.8パーセント、上位10で49.4パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は519人、平均は741人でした。
人口10万人あたりに直すと3.8倍の開きになります。
働く歯科技工士の数の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、就業している人だけを数えたこと。
2つ目は、就業地で数えた数字であること。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは徳島県が61.31人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは39位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の26.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が48.9人で最多でした。
歯科技工所の数や歯科衛生士の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【歯医者に通う人】全国2.6%、西高東低の通院
- 【専門・技術職の月給】平均32.9万円、資格が支える
出典
- 統計名: 衛生行政報告例
- 調査年: 2020年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004026995
- 備考: 2020年末時点で就業している歯科技工士の数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2020年末時点で就業している歯科技工士の数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
