【本格焼酎を飲む量】成人1人あたり年4L、差は17.9倍と最大

【本格焼酎を飲む量】成人1人あたり年4L、差は17.9倍と最大

芋や麦から造る本格焼酎。
いちばん飲むのはどこの都道府県でしょうか。
成人1人あたりの量で比べます。

このランキングは、国税庁の「酒類販売(消費)数量」をもとにしています。
2023年度に売られた量を、20歳以上の人口で割って算出しました。

この統計には沖縄県が入っていません。
沖縄国税事務所が別に集計しているためで、この記事では46都道府県で比べています。

46都道府県の平均は4.13L、中央値は3.27L。
最も多い鹿児島県20.4Lと最も少ない北海道1.14Lの差は19.3L、倍率にすると17.9倍でした。

調査対象46県の単純平均

4.1L

成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(2023年度)

最も多い 鹿児島県

20.5L

最も少ない 北海道

1.1L

成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量が多い5都道府県

上位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
上位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量 酒類販売(消費)数量(2023年度) 05101520鹿児島県: 20.5L20.5L宮崎県: 14.8L14.8L大分県: 8.0L8.0L熊本県: 7.4L7.4L福岡県: 6.0L6.0L鹿児島県宮崎県大分県熊本県福岡県
上位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
項目成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
鹿児島県20.5L
宮崎県14.8L
大分県8.0L
熊本県7.4L
福岡県6.0L
下位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
下位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量 酒類販売(消費)数量(2023年度) 0.00.51.01.52.0北海道: 1.1L1.1L群馬県: 1.9L1.9L埼玉県: 2.1L2.1L山形県: 2.1L2.1L神奈川県: 2.3L2.3L北海道群馬県埼玉県山形県神奈川県
下位5都道府県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
項目成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
北海道1.1L
群馬県1.9L
埼玉県2.1L
山形県2.1L
神奈川県2.3L

飲む量が多い上位5都道府県です。

1位は鹿児島県の20.4L。
2位の宮崎県は14.8Lで、その差は5.63Lでした。
3位は7.98L、4位は7.43L、5位は5.95Lと続きます。

1位から5位までの幅は14.5L。
46都道府県の平均4.13Lを、上位5つはいずれも上回りました。
1位の鹿児島県は平均を16.3L上回っています。

6位以下は長崎県5.84L、佐賀県5.63L、島根県4.50L。
5位と8位のあいだは1.45Lで、このあたりから落ち方がゆるやかになります。

地方別で最も多いのは九州7県の9.73Lでした。

9位以下は山口県4.47L、広島県4.30L、福島県4.06L。
10位でも4.30Lあり、46都道府県の平均4.13Lを上回っています。
上位のかたまりは10県あまり続き、そこから中位へなだらかに下がっていく形です。
46都道府県の中央値は3.27Lでした。

九州に集中する

17.9倍。
この記事でくらべたお酒のなかで、最も差が大きくなりました。

1位の鹿児島県20.45Lは、2位の宮崎県14.82Lに1.38倍の差をつけています。
3位は大分県7.98L、4位は熊本県7.43L、5位は福岡県5.95L。
上位5県すべてが九州です。

地方別でも九州7県9.7Lが1位で、2位の中国5県4.2Lの2.3倍にあたります。

鹿児島県の20.45Lは、46都道府県の平均4.13Lの5倍。
同じ県のビール消費量よりも多い量です。

一方で最下位は北海道1.14L、45位は群馬県1.94L、44位は埼玉県2.09L。
鹿児島県は日本酒では最下位、甲類焼酎でも最下位でした。
本格焼酎だけに集中しているという、ほかの県には見られない飲み方をしています。

家計調査には「本格焼酎の消費量に使う金額」という別の統計もあります。
あちらは1世帯が1か月または1年に使った金額、こちらは成人1人が1年に飲んだ量です。
お金で見るか、量で見るかで順位は変わります。

値段の高い酒を少し飲む土地と、安い酒をたくさん飲む土地では、2つの統計が逆を向くこともあります。

成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量が少ない5都道府県

飲む量が少ない下位5都道府県です。

最も少ないのは北海道の1.14L。
45位は1.94L、44位は2.09L、43位は2.14L、42位は2.33Lでした。

下位5つの幅は1.19L。
46都道府県の平均4.13Lを、いずれも下回っています。
最下位の北海道は平均より2.99L少ない値でした。

1位の鹿児島県との差は19.3Lで、倍率にすると17.9倍です。

この数字は売られた量を人口で割ったものです。
観光や出張で訪れた人が飲んだぶんも、売られた土地の数字に入ります。
住んでいる人の飲み方をそのまま表しているわけではありません。

41位から39位は新潟県2.37L、秋田県2.41L、千葉県2.50L。
下位のほうは1.14Lから2.50Lのあいだに10県以上が並んでいて、わずかな差で順位が入れかわります。
この範囲では順位そのものにあまり意味はありません。
46都道府県の中央値は3.27Lで、下位の県はそこから2.13L低い水準です。

調査対象46県の成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量

成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(2023年度)
成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(2023年度) 酒類販売(消費)数量(国税庁)をもとに作成。単位はL。 北海道 1.1L青森 2.9L岩手 3.2L宮城 3.4L秋田 2.4L山形 2.1L福島 4.1L茨城 3.0L栃木 2.6L群馬 1.9L埼玉 2.1L千葉 2.5L東京 2.8L神奈川 2.3L新潟 2.4L富山 3.3L石川 2.9L福井 2.9L山梨 3.3L長野 3.0L岐阜 2.8L静岡 3.3L愛知 2.8L三重 3.2L滋賀 3.1L京都 3.3L大阪 3.6L兵庫 3.2L奈良 2.8L和歌山 3.7L鳥取 3.8L島根 4.5L岡山 4.0L広島 4.3L山口 4.5L徳島 4.0L香川 3.7L愛媛 3.7L高知 3.9L福岡 6.0L佐賀 5.6L長崎 5.8L熊本 7.4L大分 8.0L宮崎 14.8L鹿児島 20.5L
成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(L)
成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(2023年度)
項目成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量
北海道1.1L
青森県2.9L
岩手県3.2L
宮城県3.4L
秋田県2.4L
山形県2.1L
福島県4.1L
茨城県3.0L
栃木県2.6L
群馬県1.9L
埼玉県2.1L
千葉県2.5L
東京都2.8L
神奈川県2.3L
新潟県2.4L
富山県3.3L
石川県2.9L
福井県2.9L
山梨県3.3L
長野県3.0L
岐阜県2.8L
静岡県3.3L
愛知県2.8L
三重県3.2L
滋賀県3.1L
京都府3.3L
大阪府3.6L
兵庫県3.2L
奈良県2.8L
和歌山県3.7L
鳥取県3.8L
島根県4.5L
岡山県4.0L
広島県4.3L
山口県4.5L
徳島県4.0L
香川県3.7L
愛媛県3.7L
高知県3.9L
福岡県6.0L
佐賀県5.6L
長崎県5.8L
熊本県7.4L
大分県8.0L
宮崎県14.8L
鹿児島県20.5L

日本地図で見ると、上位は鹿児島県20.4L、宮崎県14.8L、大分県7.98L、熊本県7.43L、福岡県5.95L。
6位は長崎県5.84L、7位は佐賀県5.63L、8位は島根県4.50Lです。

下のほうは埼玉県2.09L、群馬県1.94L、北海道1.14L。

中央値は3.27Lで、平均の4.13Lとほぼ同じ。
46都道府県が1.14Lから20.4Lのあいだに収まっています。
沖縄県はこの統計に入っていないため、地図では色がついていません。

順位都道府県成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量(L)地方
1鹿児島県20.45九州
2宮崎県14.82九州
3大分県7.98九州
4熊本県7.43九州
5福岡県5.95九州
6長崎県5.84九州
7佐賀県5.63九州
8島根県4.5中国
9山口県4.47中国
10広島県4.3中国
11福島県4.06東北
12岡山県4.03中国
12徳島県4.03四国
14高知県3.89四国
15鳥取県3.84中国
16愛媛県3.71四国
17香川県3.66四国
17和歌山県3.66近畿
19大阪府3.55近畿
20宮城県3.35東北
21京都府3.29近畿
21山梨県3.29中部
21静岡県3.29中部
24富山県3.25中部
25兵庫県3.2近畿
26三重県3.19近畿
27岩手県3.18東北
28滋賀県3.12近畿
29茨城県3.02関東
30長野県2.98中部
31青森県2.91東北
32福井県2.9中部
33石川県2.86中部
34岐阜県2.78中部
35愛知県2.77中部
36東京都2.76関東
36奈良県2.76近畿
38栃木県2.57関東
39千葉県2.5関東
40秋田県2.41東北
41新潟県2.37中部
42神奈川県2.33関東
43山形県2.14東北
44埼玉県2.09関東
45群馬県1.94関東
46北海道1.14北海道
酒類販売(消費)数量(2023年度、国税庁)をもとに作成

このグラフについての豆知識

どんなお酒か

芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、そば焼酎。
ラベルに原料の名前が書いてあるものが、だいたいこれにあたります。
沖縄の泡盛もこの区分です。

お湯割りやロック、水割りでそのまま味わう飲み方が多く、原料によって香りや味がはっきり違います。
「本格焼酎」という呼び方は、業界が定めた表示のしかたで、酒税法の用語ではありません。

単式蒸留という造り方

酒税法上は「単式蒸留焼酎」と呼ばれます。
1回だけ蒸留するため、芋や麦、米といった原料の風味が残ります。
アルコール分は45度以下と決まっています。

何度も蒸留してくせを抜いた「連続式蒸留焼酎」(甲類焼酎)とは、統計上も別に数えられています。

甲類とは正反対

甲類焼酎の1位は三重県、2位は北海道。
本格焼酎で最下位だった北海道が、甲類では2位に来ます。
逆に鹿児島県は甲類で最下位。
同じ「焼酎」でも、飲まれる土地はまったく違います。

沖縄県が入っていない

この統計には沖縄県がふくまれていません。
表の注記に「全国計欄は沖縄分を含まない」とあり、沖縄国税事務所が別に集計しているためです。

そちらの公表は最新が平成30年のPDFのみで、年をまたいで混ぜると不正確になります。
この記事では沖縄県をのぞく46都道府県で比べました。

買った量であって、飲んだ量ではない

この数字は、酒類の販売(消費)数量を成人人口で割ったものです。
成人人口は20歳未満をのぞいた人口を使っています。

売られた場所で数えるため、旅行者や出張者が多い土地では実際に住んでいる人が飲む量より大きく出ます。
東京都が上位に並びやすいのは、そのためでもあります。

地方のなかで見た成人1人あたりの単式蒸留焼酎の消費量

地方最も多い(L)最も少ない(L)
東北福島県 4.06山形県 2.14
関東茨城県 3.02群馬県 1.94
中部山梨県 3.29新潟県 2.37
近畿和歌山県 3.66奈良県 2.76
中国島根県 4.5鳥取県 3.84
四国徳島県 4.03香川県 3.66
九州鹿児島県 20.45佐賀県 5.63
酒類販売(消費)数量(2023年度、国税庁)をもとに作成

まとめ

成人1人あたりの本格焼酎の消費量は、46都道府県の平均で年4.13L。
最も多い鹿児島県20.4Lと最も少ない北海道1.14Lの差は17.9倍でした。

鹿児島・宮崎・大分・熊本・福岡と、上位5県すべてが九州。
17.9倍という差は、この記事でくらべたお酒のなかで最大でした。

地方別では九州7県が9.73Lで最も多く、北海道が1.14Lで最も少ない結果です。

この統計には沖縄県が入っていません。
また、売られた量を人口で割った数字なので、観光や出張で訪れた人が飲んだぶんもふくまれます。
読むときは、その点に気をつけてください。

46都道府県の中央値は3.27L。
平均の4.13Lとくらべると、真ん中あたりの県の実感に近いのは中央値のほうです。

同じお酒でも、金額で見る家計調査の記事とは順位が変わります。
値段の高い酒を少し飲むのか、安い酒をたくさん飲むのか。
2つの統計を並べると、その違いが見えてきます。

ほかのお酒の記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 酒類販売(消費)数量
  • 調査年: 2023年度
  • 公開元: 国税庁
  • 参照URL: https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2025/index.htm
  • 備考: いわゆる本格焼酎(乙類)。芋や麦などの原料の風味が残る造り方で、連続式蒸留焼酎とは別に数える。この表は沖縄県分をふくまないため46都道府県で比べている。成人人口は20歳未満をのぞいた人口。国税庁の統計を加工して47グラフが作成

注記: いわゆる本格焼酎(乙類)。
芋や麦などの原料の風味が残る造り方で、連続式蒸留焼酎とは別に数える。
この表は沖縄県分をふくまないため46都道府県で比べている。
成人人口は20歳未満をのぞいた人口。
国税庁の統計を加工して47グラフが作成

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