2025年の1年間に、県境をこえて出ていった人は全国で2,515,731人。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告、2025年の数字。
東京都が386,624人で1位。
47都道府県の平均は53,526.2人、中央値は29,444人です。
1位と47位の間には39.4倍の開き、人口10万人あたりでは2.3倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
53,526人
県外への転出者数(2025年)
最も多い 東京都
386,624人
最も少ない 鳥取県
9,809人
県外への転出が多い上位5都府県
県外への転出が多い上位5都府県です。
東京都は386,624人、神奈川県は207,386人、大阪府は168,565人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.86倍です。
4位は埼玉県で165,896人、5位は千葉県で157,412人。
上位5で全国の43.2パーセント、上位3で30.3パーセント、上位10で60.9パーセントでした。
1位だけで15.4パーセントを占めます。
47都道府県の平均は53,526.2人なので、1位は平均の7.2倍。
中央値の29,444人と比べると13.1倍にあたります。
6位以下は愛知県で127,037人、福岡県で97,317人、兵庫県で97,031人と続きました。
2位と3位の差は38,821人、3位と4位の差は2,669人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の56.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると594,010人。
これだけで全国の23.6パーセントにあたります。
1位だけで全国の15.4パーセントを占めました。
転出でも東京都が1位です。
人口あたりでも東京都が1位です
以下は、2025年に県外へ引っ越していった人の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は東京都の2,726.93人、2位は千葉県2,518.19人、3位は京都府2,467.58人。
4位以下は埼玉県、神奈川県と続きます。
逆に人口あたりの下位は新潟県1,357.74人、北海道1,166.33人。
東京都と北海道では2.3倍の開きです。
転入も転出も1位は東京都です。
東京都は人を集めるだけでなく、送り出す量も日本一の「人の交差点」だと分かります。
転入45万人に対し転出は39万人。
差し引きでは東京都の転入超過が続いています。
当サイトの県外からの転入の記事と並べて読んでみてください。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が2,422.7人で最も多く、北海道が1,166.3人で最も少なくなります。
近畿7府県1,972.9人と九州・沖縄8県1,960.4人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
県外への転出が少ない下位5県
県外への転出が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は9,809人、46位の高知県は11,046人、45位の徳島県は11,602人でした。
1位の東京都とは39.4倍の差があります。
44位は島根県で12,140人、43位は福井県で12,819人、42位は秋田県で13,685人と続きます。
39.4倍という開きです。
転入の58.1倍よりは小さくなっています。
47都道府県の中央値は29,444人。
平均は53,526.2人なので、平均が中央値の1.8倍です。
47位の鳥取県は平均の18.3パーセント、中央値の33.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15.4パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の2.54パーセントにあたる水準です。
46位との差は1,237人、45位との差は1,793人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には376,815人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 県外への転出者数 |
|---|---|
| 北海道 | 58,818人 |
| 青森県 | 20,343人 |
| 岩手県 | 19,802人 |
| 宮城県 | 44,887人 |
| 秋田県 | 13,685人 |
| 山形県 | 16,182人 |
| 福島県 | 29,985人 |
| 茨城県 | 61,643人 |
| 栃木県 | 39,064人 |
| 群馬県 | 37,459人 |
| 埼玉県 | 165,896人 |
| 千葉県 | 157,412人 |
| 東京都 | 386,624人 |
| 神奈川県 | 207,386人 |
| 新潟県 | 28,499人 |
| 富山県 | 15,906人 |
| 石川県 | 21,450人 |
| 福井県 | 12,819人 |
| 山梨県 | 15,938人 |
| 長野県 | 33,136人 |
| 岐阜県 | 36,697人 |
| 静岡県 | 62,587人 |
| 愛知県 | 127,037人 |
| 三重県 | 35,434人 |
| 滋賀県 | 29,444人 |
| 京都府 | 62,183人 |
| 大阪府 | 168,565人 |
| 兵庫県 | 97,031人 |
| 奈良県 | 24,963人 |
| 和歌山県 | 14,298人 |
| 鳥取県 | 9,809人 |
| 島根県 | 12,140人 |
| 岡山県 | 33,306人 |
| 広島県 | 53,237人 |
| 山口県 | 25,656人 |
| 徳島県 | 11,602人 |
| 香川県 | 18,286人 |
| 愛媛県 | 22,094人 |
| 高知県 | 11,046人 |
| 福岡県 | 97,317人 |
| 佐賀県 | 16,985人 |
| 長崎県 | 26,588人 |
| 熊本県 | 31,256人 |
| 大分県 | 22,274人 |
| 宮崎県 | 20,087人 |
| 鹿児島県 | 29,817人 |
| 沖縄県 | 29,058人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、千葉県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。
47都道府県の平均は53,526.2人、中央値は29,444人です。
東京都の386,624人は平均の7.2倍にあたります。
上位3で30.3パーセント、1位と47位で39.4倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が2,726.93人で最も多く、開きは2.3倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 県外への転出者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの県外への転出者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 386624 | 関東 | 2726.93 |
| 2 | 神奈川県 | 207386 | 関東 | 2248.09 |
| 3 | 大阪府 | 168565 | 近畿 | 1924.92 |
| 4 | 埼玉県 | 165896 | 関東 | 2262.63 |
| 5 | 千葉県 | 157412 | 関東 | 2518.19 |
| 6 | 愛知県 | 127037 | 中部 | 1702.91 |
| 7 | 福岡県 | 97317 | 九州 | 1911.17 |
| 8 | 兵庫県 | 97031 | 近畿 | 1818.08 |
| 9 | 静岡県 | 62587 | 中部 | 1774.51 |
| 10 | 京都府 | 62183 | 近畿 | 2467.58 |
| 11 | 茨城県 | 61643 | 関東 | 2196.83 |
| 12 | 北海道 | 58818 | 北海道 | 1166.33 |
| 13 | 広島県 | 53237 | 中国 | 1961.57 |
| 14 | 宮城県 | 44887 | 東北 | 1996.75 |
| 15 | 栃木県 | 39064 | 関東 | 2072.36 |
| 16 | 群馬県 | 37459 | 関東 | 1981.96 |
| 17 | 岐阜県 | 36697 | 中部 | 1915.29 |
| 18 | 三重県 | 35434 | 近畿 | 2070.95 |
| 19 | 岡山県 | 33306 | 中国 | 1819.01 |
| 20 | 長野県 | 33136 | 中部 | 1667.64 |
| 21 | 熊本県 | 31256 | 九州 | 1841.84 |
| 22 | 福島県 | 29985 | 東北 | 1720.31 |
| 23 | 鹿児島県 | 29817 | 九州 | 1946.28 |
| 24 | 滋賀県 | 29444 | 近畿 | 2100.14 |
| 25 | 沖縄県 | 29058 | 九州 | 1982.13 |
| 26 | 新潟県 | 28499 | 中部 | 1357.74 |
| 27 | 長崎県 | 26588 | 九州 | 2123.64 |
| 28 | 山口県 | 25656 | 中国 | 2002.81 |
| 29 | 奈良県 | 24963 | 近畿 | 1942.65 |
| 30 | 大分県 | 22274 | 九州 | 2052.9 |
| 31 | 愛媛県 | 22094 | 四国 | 1731.5 |
| 32 | 石川県 | 21450 | 中部 | 1953.55 |
| 33 | 青森県 | 20343 | 東北 | 1746.18 |
| 34 | 宮崎県 | 20087 | 九州 | 1944.53 |
| 35 | 岩手県 | 19802 | 東北 | 1729.43 |
| 36 | 香川県 | 18286 | 四国 | 1994.11 |
| 37 | 佐賀県 | 16985 | 九州 | 2155.46 |
| 38 | 山形県 | 16182 | 東北 | 1600.59 |
| 39 | 山梨県 | 15938 | 中部 | 2014.92 |
| 40 | 富山県 | 15906 | 中部 | 1595.39 |
| 41 | 和歌山県 | 14298 | 近畿 | 1624.77 |
| 42 | 秋田県 | 13685 | 東北 | 1525.64 |
| 43 | 福井県 | 12819 | 中部 | 1734.64 |
| 44 | 島根県 | 12140 | 中国 | 1890.97 |
| 45 | 徳島県 | 11602 | 四国 | 1693.72 |
| 46 | 高知県 | 11046 | 四国 | 1683.84 |
| 47 | 鳥取県 | 9809 | 中国 | 1847.27 |
このグラフについての豆知識
転入と転出はセットで見る
全国の転出の合計は転入の合計と同じ251万5,731人です。
誰かの転出は必ず誰かの転入だからです。
県ごとの増減は、転入と転出の差し引き(転入超過)で決まります。
住民票の移動で数える統計
住民基本台帳人口移動報告は、住民票の届け出をもとに人の移動を毎月集計した統計です。
この記事は2025年の1年間の合計を使っています。
「県外からの転入」は、移動前の住所地の総数から同じ県内の移動ぶんを引いて当サイトで計算しました。
住民票を移さない引っ越しは数字に表れないことに注意してください。
数字の開き
1位の東京都は386,624人、47位の鳥取県は9,809人。
両者の間には39.4倍の開きがあります。
上位3で全国の30.3パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
中央値は29,444人、平均は53,526.2人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
2025年に県外へ引っ越していった人の数の順位で探してみます。
いちばん近かったのは【県外からの転入】2025年の1年で251万5,731人で、順位相関は0.99でした。
正反対だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きていますで、相関は-0.8です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た県外への転出者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 44887 | 秋田県 13685 |
| 関東 | 東京都 386624 | 群馬県 37459 |
| 中部 | 愛知県 127037 | 福井県 12819 |
| 近畿 | 大阪府 168565 | 和歌山県 14298 |
| 中国 | 広島県 53237 | 鳥取県 9809 |
| 四国 | 愛媛県 22094 | 高知県 11046 |
| 九州 | 福岡県 97317 | 佐賀県 16985 |
まとめ
2025年に県外へ引っ越していった人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で386,624人、最も少ない鳥取県で9,809人でした。
1位と47位の間には39.4倍の開きがあります。
上位3で全国の30.3パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は29,444人、平均は53,526.2人でした。
人口10万人あたりに直すと2.3倍の開きになります。
2025年に県外へ引っ越していった人の数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、住民票の移動で数えた数字であること。
2つ目は、住民票を移さない引っ越しは含まれないこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
人口10万人あたりでは東京都が2,726.93人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の42パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が2,422.7人で最多でした。
県外からの転入や県内での引っ越しを比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【県外からの転入】2025年の1年で251万5,731人
- 【県内での引っ越し】2025年は267万4,817人、県外より多い
- 【20代の転入】年111万9,335人、移動の4割超
- 【転入者】が多い県は転出者も多いのか、47都道府県の人口移動を比較
- 【2016〜2020年に入居した世帯】全国583万9,500世帯
出典
- 統計名: 住民基本台帳人口移動報告(2025年)
- 調査年: 2025年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004044331
- 備考: 2025年の1年間に他の都道府県へ転出した人の数(住民票の移動ベース)。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 2025年の1年間に他の都道府県へ転出した人の数(住民票の移動ベース)。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
