2025年の1年間に、就職や転勤で県境をこえた20〜29歳は全国で1,119,335人。
移動の主役の世代を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告、2025年の数字。
東京都が233,968人で1位。
47都道府県の平均は23,815.6人、中央値は9,135人です。
1位と47位の間には78.7倍の開き、人口10万人あたりでは4.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
23,816人
20〜29歳の県外からの転入者数(2025年)
最も多い 東京都
233,968人
最も少ない 鳥取県
2,974人
20代の転入が多い上位5都府県
20代の転入が多い上位5都府県です。
東京都は233,968人、神奈川県は110,711人、大阪府は87,454人でした。
東京都は2位の神奈川県の2.11倍です。
4位は埼玉県で83,675人、5位は千葉県で73,514人。
上位5で全国の52.6パーセント、上位3で38.6パーセント、上位10で69.7パーセントでした。
1位だけで20.9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は23,815.6人なので、1位は平均の9.8倍。
中央値の9,135人と比べると25.6倍にあたります。
6位以下は愛知県で58,335人、福岡県で41,867人、兵庫県で40,049人と続きました。
2位と3位の差は23,257人、3位と4位の差は3,779人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の47.4パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると344,679人。
これだけで全国の30.8パーセントにあたります。
1位だけで全国の20.9パーセントを占めました。
5人に1人が東京都に向かっています。
人口あたりでも東京都が1位です
以下は、2025年に県外から転入した20代の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は東京都の1,650.22人、2位は神奈川県1,200.12人、3位は千葉県1,176.04人。
4位以下は埼玉県、京都府と続きます。
逆に人口あたりの下位は秋田県420.85人、北海道394.69人。
東京都と北海道では4.2倍の開きです。
人口あたりでも東京都が1位で、若者の集中は人口の集中よりずっと強いことが分かります。
20代は就職・転職・転勤と、人生でいちばん移動の多い年代です。
この流れが各県の将来の人口を左右します。
当サイトの20代女性の転入の記事とあわせて見ると、男女の違いも見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が1,274.9人で最も多く、北海道が394.7人で最も少なくなります。
近畿7府県878.3人と九州・沖縄8県725.7人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
20代の転入が少ない下位5県
20代の転入が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は2,974人、46位の高知県は3,045人、45位の徳島県は3,470人でした。
1位の東京都とは78.7倍の差があります。
44位は秋田県で3,775人、43位は福井県で3,971人、42位は島根県で4,098人と続きます。
78.7倍という開きです。
全世代の転入の58.1倍を上回ります。
47都道府県の中央値は9,135人。
平均は23,815.6人なので、平均が中央値の2.6倍です。
47位の鳥取県は平均の12.5パーセント、中央値の32.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで20.9パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の1.27パーセントにあたる水準です。
46位との差は71人、45位との差は496人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には230,994人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 20〜29歳の県外からの転入者数 |
|---|---|
| 北海道 | 19,904人 |
| 青森県 | 5,673人 |
| 岩手県 | 6,099人 |
| 宮城県 | 17,568人 |
| 秋田県 | 3,775人 |
| 山形県 | 4,678人 |
| 福島県 | 8,724人 |
| 茨城県 | 22,619人 |
| 栃木県 | 16,080人 |
| 群馬県 | 14,887人 |
| 埼玉県 | 83,675人 |
| 千葉県 | 73,514人 |
| 東京都 | 233,968人 |
| 神奈川県 | 110,711人 |
| 新潟県 | 9,132人 |
| 富山県 | 5,726人 |
| 石川県 | 7,476人 |
| 福井県 | 3,971人 |
| 山梨県 | 5,721人 |
| 長野県 | 12,157人 |
| 岐阜県 | 13,662人 |
| 静岡県 | 24,169人 |
| 愛知県 | 58,335人 |
| 三重県 | 12,777人 |
| 滋賀県 | 12,860人 |
| 京都府 | 26,278人 |
| 大阪府 | 87,454人 |
| 兵庫県 | 40,049人 |
| 奈良県 | 8,339人 |
| 和歌山県 | 4,528人 |
| 鳥取県 | 2,974人 |
| 島根県 | 4,098人 |
| 岡山県 | 11,406人 |
| 広島県 | 18,050人 |
| 山口県 | 8,103人 |
| 徳島県 | 3,470人 |
| 香川県 | 6,216人 |
| 愛媛県 | 6,265人 |
| 高知県 | 3,045人 |
| 福岡県 | 41,867人 |
| 佐賀県 | 6,143人 |
| 長崎県 | 7,893人 |
| 熊本県 | 11,573人 |
| 大分県 | 7,484人 |
| 宮崎県 | 6,422人 |
| 鹿児島県 | 9,135人 |
| 沖縄県 | 10,682人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、千葉県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。
47都道府県の平均は23,815.6人、中央値は9,135人です。
東京都の233,968人は平均の9.8倍にあたります。
上位3で38.6パーセント、1位と47位で78.7倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が1,650.22人で最も多く、開きは4.2倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 20〜29歳の県外からの転入者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの20〜29歳の県外からの転入者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 233968 | 関東 | 1650.22 |
| 2 | 神奈川県 | 110711 | 関東 | 1200.12 |
| 3 | 大阪府 | 87454 | 近畿 | 998.68 |
| 4 | 埼玉県 | 83675 | 関東 | 1141.23 |
| 5 | 千葉県 | 73514 | 関東 | 1176.04 |
| 6 | 愛知県 | 58335 | 中部 | 781.97 |
| 7 | 福岡県 | 41867 | 九州 | 822.21 |
| 8 | 兵庫県 | 40049 | 近畿 | 750.4 |
| 9 | 京都府 | 26278 | 近畿 | 1042.78 |
| 10 | 静岡県 | 24169 | 中部 | 685.26 |
| 11 | 茨城県 | 22619 | 関東 | 806.09 |
| 12 | 北海道 | 19904 | 北海道 | 394.69 |
| 13 | 広島県 | 18050 | 中国 | 665.07 |
| 14 | 宮城県 | 17568 | 東北 | 781.49 |
| 15 | 栃木県 | 16080 | 関東 | 853.05 |
| 16 | 群馬県 | 14887 | 関東 | 787.67 |
| 17 | 岐阜県 | 13662 | 中部 | 713.05 |
| 18 | 滋賀県 | 12860 | 近畿 | 917.26 |
| 19 | 三重県 | 12777 | 近畿 | 746.76 |
| 20 | 長野県 | 12157 | 中部 | 611.83 |
| 21 | 熊本県 | 11573 | 九州 | 681.97 |
| 22 | 岡山県 | 11406 | 中国 | 622.94 |
| 23 | 沖縄県 | 10682 | 九州 | 728.65 |
| 24 | 鹿児島県 | 9135 | 九州 | 596.28 |
| 25 | 新潟県 | 9132 | 中部 | 435.06 |
| 26 | 福島県 | 8724 | 東北 | 500.52 |
| 27 | 奈良県 | 8339 | 近畿 | 648.95 |
| 28 | 山口県 | 8103 | 中国 | 632.55 |
| 29 | 長崎県 | 7893 | 九州 | 630.43 |
| 30 | 大分県 | 7484 | 九州 | 689.77 |
| 31 | 石川県 | 7476 | 中部 | 680.87 |
| 32 | 宮崎県 | 6422 | 九州 | 621.68 |
| 33 | 愛媛県 | 6265 | 四国 | 490.99 |
| 34 | 香川県 | 6216 | 四国 | 677.86 |
| 35 | 佐賀県 | 6143 | 九州 | 779.57 |
| 36 | 岩手県 | 6099 | 東北 | 532.66 |
| 37 | 富山県 | 5726 | 中部 | 574.32 |
| 38 | 山梨県 | 5721 | 中部 | 723.26 |
| 39 | 青森県 | 5673 | 東北 | 486.95 |
| 40 | 山形県 | 4678 | 東北 | 462.71 |
| 41 | 和歌山県 | 4528 | 近畿 | 514.55 |
| 42 | 島根県 | 4098 | 中国 | 638.32 |
| 43 | 福井県 | 3971 | 中部 | 537.35 |
| 44 | 秋田県 | 3775 | 東北 | 420.85 |
| 45 | 徳島県 | 3470 | 四国 | 506.57 |
| 46 | 高知県 | 3045 | 四国 | 464.18 |
| 47 | 鳥取県 | 2974 | 中国 | 560.08 |
このグラフについての豆知識
移動の4割超が20代
県境をこえた251万5,731人のうち、20代は111万9,335人と4割を超えます。
20代の動きが人の流れの本流であり、地方から見れば人口減少の最前線でもあります。
住民票の移動で数える統計
住民基本台帳人口移動報告は、住民票の届け出をもとに人の移動を毎月集計した統計です。
この記事は2025年の1年間の合計を使っています。
「県外からの転入」は、移動前の住所地の総数から同じ県内の移動ぶんを引いて当サイトで計算しました。
進学などで住民票を移さない引っ越しは数字に表れないことに注意してください。
数字の開き
1位の東京都は233,968人、47位の鳥取県は2,974人。
両者の間には78.7倍の開きがあります。
上位3で全国の38.6パーセント、上位10で69.7パーセントを占めます。
中央値は9,135人、平均は23,815.6人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと4.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
この2025年に県外から転入した20代の数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
いちばん近かったのは【県外からの転入】2025年の1年で251万5,731人で、順位相関は1でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.82)です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た20〜29歳の県外からの転入者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 17568 | 秋田県 3775 |
| 関東 | 東京都 233968 | 群馬県 14887 |
| 中部 | 愛知県 58335 | 福井県 3971 |
| 近畿 | 大阪府 87454 | 和歌山県 4528 |
| 中国 | 広島県 18050 | 鳥取県 2974 |
| 四国 | 愛媛県 6265 | 高知県 3045 |
| 九州 | 福岡県 41867 | 佐賀県 6143 |
まとめ
2025年に県外から転入した20代の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で233,968人、最も少ない鳥取県で2,974人でした。
1位と47位の間には78.7倍の開きがあります。
上位3で全国の38.6パーセント、上位10で69.7パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は9,135人、平均は23,815.6人でした。
人口10万人あたりに直すと4.2倍の開きになります。
2025年に県外から転入した20代の数の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、住民票の移動で数えた数字であること。
2つ目は、転入で、転出は含まれないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
人口10万人あたりでは東京都が1,650.22人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の49.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が1,274.9人で最多でした。
20代女性の転入や10代の転入を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 住民基本台帳人口移動報告(2025年)
- 調査年: 2025年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004044293
- 備考: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した20〜29歳の数。進学・就職・転勤の移動が中心。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2025年の1年間に他の都道府県から転入した20〜29歳の数。
進学・就職・転勤の移動が中心。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
