短期大学は今、全国に297校しかありません。
かつて進学先の一角を占めた短大の数を、47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。
東京都が33校で1位、一方で1校しかない県が5つあります。
47都道府県の単純平均
6校
短期大学数(2024年)
最も多い 東京都
33校
最も少ない 福井県
1校
地図で見る
| 項目 | 短期大学数 |
|---|---|
| 北海道 | 13校 |
| 青森県 | 5校 |
| 岩手県 | 4校 |
| 宮城県 | 5校 |
| 秋田県 | 4校 |
| 山形県 | 3校 |
| 福島県 | 5校 |
| 茨城県 | 3校 |
| 栃木県 | 5校 |
| 群馬県 | 7校 |
| 埼玉県 | 11校 |
| 千葉県 | 8校 |
| 東京都 | 33校 |
| 神奈川県 | 12校 |
| 新潟県 | 5校 |
| 富山県 | 2校 |
| 石川県 | 4校 |
| 福井県 | 1校 |
| 山梨県 | 3校 |
| 長野県 | 8校 |
| 岐阜県 | 10校 |
| 静岡県 | 5校 |
| 愛知県 | 17校 |
| 三重県 | 4校 |
| 滋賀県 | 3校 |
| 京都府 | 9校 |
| 大阪府 | 21校 |
| 兵庫県 | 15校 |
| 奈良県 | 3校 |
| 和歌山県 | 1校 |
| 鳥取県 | 1校 |
| 島根県 | 1校 |
| 岡山県 | 8校 |
| 広島県 | 4校 |
| 山口県 | 5校 |
| 徳島県 | 3校 |
| 香川県 | 3校 |
| 愛媛県 | 5校 |
| 高知県 | 1校 |
| 福岡県 | 17校 |
| 佐賀県 | 3校 |
| 長崎県 | 2校 |
| 熊本県 | 2校 |
| 大分県 | 5校 |
| 宮崎県 | 2校 |
| 鹿児島県 | 4校 |
| 沖縄県 | 2校 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、愛知県、福岡県、兵庫県です。
淡いのは福井県、和歌山県、鳥取県、島根県、高知県でした。
47都道府県の平均は6.3校、中央値は4校です。
東京都の33校は平均の5.2倍にあたります。
上位3都府県で23.9パーセント、1位と47位で33倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 短期大学数(校) | 地方 | 人口10万人あたりの短期大学数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 33 | 関東 | 0.23 |
| 2 | 大阪府 | 21 | 近畿 | 0.24 |
| 3 | 愛知県 | 17 | 中部 | 0.23 |
| 3 | 福岡県 | 17 | 九州 | 0.33 |
| 5 | 兵庫県 | 15 | 近畿 | 0.28 |
| 6 | 北海道 | 13 | 北海道 | 0.26 |
| 7 | 神奈川県 | 12 | 関東 | 0.13 |
| 8 | 埼玉県 | 11 | 関東 | 0.15 |
| 9 | 岐阜県 | 10 | 中部 | 0.52 |
| 10 | 京都府 | 9 | 近畿 | 0.36 |
| 11 | 岡山県 | 8 | 中国 | 0.44 |
| 11 | 千葉県 | 8 | 関東 | 0.13 |
| 11 | 長野県 | 8 | 中部 | 0.40 |
| 14 | 群馬県 | 7 | 関東 | 0.37 |
| 15 | 愛媛県 | 5 | 四国 | 0.39 |
| 15 | 宮城県 | 5 | 東北 | 0.22 |
| 15 | 山口県 | 5 | 中国 | 0.39 |
| 15 | 新潟県 | 5 | 中部 | 0.24 |
| 15 | 青森県 | 5 | 東北 | 0.43 |
| 15 | 静岡県 | 5 | 中部 | 0.14 |
| 15 | 大分県 | 5 | 九州 | 0.46 |
| 15 | 栃木県 | 5 | 関東 | 0.27 |
| 15 | 福島県 | 5 | 東北 | 0.29 |
| 24 | 岩手県 | 4 | 東北 | 0.35 |
| 24 | 広島県 | 4 | 中国 | 0.15 |
| 24 | 三重県 | 4 | 近畿 | 0.23 |
| 24 | 鹿児島県 | 4 | 九州 | 0.26 |
| 24 | 秋田県 | 4 | 東北 | 0.45 |
| 24 | 石川県 | 4 | 中部 | 0.36 |
| 30 | 茨城県 | 3 | 関東 | 0.11 |
| 30 | 香川県 | 3 | 四国 | 0.33 |
| 30 | 佐賀県 | 3 | 九州 | 0.38 |
| 30 | 山形県 | 3 | 東北 | 0.30 |
| 30 | 山梨県 | 3 | 中部 | 0.38 |
| 30 | 滋賀県 | 3 | 近畿 | 0.21 |
| 30 | 徳島県 | 3 | 四国 | 0.44 |
| 30 | 奈良県 | 3 | 近畿 | 0.23 |
| 38 | 沖縄県 | 2 | 九州 | 0.14 |
| 38 | 宮崎県 | 2 | 九州 | 0.19 |
| 38 | 熊本県 | 2 | 九州 | 0.12 |
| 38 | 長崎県 | 2 | 九州 | 0.16 |
| 38 | 富山県 | 2 | 中部 | 0.20 |
| 43 | 高知県 | 1 | 四国 | 0.15 |
| 43 | 鳥取県 | 1 | 中国 | 0.19 |
| 43 | 島根県 | 1 | 中国 | 0.16 |
| 43 | 福井県 | 1 | 中部 | 0.14 |
| 43 | 和歌山県 | 1 | 近畿 | 0.11 |
短期大学が多い5都道府県
短期大学が多い上位5都道府県です。
東京都は33校、大阪府は21校、愛知県と福岡県は17校、兵庫県は15校でした。
東京都は2位の大阪府の1.57倍です。
6位以下は北海道13校、神奈川県12校、埼玉県11校と続きます。
上位3都府県で全国の23.9パーセント、上位5都道府県で34.7パーセント、上位10都道府県で53.2パーセント。
1位のシェアは11.1パーセントでした。
人口あたり1位は岐阜県、地方ごとの差は小さめです
この分布の背景を、ここから考えてみます。
短期大学数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、意外な県が先頭に立ちます。
1位は岐阜県の0.52校、2位は大分県0.46校、3位は秋田県0.45校。
4位は岡山県0.44校、5位は徳島県0.44校、6位は青森県0.43校と続きます。
逆に人口あたりの下位は神奈川県0.13校、熊本県0.12校、茨城県0.11校、和歌山県0.11校。
岐阜県と和歌山県では4.7倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは26位と、ちょうど中位に落ち着きます。
神奈川県や茨城県が下位に沈むのは、隣接する東京都の学校に通えるためだと考えられます。
専修学校の記事でも同じ構図が見られました。
短期大学は保育や幼児教育、看護、栄養などの分野に強く、地元で資格を取って地元で働く進路を支えてきました。
岐阜県や大分県、秋田県が人口あたりで上位に来るのは、そうした地域密着の役割が残っているためかもしれません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道・東北6県・中部9県・近畿7府県・中国5県・四国4県・九州沖縄8県がいずれも0.3校で並び、関東7都県だけが0.2校とやや低くなります。
地方ごとの差がほとんど出ない、めずらしい統計です。
実数で見ると順位は変わる
短期大学が1校の5県
短期大学が1校しかない県です。
福井県、和歌山県、鳥取県、島根県、高知県の5県が、それぞれ1校ずつでした。
東京都の33校とは33倍の差があります。
全国297校を47で割ると1県あたり6.3校。
中央値は4校で、半数の県は4校以下ということになります。
全体として数の少ない統計です。
短期大学は全国的に数を減らしてきました。
1校だけという県が5つあるのは、その流れの現れと考えられます。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の26.6パーセント、近畿7府県が18.9パーセント、中部9県が18.5パーセント、九州・沖縄8県が12.5パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が8.8パーセント、中国5県が6.4パーセント、北海道が4.4パーセント、四国4県が4.0パーセントでした。
人口10万人あたりの平均では、関東7都県の0.2校を除く7つの地方がすべて0.3校で横並びになります。
全国297校を人口で割れば、どの地方もほぼ同じ密度ということです。
地方単位ではなく、県ごとの事情で数が決まっている統計だと言えます。
このグラフについての豆知識
大学とは別の学校
短期大学は修業年限が2年または3年の大学で、4年制の大学とは別に数えられます。
当サイトの大学の記事とは対象が違うので、あわせて読むと分布の違いが見えてきます。
全国297校という規模は、4年制大学のおよそ3分の1です。
1校だけの県が5つ
福井県、和歌山県、鳥取県、島根県、高知県は、それぞれ短期大学が1校しかありません。
中央値も4校ですから、半数の県は4校以下ということになります。
短期大学は保育や看護、栄養といった資格につながる分野に強く、地元で学んで地元で働く進路を支えてきました。
数が減るなかで、その役割をどこが担うのかが問われています。
数字は2024年のものです。
10年前とくらべると
全国の短期大学数は、2014年の352校から2024年の297校へ、この10年でおよそ16%減りました。
1位は2014年も東京都で、10年たっても変わっていません。
県別では香川県の50%増が最大です。
順位の並びがにている記事
短期大学数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【短大の卒業者】全国3万9,106人、大学の67分の1という規模で、順位相関は0.9でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.68)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た短期大学数
| 地方 | 最も多い(校) | 最も少ない(校) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 5 | 山形県 3 |
| 関東 | 東京都 33 | 茨城県 3 |
| 中部 | 愛知県 17 | 福井県 1 |
| 近畿 | 大阪府 21 | 和歌山県 1 |
| 中国 | 岡山県 8 | 島根県 1 |
| 四国 | 愛媛県 5 | 高知県 1 |
| 九州 | 福岡県 17 | 沖縄県 2 |
まとめ
短期大学の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で33校、最も少ない県は1校でした。
1校しかない県が5つあり、中央値も4校という小さな統計です。
短期大学数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、4年制の大学は別に集計されること。
2つ目は、修業年限2年または3年の学校が対象であること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは岐阜県0.52校が1位、和歌山県0.11校が47位で4.7倍の開き。
実数1位の東京都は26位と中位でした。
地方別の人口あたり平均は関東7都県の0.2校以外がすべて0.3校で横並び。
地方ではなく県ごとの事情で決まる統計です。
大学や専修学校の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードE6101(短期大学数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードE6101(短期大学数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
