市町村の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。
全国1,741のうち、北海道が179で1位。
2位に2.32倍の差をつけています。
47都道府県の単純平均
37市町村
市町村数(2024年)
最も多い 北海道
179市町村
最も少ない 富山県
15市町村
地図で見る
| 項目 | 市町村数 |
|---|---|
| 北海道 | 179市町村 |
| 青森県 | 40市町村 |
| 岩手県 | 33市町村 |
| 宮城県 | 35市町村 |
| 秋田県 | 25市町村 |
| 山形県 | 35市町村 |
| 福島県 | 59市町村 |
| 茨城県 | 44市町村 |
| 栃木県 | 25市町村 |
| 群馬県 | 35市町村 |
| 埼玉県 | 63市町村 |
| 千葉県 | 54市町村 |
| 東京都 | 62市町村 |
| 神奈川県 | 33市町村 |
| 新潟県 | 30市町村 |
| 富山県 | 15市町村 |
| 石川県 | 19市町村 |
| 福井県 | 17市町村 |
| 山梨県 | 27市町村 |
| 長野県 | 77市町村 |
| 岐阜県 | 42市町村 |
| 静岡県 | 35市町村 |
| 愛知県 | 54市町村 |
| 三重県 | 29市町村 |
| 滋賀県 | 19市町村 |
| 京都府 | 26市町村 |
| 大阪府 | 43市町村 |
| 兵庫県 | 41市町村 |
| 奈良県 | 39市町村 |
| 和歌山県 | 30市町村 |
| 鳥取県 | 19市町村 |
| 島根県 | 19市町村 |
| 岡山県 | 27市町村 |
| 広島県 | 23市町村 |
| 山口県 | 19市町村 |
| 徳島県 | 24市町村 |
| 香川県 | 17市町村 |
| 愛媛県 | 20市町村 |
| 高知県 | 34市町村 |
| 福岡県 | 60市町村 |
| 佐賀県 | 20市町村 |
| 長崎県 | 21市町村 |
| 熊本県 | 45市町村 |
| 大分県 | 18市町村 |
| 宮崎県 | 26市町村 |
| 鹿児島県 | 43市町村 |
| 沖縄県 | 41市町村 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで長野県、埼玉県、東京都、福岡県が続きます。
淡いのは富山県、福井県、香川県、大分県でした。
47都道府県の平均は37.0、中央値は33です。
北海道の179は平均の4.8倍にあたります。
上位3道県で18.3パーセント、1位と47位で11.9倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 市町村数(市町村) | 地方 | 人口10万人あたりの市町村数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 179 | 北海道 | 3.55 |
| 2 | 長野県 | 77 | 中部 | 3.88 |
| 3 | 埼玉県 | 63 | 関東 | 0.86 |
| 4 | 東京都 | 62 | 関東 | 0.44 |
| 5 | 福岡県 | 60 | 九州 | 1.18 |
| 6 | 福島県 | 59 | 東北 | 3.38 |
| 7 | 愛知県 | 54 | 中部 | 0.72 |
| 7 | 千葉県 | 54 | 関東 | 0.86 |
| 9 | 熊本県 | 45 | 九州 | 2.65 |
| 10 | 茨城県 | 44 | 関東 | 1.57 |
| 11 | 鹿児島県 | 43 | 九州 | 2.81 |
| 11 | 大阪府 | 43 | 近畿 | 0.49 |
| 13 | 岐阜県 | 42 | 中部 | 2.19 |
| 14 | 沖縄県 | 41 | 九州 | 2.80 |
| 14 | 兵庫県 | 41 | 近畿 | 0.77 |
| 16 | 青森県 | 40 | 東北 | 3.43 |
| 17 | 奈良県 | 39 | 近畿 | 3.04 |
| 18 | 宮城県 | 35 | 東北 | 1.56 |
| 18 | 群馬県 | 35 | 関東 | 1.85 |
| 18 | 山形県 | 35 | 東北 | 3.46 |
| 18 | 静岡県 | 35 | 中部 | 0.99 |
| 22 | 高知県 | 34 | 四国 | 5.18 |
| 23 | 岩手県 | 33 | 東北 | 2.88 |
| 23 | 神奈川県 | 33 | 関東 | 0.36 |
| 25 | 新潟県 | 30 | 中部 | 1.43 |
| 25 | 和歌山県 | 30 | 近畿 | 3.41 |
| 27 | 三重県 | 29 | 近畿 | 1.69 |
| 28 | 岡山県 | 27 | 中国 | 1.47 |
| 28 | 山梨県 | 27 | 中部 | 3.41 |
| 30 | 宮崎県 | 26 | 九州 | 2.52 |
| 30 | 京都府 | 26 | 近畿 | 1.03 |
| 32 | 秋田県 | 25 | 東北 | 2.79 |
| 32 | 栃木県 | 25 | 関東 | 1.33 |
| 34 | 徳島県 | 24 | 四国 | 3.50 |
| 35 | 広島県 | 23 | 中国 | 0.85 |
| 36 | 長崎県 | 21 | 九州 | 1.68 |
| 37 | 愛媛県 | 20 | 四国 | 1.57 |
| 37 | 佐賀県 | 20 | 九州 | 2.54 |
| 39 | 山口県 | 19 | 中国 | 1.48 |
| 39 | 滋賀県 | 19 | 近畿 | 1.36 |
| 39 | 石川県 | 19 | 中部 | 1.73 |
| 39 | 鳥取県 | 19 | 中国 | 3.58 |
| 39 | 島根県 | 19 | 中国 | 2.96 |
| 44 | 大分県 | 18 | 九州 | 1.66 |
| 45 | 香川県 | 17 | 四国 | 1.85 |
| 45 | 福井県 | 17 | 中部 | 2.30 |
| 47 | 富山県 | 15 | 中部 | 1.50 |
市町村が多い5道県
市町村が多い上位5道県です。
北海道は179、長野県は77、埼玉県は63、東京都は62、福岡県は60でした。
北海道は2位の長野県の2.32倍で、1道だけで全国の10.3パーセントを占めます。
6位以下は福島県59、千葉県54、愛知県54と続きます。
上位3道県で全国の18.3パーセント、上位5道県で25.3パーセント、上位10都道府県で40.0パーセント。
1位のシェアが10.3パーセントに達する一方、人口の多い大阪府や神奈川県は上位に顔を出しません。
人口あたりでは高知県が神奈川県の14倍です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は市町村数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、顔ぶれが大きく変わります。
1位は高知県の5.18、2位は長野県3.88、3位は鳥取県3.58。
4位は北海道3.55、5位は徳島県3.5、6位は山形県3.46と続きます。
逆に人口あたりの下位は愛知県0.72、大阪府0.49、東京都0.44、神奈川県0.36。
高知県と神奈川県では14.4倍の開きです。
実数4位の東京都が人口あたりでは46位。
実数では上位に見える大都市も、住民の数で割ると市町村はきわめて少なくなります。
市町村の数は、平成の大合併を経て全国で大きく減りました。
合併がどこまで進んだかは県によって差があり、富山県や香川県のように大きくまとまった県と、長野県や北海道のように小さな自治体が残った県に分かれています。
地形や集落の散らばり方が影響していると考えられますが、この統計からその経緯までは分かりません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が3.5で最も多く、関東7都県が0.7で最も少なくなります。
東北6県2.8、四国4県2.7と続きました。
実数で見ると順位は変わる
市町村が少ない県
市町村が少ない県です。
最も少ないのは富山県の15。
次いで福井県と香川県が17、大分県が18と続きます。
北海道の179とは11.9倍の差があります。
その次には19の県が石川県・滋賀県・鳥取県・島根県・山口県と5つ並びます。
少ないほうは同じ数の県が重なりやすく、順位がつきにくいのがこの統計の特徴です。
47都道府県の中央値は33。
平均は37.0なので、平均と中央値が近い、比較的そろった分布です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東と中部が並びます。
関東7都県と中部9県がともに316で全国の18.2パーセント、九州・沖縄8県が274で15.7パーセント、東北6県と近畿7府県がともに227で13.0パーセントと続きます。
少ないほうは北海道が179で10.3パーセント、中国5県が107で6.1パーセント、四国4県が95で5.5パーセントでした。
1道だけの北海道が、5県ある中国地方の1.7倍近くを持っています。
人口10万人あたりの平均で見ると順番が変わります。
北海道が3.5で1位、東北6県が2.8で2位、四国4県が2.7で3位。
関東7都県は0.7で最下位、近畿7府県も1.0で下から2番目でした。
このグラフについての豆知識
市・町・村を合わせた数
この指標は市・町・村を合わせた数で、東京都の特別区(23区)は市町村とは別の扱いです。
全国1,741という数字は、日本の自治体のおおまかな規模を表しています。
北海道の179は、全国1,741の10分の1以上にあたります。
1つの道に、これだけの自治体が置かれていることになります。
少ない県ほど同じ数で並ぶ
最少は富山県の15。
福井県と香川県が17で並び、19の県は5つもあります。
数が小さくなるほど同じ値の県が重なり、順位がつきにくくなります。
平成の大合併では、市町村の数が全国で大きく減りました。
減り方には県ごとの差があり、その差が今の分布に残っています。
数字は2024年のものです。
10年前とくらべると
全国の市町村数は、2014年の1,742市町村から2024年の1,741市町村へ、この10年でほとんど変わっていません。
1位は2014年も北海道で、10年たっても変わっていません。
県ごとに見ると、いちばん変わらなかったのは北海道で、10年前とほぼ同じでした。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
市町村数の順位で探してみます。
並びが最も重なったのは【町と村の数】全国926、1位の道は2位の2.48倍で、相関は0.78です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【ひとりが使う部屋数】全国1.93室、差は1.52倍(順位相関-0.55)です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た市町村数
| 地方 | 最も多い(市町村) | 最も少ない(市町村) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 59 | 秋田県 25 |
| 関東 | 埼玉県 63 | 栃木県 25 |
| 中部 | 長野県 77 | 富山県 15 |
| 近畿 | 大阪府 43 | 滋賀県 19 |
| 中国 | 岡山県 27 | 山口県 19 |
| 四国 | 高知県 34 | 香川県 17 |
| 九州 | 福岡県 60 | 大分県 18 |
まとめ
市町村の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で179、最も少ない富山県で15でした。
北海道1道だけで全国の10.3パーセントを占めます。
市町村数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、東京都の特別区は市町村とは別に扱われること。
2つ目は、少ない県では同じ数が重なり順位がつきにくいこと。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは高知県5.18が1位、神奈川県0.36が47位で14.4倍の開き。
実数4位の東京都も人口あたりでは46位まで下がります。
地方別の人口あたり平均は北海道3.5が最多、関東7都県0.7が最少でした。
人口密度や都道府県議会議員の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【都道府県議会議員の数】全国2,614人、最多と最少の差は3.6倍
- 【住める土地・10年推移】可住地面積は10年でほとんど動かず
- 【人口集中地区】全国の7割が住む「まちの中」、県によっては4分の1しかいません
- 【民生委員・児童委員の数】全国22万8,573人、上位3府道県が接戦
- 【市と区の数】全国986、人口あたりでは東京都が最下位
- 【市町村の歳出】全国67兆8,142億円、都道府県より大きい規模
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードD110101(市町村数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードD110101(市町村数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
