野菜と海藻への支出は、47都道府県の平均で1か月7,275円。
食費のおよそ10.3パーセントにあたります。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。
富山県が8,764円で1位。
47都道府県の平均は7,275円、中央値は7,247円です。
1位と47位の差は1.36倍、消費支出に占める割合で見ると1.31倍でした。
47都道府県の単純平均
7,275円
1か月の野菜・海藻への支出(2024年)
最も多い 富山県
8,764円
最も少ない 愛媛県
6,464円
野菜への支出が多い上位5県
野菜への支出が多い上位5県です。
富山県は8,764円、山形県は8,492円、新潟県は8,460円でした。
富山県は2位の山形県の1.03倍です。
4位は秋田県で8,019円、5位は奈良県で7,945円。
6位以下は福井県、福島県、千葉県と続きました。
47都道府県の平均は7,275円、中央値は7,247円です。
1位の富山県は平均を1,489円上回り、平均の1.2倍にあたります。
2位と3位の差は32円、3位と4位の差は441円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。
1年に直すと、1位の富山県は105,168円ほどになります。
上位5県の平均は8,336円で、47都道府県の平均を1,061円上回りました。
上位5県のなかでも、1位と5位の差は819円あります。
中央値と比べると1位は1.21倍でした。
日本海側と東北の県が上位に並びました。
漬物や煮物に野菜を多く使う食文化が背景にあると考えられます。
消費支出に占める割合では順位が変わります
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯当たりの野菜・海藻への支出の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。
1位は青森県の3.39パーセント、2位は秋田県3.34パーセント、3位は山形県3.31パーセント。
4位以下は新潟県、佐賀県と続きます。
逆に割合の下位は広島県2.6パーセント、石川県2.59パーセント。
青森県と石川県では1.31倍の開きです。
47都道府県の平均は2.94パーセントでした。
消費支出に占める比率で見ると、東北の県が首位に立ちます。
所得が相対的に低いぶん、同じ金額でも比重が大きくなります。
自分で作る家が多い地域では、買う量が減って支出が下がる面もあります。
金額だけでは食べている量は分かりません。
当サイトには野菜の産出額や品目別の作付面積を比べた記事もあります。
作る場所と買う場所を見比べてみてください。
地方別に県の平均を出すと、東北6県が7,732円で最も高く、北海道が6,577円で最も低くなります。
中部9県7,693円と関東7都県7,371円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
野菜への支出が少ない下位5県
野菜への支出が少ない下位5県です。
47位の愛媛県は6,464円、46位の和歌山県は6,482円、45位の沖縄県は6,483円でした。
1位の富山県とは1.36倍の差があります。
44位は福岡県で6,512円、43位は宮崎県で6,536円、42位は鹿児島県で6,541円と続きます。
1.36倍という開きは食料のなかでも小さいほうです。
野菜は日々の食卓に欠かせず、どこでも一定量が買われます。
47位の愛媛県は平均の88.9パーセント、中央値の89.2パーセントにあたります。
平均との差は811円でした。
1位と47位の差は月あたり2,300円。
1年に直すと27,600円の開きになります。
46位との差は18円、45位との差は19円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。
下位5県の平均は6,495円。
47都道府県の平均を780円下回り、上位5県との差は1,841円になります。
地図で見る
| 項目 | 1か月の野菜・海藻への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 6,577円 |
| 青森県 | 7,116円 |
| 岩手県 | 7,612円 |
| 宮城県 | 7,254円 |
| 秋田県 | 8,019円 |
| 山形県 | 8,492円 |
| 福島県 | 7,898円 |
| 茨城県 | 7,266円 |
| 栃木県 | 7,374円 |
| 群馬県 | 7,144円 |
| 埼玉県 | 7,562円 |
| 千葉県 | 7,728円 |
| 東京都 | 6,840円 |
| 神奈川県 | 7,684円 |
| 新潟県 | 8,460円 |
| 富山県 | 8,764円 |
| 石川県 | 7,207円 |
| 福井県 | 7,925円 |
| 山梨県 | 7,188円 |
| 長野県 | 7,605円 |
| 岐阜県 | 7,691円 |
| 静岡県 | 7,594円 |
| 愛知県 | 6,805円 |
| 三重県 | 7,061円 |
| 滋賀県 | 7,654円 |
| 京都府 | 7,456円 |
| 大阪府 | 7,168円 |
| 兵庫県 | 7,410円 |
| 奈良県 | 7,945円 |
| 和歌山県 | 6,482円 |
| 鳥取県 | 7,614円 |
| 島根県 | 7,532円 |
| 岡山県 | 6,883円 |
| 広島県 | 6,653円 |
| 山口県 | 6,706円 |
| 徳島県 | 7,316円 |
| 香川県 | 6,973円 |
| 愛媛県 | 6,464円 |
| 高知県 | 6,654円 |
| 福岡県 | 6,512円 |
| 佐賀県 | 7,247円 |
| 長崎県 | 7,132円 |
| 熊本県 | 6,991円 |
| 大分県 | 6,689円 |
| 宮崎県 | 6,536円 |
| 鹿児島県 | 6,541円 |
| 沖縄県 | 6,483円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで山形県、新潟県、秋田県、奈良県が続きます。
淡いのは愛媛県、和歌山県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は7,275円、中央値は7,247円です。
富山県の8,764円は平均の1.2倍にあたります。
1位と47位で1.36倍の開きがありました。
金額の差は月あたり2,300円です。
消費支出に占める割合で見ると青森県が3.39パーセントで最も高く、開きは1.31倍になります。
金額1位の富山県は割合では8位、割合1位の青森県は金額では30位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1か月の野菜・海藻への支出(円) | 地方 | 消費支出に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 8764 | 中部 | 3.07 |
| 2 | 山形県 | 8492 | 東北 | 3.31 |
| 3 | 新潟県 | 8460 | 中部 | 3.25 |
| 4 | 秋田県 | 8019 | 東北 | 3.34 |
| 5 | 奈良県 | 7945 | 近畿 | 3.06 |
| 6 | 福井県 | 7925 | 中部 | 2.98 |
| 7 | 福島県 | 7898 | 東北 | 3.1 |
| 8 | 千葉県 | 7728 | 関東 | 2.82 |
| 9 | 岐阜県 | 7691 | 中部 | 3 |
| 10 | 神奈川県 | 7684 | 関東 | 2.88 |
| 11 | 滋賀県 | 7654 | 近畿 | 2.72 |
| 12 | 鳥取県 | 7614 | 中国 | 2.72 |
| 13 | 岩手県 | 7612 | 東北 | 3.01 |
| 14 | 長野県 | 7605 | 中部 | 2.9 |
| 15 | 静岡県 | 7594 | 中部 | 2.97 |
| 16 | 埼玉県 | 7562 | 関東 | 3 |
| 17 | 島根県 | 7532 | 中国 | 2.87 |
| 18 | 京都府 | 7456 | 近畿 | 3.1 |
| 19 | 兵庫県 | 7410 | 近畿 | 2.9 |
| 20 | 栃木県 | 7374 | 関東 | 2.86 |
| 21 | 徳島県 | 7316 | 四国 | 3.05 |
| 22 | 茨城県 | 7266 | 関東 | 2.68 |
| 23 | 宮城県 | 7254 | 東北 | 2.9 |
| 24 | 佐賀県 | 7247 | 九州 | 3.18 |
| 25 | 石川県 | 7207 | 中部 | 2.59 |
| 26 | 山梨県 | 7188 | 中部 | 2.77 |
| 27 | 大阪府 | 7168 | 近畿 | 2.95 |
| 28 | 群馬県 | 7144 | 関東 | 2.69 |
| 29 | 長崎県 | 7132 | 九州 | 3.02 |
| 30 | 青森県 | 7116 | 東北 | 3.39 |
| 31 | 三重県 | 7061 | 近畿 | 3.04 |
| 32 | 熊本県 | 6991 | 九州 | 2.98 |
| 33 | 香川県 | 6973 | 四国 | 2.96 |
| 34 | 岡山県 | 6883 | 中国 | 2.93 |
| 35 | 東京都 | 6840 | 関東 | 2.6 |
| 36 | 愛知県 | 6805 | 中部 | 2.67 |
| 37 | 山口県 | 6706 | 中国 | 2.82 |
| 38 | 大分県 | 6689 | 九州 | 2.77 |
| 39 | 高知県 | 6654 | 四国 | 3 |
| 40 | 広島県 | 6653 | 中国 | 2.6 |
| 41 | 北海道 | 6577 | 北海道 | 2.91 |
| 42 | 鹿児島県 | 6541 | 九州 | 2.94 |
| 43 | 宮崎県 | 6536 | 九州 | 3.06 |
| 44 | 福岡県 | 6512 | 九州 | 2.93 |
| 45 | 沖縄県 | 6483 | 九州 | 3.03 |
| 46 | 和歌山県 | 6482 | 近畿 | 2.97 |
| 47 | 愛媛県 | 6464 | 四国 | 2.89 |
このグラフについての豆知識
野菜・海藻の中身
生鮮野菜、乾物・海藻、大豆加工品、他の野菜・海藻加工品が含まれます。
豆腐や納豆もこの枠です。
漬物やサラダなどの調理済みのものは、調理食品として別に数えられる場合があります。
家計調査との違い
当サイトには家計調査をもとにした食品の支出の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。
この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
数字の開き
1位の富山県は8,764円、47位の愛媛県は6,464円。
両者の間には1.36倍、金額にして月2,300円の開きがあります。
47都道府県の平均は7,275円、中央値は7,247円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。
消費支出に占める割合で見ると青森県が3.39パーセントで最も高く、平均は2.94パーセント。
開きは1.31倍になります。
順位の並びがにている記事
1世帯当たりの野菜・海藻への支出の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
いちばん近かったのは【調味料への支出】1か月の平均は3,260円、差は1.32倍だけで、順位相関は0.84でした。
正反対だったのは【みかん以外のかんきつ】全国14,157ha、四国と九州で8割近くを占めるで、相関は-0.66です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た1か月の野菜・海藻への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 8492 | 青森県 7116 |
| 関東 | 千葉県 7728 | 東京都 6840 |
| 中部 | 富山県 8764 | 愛知県 6805 |
| 近畿 | 奈良県 7945 | 和歌山県 6482 |
| 中国 | 鳥取県 7614 | 広島県 6653 |
| 四国 | 徳島県 7316 | 愛媛県 6464 |
| 九州 | 佐賀県 7247 | 沖縄県 6483 |
まとめ
1世帯の野菜・海藻への支出を47都道府県で比べると、最も高い富山県で8,764円、最も低い愛媛県で6,464円でした。
1位と47位の差は1.36倍です。
47都道府県の平均は7,275円、中央値は7,247円。
1位と47位の金額の差は月あたり2,300円、1年で27,600円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは1.31倍でした。
1世帯当たりの野菜・海藻への支出の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、豆腐や納豆も含むこと。
2つ目は、自分で作る家では支出が下がること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。
消費支出に占める割合では青森県が3.39パーセントで最も高くなりました。
地方別に県の平均を出すと東北6県が7,732円で最も高く、消費支出に占める割合では東北6県が3.18パーセントで最も高くなりました。
野菜の産出額や調理食品への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
- 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010105)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010105)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値
