働く人のうち、テレワークが就業時間の2割未満にとどまる「ときどきテレワーク」の人はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の就業構造基本調査、2022年の都道府県別の数字。
東京都が14.84%で1位。
47都道府県の平均は7.89%、中央値は7.62%です。
最も高い14.84%と最も低い4.89%の差は9.95ポイント、倍率にすると3.03倍でした。
47都道府県の単純平均
7.9%
テレワークが就業時間の2割未満の有業者の割合(2022年)
最も多い 東京都
14.8%
最も少ない 島根県
4.9%
地図で見る
| 項目 | テレワークが就業時間の2割未満の有業者の割合 |
|---|---|
| 北海道 | 7.9% |
| 青森県 | 5.1% |
| 岩手県 | 6.2% |
| 宮城県 | 8.9% |
| 秋田県 | 5.0% |
| 山形県 | 5.7% |
| 福島県 | 6.0% |
| 茨城県 | 8.0% |
| 栃木県 | 8.1% |
| 群馬県 | 6.5% |
| 埼玉県 | 10.0% |
| 千葉県 | 11% |
| 東京都 | 14.8% |
| 神奈川県 | 12.2% |
| 新潟県 | 6.5% |
| 富山県 | 7.6% |
| 石川県 | 8.8% |
| 福井県 | 9.0% |
| 山梨県 | 7.3% |
| 長野県 | 7.2% |
| 岐阜県 | 7.1% |
| 静岡県 | 7.6% |
| 愛知県 | 10.6% |
| 三重県 | 8.0% |
| 滋賀県 | 9.6% |
| 京都府 | 10.4% |
| 大阪府 | 10.8% |
| 兵庫県 | 10.9% |
| 奈良県 | 9.6% |
| 和歌山県 | 5.5% |
| 鳥取県 | 6.2% |
| 島根県 | 4.9% |
| 岡山県 | 6.8% |
| 広島県 | 10.1% |
| 山口県 | 6.6% |
| 徳島県 | 5.8% |
| 香川県 | 8.0% |
| 愛媛県 | 7% |
| 高知県 | 5.9% |
| 福岡県 | 10.1% |
| 佐賀県 | 6.7% |
| 長崎県 | 6.8% |
| 熊本県 | 7.7% |
| 大分県 | 5.9% |
| 宮崎県 | 6.4% |
| 鹿児島県 | 5.5% |
| 沖縄県 | 8.9% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、千葉県、兵庫県、大阪府が続きます。
淡いのは島根県、秋田県、青森県でした。
47都道府県の平均は7.89%、中央値は7.62%です。
東京都の14.84%は平均を6.95ポイント上回ります。
1位と47位の差は9.95ポイント、倍率にすると3.03倍でした。
テレワーク実施率で並べ替えると東京都が39.79で最も高く、開きは6.19倍になります。
主指標で1位の東京都はテレワーク実施率では1位、テレワーク実施率で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | テレワークが就業時間の2割未満の有業者の割合(%) | 地方 | テレワーク実施率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 14.84 | 関東 | 39.79 |
| 2 | 神奈川県 | 12.18 | 関東 | 30.03 |
| 3 | 千葉県 | 11 | 関東 | 23.93 |
| 4 | 兵庫県 | 10.85 | 近畿 | 17.75 |
| 5 | 大阪府 | 10.8 | 近畿 | 19.73 |
| 6 | 愛知県 | 10.61 | 中部 | 18.11 |
| 7 | 京都府 | 10.43 | 近畿 | 17.52 |
| 8 | 福岡県 | 10.09 | 九州 | 15.47 |
| 9 | 広島県 | 10.06 | 中国 | 14.73 |
| 10 | 埼玉県 | 10.01 | 関東 | 21.68 |
| 11 | 滋賀県 | 9.59 | 近畿 | 14.83 |
| 12 | 奈良県 | 9.56 | 近畿 | 15.78 |
| 13 | 福井県 | 8.98 | 中部 | 11.43 |
| 14 | 沖縄県 | 8.92 | 九州 | 14.05 |
| 15 | 宮城県 | 8.89 | 東北 | 13.92 |
| 16 | 石川県 | 8.81 | 中部 | 13.1 |
| 17 | 栃木県 | 8.06 | 関東 | 12.88 |
| 18 | 三重県 | 8.04 | 近畿 | 11.4 |
| 19 | 茨城県 | 8.03 | 関東 | 13.42 |
| 20 | 香川県 | 7.97 | 四国 | 11.26 |
| 21 | 北海道 | 7.89 | 北海道 | 12.25 |
| 22 | 熊本県 | 7.65 | 九州 | 10.95 |
| 23 | 静岡県 | 7.62 | 中部 | 11.42 |
| 23 | 富山県 | 7.62 | 中部 | 10.45 |
| 25 | 山梨県 | 7.31 | 中部 | 10.42 |
| 26 | 長野県 | 7.2 | 中部 | 10.55 |
| 27 | 岐阜県 | 7.07 | 中部 | 10.47 |
| 28 | 愛媛県 | 7 | 四国 | 9.67 |
| 29 | 長崎県 | 6.81 | 九州 | 9.81 |
| 30 | 岡山県 | 6.77 | 中国 | 9.77 |
| 31 | 佐賀県 | 6.66 | 九州 | 9 |
| 32 | 山口県 | 6.61 | 中国 | 9.2 |
| 33 | 群馬県 | 6.49 | 関東 | 9.41 |
| 33 | 新潟県 | 6.49 | 中部 | 8.76 |
| 35 | 宮崎県 | 6.35 | 九州 | 8.79 |
| 36 | 岩手県 | 6.21 | 東北 | 7.98 |
| 37 | 鳥取県 | 6.16 | 中国 | 7.84 |
| 38 | 福島県 | 6.01 | 東北 | 8.39 |
| 39 | 高知県 | 5.94 | 四国 | 7.59 |
| 40 | 大分県 | 5.85 | 九州 | 7.96 |
| 41 | 徳島県 | 5.79 | 四国 | 8.24 |
| 42 | 山形県 | 5.74 | 東北 | 7.93 |
| 43 | 鹿児島県 | 5.49 | 九州 | 7.58 |
| 44 | 和歌山県 | 5.45 | 近畿 | 7.69 |
| 45 | 青森県 | 5.07 | 東北 | 7.16 |
| 46 | 秋田県 | 4.97 | 東北 | 6.43 |
| 47 | 島根県 | 4.89 | 中国 | 7.11 |
就業時間の2割未満のテレワークが多い上位5都府県
就業時間の2割未満のテレワークが多い上位5都府県です。
東京都は14.84%、神奈川県は12.18%、千葉県は11%でした。
1位と2位の差は2.66ポイントです。
4位は兵庫県で10.85%、5位は大阪府で10.8%。
上位5はいずれも47都道府県の平均7.89%を上回りました。
1位の東京都は平均を6.95ポイント上回りました。
中央値の7.62%と比べると7.22ポイント高く、平均に対する比では1.88倍にあたります。
6位以下は愛知県で10.61%、京都府で10.43%、福岡県で10.09%と続きました。
2位と3位の差は1.18ポイント、3位と4位の差は0.15ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.71ポイントでした。
1位から5位までの幅は4.04ポイント、1位から8位までの幅は4.75ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都はテレワーク実施率でも1位に入っています。
全国の値は9.76%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東京都の14.84パーセント。
47都道府県の平均7.89パーセントの2倍近い水準です。
ほぼ在宅勤務とは差の開き方が違います
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は就業時間の2割未満だけテレワークの人の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
テレワーク実施率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の39.79、2位は神奈川県の30.03、3位は千葉県の23.93。
4位以下は埼玉県、大阪府と続きます。
逆に下位は島根県が7.11、秋田県が6.43。
東京都と秋田県では6.19倍の開きです。
ほぼ在宅勤務の差が19.9倍なのに対し、ときどきテレワークは3倍。
軽いテレワークは地方にもそれなりに広がっているということです。
出社を基本にしつつ、必要なときだけ在宅にする働き方は、職種を選ばず取り入れやすいのだと考えられます。
当サイトのほぼ在宅勤務の人の記事と並べて読むと、働き方の濃淡が見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が10.09%で最も高く、東北6県が6.15%で最も低くなります。
近畿7府県9.25%と中部9県7.97%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
就業時間の2割未満のテレワークが少ない下位5県
就業時間の2割未満のテレワークが少ない下位5県です。
47位の島根県は4.89%、46位の秋田県は4.97%、45位の青森県は5.07%でした。
1位の東京都とは9.95ポイントの差があります。
44位は和歌山県で5.45%、43位は鹿児島県で5.49%、42位は山形県で5.74%と続きます。
下位の県も5パーセント前後あります。
1位と47位の差は3倍にとどまります。
47都道府県の中央値は7.62%、平均は7.89%です。
47位の島根県は平均を3ポイント下回りました。
47位の島根県は1位の東京都の33.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.03倍の開きです。
46位との差は0.08ポイント、45位との差は0.18ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.85ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均7.89%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.6ポイントです。
島根県はテレワーク実施率では46位です。
全国の値は9.76%なので、47位はこれを4.87ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
最も多いテレワークの形
テレワークをした人の頻度で最も多いのは、就業時間の2割未満という軽い使い方です。
47都道府県の平均で7.89パーセント。
テレワーク実施率12.63パーセントの6割を占めます。
5年に一度の大きな調査
就業構造基本調査は5年ごとに行われる調査で、これは2022年(令和4年)10月分です。
全国の約54万世帯を対象にした標本調査で、ふだんの就業の状態を聞いています。
公表されているのは人数なので、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にしました。
推計値がもとのため、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の東京都は14.84%、47位の島根県は4.89%。
差は9.95ポイント、倍率にすると3.03倍です。
中央値は7.62%、平均は7.89%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.27ポイントの差でした。
テレワーク実施率で並べ替えると開きは6.19倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この就業時間の2割未満だけテレワークの人の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【テレワーク実施率】全国18.9%、都市と地方で6倍のひらき(順位相関0.98)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント(順位相関-0.89)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見たテレワークが就業時間の2割未満の有業者の割合
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 8.89 | 秋田県 4.97 |
| 関東 | 東京都 14.84 | 群馬県 6.49 |
| 中部 | 愛知県 10.61 | 新潟県 6.49 |
| 近畿 | 兵庫県 10.85 | 和歌山県 5.45 |
| 中国 | 広島県 10.06 | 島根県 4.89 |
| 四国 | 香川県 7.97 | 徳島県 5.79 |
| 九州 | 福岡県 10.09 | 鹿児島県 5.49 |
まとめ
ときどきテレワークの人の割合を47都道府県で比べると、最も高い東京都で14.84%、最も低い島根県で4.89%でした。
その差は9.95ポイント、倍率にすると3.03倍です。
47都道府県の中央値は7.62%、平均は7.89%でした。
全国の値は9.76%です。
テレワーク実施率で並べ替えると開きは6.19倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
就業時間の2割未満だけテレワークの人の割合をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、過去1年間の就業時間に対する割合であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
テレワーク実施率では東京都が39.79で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が10.09%で最も高く、東北6県が6.15%で最も低くなりました。
ほぼ在宅勤務の人やテレワーク実施率を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の東京都と2位の神奈川県の差は2.66ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 就業構造基本調査(都道府県別の人数から当サイトで割合を計算)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004008505
- 備考: 有業者のうちテレワークが就業時間の20%未満にとどまる人の割合。2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標はテレワーク実施率
注記: 有業者のうちテレワークが就業時間の20%未満にとどまる人の割合。
2022年10月時点の調査で、区分の人数を分母の人数で割って当サイトで割合にした。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標はテレワーク実施率
