【家計が納める直接税】1か月の平均は2万7,314円、2.57倍ひらく

【家計が納める直接税】1か月の平均は2万7,314円、2.57倍ひらく

勤労者世帯が1か月に納める所得税や住民税は、47都道府県の平均で27,314円。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

愛知県が41,566円で1位。
実収入の1.4倍に対し、直接税では2.57倍まで差が広がりました。
47都道府県の平均は27,314円、中央値は26,045円です。
1位と47位の差は2.57倍、実収入に占める割合で見ると2.03倍でした。

47都道府県の単純平均

27,314円

1か月の直接税(2024年)

最も多い 愛知県

41,566円

最も少ない 沖縄県

16,191円

地図で見る

1か月の直接税(2024年)
1か月の直接税(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 24,518円青森 19,533円岩手 23,309円宮城 26,876円秋田 22,020円山形 25,853円福島 23,509円茨城 34,008円栃木 28,997円群馬 32,278円埼玉 29,603円千葉 32,639円東京 39,112円神奈川 35,408円新潟 25,448円富山 30,425円石川 29,036円福井 32,602円山梨 29,287円長野 25,503円岐阜 29,577円静岡 30,301円愛知 41,566円三重 25,243円滋賀 26,080円京都 23,085円大阪 26,717円兵庫 29,675円奈良 27,031円和歌山 23,918円鳥取 24,902円島根 40,996円岡山 25,040円広島 28,233円山口 26,045円徳島 30,322円香川 25,886円愛媛 22,550円高知 23,271円福岡 23,471円佐賀 21,173円長崎 24,628円熊本 27,546円大分 25,266円宮崎 23,365円鹿児島 21,708円沖縄 16,191円
1か月の直接税(円)
1か月の直接税(2024年)
項目1か月の直接税
北海道24,518円
青森県19,533円
岩手県23,309円
宮城県26,876円
秋田県22,020円
山形県25,853円
福島県23,509円
茨城県34,008円
栃木県28,997円
群馬県32,278円
埼玉県29,603円
千葉県32,639円
東京都39,112円
神奈川県35,408円
新潟県25,448円
富山県30,425円
石川県29,036円
福井県32,602円
山梨県29,287円
長野県25,503円
岐阜県29,577円
静岡県30,301円
愛知県41,566円
三重県25,243円
滋賀県26,080円
京都府23,085円
大阪府26,717円
兵庫県29,675円
奈良県27,031円
和歌山県23,918円
鳥取県24,902円
島根県40,996円
岡山県25,040円
広島県28,233円
山口県26,045円
徳島県30,322円
香川県25,886円
愛媛県22,550円
高知県23,271円
福岡県23,471円
佐賀県21,173円
長崎県24,628円
熊本県27,546円
大分県25,266円
宮崎県23,365円
鹿児島県21,708円
沖縄県16,191円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛知県です。
次いで島根県、東京都、神奈川県、茨城県が続きます。
淡いのは沖縄県、青森県、佐賀県でした。

47都道府県の平均は27,314円、中央値は26,045円です。
愛知県の41,566円は平均の1.52倍にあたります。

1位と47位で2.57倍の開きがありました。
金額の差は月あたり25,375円です。

実収入に占める割合で見ると島根県が8.68パーセントで最も高く、開きは2.03倍になります。

金額1位の愛知県は割合では2位、割合1位の島根県は金額では2位でした。

順位都道府県1か月の直接税(円)地方実収入に占める割合
1愛知県41566中部8.33
2島根県40996中国8.68
3東京都39112関東7.79
4神奈川県35408関東6.86
5茨城県34008関東6.75
6千葉県32639関東6.47
7福井県32602中部6.33
8群馬県32278関東6.51
9富山県30425中部5.74
10徳島県30322四国6
11静岡県30301中部6.25
12兵庫県29675近畿6.34
13埼玉県29603関東6.1
14岐阜県29577中部5.92
15山梨県29287中部6.17
16石川県29036中部6.29
17栃木県28997関東5.86
18広島県28233中国5.87
19熊本県27546九州6.21
20奈良県27031近畿5.57
21宮城県26876東北5.72
22大阪府26717近畿5.86
23滋賀県26080近畿5.43
24山口県26045中国5.72
25香川県25886四国5.54
26山形県25853東北5.57
27長野県25503中部5.51
28新潟県25448中部5.34
29大分県25266九州5.68
30三重県25243近畿5.47
31岡山県25040中国5.56
32鳥取県24902中国5.36
33長崎県24628九州5.6
34北海道24518北海道5.84
35和歌山県23918近畿5.27
36福島県23509東北5.06
37福岡県23471九州5.5
38宮崎県23365九州5.58
39岩手県23309東北4.99
40高知県23271四国5.15
41京都府23085近畿5.33
42愛媛県22550四国5.35
43秋田県22020東北5.02
44鹿児島県21708九州5.15
45佐賀県21173九州4.69
46青森県19533東北4.61
47沖縄県16191九州4.27
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

直接税の負担が重い上位5都県

上位5都道府県の1か月の直接税
上位5都道府県の1か月の直接税 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 010,00020,00030,00040,000愛知県: 41,566円41,566円島根県: 40,996円40,996円東京都: 39,112円39,112円神奈川県: 35,408円35,408円茨城県: 34,008円34,008円愛知県島根県東京都神奈川県茨城県
上位5都道府県の1か月の直接税
項目1か月の直接税
愛知県41,566円
島根県40,996円
東京都39,112円
神奈川県35,408円
茨城県34,008円
下位5都道府県の1か月の直接税
下位5都道府県の1か月の直接税 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 05,00010,00015,00020,000沖縄県: 16,191円16,191円青森県: 19,533円19,533円佐賀県: 21,173円21,173円鹿児島県: 21,708円21,708円秋田県: 22,020円22,020円沖縄県青森県佐賀県鹿児島県秋田県
下位5都道府県の1か月の直接税
項目1か月の直接税
沖縄県16,191円
青森県19,533円
佐賀県21,173円
鹿児島県21,708円
秋田県22,020円

直接税の負担が重い上位5都県です。

愛知県は41,566円、島根県は40,996円、東京都は39,112円でした。
愛知県は2位の島根県の1.01倍です。

4位は神奈川県で35,408円、5位は茨城県で34,008円。
6位以下は千葉県、福井県、群馬県と続きました。

47都道府県の平均は27,314円、中央値は26,045円です。
1位の愛知県は平均を14,252円上回り、平均の1.52倍にあたります。

2位と3位の差は1,884円、3位と4位の差は3,704円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の愛知県は498,792円ほどになります。
上位5県の平均は38,218円で、47都道府県の平均を10,904円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は7,558円あります。
中央値と比べると1位は1.6倍でした。

所得の高い県が上位に並びます。
累進課税では、収入が増えるほど税率が上がるためです。

実収入に占める割合では順位が変わります

この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯当たりの直接税の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

実収入に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は島根県の8.68パーセント、2位は愛知県8.33パーセント、3位は東京都7.79パーセント。

4位以下は神奈川県、茨城県と続きます。
逆に割合の下位は青森県4.61パーセント、沖縄県4.27パーセント。
島根県と沖縄県では2.03倍の開きです。
47都道府県の平均は5.83パーセントでした。

実収入に占める直接税の比率を見ると、実数とは違う県が上位に来ます。

比率が高い県では、世帯の所得が高いか、扶養する家族が少ないと考えられます。
控除の大きさによって、同じ収入でも納める額は変わります。

住民税は前年の所得にかかるため、収入が変わった年には実感とずれることがあります。
この数字は調査時点の支払額です。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が33,149円で最も高く、九州・沖縄8県が22,919円で最も低くなります。
中部9県30,416円と中国5県29,043円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

実収入に占める割合の上位5都道府県
実収入に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02468島根県: 8.78.7愛知県: 8.38.3東京都: 7.87.8神奈川県: 6.96.9茨城県: 6.86.8島根県愛知県東京都神奈川県茨城県
実収入に占める割合の上位5都道府県
項目実収入に占める割合
島根県8.7
愛知県8.3
東京都7.8
神奈川県6.9
茨城県6.8

直接税の負担が軽い下位5県

直接税の負担が軽い下位5県です。

47位の沖縄県は16,191円、46位の青森県は19,533円、45位の佐賀県は21,173円でした。
1位の愛知県とは2.57倍の差があります。

44位は鹿児島県で21,708円、43位は秋田県で22,020円、42位は愛媛県で22,550円と続きます。

実収入の差が1.4倍であるのに対し、直接税では2.57倍。
所得の違いが増幅されて表れます。

47位の沖縄県は平均の59.3パーセント、中央値の62.2パーセントにあたります。
平均との差は11,123円でした。

1位と47位の差は月あたり25,375円。
1年に直すと304,500円の開きになります。

46位との差は3,342円、45位との差は4,982円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は20,125円。
47都道府県の平均を7,189円下回り、上位5県との差は18,093円になります。

地方別に見る

地方別の平均(1か月の直接税)
地方別の平均(1か月の直接税) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 010,00020,00030,000北海道: 24,518円24,518円東北: 23,517円23,517円関東: 33,149円33,149円中部: 30,416円30,416円近畿: 25,964円25,964円中国: 29,043円29,043円四国: 25,507円25,507円九州: 22,919円22,919円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1か月の直接税)
項目1か月の直接税の平均
北海道24,518円
東北23,517円
関東33,149円
中部30,416円
近畿25,964円
中国29,043円
四国25,507円
九州22,919円

直接税の負担は、所得の高い地方に集まります。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が33,149円で最も高くなります。
次いで中部9県が30,416円、中国5県が29,043円、近畿7府県が25,964円と続きました。

低いほうは四国4県が25,507円、北海道が24,518円、東北6県が23,517円、九州・沖縄8県が22,919円でした。

実収入に占める割合で見ると並びが変わります。
関東7都県が6.62パーセント、中国5県が6.24パーセント、中部9県が6.21パーセントの順に高く、最も低いのは東北6県が5.16パーセントです。

このグラフについての豆知識

直接税に含まれるもの

所得税、住民税、その他の直接税が含まれます。
給与から天引きされる源泉徴収分も、確定申告で納める分も同じように数えられます。

固定資産税や自動車税も直接税ですが、家計調査の分類では「他の税」として扱われます。

家計調査との違い

当サイトには家計調査をもとにした「1世帯が1年間に払う◯◯代」の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。

この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。

数字の開き

1位の愛知県は41,566円、47位の沖縄県は16,191円。
両者の間には2.57倍、金額にして月25,375円の開きがあります。

47都道府県の平均は27,314円、中央値は26,045円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

実収入に占める割合で見ると島根県が8.68パーセントで最も高く、平均は5.83パーセント。
開きは2.03倍になります。

順位の並びがにている記事

1世帯当たりの直接税の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【税と社会保険料の負担】非消費支出は1か月平均7万8,583円で、順位相関は0.93でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【世帯所得300万円未満】全国19.4%、年金世帯も含む(順位相関-0.72)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た1か月の直接税

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北宮城県 26876青森県 19533
関東東京都 39112栃木県 28997
中部愛知県 41566新潟県 25448
近畿兵庫県 29675京都府 23085
中国島根県 40996鳥取県 24902
四国徳島県 30322愛媛県 22550
九州熊本県 27546沖縄県 16191
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

勤労者世帯が納める直接税を47都道府県で比べると、最も高い愛知県で41,566円、最も低い沖縄県で16,191円でした。
1位と47位の差は2.57倍です。

47都道府県の平均は27,314円、中央値は26,045円。
1位と47位の金額の差は月あたり25,375円、1年で304,500円になります。
実収入に占める割合で見ると開きは2.03倍でした。

ここまでの1世帯当たりの直接税の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、所得税と住民税が中心であること。
2つ目は、控除の大きさで同じ収入でも変わること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

実収入に占める割合では島根県が8.68パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと関東7都県が33,149円で最も高く、実収入に占める割合では関東7都県が6.62パーセントで最も高くなりました。
社会保険料や住民税を納める人の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち勤労者世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210200001)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。実収入に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち勤労者世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210200001)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
実収入に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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