3人目の子どもが生まれたとき、母親は平均で何歳だったのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の人口動態調査、2024年の数字。
東京都が35.7歳で1位。
47都道府県の平均は34.02歳、中央値は34歳です。
最も高い35.7歳と最も低い33.3歳の差は2.4歳、倍率にすると1.07倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
34歳
第3子の母の平均年齢(2024年)
最も多い 東京都
35.7歳
最も少ない 和歌山県
33.3歳
第3子の母の年齢が高い上位5都府県
第3子の母の年齢が高い上位5都府県です。
東京都は35.7歳、神奈川県は34.8歳、千葉県は34.6歳でした。
1位と2位の差は0.9歳です。
4位は秋田県で34.5歳、5位は新潟県で34.5歳。
上位5はいずれも47都道府県の平均34.02歳を上回りました。
1位の東京都は平均を1.68歳上回りました。
中央値の34歳と比べると1.7歳高く、平均に対する比では1.05倍にあたります。
6位以下は埼玉県で34.4歳、富山県で34.4歳、長野県で34.4歳と続きました。
2位と3位の差は0.2歳、3位と4位の差は0.1歳。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.1歳でした。
1位から5位までの幅は1.2歳、1位から8位までの幅は1.3歳でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都は第3子の父の平均年齢でも1位に入っています。
全国の値は34.2歳で、上位5はいずれもこれを上回りました。
上位は大都市圏の都府県です。
出生順位が上がっても並びはほとんど変わりません。
第3子の父の年齢と並べて見ます
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は第3子を産んだ母の平均年齢の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
第3子の父の平均年齢で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の37.7、2位は神奈川県の36.7、3位は千葉県の36.6。
4位以下は長野県、埼玉県と続きます。
逆に下位は長崎県が34.9、宮崎県が34.8。
東京都と宮崎県では1.08倍の開きです。
第3子の父の年齢と並べると、どの都道府県でも父のほうが1.9歳ほど上でした。
第2子から第3子までの間隔は1.1歳。
第1子から第2子までの2.1歳の半分ほどです。
3人目を持つ家庭は、子どもを続けて持つ傾向があると読むこともできます。
ただしこの数字だけからは断定できません。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が34.53歳で最も高く、九州・沖縄8県が33.66歳で最も低くなります。
中部9県34.2歳と東北6県34.07歳がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
第3子の母の年齢が低い下位5県
第3子の母の年齢が低い下位5県です。
47位の宮崎県は33.3歳、46位の和歌山県は33.3歳、45位の愛媛県は33.4歳でした。
1位の東京都とは2.4歳の差があります。
44位は山口県で33.4歳、43位は鳥取県で33.5歳、42位は沖縄県で33.6歳と続きます。
下位は九州の県でした。
全国の平均を0.9歳ほど下回ります。
47都道府県の中央値は34歳、平均は34.02歳です。
47位の宮崎県は平均を0.72歳下回りました。
47位の宮崎県は1位の東京都の93.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.07倍の開きです。
46位との差は0歳、45位との差は0.1歳。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.3歳しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均34.02歳を下回りました。
47位から43位までの幅は0.2歳です。
宮崎県は第3子の父の平均年齢では47位です。
全国の値は34.2歳なので、47位はこれを0.9歳下回っています。
地方別に見る
第3子の母の年齢は、出生順位のなかで最も高くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が34.53歳で最も高くなります。
次いで中部9県が34.2歳、東北6県が34.07歳、北海道が34歳と続きました。
低いほうは近畿7府県が34歳、四国4県が33.8歳、中国5県が33.7歳、九州・沖縄8県が33.66歳でした。
最も高い関東7都県と最も低い九州・沖縄8県の差は0.87歳です。
第3子の父の平均年齢で見ると関東7都県が最も高く、九州・沖縄8県が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 第3子の母の平均年齢 |
|---|---|
| 北海道 | 34歳 |
| 青森県 | 33.9歳 |
| 岩手県 | 34歳 |
| 宮城県 | 34.1歳 |
| 秋田県 | 34.5歳 |
| 山形県 | 34.3歳 |
| 福島県 | 33.6歳 |
| 茨城県 | 34.1歳 |
| 栃木県 | 34.1歳 |
| 群馬県 | 34歳 |
| 埼玉県 | 34.4歳 |
| 千葉県 | 34.6歳 |
| 東京都 | 35.7歳 |
| 神奈川県 | 34.8歳 |
| 新潟県 | 34.5歳 |
| 富山県 | 34.4歳 |
| 石川県 | 34.3歳 |
| 福井県 | 34.1歳 |
| 山梨県 | 33.9歳 |
| 長野県 | 34.4歳 |
| 岐阜県 | 33.8歳 |
| 静岡県 | 34.3歳 |
| 愛知県 | 34.1歳 |
| 三重県 | 33.8歳 |
| 滋賀県 | 34.3歳 |
| 京都府 | 34.3歳 |
| 大阪府 | 33.9歳 |
| 兵庫県 | 34.2歳 |
| 奈良県 | 34.2歳 |
| 和歌山県 | 33.3歳 |
| 鳥取県 | 33.5歳 |
| 島根県 | 34.2歳 |
| 岡山県 | 33.7歳 |
| 広島県 | 33.7歳 |
| 山口県 | 33.4歳 |
| 徳島県 | 34.1歳 |
| 香川県 | 33.7歳 |
| 愛媛県 | 33.4歳 |
| 高知県 | 34歳 |
| 福岡県 | 33.8歳 |
| 佐賀県 | 33.8歳 |
| 長崎県 | 33.6歳 |
| 熊本県 | 33.8歳 |
| 大分県 | 33.8歳 |
| 宮崎県 | 33.3歳 |
| 鹿児島県 | 33.6歳 |
| 沖縄県 | 33.6歳 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、千葉県、秋田県、新潟県が続きます。
淡いのは宮崎県、和歌山県、愛媛県でした。
47都道府県の平均は34.02歳、中央値は34歳です。
東京都の35.7歳は平均を1.68歳上回ります。
1位と47位の差は2.4歳、倍率にすると1.07倍でした。
第3子の父の平均年齢で並べ替えると東京都が37.7で最も高く、開きは1.08倍になります。
主指標で1位の東京都は第3子の父の平均年齢では1位、第3子の父の平均年齢で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 第3子の母の平均年齢(歳) | 地方 | 第3子の父の平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 35.7 | 関東 | 37.7 |
| 2 | 神奈川県 | 34.8 | 関東 | 36.7 |
| 3 | 千葉県 | 34.6 | 関東 | 36.6 |
| 4 | 秋田県 | 34.5 | 東北 | 36 |
| 4 | 新潟県 | 34.5 | 中部 | 36.2 |
| 6 | 埼玉県 | 34.4 | 関東 | 36.3 |
| 6 | 長野県 | 34.4 | 中部 | 36.4 |
| 6 | 富山県 | 34.4 | 中部 | 36.2 |
| 9 | 京都府 | 34.3 | 近畿 | 36.3 |
| 9 | 山形県 | 34.3 | 東北 | 35.8 |
| 9 | 滋賀県 | 34.3 | 近畿 | 36.1 |
| 9 | 静岡県 | 34.3 | 中部 | 36.2 |
| 9 | 石川県 | 34.3 | 中部 | 36 |
| 14 | 島根県 | 34.2 | 中国 | 35.9 |
| 14 | 奈良県 | 34.2 | 近畿 | 36.2 |
| 14 | 兵庫県 | 34.2 | 近畿 | 36.1 |
| 17 | 愛知県 | 34.1 | 中部 | 36.1 |
| 17 | 茨城県 | 34.1 | 関東 | 35.9 |
| 17 | 宮城県 | 34.1 | 東北 | 36 |
| 17 | 徳島県 | 34.1 | 四国 | 35.9 |
| 17 | 栃木県 | 34.1 | 関東 | 36.1 |
| 17 | 福井県 | 34.1 | 中部 | 35.7 |
| 23 | 岩手県 | 34 | 東北 | 35.7 |
| 23 | 群馬県 | 34 | 関東 | 35.7 |
| 23 | 高知県 | 34 | 四国 | 36 |
| 23 | 北海道 | 34 | 北海道 | 36.1 |
| 27 | 山梨県 | 33.9 | 中部 | 35.8 |
| 27 | 青森県 | 33.9 | 東北 | 36.2 |
| 27 | 大阪府 | 33.9 | 近畿 | 35.9 |
| 30 | 岐阜県 | 33.8 | 中部 | 36.2 |
| 30 | 熊本県 | 33.8 | 九州 | 35.4 |
| 30 | 佐賀県 | 33.8 | 九州 | 35.3 |
| 30 | 三重県 | 33.8 | 近畿 | 35.8 |
| 30 | 大分県 | 33.8 | 九州 | 35.3 |
| 30 | 福岡県 | 33.8 | 九州 | 35.6 |
| 36 | 岡山県 | 33.7 | 中国 | 35.3 |
| 36 | 広島県 | 33.7 | 中国 | 35.6 |
| 36 | 香川県 | 33.7 | 四国 | 35.4 |
| 39 | 沖縄県 | 33.6 | 九州 | 35.3 |
| 39 | 鹿児島県 | 33.6 | 九州 | 35.4 |
| 39 | 長崎県 | 33.6 | 九州 | 34.9 |
| 39 | 福島県 | 33.6 | 東北 | 35.8 |
| 43 | 鳥取県 | 33.5 | 中国 | 35 |
| 44 | 愛媛県 | 33.4 | 四国 | 35 |
| 44 | 山口県 | 33.4 | 中国 | 35.2 |
| 46 | 宮崎県 | 33.3 | 九州 | 34.8 |
| 46 | 和歌山県 | 33.3 | 近畿 | 35.1 |
このグラフについての豆知識
出生順位ごとの母の年齢
2024年の母の平均年齢は第1子31.0歳、第2子33.1歳、第3子34.2歳でした。
1位と47位の差は第1子2.8歳、第2子2.6歳、第3子2.4歳。
順位が上がるほど都道府県の差は縮まります。
出生届から分かること
この平均年齢は、その年に生まれた子どもの出生届に書かれた父母の年齢を平均したものです。
子どもが生まれた時点の年齢なので、結婚したときの年齢とは違います。
出生順位ごとに分けて集計されているため、第1子・第2子・第3子で親の年齢がどう変わるかも追えます。
順位が上がるほど平均年齢は高くなります。
数字の散らばり
1位の東京都は35.7歳、47位の宮崎県は33.3歳。
差は2.4歳、倍率にすると1.07倍です。
中央値は34歳、平均は34.02歳でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.02歳の差でした。
第3子の父の平均年齢で並べ替えると開きは1.08倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
第3子を産んだ母の平均年齢の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【第3子が生まれた父の年齢】全国36.1歳と最も高い(順位相関0.86)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【釣りをする人の割合】海に近ければ多いのか、47都道府県で比べると例外もありました(順位相関-0.66)です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た第3子の母の平均年齢
| 地方 | 最も多い(歳) | 最も少ない(歳) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 34.5 | 福島県 33.6 |
| 関東 | 東京都 35.7 | 群馬県 34 |
| 中部 | 新潟県 34.5 | 岐阜県 33.8 |
| 近畿 | 滋賀県 34.3 | 和歌山県 33.3 |
| 中国 | 島根県 34.2 | 山口県 33.4 |
| 四国 | 徳島県 34.1 | 愛媛県 33.4 |
| 九州 | 福岡県 33.8 | 宮崎県 33.3 |
まとめ
第3子を産んだ母の平均年齢を47都道府県で比べると、最も高い東京都で35.7歳、最も低い宮崎県で33.3歳でした。
その差は2.4歳、倍率にすると1.07倍です。
47都道府県の中央値は34歳、平均は34.02歳でした。
全国の値は34.2歳です。
第3子の父の平均年齢で並べ替えると開きは1.08倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
第3子を産んだ母の平均年齢をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、子どもが生まれた時点の年齢であること。
2つ目は、第3子だけを対象にしていること。
3つ目は2024年の数字であることです。
第3子の父の平均年齢では東京都が37.7で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が34.53歳で最も高く、九州・沖縄8県が33.66歳で最も低くなりました。
第2子を産んだ母の年齢や第3子の父の年齢を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の東京都と2位の神奈川県の差は0.9歳で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
関連記事
- 【第2子を産んだ母の年齢】全国33.1歳、第1子から2.1歳
- 【第3子が生まれた父の年齢】全国36.1歳と最も高い
- 【母の平均年齢】全国32.3歳、1位と47位で2.1歳ひらく
- 【第1子を産んだ母の年齢】全国31.0歳、2.8歳の開き
- 【出生率】全国は人口1,000人あたり5.7人、開きは2.22倍
出典
- 統計名: 人口動態調査(上巻 出生順位別にみた都道府県別父母の平均年齢)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003411610
- 備考: 2024年の第3子の母の平均年齢。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は第3子の父の平均年齢
注記: 2024年の第3子の母の平均年齢。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は第3子の父の平均年齢
