多くの人にとって給与のピークにあたる50代前半の月給を、50〜54歳の所定内給与で47都道府県を比べます。
使うのは厚生労働省の賃金構造基本統計調査、2022年の都道府県別の数字。
東京都が45.6万円で1位。
47都道府県の平均は32.97万円、中央値は32.6万円です。
最も高い45.6万円と最も低い27.6万円の差は18万円、倍率にすると1.65倍でした。
47都道府県の単純平均
33万円
50〜54歳の所定内給与額(2022年)
最も多い 東京都
45.6万円
最も少ない 秋田県
27.6万円
地図で見る
| 項目 | 50〜54歳の所定内給与額 |
|---|---|
| 北海道 | 30.9万円 |
| 青森県 | 28.3万円 |
| 岩手県 | 28.2万円 |
| 宮城県 | 32.6万円 |
| 秋田県 | 27.6万円 |
| 山形県 | 28.6万円 |
| 福島県 | 30.2万円 |
| 茨城県 | 36万円 |
| 栃木県 | 35.4万円 |
| 群馬県 | 32.2万円 |
| 埼玉県 | 33.7万円 |
| 千葉県 | 34.2万円 |
| 東京都 | 45.6万円 |
| 神奈川県 | 39.9万円 |
| 新潟県 | 30.8万円 |
| 富山県 | 31.4万円 |
| 石川県 | 32.7万円 |
| 福井県 | 33.2万円 |
| 山梨県 | 33.5万円 |
| 長野県 | 32.6万円 |
| 岐阜県 | 34.2万円 |
| 静岡県 | 34.4万円 |
| 愛知県 | 36.9万円 |
| 三重県 | 35.7万円 |
| 滋賀県 | 35万円 |
| 京都府 | 35.5万円 |
| 大阪府 | 38.2万円 |
| 兵庫県 | 36.3万円 |
| 奈良県 | 36万円 |
| 和歌山県 | 33.3万円 |
| 鳥取県 | 30.4万円 |
| 島根県 | 29.8万円 |
| 岡山県 | 33万円 |
| 広島県 | 35.3万円 |
| 山口県 | 32.6万円 |
| 徳島県 | 31.6万円 |
| 香川県 | 33.8万円 |
| 愛媛県 | 31.7万円 |
| 高知県 | 30.7万円 |
| 福岡県 | 35.1万円 |
| 佐賀県 | 30.4万円 |
| 長崎県 | 30.4万円 |
| 熊本県 | 32.6万円 |
| 大分県 | 31.7万円 |
| 宮崎県 | 28.3万円 |
| 鹿児島県 | 29.1万円 |
| 沖縄県 | 30.2万円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、愛知県、兵庫県が続きます。
淡いのは秋田県、岩手県、宮崎県でした。
47都道府県の平均は32.97万円、中央値は32.6万円です。
東京都の45.6万円は平均を12.63万円上回ります。
1位と47位の差は18万円、倍率にすると1.65倍でした。
全体の所定内給与で並べ替えると東京都が37.6で最も高く、開きは1.52倍になります。
主指標で1位の東京都は全体の所定内給与では1位、全体の所定内給与で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 50〜54歳の所定内給与額(万円) | 地方 | 全体の所定内給与 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 45.6 | 関東 | 37.6 |
| 2 | 神奈川県 | 39.9 | 関東 | 33.6 |
| 3 | 大阪府 | 38.2 | 近畿 | 33.1 |
| 4 | 愛知県 | 36.9 | 中部 | 31.3 |
| 5 | 兵庫県 | 36.3 | 近畿 | 31.2 |
| 6 | 茨城県 | 36 | 関東 | 30.5 |
| 6 | 奈良県 | 36 | 近畿 | 31.1 |
| 8 | 三重県 | 35.7 | 近畿 | 29.7 |
| 9 | 京都府 | 35.5 | 近畿 | 30.6 |
| 10 | 栃木県 | 35.4 | 関東 | 29.7 |
| 11 | 広島県 | 35.3 | 中国 | 29.6 |
| 12 | 福岡県 | 35.1 | 九州 | 29.7 |
| 13 | 滋賀県 | 35 | 近畿 | 30.4 |
| 14 | 静岡県 | 34.4 | 中部 | 29.4 |
| 15 | 岐阜県 | 34.2 | 中部 | 29.3 |
| 15 | 千葉県 | 34.2 | 関東 | 30.9 |
| 17 | 香川県 | 33.8 | 四国 | 28.3 |
| 18 | 埼玉県 | 33.7 | 関東 | 30.5 |
| 19 | 山梨県 | 33.5 | 中部 | 28.8 |
| 20 | 和歌山県 | 33.3 | 近畿 | 28.8 |
| 21 | 福井県 | 33.2 | 中部 | 28.4 |
| 22 | 岡山県 | 33 | 中国 | 28.5 |
| 23 | 石川県 | 32.7 | 中部 | 28.3 |
| 24 | 宮城県 | 32.6 | 東北 | 28.4 |
| 24 | 熊本県 | 32.6 | 九州 | 27 |
| 24 | 山口県 | 32.6 | 中国 | 28.3 |
| 24 | 長野県 | 32.6 | 中部 | 28.5 |
| 28 | 群馬県 | 32.2 | 関東 | 28.4 |
| 29 | 愛媛県 | 31.7 | 四国 | 26.7 |
| 29 | 大分県 | 31.7 | 九州 | 27.5 |
| 31 | 徳島県 | 31.6 | 四国 | 27.7 |
| 32 | 富山県 | 31.4 | 中部 | 28.1 |
| 33 | 北海道 | 30.9 | 北海道 | 26.8 |
| 34 | 新潟県 | 30.8 | 中部 | 27.5 |
| 35 | 高知県 | 30.7 | 四国 | 26.5 |
| 36 | 佐賀県 | 30.4 | 九州 | 26.5 |
| 36 | 長崎県 | 30.4 | 九州 | 26.8 |
| 36 | 鳥取県 | 30.4 | 中国 | 26.4 |
| 39 | 沖縄県 | 30.2 | 九州 | 25.2 |
| 39 | 福島県 | 30.2 | 東北 | 26.8 |
| 41 | 島根県 | 29.8 | 中国 | 26.3 |
| 42 | 鹿児島県 | 29.1 | 九州 | 25.6 |
| 43 | 山形県 | 28.6 | 東北 | 25.5 |
| 44 | 宮崎県 | 28.3 | 九州 | 25 |
| 44 | 青森県 | 28.3 | 東北 | 24.8 |
| 46 | 岩手県 | 28.2 | 東北 | 25.2 |
| 47 | 秋田県 | 27.6 | 東北 | 25.9 |
50〜54歳の月給が高い上位5都府県
50〜54歳の月給が高い上位5都府県です。
東京都は45.6万円、神奈川県は39.9万円、大阪府は38.2万円でした。
1位と2位の差は5.7万円です。
4位は愛知県で36.9万円、5位は兵庫県で36.3万円。
上位5はいずれも47都道府県の平均32.97万円を上回りました。
1位の東京都は平均を12.63万円上回りました。
中央値の32.6万円と比べると13万円高く、平均に対する比では1.38倍にあたります。
6位以下は茨城県で36万円、奈良県で36万円、三重県で35.7万円と続きました。
2位と3位の差は1.7万円、3位と4位の差は1.3万円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.6万円でした。
1位から5位までの幅は9.3万円、1位から8位までの幅は9.9万円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都は全体の所定内給与でも1位に入っています。
全国の値は32.97万円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東京都の45.6万円。
47都道府県の平均33万円を13万円近く上回ります。
給与のピークにあたる年代です
以下は、50代前半の平均月給にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
全体の所定内給与で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の37.6、2位は神奈川県の33.6、3位は大阪府の33.1。
4位以下は愛知県、兵庫県と続きます。
逆に下位は宮崎県が25、青森県が24.8。
東京都と青森県では1.52倍の開きです。
この年代の差1.65倍は、この記事シリーズの年代別で最大です。
年功カーブの高さが県によってまるで違います。
大学の学費など教育費のピークとも重なる年代で、給与差は進学の選択にも影を落とします。
当サイトの学習塾への支出の記事とあわせて見てみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が36.71万円で最も高く、東北6県が29.25万円で最も低くなります。
近畿7府県35.71万円と中部9県33.3万円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
50〜54歳の月給が低い下位5県
50〜54歳の月給が低い下位5県です。
47位の秋田県は27.6万円、46位の岩手県は28.2万円、45位の宮崎県は28.3万円でした。
1位の東京都とは18万円の差があります。
44位は青森県で28.3万円、43位は山形県で28.6万円、42位は鹿児島県で29.1万円と続きます。
最も低い秋田県は27.6万円。
1位と47位の差は1.65倍です。
47都道府県の中央値は32.6万円、平均は32.97万円です。
47位の秋田県は平均を5.37万円下回りました。
47位の秋田県は1位の東京都の60.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.65倍の開きです。
46位との差は0.6万円、45位との差は0.7万円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1.5万円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均32.97万円を下回りました。
47位から43位までの幅は1万円です。
秋田県は全体の所定内給与では中位位です。
全国の値は32.97万円なので、47位はこれを5.37万円下回っています。
地方別に見る
50代前半の月給は、首都圏で高く、東北で低くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が36.71万円で最も高くなります。
次いで近畿7府県が35.71万円、中部9県が33.3万円、中国5県が32.22万円と続きました。
低いほうは四国4県が31.95万円、九州・沖縄8県が30.97万円、北海道が30.9万円、東北6県が29.25万円でした。
最も高い関東7都県と最も低い東北6県の差は7.46万円です。
全体の所定内給与で見ると関東7都県が最も高く、東北6県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
年功カーブの頂点
50〜54歳の月給は47都道府県平均で33万円。
全年齢平均の28.5万円を大きく上回る、給与の頂点です。
60代に入ると月給は下がり、60〜64歳では27.2万円まで戻ります。
賃金構造基本統計調査という物差し
賃金構造基本統計調査は、毎年6月分の給与を全国の事業所から集めた、賃金のいちばん詳しい統計です。
この記事は常用労働者10人以上の事業所で働く一般労働者(フルタイム)の2022年の数字を使っています。
千円単位の公表値を万円に換算しました。
パートタイムで働く人は含まれていません。
勤め先の所在地で集計されるため、県境をこえて通勤する人は勤め先の県に数えられます。
数字の散らばり
1位の東京都は45.6万円、47位の秋田県は27.6万円。
差は18万円、倍率にすると1.65倍です。
中央値は32.6万円、平均は32.97万円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.37万円の差でした。
全体の所定内給与で並べ替えると開きは1.52倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
50代前半の平均月給の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【働く人の平均月給】平均28.5万円、最高と最低で13万円差(順位相関0.97)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【睡眠7時間台の人】全国22.39パーセント、差は1.29倍と最小(相関-0.83)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た50〜54歳の所定内給与額
| 地方 | 最も多い(万円) | 最も少ない(万円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 32.6 | 秋田県 27.6 |
| 関東 | 東京都 45.6 | 群馬県 32.2 |
| 中部 | 愛知県 36.9 | 新潟県 30.8 |
| 近畿 | 大阪府 38.2 | 和歌山県 33.3 |
| 中国 | 広島県 35.3 | 島根県 29.8 |
| 四国 | 香川県 33.8 | 高知県 30.7 |
| 九州 | 福岡県 35.1 | 宮崎県 28.3 |
まとめ
50代前半の平均月給を47都道府県で比べると、最も高い東京都で45.6万円、最も低い秋田県で27.6万円でした。
その差は18万円、倍率にすると1.65倍です。
47都道府県の中央値は32.6万円、平均は32.97万円でした。
全国の値は32.97万円です。
全体の所定内給与で並べ替えると開きは1.52倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
50代前半の平均月給の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、パートタイムで働く人を含まないこと。
2つ目は、勤め先の所在地で集計した数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
全体の所定内給与では東京都が37.6で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が36.71万円で最も高く、東北6県が29.25万円で最も低くなりました。
30代後半や60代前半の月給を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の東京都と2位の神奈川県の差は5.7万円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 賃金構造基本統計調査(都道府県別DB)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003426933
- 備考: 50〜54歳の一般労働者の所定内給与額の月額。多くの県で給与のピークにあたる年代。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は全体の所定内給与
注記: 50〜54歳の一般労働者の所定内給与額の月額。
多くの県で給与のピークにあたる年代。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は全体の所定内給与
