テレビやカメラ、楽器などに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
愛媛県が4,024円で1位。
47都道府県の平均は1,385円、中央値は1,217円です。
1位と47位の差は8.53倍、消費支出に占める割合で見ると9倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,385円
1か月の教養娯楽用耐久財への支出(2024年)
最も多い 愛媛県
4,024円
最も少ない 秋田県
472円
地図で見る
| 項目 | 1か月の教養娯楽用耐久財への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,233円 |
| 青森県 | 740円 |
| 岩手県 | 603円 |
| 宮城県 | 1,407円 |
| 秋田県 | 472円 |
| 山形県 | 1,649円 |
| 福島県 | 1,049円 |
| 茨城県 | 1,519円 |
| 栃木県 | 1,637円 |
| 群馬県 | 794円 |
| 埼玉県 | 2,084円 |
| 千葉県 | 2,267円 |
| 東京都 | 1,811円 |
| 神奈川県 | 2,101円 |
| 新潟県 | 1,132円 |
| 富山県 | 1,677円 |
| 石川県 | 1,044円 |
| 福井県 | 1,217円 |
| 山梨県 | 2,608円 |
| 長野県 | 1,419円 |
| 岐阜県 | 957円 |
| 静岡県 | 2,542円 |
| 愛知県 | 1,382円 |
| 三重県 | 1,541円 |
| 滋賀県 | 1,111円 |
| 京都府 | 1,310円 |
| 大阪府 | 1,533円 |
| 兵庫県 | 1,439円 |
| 奈良県 | 906円 |
| 和歌山県 | 895円 |
| 鳥取県 | 1,833円 |
| 島根県 | 794円 |
| 岡山県 | 1,208円 |
| 広島県 | 1,952円 |
| 山口県 | 610円 |
| 徳島県 | 1,232円 |
| 香川県 | 1,111円 |
| 愛媛県 | 4,024円 |
| 高知県 | 859円 |
| 福岡県 | 1,186円 |
| 佐賀県 | 1,087円 |
| 長崎県 | 737円 |
| 熊本県 | 2,245円 |
| 大分県 | 1,158円 |
| 宮崎県 | 1,128円 |
| 鹿児島県 | 741円 |
| 沖縄県 | 1,096円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛媛県です。
次いで山梨県、静岡県、千葉県、熊本県が続きます。
淡いのは秋田県、岩手県、山口県でした。
47都道府県の平均は1,385円、中央値は1,217円です。
愛媛県の4,024円は平均の2.91倍にあたります。
1位と47位で8.53倍の開きがありました。
金額の差は月あたり3,552円です。
消費支出に占める割合で見ると愛媛県が1.8パーセントで最も高く、開きは9倍になります。
金額1位の愛媛県は割合では1位、割合1位の愛媛県は金額では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の教養娯楽用耐久財への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛媛県 | 4024 | 四国 | 1.8 |
| 2 | 山梨県 | 2608 | 中部 | 1 |
| 3 | 静岡県 | 2542 | 中部 | 0.99 |
| 4 | 千葉県 | 2267 | 関東 | 0.83 |
| 5 | 熊本県 | 2245 | 九州 | 0.96 |
| 6 | 神奈川県 | 2101 | 関東 | 0.79 |
| 7 | 埼玉県 | 2084 | 関東 | 0.83 |
| 8 | 広島県 | 1952 | 中国 | 0.76 |
| 9 | 鳥取県 | 1833 | 中国 | 0.66 |
| 10 | 東京都 | 1811 | 関東 | 0.69 |
| 11 | 富山県 | 1677 | 中部 | 0.59 |
| 12 | 山形県 | 1649 | 東北 | 0.64 |
| 13 | 栃木県 | 1637 | 関東 | 0.63 |
| 14 | 三重県 | 1541 | 近畿 | 0.66 |
| 15 | 大阪府 | 1533 | 近畿 | 0.63 |
| 16 | 茨城県 | 1519 | 関東 | 0.56 |
| 17 | 兵庫県 | 1439 | 近畿 | 0.56 |
| 18 | 長野県 | 1419 | 中部 | 0.54 |
| 19 | 宮城県 | 1407 | 東北 | 0.56 |
| 20 | 愛知県 | 1382 | 中部 | 0.54 |
| 21 | 京都府 | 1310 | 近畿 | 0.55 |
| 22 | 北海道 | 1233 | 北海道 | 0.54 |
| 23 | 徳島県 | 1232 | 四国 | 0.51 |
| 24 | 福井県 | 1217 | 中部 | 0.46 |
| 25 | 岡山県 | 1208 | 中国 | 0.51 |
| 26 | 福岡県 | 1186 | 九州 | 0.53 |
| 27 | 大分県 | 1158 | 九州 | 0.48 |
| 28 | 新潟県 | 1132 | 中部 | 0.44 |
| 29 | 宮崎県 | 1128 | 九州 | 0.53 |
| 30 | 香川県 | 1111 | 四国 | 0.47 |
| 30 | 滋賀県 | 1111 | 近畿 | 0.39 |
| 32 | 沖縄県 | 1096 | 九州 | 0.51 |
| 33 | 佐賀県 | 1087 | 九州 | 0.48 |
| 34 | 福島県 | 1049 | 東北 | 0.41 |
| 35 | 石川県 | 1044 | 中部 | 0.38 |
| 36 | 岐阜県 | 957 | 中部 | 0.37 |
| 37 | 奈良県 | 906 | 近畿 | 0.35 |
| 38 | 和歌山県 | 895 | 近畿 | 0.41 |
| 39 | 高知県 | 859 | 四国 | 0.39 |
| 40 | 群馬県 | 794 | 関東 | 0.3 |
| 40 | 島根県 | 794 | 中国 | 0.3 |
| 42 | 鹿児島県 | 741 | 九州 | 0.33 |
| 43 | 青森県 | 740 | 東北 | 0.35 |
| 44 | 長崎県 | 737 | 九州 | 0.31 |
| 45 | 山口県 | 610 | 中国 | 0.26 |
| 46 | 岩手県 | 603 | 東北 | 0.24 |
| 47 | 秋田県 | 472 | 東北 | 0.2 |
教養娯楽用耐久財への支出が多い上位5県
教養娯楽用耐久財への支出が多い上位5県です。
愛媛県は4,024円、山梨県は2,608円、静岡県は2,542円でした。
愛媛県は2位の山梨県の1.54倍です。
4位は千葉県で2,267円、5位は熊本県で2,245円。
6位以下は神奈川県、埼玉県、広島県と続きました。
47都道府県の平均は1,385円、中央値は1,217円です。
1位の愛媛県は平均を2,639円上回り、平均の2.91倍にあたります。
2位と3位の差は66円、3位と4位の差は275円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の愛媛県は48,288円ほどになります。
上位5県の平均は2,737円で、47都道府県の平均を1,352円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は1,779円あります。
中央値と比べると1位は3.31倍でした。
1位は四国の県でした。
全国の平均を大きく上回ります。
1位の愛媛県と5位の熊本県の差は1,779円、1位と8位の差は2,072円でした。
消費支出に占める割合で見ます
ここから先は、1世帯当たりの教養娯楽用耐久財への支出がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は愛媛県の1.8パーセント、2位は山梨県1パーセント、3位は静岡県0.99パーセント。
4位以下は熊本県、埼玉県と続きます。
逆に割合の下位は岩手県0.24パーセント、秋田県0.2パーセント。
愛媛県と秋田県では9倍の開きです。
47都道府県の平均は0.56パーセントでした。
消費支出に占める割合で見ても1位は変わりません。
数年に一度の大きな買いものなので、年による振れが大きい費目です。
テレビやパソコンは、買い替えの時期が重なると特定の年に支出が集中します。
1年だけの数字で県の特徴を決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。
地方別に県の平均を出すと、四国4県が1,807円で最も高く、東北6県が987円で最も低くなります。
関東7都県1,745円と中部9県1,553円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
教養娯楽用耐久財への支出が少ない下位5県
教養娯楽用耐久財への支出が少ない下位5県です。
47位の秋田県は472円、46位の岩手県は603円、45位の山口県は610円でした。
1位の愛媛県とは8.53倍の差があります。
44位は長崎県で737円、43位は青森県で740円、42位は鹿児島県で741円と続きます。
47位は東北の県でした。
1位との差は8.53倍にのぼります。
47位の秋田県は平均の34.1パーセント、中央値の38.8パーセントにあたります。
平均との差は913円でした。
1位と47位の差は月あたり3,552円。
1年に直すと42,624円の開きになります。
46位との差は131円、45位との差は138円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は632円。
47都道府県の平均を753円下回り、上位5県との差は2,105円になります。
47位の秋田県と43位の青森県の差は268円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。
地方別に見る
教養娯楽用耐久財への支出は、年による振れが大きい項目です。
地方別に県の平均を出すと、四国4県が1,807円で最も高くなります。
次いで関東7都県が1,745円、中部9県が1,553円、中国5県が1,279円と続きました。
低いほうは近畿7府県が1,248円、北海道が1,233円、九州・沖縄8県が1,172円、東北6県が987円でした。
消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
四国4県が0.79パーセント、関東7都県が0.66パーセント、中部9県が0.59パーセントの順に高く、最も低いのは東北6県が0.4パーセントです。
このグラフについての豆知識
数年に一度の買いもの
教養娯楽用耐久財にはテレビ、パソコン、カメラ、楽器、ビデオ機器などが含まれます。
どれも数年に一度しか買わないものです。
標本調査ではとくに年による振れが大きくなります。
家計調査とは対象が違う
当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。
数字の開き
1位の愛媛県は4,024円、47位の秋田県は472円。
両者の間には8.53倍、金額にして月3,552円の開きがあります。
47都道府県の平均は1,385円、中央値は1,217円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると愛媛県が1.8パーセントで最も高く、平均は0.56パーセント。
開きは9倍になります。
順位の並びがにている記事
1世帯当たりの教養娯楽用耐久財への支出の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
0.6という高い相関を示したのが【准看の平均月給】全国27.4万円、看護師より4万円低いでした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【プールの数】全国6,386か所、屋内と屋外では上位の顔ぶれが入れ替わります(相関-0.5)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た1か月の教養娯楽用耐久財への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 1649 | 秋田県 472 |
| 関東 | 千葉県 2267 | 群馬県 794 |
| 中部 | 山梨県 2608 | 岐阜県 957 |
| 近畿 | 三重県 1541 | 和歌山県 895 |
| 中国 | 広島県 1952 | 山口県 610 |
| 四国 | 愛媛県 4024 | 高知県 859 |
| 九州 | 熊本県 2245 | 長崎県 737 |
まとめ
1か月の教養娯楽用耐久財への支出を47都道府県で比べると、最も高い愛媛県で4,024円、最も低い秋田県で472円でした。
1位と47位の差は8.53倍です。
47都道府県の平均は1,385円、中央値は1,217円。
1位と47位の金額の差は月あたり3,552円、1年で42,624円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは9倍でした。
1世帯当たりの教養娯楽用耐久財への支出の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、買う頻度が低く年による振れが非常に大きいこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では愛媛県が1.8パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと四国4県が1,807円で最も高く、消費支出に占める割合では四国4県が0.79パーセントで最も高くなりました。
教養娯楽用品や家庭用耐久財への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【1か月のおもちゃ代】平均571円、差は3.81倍
- 【1か月のスポーツ用品代】平均919円、差は4.59倍
出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010901)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010901)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
