歯のクリーニングや予防処置を担う歯科衛生士は、全国にどれくらいいるのでしょうか。
就業している人数を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の衛生行政報告例、2020年末の数字。
東京都が15,045人で1位。
47都道府県の平均は3,037.4人、中央値は1,967人です。
1位と47位の間には20.1倍の開き、人口10万人あたりでは2.3倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
3,037人
就業歯科衛生士数(2020年)
最も多い 東京都
15,045人
最も少ない 福井県
749人
地図で見る
| 項目 | 就業歯科衛生士数 |
|---|---|
| 北海道 | 6,531人 |
| 青森県 | 970人 |
| 岩手県 | 1,083人 |
| 宮城県 | 2,092人 |
| 秋田県 | 1,066人 |
| 山形県 | 1,185人 |
| 福島県 | 1,571人 |
| 茨城県 | 2,546人 |
| 栃木県 | 1,998人 |
| 群馬県 | 2,265人 |
| 埼玉県 | 6,741人 |
| 千葉県 | 5,897人 |
| 東京都 | 15,045人 |
| 神奈川県 | 9,518人 |
| 新潟県 | 2,801人 |
| 富山県 | 1,195人 |
| 石川県 | 1,144人 |
| 福井県 | 749人 |
| 山梨県 | 1,081人 |
| 長野県 | 2,720人 |
| 岐阜県 | 2,945人 |
| 静岡県 | 3,838人 |
| 愛知県 | 7,233人 |
| 三重県 | 2,188人 |
| 滋賀県 | 1,401人 |
| 京都府 | 2,546人 |
| 大阪府 | 10,304人 |
| 兵庫県 | 6,468人 |
| 奈良県 | 1,591人 |
| 和歌山県 | 1,094人 |
| 鳥取県 | 853人 |
| 島根県 | 880人 |
| 岡山県 | 2,939人 |
| 広島県 | 3,975人 |
| 山口県 | 1,607人 |
| 徳島県 | 1,297人 |
| 香川県 | 1,494人 |
| 愛媛県 | 1,665人 |
| 高知県 | 998人 |
| 福岡県 | 6,949人 |
| 佐賀県 | 1,255人 |
| 長崎県 | 2,049人 |
| 熊本県 | 2,600人 |
| 大分県 | 1,520人 |
| 宮崎県 | 1,502人 |
| 鹿児島県 | 1,967人 |
| 沖縄県 | 1,404人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、福岡県が続きます。
淡いのは福井県、鳥取県、島根県でした。
47都道府県の平均は3,037.4人、中央値は1,967人です。
東京都の15,045人は平均の5.0倍にあたります。
上位3で24.4パーセント、1位と47位で20.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと徳島県が189.34人で最も多く、開きは2.3倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは32位、人口あたり1位の徳島県は実数では34位でした。
| 順位 | 都道府県 | 就業歯科衛生士数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの就業歯科衛生士数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 15045 | 関東 | 106.12 |
| 2 | 大阪府 | 10304 | 近畿 | 117.67 |
| 3 | 神奈川県 | 9518 | 関東 | 103.18 |
| 4 | 愛知県 | 7233 | 中部 | 96.96 |
| 5 | 福岡県 | 6949 | 九州 | 136.47 |
| 6 | 埼玉県 | 6741 | 関東 | 91.94 |
| 7 | 北海道 | 6531 | 北海道 | 129.51 |
| 8 | 兵庫県 | 6468 | 近畿 | 121.19 |
| 9 | 千葉県 | 5897 | 関東 | 94.34 |
| 10 | 広島県 | 3975 | 中国 | 146.46 |
| 11 | 静岡県 | 3838 | 中部 | 108.82 |
| 12 | 岐阜県 | 2945 | 中部 | 153.71 |
| 13 | 岡山県 | 2939 | 中国 | 160.51 |
| 14 | 新潟県 | 2801 | 中部 | 133.44 |
| 15 | 長野県 | 2720 | 中部 | 136.89 |
| 16 | 熊本県 | 2600 | 九州 | 153.21 |
| 17 | 茨城県 | 2546 | 関東 | 90.73 |
| 17 | 京都府 | 2546 | 近畿 | 101.03 |
| 19 | 群馬県 | 2265 | 関東 | 119.84 |
| 20 | 三重県 | 2188 | 近畿 | 127.88 |
| 21 | 宮城県 | 2092 | 東北 | 93.06 |
| 22 | 長崎県 | 2049 | 九州 | 163.66 |
| 23 | 栃木県 | 1998 | 関東 | 105.99 |
| 24 | 鹿児島県 | 1967 | 九州 | 128.39 |
| 25 | 愛媛県 | 1665 | 四国 | 130.49 |
| 26 | 山口県 | 1607 | 中国 | 125.45 |
| 27 | 奈良県 | 1591 | 近畿 | 123.81 |
| 28 | 福島県 | 1571 | 東北 | 90.13 |
| 29 | 大分県 | 1520 | 九州 | 140.09 |
| 30 | 宮崎県 | 1502 | 九州 | 145.4 |
| 31 | 香川県 | 1494 | 四国 | 162.92 |
| 32 | 沖縄県 | 1404 | 九州 | 95.77 |
| 33 | 滋賀県 | 1401 | 近畿 | 99.93 |
| 34 | 徳島県 | 1297 | 四国 | 189.34 |
| 35 | 佐賀県 | 1255 | 九州 | 159.26 |
| 36 | 富山県 | 1195 | 中部 | 119.86 |
| 37 | 山形県 | 1185 | 東北 | 117.21 |
| 38 | 石川県 | 1144 | 中部 | 104.19 |
| 39 | 和歌山県 | 1094 | 近畿 | 124.32 |
| 40 | 岩手県 | 1083 | 東北 | 94.59 |
| 41 | 山梨県 | 1081 | 中部 | 136.66 |
| 42 | 秋田県 | 1066 | 東北 | 118.84 |
| 43 | 高知県 | 998 | 四国 | 152.13 |
| 44 | 青森県 | 970 | 東北 | 83.26 |
| 45 | 島根県 | 880 | 中国 | 137.07 |
| 46 | 鳥取県 | 853 | 中国 | 160.64 |
| 47 | 福井県 | 749 | 中部 | 101.35 |
歯科衛生士が多い上位5都府県
歯科衛生士が多い上位5都府県です。
東京都は15,045人、大阪府は10,304人、神奈川県は9,518人でした。
東京都は2位の大阪府の1.46倍です。
4位は愛知県で7,233人、5位は福岡県で6,949人。
上位5で全国の34.4パーセント、上位3で24.4パーセント、上位10で55.1パーセントでした。
1位だけで10.5パーセントを占めます。
47都道府県の平均は3,037.4人なので、1位は平均の5.0倍。
中央値の1,967人と比べると7.6倍にあたります。
6位以下は埼玉県で6,741人、北海道で6,531人、兵庫県で6,468人と続きました。
2位と3位の差は786人、3位と4位の差は2,285人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の65.6パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると25,349人。
これだけで全国の17.8パーセントにあたります。
1位だけで全国の10.5パーセントを占めました。
人口の多さに沿った並びです。
人口あたりでは徳島県が1位です
ここから先は、働く歯科衛生士の数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は徳島県の189.34人、2位は長崎県163.66人、3位は香川県162.92人。
4位以下は鳥取県、岡山県と続きます。
逆に人口あたりの下位は福島県90.13人、青森県83.26人。
徳島県と青森県では2.3倍の開きです。
人口あたりの1位は徳島県です。
歯科大学のある県が上位に来る傾向があります。
歯科診療所の数と歯科衛生士の数は連動します。
予防歯科の広がりで、需要は増え続けています。
当サイトの歯科診療所の数の記事とあわせて見てみてください。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が154.3人で最も多く、東北6県が97.1人で最も少なくなります。
中国5県146.5人と九州・沖縄8県138人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
歯科衛生士が少ない下位5県
歯科衛生士が少ない下位5県です。
47位の福井県は749人、46位の鳥取県は853人、45位の島根県は880人でした。
1位の東京都とは20.1倍の差があります。
44位は青森県で970人、43位は高知県で998人、42位は秋田県で1,066人と続きます。
20.1倍という開きは、人口の差とおおむね同じ大きさです。
47都道府県の中央値は1,967人。
平均は3,037.4人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の福井県は平均の24.7パーセント、中央値の38.1パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.1パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで10.5パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の福井県は、1位の東京都の4.98パーセントにあたる水準です。
46位との差は104人、45位との差は131人でした。
1位の東京都と47位の福井県の間には14,296人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
歯科医院の予防の主役
就業歯科衛生士は全国で14万2,760人。
その9割は歯科診療所で働いています。
歯石取りやフッ素塗布など予防処置の国家資格で、歯科医師とは別の専門職です。
2年に一度の隔年報
就業している医療関係者の数は、衛生行政報告例の隔年報として2年ごとに集計されます。
この記事はデータベースに収載されている最新の2020年末時点の数字を使っています。
免許を持っていても働いていない人(潜在資格者)は含まれません。
就業地で数えるため、県境をこえて通勤する人は働いている県に数えられます。
数字の開き
1位の東京都は15,045人、47位の福井県は749人。
両者の間には20.1倍の開きがあります。
上位3で全国の24.4パーセント、上位10で55.1パーセントを占めます。
中央値は1,967人、平均は3,037.4人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
働く歯科衛生士の数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
いちばん近かったのは【DKの住宅】全国1,288万1,200戸、LDKより古い間取りで、順位相関は0.97でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.71)でした。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た就業歯科衛生士数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 2092 | 青森県 970 |
| 関東 | 東京都 15045 | 栃木県 1998 |
| 中部 | 愛知県 7233 | 福井県 749 |
| 近畿 | 大阪府 10304 | 和歌山県 1094 |
| 中国 | 広島県 3975 | 鳥取県 853 |
| 四国 | 愛媛県 1665 | 高知県 998 |
| 九州 | 福岡県 6949 | 佐賀県 1255 |
まとめ
働く歯科衛生士の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で15,045人、最も少ない福井県で749人でした。
1位と47位の間には20.1倍の開きがあります。
上位3で全国の24.4パーセント、上位10で55.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は1,967人、平均は3,037.4人でした。
人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。
働く歯科衛生士の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、就業している人だけを数えたこと。
2つ目は、就業地で数えた数字であること。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは徳島県が189.34人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは32位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の30.8パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が154.3人で最多でした。
歯科診療所の数や歯の治療への通院を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 衛生行政報告例
- 調査年: 2020年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004026973
- 備考: 2020年末時点で就業している歯科衛生士の数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2020年末時点で就業している歯科衛生士の数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
